だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

レストラン“グストー”に行きたい!

2007-05-31 20:35:22 | 映画
この夏のPIXARアニメは、「レミーのおいしいレストラン」。舞台は、パリの5つ星のレストラン“グストー”。今は亡き名シェフの名前を冠したレストランです。主人公のネズミのレミーは、とぉっ~ても料理好き。いつかパリ一番のシェフになりたい!という夢を持っています。

ある嵐の日、レミーは家族とはぐれてしまいます。その時、運命はレミーをあのレストレン“グストー”へと、導くのでした。そこでレミーは、グストーの亡霊(?)と出会い、自分の夢を語ります。グストーの案内で、天井からレストランを見下ろす2人(?)。

キッチンでは、シェフやスー・シェフ(副料理長)たちが仕事の真っ最中!てんてこまいのキッチンで、1人モタモタしている、ヒョロヒョロした青年。それが見習いシェフのリングニイでした。シェフになりたいものの、料理のセンス(才能)が全然ない…のが悩み。

リングニイがスープをメチャメチャにしたのを見て、思わずキッチンに降りてしまったレミー。しかもレミーが手を加えたスープは、ひょんなことでお客さんのテーブルへ!しかもしかもその人は、料理批評家。リングニイは間違って、絶賛されてしまいます。

困ったリングニイ。見つかって処分されそうなレミー。料理が苦手なリングニイと、シェフになりたいレミー。1人と1匹は、同じ夢を持っていたのです。さぁ~、後はご想像通り!だってPIXARだもん!

ネズミと人間の会話は、成り立ちません。このアニメでは、レミーは人間の言葉が分かるという設定です。もちろん、ネズミ同士はなんの障害もないわけです。あっ、亡霊のグストーとは会話OKです。

問題は、レストランやキッチンでのネズミの存在です。そこんところをどう処理しているのかも、興味津々。レミーの造形も本当にかわいくて、嫌われ者のネズミをうまく表現しています。さすが、PIXAR!

「モンスターズ・インク」(01)「ファインディング・ニモ」(03)「Mr.インクレディブル」(04)「カーズ」(06)に続く、この映画も早くも私のお気に入り。製作総指揮は、おなじみジョン・ラセター。監督・脚本はブラッド・バード。楽しみ~♪
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ジョン・ケアードの夢

2007-05-30 22:04:27 | 演劇
ウィリアム・シェークスピアの作品には、“悲劇” “喜劇” “史劇”などのジャンルがあります。“3大悲劇”といえば、『ハムレット』 『ロミオとジュリエット』 『マクベス』ですね。他にも『オセロー』や『リア王』 『タイタス・アンドロニカス』 『コリオレイナス』なども有名。

そして喜劇の代表作が、『から騒ぎ』 『お気に召すまま』 『終わりよければ全てよし』 『ウィンザーの陽気な女房たち』 『恋の骨折り損』 『じゃじゃ馬ならし』 『テンペスト』 『間違いの喜劇』などなど。そしてもう1本、『夏の夜の夢』があります。

この作品は「夏の夜の夢」のタイトルで、81年の英国TVM、RSCことロイヤル・シェイクスピア・カンパニー版(96)で映画化。また「真夏の夜の夢」のタイトルだと、13年と24年のドイツ版、53年のオリビア・デ・ハヴィランド主演(未)、84年のリンゼイ・ケンプ主演(見たわ~)があります。

一番最近のが、1999年のマイケル・ホフマン監督作品。主演は、ケヴィン・クライン/ミシェル・ファイファー/ルパート・エヴェレット/キャリスタ・フロックハート/スタンリー・トゥッチ/アンナ・フリエル/クリスチャン・ベイル/ソフィー・マルソー/ドミニク・ウェスト/デヴィッド・ストラザーン/サム・ロックウェル/ビル・アーウィン/ロジャー・リース/バーナード・ヒルの超豪華版。もちろん、見ました。

まっ、私はシェークスピア作品のファンでして、映画はもちろん舞台も何度も何度も見ているんですが、また行きます。今度の「夏の夜の夢」は、RSCの名誉アソシエート・ディレクター、ジョン・ケアード氏の演出。彼は『レ・ミゼラブル』や『ベガーズ・オペラ』などの演出でおなじみ。

今度の舞台は当初、江守徹さんが主演だったのですが、病気休演。代役に村井国夫さんが入りました。結果、見に行くことになりました~♪(ちなみに江守さんもファンです、念のため)村井さんはオーベロンで、タイターニアは麻美れいさん。2人とも大ファンです。うれしすぎ。他にも魅力的なキャストが並んでます。ちなみに、私は千秋楽を見ます。今から楽しみですわん♪
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男たちの傷とは?

2007-05-29 20:58:31 | 映画
まだ早いんですけど、今年の七夕には誰に会いたいですか?私は断然、トニー・レオン!うふふ。この映画、7月7日公開なんですよね~♪「傷だらけの男たち」(06)は、トニー・レオンと金城武主演、アンドリュー・ラウ&アラン・マック監督作品。そう、「インファナル・アフェア」のメンバーなんです!(金城さんは別だけど)

「インファナル・アフェア」(02)「インファナル・アフェア 無間序曲」「インファナル・アフェアIII 終極無間」(03)の3部作は、香港ノワールの名作です。レオ&マットの「ディパーテッド」(06)でリメイクされ、アカデミー作品賞を受賞したことでもその評価が良くわかります。でも、オリジナルを見ているファンにとっては香港版こそ、名作。

2002年のクリスマス。ある事件を追う2人の刑事。上司のベテラン刑事ヘイ(トニー・レオン)と部下のボン(金城武)は、見事犯人逮捕。そして帰宅したボンは、恋人が殺害されているのを発見…。しかもお腹には彼の子供が。

3年後、立ち直れないボンは刑事を辞め、酔っ払いの私立探偵となっていました。一方のヘイは、億万長者のチャウの娘スーザン(シュー・ジンレイ)と結婚。すべてが順調な暮らしをしています。ところがある日、チャウが自宅で惨殺。警察の捜査に不審を抱いたスーザンは、ボンに調査を依頼するのでした。

ボンは調査を進めて行くうち、ヘイの過去に疑いを持ち始めます。さらに浮んできた、1978年のマカオで起きた殺人事件。いったい、そのうらに何があるというのか、ヘイの隠された秘密とは?男たちの“傷”とは?

寡黙なイメージのトニーですが、実は熱い男。笑顔もしかめっ面も、泣き顔も大好き!アンディ・ラウの代わりの金城さんも、トニーに負けず劣らずイイ男。私の友人に、金城さんの熱烈なファンがいます!これでアンディが出ていたら…。

香港ノワールは、今、最高潮の時を迎えているのかも。古くから香港映画を見ていると、この成熟振りに感動するばかりです。反対にオリジナル脚本の貧弱さに、ハリウッドは香港や日本など、アジアに良い脚本を求めている感があります。この「傷だらけの男たち」は、すでにレオ主演でリメイクが決定。両方、見ましょうね~!
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謎を解くのは、誰?

2007-05-27 20:53:28 | 映画
ブラピの「セブン」(95)が好みの私は、デヴッド・フィンチャーのファン。1962年8月28日デンヴァー生まれのフィンチャーは、映画「SW]を見て、高校卒業後、ILMに就職。すごい!技術を磨いて退社後は、CMやMTVなどを手がけ、92年の「エイリアン3」でいきなり映画監督デビュー。ただ者じゃありません。

2作目の「セブン」の大ヒットの後、「ゲーム」(97)「ファイト・クラブ」(99)「パニック・ルーム」(02)を監督。久しぶりの監督作がやってきます!待ってました!しかも、内容がこれまた私の好みの“シリアル・キラー”。

ゾディアック」(06)は、現在も捕まっていない連続殺人犯の呼び名。原作は、サンフランシスコ・クロニクル紙の風刺漫画家、ロバート・グレイスミス。事件は1968年12月20日、サンフランシスコで10代の若者2人の射殺体が見つかったことが始まり。翌69年7月5日、ある男が警察に2件の殺人(68年と前日の事件)を通報してきます。

自ら“ゾディアック”と名乗り、犯人であることを告白。そして1ヵ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に(実際には警察などにも)謎の暗号を含む、声明文が届きます。さらにこの声明文を新聞の1面に載せないと、大量殺人をすると脅迫。(事実では74年に37人殺害を書いた手紙を最後に、殺人は終息…)

トップ記事を追う、記者のポール・エイブリー(ロバート・ダウニー・Jr)と、この暗号を解こうとするロバート・グレイスミス(ジェイク・ギレンホール)。一方、サンフランシスコ市警のデイブ・トースキー刑事(マーク・ラファロ)と、ウィリアム・アームストロング刑事(アンソニー・エドワーズ)も、執拗に犯人追求に挑むのでした。

その後も何通もの手紙が送り付けられ、エイブリーとグレイスミス、刑事たちを翻弄。その執念は、4人の平穏な生活をも一変させてしまうのでした。健康も家族もキャリアさえも…。新聞に載せられた暗号。その謎は、未だに解き明かされておらず、“ゾディアック”は自由の身なのです。

過去にも「サンフランシスコ連続殺人鬼」(69・未)や「ゾディアック」(05・未)「ゾディアック~十二宮の殺人~」(04・仏TV)など、何度か映画化されていますが、フィンチャー版こそ本命!

その他のキャストに、ブライアン・コックス、イライアス・コティーズ、クロエ・セヴィニー、ドナル・ローグ、ダーモット・マローニー、フィリップ・ベイカー・ホール、アダム・ゴールドバーグ。ジェイク・ファンの私は、早くもDVD買うぞ!と待ちかねています。
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バスに乗り遅れないように…

2007-05-26 21:56:33 | 映画
ジョン・キャメロン・ミッチェルってご存知?私がはじめて彼を知ったのは、映画「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」(01)でのこと。1997年NYのオフ・ブロードウェイで上演され、大ヒット・ロングランを記録していました。ちなみに日本では、04年と05年に渋谷のPARCO劇場で上演。私も三上博史さんの初演を見ました。(07年には、山本耕史さん主演で上演)

この「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は、統合前の東ドイツ生まれのヘドウィグが、幼い頃に母親から聞いていたプラトンの『愛の起原』をもとに、自らの性転換手術(しかも微妙に失敗…)を契機に自分の片割れを探すというロック・ミュージカル。ジョン・キャメロン・ミッチェルは、監督・脚本・原作戯曲・主演を務めた、天才。

そのジョン・キャメロン・ミッチェルの最新作が、「ショートバス」です。今回も監督・製作・脚本を担当。“ショートバス”とは、アメリカのスクールバス(黄色の)短いもの。通常は長いものを使っていますが、体に障害を持った子や精神障害児、反対に天才などの“特別ケア”を必要とする児童のためのバスのことをいいます。

この映画の“ショートバス”とは、NYブルックリンにある、愛があふれる(?)サロンのこと。映画の登場人物は、普通とはちょっとちがうかも…の人たち。自らも悩みを抱えている“カップル・カウンセラー”のソフィア(スークイン・リー)。ハンサムなゲイのジェームス(ポール・ドーソン)は、パートナーのジェイミーと暮らしているけど、最近は自分をビデオで撮影する毎日…。

ジェームスとジェイミーの2人に憧れている、モデルで美男子のセス。ジェームスをなぜかストーキングしている、カレブ。ソフィアの夫で、仕事がないダメ男、ロブ。美人でプロのSM女王、セヴリン。みんな何かしら問題や悩みを抱えている、7人の主人公。そのみんなが集まるところ。それが“ショートバス”なんですね。

どうもゲイ映画は苦手…という人も、ジョン・キャメロン・ミッチェルの作品にはやさしさがいっぱい。それに等身大の登場人物が、とってもリアル。日本では好みでない人もいるかもしれませんが、一度は見ても損はないかもよ。JCMを知るために…。
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ヒーロー、死す。

2007-05-25 20:48:28 | 映画
私はかなりのTVっ子で、アメリカのTV番組が日本で放映された全盛期を知っています。(年がバレるぅ~?)そんなTVシリーズの中に、『スーパーマン』があります。1953年放送開始、日本では1958年からTBSで放送。(うむ、再放送だったかな…)それはともかく、TV『スーパーマン』は、大好きなシリーズの1本でした。

主役のジョージ・リーヴスは、ジェームズ・キャグニーの「熱帯」(40・未)で、デビュー。タイロン・パワーの「血と砂」(41)やジョニー・ワイズミュラーの「ジャングル・ジム」(48)、ヴィクター・マチュアの「サムソンとデリラ」(49)などに出演後、“スーパーマン”の大ヒットでイメージが固定され、全出演作はたった13作しかありません。

そして苦悩の末、1959年6月16日ピストル自殺したとされています。ところが、はたして自殺だったのか…?そんな未解決の謎を描いた映画が、公開されます。「ハリウッドランド」(06)というタイトルは、もちろん映画の都ハリウッドそのものを指しますが、山の中腹に建てられた“HOLLYWOODLAND”でもあります。

ちなみにハリウッドサインと呼ばれたこの看板。そう、もともとは同名の不動産会社の看板だったんですね。1923年に建てられ、傷みのため1949年に“LAND”部分を撤去。1973年に全面改修されたそうです。ジョージ・リーヴスの生きていた時代とはズレがありますが、映画のタイトルを考えるヒントになるかも。

で、映画の方ですが、主役のリーヴスを演じるのがあの!ベン・アフレック!(一時期、大根役者とまで言われた彼が!)彼はこの作品の演技で、ヴェネチア国際映画祭の男優賞を受賞。見事!予告編で見る限り、記憶の中のジョージ・リーヴスに良く似てます!特に劇中劇のTV『スーパーマン』の、クラーク・ケント役になった時なんて!

ちょっと見直しています。ベン・アフレックが謎に満ちた、リーヴスをどう演じるのか…。リーヴスの母親から真相究明の依頼を受けた、探偵ルイス・シモ役にエイドリアン・ブロディ。事件の鍵を握る映画会社重役エディ役にボブ・ホスキンス、彼の妻でリーヴスの愛人トニー役には、ダイアン・レイン。

監督はアレン・コールター、脚本はポール・バーンバウム。あの“スーパーマン”はなぜ死んだのか…?ぜひとも、知りたい!
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100年の歴史を見る!

2007-05-23 21:54:39 | 映画
上野の東京都美術館で、毎年11月に開催されていた“日展”。絵画などのファンの方は、一度は行かれたのではないでしょうか?私も何度も行ったことがあります。作品は、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書に分かれ、その膨大な量の素晴らしいこと!

私はいつも日本画と洋画だけ(時間がかかるので…)なんですが、来日の展覧会とはちがう感動を覚えて帰ります。作者の方の名前など、無知な私は知る由もありませんが、絵画好きには本当に楽しいひとときを過ごしていました。

その日展が、今年から六本木に新しくできた国立新美術館に移行します。今年開催の第39回日展は、11月2日から12月9日の予定です。すでに国立新美術館へは行ってきましたが、その際、『ここで日展(公募展)をやるんだなぁ~』って思って見てきました。そして今年、日展は記念すべき開催100年を迎えます。

その本展を前に、記念の展覧会が開催されます。「日展100年」と題した展覧会は、日展の歴史とともに日本美術の100年でもあるんです。そもそも日展は明治40年、第1回文部省美術展覧会(略して文展)として明治政府が開催したのが、はじまり。その後、「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えてきました。

当初は、日本画・洋画・彫刻の3部門でしたが、昭和2年の第8回帝展から美術工芸が加わり、昭和23年の第4回日展から書が加わりました。まさに日本の美術のすべてが展示されてきたわけですね。

今回の「日展100年」には、第1章文展、第2賞帝展、第3章新文展、第4章日展として、各時代の名作を公開。上村松園「花がたみ」(第9回文展)、岸田劉生「童女」(第3回帝展)、横山大観「皇大神宮図」(第2回新文展)、東山魁夷「秋翳」(第1回新日展)などなど。そうそうたる顔ぶれ!

この夏、六本木に日本美術の歴史を見に行きませんか?
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ジャックマン VS ベール

2007-05-22 21:33:15 | 映画
イギリスの監督、クリストファー・ノーランの作品ってまだ5作しかないんですね!びっくり!1作目は、「フォロウィング」(98)。監督/製作/脚本/撮影/編集を担当した、70分のデビュー作。2作目は自ら脚本を書き、その巧みな場面展開で、見る者を困惑の世界に誘い込む「メメント」(00)!大いに楽しみました!(DVDで再三、鑑賞)

3作目は「インソムニア」(02)。私もちょい不眠症気味…。関係ないけど。4作目は、ガラッと変わって「バットマン ビギンズ」(05)。コミックヒーローものですが、さすがにノーラン監督が作ると“ダーク”な味わいが…。もちろん脚本も書いてます。で、5作目が、「プレステージ」(06)です。今度の世界は、“マジック”。

産業革命が起こり急速に近代化した、19世紀末のロンドン。マジシャンのロバート・アンジャー(ヒュー・ジャックマン)の妻でアシスタントのジュリアが、水中脱出に失敗して死亡。事故の原因は、同じくマジシャンのアルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベイル)の結んだロープが外れなかったこと。

このことをきっかけに、アンジャーはボーデンに復讐することを誓うのです。“グレート・ダントン”と名乗るアンジャー。“THE プロフェッサー”と名乗るボーデン。2人はお互いに憎しみ合いながら、自分の技を磨いていくのです。そしてある日、アンジャーが舞台で死亡。殺人の犯人として、捕えられたのはボーデンだったのです!果たして?

初めはマジックを志す仲間だったアンジャーとボーデンが、憎み合うその姿をマジックというイリュージョンにまぶして演出!監督がクリストファー・ノーランだけに、騙されないようにしなくてなりません!監督もそれを売りにしていて、『この作品はトリックそのもの。騙されるな。』とコメント。

共演者も豪華!2人の間で揺れる美女オリヴィア役に、スカーレット・ヨハンソン。実在の人物で発明家のニコラ・テスラ役に、麗しのデヴィッド・ボウイ。それにニコラの忠実な部下アリー役に、アンディ・サーキス(ゴラム~♪)。もう1人、最近ぐっと重厚さを増した、名優マイケル・ケインも出演!「バットマン ビギンズ」も「トゥモロー・ワールド」(06)も、良かった~!

そういえば、クリスチャン・ベイルも「バットマン ビギンズ」で主演。うむ、ノーラン組って感じ。ヴィクトリア時代の美術やファッションも楽しみ♪騙されないぞ!いや、騙されてみようかな~♪
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帰ってきた、メル!

2007-05-20 21:01:36 | 映画
私はメル・ギブソンの大ファンです。彼の映画は欠かさず見ていますが、「顔のない天使」(93)で監督業を始めてからは、製作もやるようになり、TVMとかも作ってます。さすがにそれは見ていませんが、04年の問題作「パッション」以来、いったい何をしてるのやら…。

そう思っていたら、「パパラッチ」(04)なんて映画を製作していました。惜しい、見逃した…。DVDで見ましょう。で、ご無沙汰していたこの2年の間、…監督していました。今度の映画は、「アポカリプト」。ギリシャ語で“除幕”とか“新しい時代”を意味するそうです。

舞台は、マヤ文明。マヤといえばメキシコの南東部に位置し、ティカル神殿(ピラミッド型)やウシュマル遺跡、チチェン=イッツア遺跡などで有名。時代は、マヤ文明後期(A.D.600~900)。主人公のジャガー・バウ(ルディ・ヤングブラッド)は、中央アメリカのジャングルで代々ハンターとして、家族とともに、争いのない平和な暮らしを続けていました。

しかしある日、マヤ帝国の兵士の襲撃によって都会へと連れ去られてしまいます。同じように拉致された人々は、干ばつのための儀式に狩り出され、やがて運命は、生贄へ。辛くも逃げ出したものの、今度は人間狩りの標的にされてしまうのでした。なんとしても無事に逃げて、村の妻子のもとに帰りたい…。

ただひたすら、その願いを胸に走り続けるのでした!果たして、無事に帰ることができるのか…?そしてメルは、「パッション」でラテン語とアラム語のみで脚本を書き、俳優も全編その言語を話したとのと同じく、この「アポカリプト」でも、セリフはマヤ語。徹底してます!

主役のルディ・ヤングブラッドは、ネイティブ・アメリカンだそうで、他のキャストもほぼ全員映画初出演。特殊なメイクやヘア、タトゥなどムード満点!メルのこだわりが全編に溢れています。見応え、十分!しかし、私は心配しています。「パッション」は私財を投じての製作で、内容の重大さの心配をよそに全世界で大ヒット。やれやれ。

ところがこの手の“文明”ものは、日本人に受けにくくって…。「ミッション」(86)とか「モアイの謎」(94)とか「ニュー・ワールド」(05)とか。どの作品も、私的には大好き!名作もヒット作もありますが、受けはいまいち。メジャーなスターが出ていないのことが、どう影響するか。うむ、私は見ますよぉ~♪
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カザフスタンって、どこ?

2007-05-18 19:52:40 | 映画
この映画、見たいとは思うのですが見るかどうかは、思案中…。だって予告編を見ると、超おもしろそうなんだけど、超イラつきそうなんだもん…。こうした映画を、一般的に“おバカ映画”と読んでいます。すべての常識を忘れて、バカ笑いしてしまえば、100%楽しめるんですけどね~。でも、おもしろそう~♪

映画は、「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」(06)といいます。ああ~、長い。タイトルからして“おバカ映画”。しかも“ナル”が、カタカナ…。意味があるのかしらん?しかし、この映画、実は世界24ヵ国でNo.1を記録する大ヒット映画なんです!その上、ゴールデン・グローブ賞の最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門) を受賞。

他にも、LA批評家協会賞でも同賞を受賞しているし、放送映画批評家協会賞ではコメディ作品賞なんかも取ってますの!恐ろしいの(?)は、06年のアカデミー賞の脚色賞にも、ノミネート。評価は高いってことですね。

で、どんな作品かというと。主人公のボラット・サカディエフ(サシャ・バロン・コーエン)は、自国カザフスタンをこよなく愛す、カザフスタン国営TVの看板レポーター。ボラットは『カザフスタンの発展のために』と、アメリカに渡ります。そしてアメリカ文化を学ぶと称して、アメリカ人に突撃インタビューを敢行。

ナンも知らないアメリカ人は、ボラットの言動に戸惑い、振り回され、困惑し、ナント訴訟事件に発展。しかも、1件や2件じゃないぞぉ~。ああ~、イラつく。しかし、おもしろい。あのブラピでさえ、『是非、一緒に映画を作りたい』というくらいですから。他にも賛否両論の批評が、いっぱい!どんな内容かは、映画を見てのお楽しみ。

ところで主役のサシャ・バロン・コーエンとは、れっきとしたユダヤ系イギリス人。カザフスタンの人ではありません。サシャはイギリスの人気コメディアンで、ボラットは自分のTVショー「Da Ali G Show」の人気キャラクター。71年ロンドン生まれで、アニメ「マダガスカル」(05)で声の出演もしています。ふう~ん。

予告編を見て、見るかどうか決めて下さいね。ボラット曰く、“ヤグシェマシュ!!”(意味は、ごきげんよう~)やっぱり見ようかな…。
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