北斎と広重の富士が同時に見れるってんで甲府まで行って来た。ミレーの 「 種まく人 」 ってのを観てから随分経つが県立美術館の場所は何となく分ってたのでエイヤッ！で出かけたけどそれが間違いの元だった。赤で示したのが問題の経路で、昭和通りを走ってるうちに左手に大きな建物が見えたのでそれが美術館だと思い込んだ。確か入り口はもっと分り易かったよなぁと思いながら細い路地を走った。駐車場のゲートまで来たけど何となく雰囲気が違うような気がした。それに場所は甲府駅よりもっと離れてた気がした。
でもここは県立美術館ですかと尋ねるのも恥ずかしくてそのまま入った。でもやっぱりここは美術館ではない。県民文化ホールだったのだ。余計な駐車料金も取られるなぁと思ったので折角だから少し館内を歩いてみた。よさこい祭りの予選でもやるのかなぁという若者が何人かいた。ちなみに予選に到達出来ないチームはオバサンばかりなんだそうだ。そのうちヨメが美術館のパンフレットを見つけてきたのでそれを人に見せてここに行きたいけど場所は何処かとしらばっくれて聞く。場所がはっきり分ったので早速外に出る。幸い短時間だったので駐車料金は無料だった。
ピンクで示した経路を５分くらい車を走らせると左手に美術館が見えた。微かな記憶があるが間違いない。館内に入ると常設展の他に色々な展示についてポスターなどがあったけど肝心な北斎や広重の文字が見当たらない。そこで今度はちゃんと確かめることにした。そしたらこの展示は博物館の方で場所は石和(いさわ)の方なんですよ、という返事。ガーン！(昭和モード) 絵画展示といえば美術館に決まってると思ったら博物館だという。しかも甲府市の外。そんなものあったのかと思いながら向かう。実際オープンしたのが２００５年だった。甲府の事を全く知らなければ間違えなかったろうし、最近の事を良く知ってても間違うことはなかったろう。それと以前は美術館の西側、竜王町の方から来たが、今回は東からのアプローチ、これが敗因だったな。
行く前にインターネットでもちょっと確認していた。２つの別々のホームページがあるといのは分ってた。でも博物館の存在を知らなかったので別の人が美術館について書いてあるものだとずっと思い込んでいた。下の表、それぞれのホームページに書いてあることに間違いはないが俺的には紛らわしいと思うのだが・・・・・
| http://www.museum.pref.yamanashi.jp/ | 山梨県立博物館 |
| http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/ | 山梨県立美術館 |
間違えて来てしまった美術館には以前は無かった岡本太郎のオブジェがあった。遠くから見てもそのヘンテコリンさというか存在感で岡本太郎じゃないのかなと思った。そこでは気が付かなかったけど撮った写真をあとで見ると色々な物に見えた。写真は広重の駿河冨士沼(するがふじのぬま)の奇抜な構図風にしてみた。岡本太郎のだから枠からもっとはみ出した方が良かったかな。
