
切った木を良く乾燥させるにはどうするか。夏の暑い時に伐採して日光に晒す、なんてのが良さそうだけどそうではなかったという話。まず水に浸けるんだそうだ。そうすると木の中の乾燥を防ぐ成分が水中に溶け出して水と置き換わる。その後水から出すと水が蒸発して良く乾燥するんだとか。そうしないと導管が縮んでしまい乾燥しにくくなるのだとか。
貯木場で木が運河に沈めてあるのはそのためだ。東京なんかだと置き場所が無いからと思ってたら全然違った。また製材所でも太い丸太が野ざらしだ。薪の場合、水に浸けとくってわけには行かないが雨ざらしで良いようだ。
この事は昔から分かってたらしいが何故そうすると良いのかが分かったのは最近のことらしい。それにしてもこんなあべこべな事を思いつくというか見つけるってのが凄い。ただどのくらいの期間そうするのが良いのかまでは分からない。あまり長過ぎると黴が生えたり虫が付くけどこれは薪の扱い方の方に関係しそうだ。さすがに水の中に1年も浸けたら腐ってしまうだろう。