コンピューターで計算すると正確な答えが出るかというとそうでもない。例えば1÷3なんていう割り切れない計算をすると必ず誤差が出る。そんな誤差を正しく処理しないととんでもない結果になることがある、と大学時代に聞いた。だから円周率を何桁も計算するというのは相当難しいと思うのだ。そんな話を思い出したのが下の記事。
注水停止20時間で炉心損傷、 |
確率5千年に1回 |
・・・・・略・・・・・ |
事故前の試算では1000万年に1回としており、 |
・・・・・略・・・・・ |
2011年10月17日22時43分 読売新聞 |
確率5千年に1回、そんなバカなと思うかもしれないが、もしかすると
注水停止20時間というのは、
注水停止後、丁度20時間0分と読むのかもしれない。
仮に注水停止後、丁度20時間0分でも5千年に1回の確率だとする。すると20時間59分までの1時間で炉心損傷する確立は
5千年に1回×60(1時間=60分)だ。計算結果は83年に1度だから事故を起こした現実と比べるるとまぁまぁな値だ。
ボッケも暇だねぇ、こんなアホな計算をしてと思われるかもしれない。確かに暇だけど最初にアホな計算をしたのは東電だよ。まさか事故後7ヶ月間、この計算に没頭しながら給料貰ってたんじゃないだろうな。福島第一原発が試運転開始したのが1970年だそうだ。まだ50年も経ってないのに既に事故。なのに5000年なんて数字を出せる図太い神経が羨ましい。というか無神経なのか。だから被災者の痛みを感じないような事をしてるってわけだな。