画面は将棋の第２０期竜王戦の大盤解説の様子だ。それを食い入るようにして観るメメ。挑戦者の佐藤康光を応援してるんだろうか、ってそんなことはない。
将棋の解説では駒を何度も並べ替えるんだけど、その時画面の中で手がパッパパッパと行ったり来たりする。猫はそれにじゃれる。以前飼ってた猫もそうだった。暖かいＴＶの上で寝ていたら将棋解説が始まった。するとしきりに手を画面の方にやってじゃれていた。
卒業し会社に入って暫くした頃、会社の先輩が名古屋に転勤することになった。帰りの汽車賃も貰えるし車にも乗れるってんで二つ返事で手伝った。朝、ＴＶを見てると知らない野球選手(中日)がゲストとして迎えられていたのを見て遠くに来たんだなぁと思った。帰りは新幹線。修学旅行なんかで乗ったことはあったけど独りで乗るのは初めてだった。何となく大人になった気分。席に座ると大阪方面から来た人が置いてった阪神の文字が大きくかかれたスポーツ新聞があった。それぞれの地域で新聞の見出しが違うのだ。
そんなこんなで名古屋には多少縁がある。ある時熱狂的中日信者がやってきて神宮でヤクルト中日戦を一緒に見た。野球を生で見るのはその時が２度目。初めての時は後楽園球場の外野席。遠くの方で人がごそごそやってる程度で全然盛り上がらなかった。王選手の打ったボールが飛び込んで来たのを見たのだけが収穫。神宮では内野席。ＴＶで見てると余裕でアウトなシーン、草野球なら全部セーフだと思った。それとキャッチャーが盗塁を阻止するために２塁に投げるのって迫力あるねぇ。
その時の中日は勢いがあって１０何連勝かしてたと記憶してる。でもその日は負け。以来調子が上がらずシーズンが終った。もしかすると中日に災いをもたらす神通力が俺にはあるのかもしれない。２００７年の日本シリーズ第一戦はダルビッシュの印象ばかり残ったがその後なんと日ハムは３連敗。そこでウン１０年前のあの日を思い出した。ということで長ーーーい前置きだったけどハムとビールのコラボレーションのために俺は中日に呪いをかけていた。が、まるで効かなかった。ところでテスト生入団の中村紀洋の年俸、来年は１００倍アップ？
郵便局衰退中で集配の回数が減ったのを書いたのは去年の事だと思ったらほんの半年前、今年の５月だった。それが何時の間にか上の写真のように休日の集配は無くなってしまった。更に減っちゃったのだ。
この郵便局は旧中山道沿いにあって昔、といってもほんの数１０年前までは人で賑わってたんじゃなかろうか。今は人が歩いてるところは滅多に見ないくらい寂しくなってるからここに投函する人も少ないのだろう。そのうち平日も夕方の１回になりそうだ。手紙を書くことも少なくなったから仕方の無いことなんだろう。
毎日千人が通る道の幅が１０ｍだったとする。それがたったの１０人になったので道路の幅を１００分の１にするのが合理的だ、と今のエライ人達は考える。１０ｍの１００分の１は１０ｃｍだ。そんな道なんて人は歩けない。でもそんな合理化という名前の不合理化が進んでる。
