ドイツのピアニスト、クララ・シューマン(1819年~1896年)。父親のフリードリヒ・ヴィークがピアノ教師だったため、5歳頃からピアノを習います。やがて作曲家のロベルト・シューマン(1810年~1856年)が、父に師事したことで2人は、交際を始めます。
しかし、父が許すはずはなく交際を禁止されるのですが、クララとロベルトは1840年に結婚。3年後、父とも和解。クララはロベルトとの間に8人の子供をもうけます。(す、すごい)一方、ロベルトは躁鬱病と梅毒による精神障害が激しく、自殺未遂や精神病院に入院するなどしています。
1853年9月30日、シューマンの家にヨハネス・ブラームスがやって来ます。当時20歳のブラームスは、自分の書いたソナタなどを披露し、ロベルトは彼を高く評価します。その後、夫を亡くしたクララはブラームスとの親交を深めるのですが、2人は結婚(再婚)はしませんでした。
ヘルマ・サンダース=ブラームス監督の「クララ・シューマン 愛の協奏曲」(08)は、クララの人生を中心に夫のシューマン、そしてブラームスと19世紀ヨーロッパの音楽家たちを描いた話題作です。
監督は名前でも分かるように、ヨハネスの叔父から連なる正統なブラームスの末裔だそうです。(ややこしい…)まさに肉親が描く、先祖のゴシップ(?)っていうこと?いえいえ、14歳年上のクララとブラームスの関係は、決して誰もが想像するようなものではなかったようです。
ハンブルグのコンサートホール。ピアノ演奏をするクララ(マルティナ・ゲデック)を見守る2人の男性。1人は作曲家で夫のロベルト・シューマン(パスカル・グレゴリー)、もう1人は当時まだ無名な若き作曲家ヨハネス・ブラームス(マリック・ジディ)でした。
こうして、3人の運命が絡み始めます。女性でありながら自分の思うように生きたいクララ、妻を愛しながら持病で苦しむ夫のロベルト、シューマン夫妻を敬愛しつつ、3人の奇妙な同居生活を送るブラームス。映画は、事実を踏まえながら彼らを描いていきます。
バックに流れるのは、シューマン作『交響曲第3番変ロ短調 ライン』、『ピアノ協奏曲イ短調』、『ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調』。ブラームス作『ピアノ・トリオ第1番 ロ長調』、『子守歌』などなど。クラシック・ファンにはたまらない映画ですね!
しかし、父が許すはずはなく交際を禁止されるのですが、クララとロベルトは1840年に結婚。3年後、父とも和解。クララはロベルトとの間に8人の子供をもうけます。(す、すごい)一方、ロベルトは躁鬱病と梅毒による精神障害が激しく、自殺未遂や精神病院に入院するなどしています。
1853年9月30日、シューマンの家にヨハネス・ブラームスがやって来ます。当時20歳のブラームスは、自分の書いたソナタなどを披露し、ロベルトは彼を高く評価します。その後、夫を亡くしたクララはブラームスとの親交を深めるのですが、2人は結婚(再婚)はしませんでした。
ヘルマ・サンダース=ブラームス監督の「クララ・シューマン 愛の協奏曲」(08)は、クララの人生を中心に夫のシューマン、そしてブラームスと19世紀ヨーロッパの音楽家たちを描いた話題作です。
監督は名前でも分かるように、ヨハネスの叔父から連なる正統なブラームスの末裔だそうです。(ややこしい…)まさに肉親が描く、先祖のゴシップ(?)っていうこと?いえいえ、14歳年上のクララとブラームスの関係は、決して誰もが想像するようなものではなかったようです。
ハンブルグのコンサートホール。ピアノ演奏をするクララ(マルティナ・ゲデック)を見守る2人の男性。1人は作曲家で夫のロベルト・シューマン(パスカル・グレゴリー)、もう1人は当時まだ無名な若き作曲家ヨハネス・ブラームス(マリック・ジディ)でした。
こうして、3人の運命が絡み始めます。女性でありながら自分の思うように生きたいクララ、妻を愛しながら持病で苦しむ夫のロベルト、シューマン夫妻を敬愛しつつ、3人の奇妙な同居生活を送るブラームス。映画は、事実を踏まえながら彼らを描いていきます。
バックに流れるのは、シューマン作『交響曲第3番変ロ短調 ライン』、『ピアノ協奏曲イ短調』、『ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調』。ブラームス作『ピアノ・トリオ第1番 ロ長調』、『子守歌』などなど。クラシック・ファンにはたまらない映画ですね!