だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

チャップマンの3日間

2007-10-30 20:47:25 | 映画
“23”の次は、“27”。その映画は、「チャプター27」(07)。1980年12月8日NYの自宅前で射殺された、ジョン・レノン。この映画は、犯人のマーク・デイヴィッド・チャップマンを描いています。監督は、これが初のJ・P・シェーファー。1979年ドイツ生まれの28歳。本作では脚本も書いています。

初めてNYへ行った時、どこを見ても映画のシーンのようで、感激のしっぱなし!大好きなミュージカルが見れることはもちろん、いっぺんでNYに恋しました♪自分の足であちこち見てまわり、セントラルパーク西側にある“ストロベリー・フィールズ”では、“イマジンの碑”に感動。

パークを出てすぐの所(西側8番街72丁目)に、レノンの自宅があった“ダコタハウス”があります。1884年建築のNYでもっとも古い高級マンションとのこと。この建物は、「ローズマリーの赤ちゃん」(68)の撮影にも使われました。と同時に、ジョン・レノンが殺害された場所でもあるわけです。

現在もNY州のアッティカ刑務所に収容されているチャプマンに、200時間ものインタビューをした『ジョン・レノンを殺した男』(ジャック・ジョーンズ著)を原案にしています。ホノルル出身のチャプマン(1955年生まれ)は、12月6日、ハワイからNYへ。ダコタハウスへ向かいます。その日は、YMCAに宿泊。

7日、チェックアウト後、シェラトン・センター・ホテルにチェックイン。翌8日朝、ダコタハウス前でジョンにサインをもらっています。しかしその後、長時間ジョンの帰宅を待ち、22:50、車を降りた所を後ろから呼びかけて、5発発射し殺害。この3日間のチャプマンを描いたのが、この作品。

チャプマンを演じるのは、ジャレッド・レト。「アレキサンダー」(04)や「ロンリーハート」(06)などで、美形スターとして認識している彼が、なんと30kgも体重を増やし、顔に特殊メイクでさらに太らせてチャップマンを熱演。製作総指揮も兼ねる入れ込みよう。さらにJ・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』が、キーワードでもあります。

26章までしかないこの作品の、27章(チャプター)とは?絶対、見ます!
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“23”に、ご用心!

2007-10-28 22:24:06 | 映画
この秋一番見たい映画。聖書絡みの物語が大好きな私の、心をくすぐるキャッチ・コピーにクラクラしてしまいます。

天地創造 … 紀元前4004年10月23日
ジュリアス・シーザー暗殺時の刺し傷 … 23ヶ所
テンプル騎士団に存在した総長 … 23人
ラテン語の構成文字数 … 23
人間の性を決定付ける、第23番遺伝子
TWA機の事故 … 座席番号23で爆発
ユークリッド幾何学の定理 … 23個
広島の原爆投下 … 8時15分(8+15=23)
古代マヤ人が信じた世界の終末 … 2012年12月23日

う~む、かなりこじつけっぽいものもありますが、興味をそそられます♪それは、映画「ナンバー23」(07)。公開日も、11月23日。うむむ。監督は、「オペラ座の怪人」(04)のジョエル・シューマカー。なによりうれしいのは、主演がジム・キャリーだということ。彼のフィルモグラフィーからすると、今までにないシリアスなサスペンス・ミステリーです。うふふ。

ウォルター・スパロウ(キャリー)は動物管理局に勤め、妻のアガサ(ヴァージニア・マドセン)と息子のロビン(ローガン・ラーマン)と3人暮らし。彼の誕生日の2月3日、妻から『ナンバー23』という古書をプレゼントされます。その本は、背筋も凍る殺人ミステリーでした。

主人公のフィンガリング(キャリー)の誕生から、成長して刑事となって活躍する物語。夢中になって読み続けるウォルターは、フィンガリングの生い立ちが自分とそっくりなことに驚き、ますますのめり込んでいきます。さらに本の中、あちこちに現れる“23”という数字。

そしてウォルターの身近な所にも“23”が。何もかもが“23”を示す恐怖。いつしか、彼のまわりで事件が起こり始めます。“23”とはいったい何?何を伝えようとしているのか…。22章までしかない、その本の23章めとは?“23”は呪いの数字なのか?きゃ~、面白そう~♪

私自身には“23”は直接、関係のない数字だけど興味津々。ジム・キャリーの新しい演技にわくわく期待しながら、早く見た~い!!それにしても、2012年12月23日って、ホント?
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ショーンは、不気味になれるか?

2007-10-26 21:54:36 | 映画
最近は映画の前売り券を買うと、色々なプレゼントが付いてきます。ポストカードは当たり前で、目覚まし時計、エコバッグ、携帯ストラップ、ネックレス、ネームカード入れ、ミニ・ペンライト、キャラクターグッズ、トランプなどなど、限がありません。もっとも同じお金を支払うなら、プレゼント付きがいいですよね♪

そんなわけでこの映画のプレゼントは、クリアファイルでした。映画「ヒッチャー」(07)。ご存知のようにオリジナルは、86年の「ヒッチャー」。ロバート・ハーモン監督、C・トーマス・ハウエル、ルトガー・ハウアー主演のアレです。当時は「ブレードランナー」(82)で大人気のルトガー・ハウアーが、しつこくて怖~い殺人鬼を演じ、大ヒット!

土砂降りのテキサスのハイウェイ、青年(ハウエル)はあるヒッチハイカーを車に乗せます。しかし、彼の正体は恐怖の殺人鬼(ハウアー)。ここから始まる2人の息詰まる追いかけっこが、超面白かったです!なによりやっつけてもやっつけても、立ち上がるハウアーが最高でした。不気味~。何度見ても興奮します。

リメイクの方は、デイヴ・マイヤーズ初監督作品。製作に大御所のマイケル・ベイの名も。ハウアーの役は、大好きなショーン・ビーン。うふふ。大学生のグレース(ソフィア・ブッシュ)とジム(ザッカリー・ナイトン)は、春休みにニューメキシコの湖にドライブ。その深夜の帰り道、土砂降りの雨の中、1人の男を避けようとして危うく事故寸前に。

男を置き去りにした後、立ち寄ったスタンドでずぶ濡れのロングコートのあの男が現れます。彼の名は、ジョン・ライダー(ビーン)。近くのモーテルまで乗せて欲しいという男を、罪悪感から乗せてしまった2人。深夜の車の中で、男は自分の正体を明かすと…。ギャ~!よせば良かったのにィ~。

オリジナルとはだいぶ雰囲気が違う感じですが、それは仕方のないこと。サスペンス映画のリメイクは、内容が知れてるだけにそれだけでマイナスからのスタート。後はキャストや設定でどう見せるか…成功の鍵はそこ。そうだ、エステリッジ警部役で、お気に入りのニール・マクドノーが出てます♪楽しみ。
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パイに込めた思い

2007-10-25 21:31:04 | 映画
先日、自殺未遂のオーウェン・ウイルソンの話を書きましたが、今日はもっとびっくり!「デブラ・ウィンガーを探して」(02)「酔いどれ詩人になるまえに」(05)などに出演していた、女優エイドリアン・シェリー(40)。脇役なので、顔が思い浮かばない…。

ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」(05)で脚本と初監督、出演を果たした彼女は、2006年11月1日マンハッタンのアパートで首吊りした状態を夫が発見。自殺と思われていました。しかし、翌週、建設作業員のディエゴ・ピルコ(19)が殺害を自白。ウエストビレッジのオフィスビルで彼の立てる騒音に苦情を言ったことに腹を立て、彼女を撲殺。遺体をマンハッタンに移動し、自殺を偽装したのでした。

そんなことも知らず、「ウェイトレス」の予告編を見て『見たい!』と思いました。アメリカ南部の田舎町にあるダイナーで、ウェイトレスをしているジェンナ(ケリー・ラッセル)。彼女の人生は、嫉妬深い亭主のおかげで最悪。でも彼女は、パイ作りの天才!自分の気持ちをパイに込め、いろんなパイを生み出していきます。

名前も変わっていて “不倫でアールに殺される”パイとか、“不倫は悪いしアールに殺されたくない”パイとか、“惨めな妊娠と自己憐憫”パイとか、“憎き亭主!”パイとか、“パンツにキック!”パイとか、“アールの赤ん坊なんていらない”パイとか、“夜泣きの赤ん坊で人生が崩壊する”パイとか。

夫アール(ジェレミー・シスト)との生活から逃げ出そうと思っていた矢先、妊娠が発覚。実はパイコンテストで優勝し、賞金2万5千ドルを手に脱出する計画だったのです。なにもかもうまく行かない…。でも、運命の神さまはいたずら好き。

産婦人科医ポマター(ネイサン・フィリオン)先生に持参した“マシュマロ・パイ”が、ジェンナの運命を変えることになるのです!果たして、2人は?映画に登場するパイは、なんと200個以上!たまりません。

自らの妊娠中(8ヶ月目)に書きはじめた脚本に込められた、女性の揺れる心。監督のエイドリアン・シェリーは、3歳の子供を残して亡くなりました。映画には、ジェンナの友人ドーン役で出演。ご冥福をお祈りします。映画、見ます。
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素顔のシャガール

2007-10-24 21:50:22 | 展覧会
先日、上野の東京都美術館で開催中の「フィラデルフィア美術館展」へ行きました。ルノアール、モネ、マチィス、セザンヌなどの印象派の作品が、ドドッ~と並んでいて感激でした。私的には、ルノワールの“ルグラン嬢の肖像” モネの“ポプラ並木” ルソーの“陽気な道化たち” マチィスの“青いドレスの女” ミロの“月に吠える犬” ワイエスの“競売”などが、お気に入り。ホントはもっとあるんですけど…。

秋の上野は見たい展覧会がたくさん!帰り道、上野の森美術館で開催中の“シャガール展”を知って動揺。知らなかった…。その日はもうひとつ展覧会を見る時間はなく、やむなく上野を後にしました。“色彩のファンタジー”“写真家イジスの撮ったシャガール”とサブタイトルの付いたこの展覧会は、絵画だけの展示ではありません。

マルク・シャガールが、1887年ロシア生まれのユダヤ人だということはよく知られています。パリに出て、彼独特の色彩を生み出しました。作品からは、豊かな色彩と共に詩的な物語を感じることができます。日本にも多くのファンがいますね。

『ダフニスとクロエ』 『ポエム』 『サーカス』 『聖書』 『アラビアンナイトの四つの物語』 など222点のリトグラフ作品と、『アルルカン』 『花嫁の回想』など約20点の油彩画も展示。すごい。

一方、本名イスラエル・ビデルマンこと写真家のイジスは、1911年リトアニア出身。写真グラフ誌“パリ・マッチ”のフリーカメラマン時代にシャガールと出会います。以降、親密な交流を続け、彼の制作風景や素顔の写真を撮り続けました。本展では、写真約100点も紹介されています。

シャガールの作品と共に、素顔のシャガールを知るチャンス!12月まで、早く行かねば…。
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空飛ぶ、フランコ♪

2007-10-23 21:55:17 | 映画
ニコラス・ケイジが初監督した「SONNY ソニー」(02)は、04年の公開まで2年かかりました。初監督というだけでは、さすがの人気スターでも難しいといういい例です。主演のジェームズ・フランコは、それまでもTVやTVMで活躍していたのですが、やっぱりロバート・デ・ニーロの息子を演じた「容疑者」(02)が、転機。

この映画で事件の容疑者として、苦悩する青年を美しく演じて、私に強く印象付けました。実は彼は同じ年の「スパイダーマン」(02)の方が公開が先で、日本の映画ファンには、“グリーン・ゴブリン”の息子ハリー・オズボーンとして知名度を上げました。

でも「容疑者」「ソニー」と出演作が公開され、『アメコミよりイイ!』と納得。(マグワイアもだけど、演技派なんだからアメコミはやめようよ)ロバート・アルトマン監督の「バレエ・カンパニー」(03)にも出演。ロマンチックな顔を活かして、「トリスタンとイゾルデ」(06)にも主演。良かった♪

なんとなくクラシックな顔だなぁ~と思っていたら、ぴったりの映画がやってきました!「FLYBOYS フライボーイズ」(06)です。監督は、かつて俳優、「マイ・ボディガード」(80)で初監督、「母の贈りもの」や「忘れられない人」(93)など私のお気に入り映画も監督した、トニー・ビル。

1916年、第一次世界大戦。まだアメリカが、ヨーロッパの連合軍に加わっていない時の物語。海を越え、フランス空軍に志願兵として参加したアメリカ人の若者たち。彼らが結成した“ラファイエット戦闘機隊”は、アメリカ人として史上初の戦闘機パイロットだったのです。映画の見どころは、複葉機で空中を縦横無尽に飛び交うシーン。

当時の空軍は、こんな闘い方をしたんだぁ~と見る者を興奮、感嘆させること請け合い!この迫力満点の戦闘シーンを見ると、古くは「空軍大戦略」(69)や最近では「アビエイター」(04)なんかを思い出します。もっとあるけど…。映画では現存する機を博物館から運び、レプリカを作ったそうな。

司令官セノール大佐に、ジャン・レノ。フランス人女性ルシエンヌには、ジェニファー・デッカー。クラシックなジェームズ・フランコの美青年ぶりを堪能できそう~♪わくわく。
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ゲームの仕掛け人は?

2007-10-20 21:19:45 | 映画
“ジグソウ”をご存知ですか?ホラー映画ファンは、ピピ~ンときたはず。「SAW」(04)で登場した、悪魔的な発想で人を痛めつけ、無慈悲で、残酷なシリアル・キラーです。演じるのは、トビン・ベル。1942年8月7日NYのクィーンズ生まれ。舞台やTV出演の後、「ミシシッピー・バーニング」(88)でデビュー。

「グッドフェローズ」(90)や「ジャック・ルビー」(92)「ザ・ファーム/法律事務所」「ザ・シークレット・サービス」(93)などの作品にも出演していますが、「NYPDブルー」や「ER 緊急救命室」「シカゴホープ」「Xファイル」「24」などのTVシリーズにも、たぁ~くさん出演。だから、見たことのある顔なんですよね!

「SAW」シリーズは大ヒットして、「SAW2」(05)「SAW3」(06)と続編が作られました。そしてとうとう「SAW4」(07)が、登場!私がすごいなと思うのは、このシンプルなタイトル。S、A、W、だけで映画の内容やスタイルが分かるってことですもん。

「SAW」は、監督を務めたジェームズ・ワンと、脚本を担当したリー・ワネルの2人が作り出した作品。2作目からは製作総指揮と脚本にまわり、監督はダーレン・リン・バウズマンに任せました。当時26歳の若手監督として大注目。以後、本作まで彼が監督を担当。もう、彼なくしては「SAW」はない!?

「SAW3」で恐怖のゲームを仕掛けた、ジグソウとその弟子アマンダ(ショウニー・スミス)は死にました。そして今、病院で解剖されるジグソウ。彼の胃の中から見つかったのは、ロウで固められた“カセット・テープ”。事件を担当するホフマン刑事(コスタス・マンディラ)は、すぐにテープを再生。

ジグソウの声は言う。『テープを聞いている者が最後に生き残った人物だろう。私の死が終りではない、ゲームは始まったばかりだ…』と。果たしてメッセージは、真実を伝えているのだろうか、だとしたら死んだはずのジグソウは、どうやってゲームを仕掛けているのか…。そのゲームとは?

う~む、終わらないのね。コスタス・マンディラは、「モブスターズ/青春の群像」(91)に出てました。「SAW3」にも。「SAW」シリーズ、これで終わるのかしらん?
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汚いモーテルに、ご用心!

2007-10-19 21:20:05 | 映画
最近(でもないか)映画ファンの間では、オーウェン・ウィルソンの自殺未遂のことが話題。オーウェン・ウィルソンといえば、ウェス・アンダーソン監督の「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)「ライフ・アクアティック」(05)に出演。ヒット作「ナイト ミュージアム」(01)でも活躍してました。

で、噂では恋人だったケイト・ハドソンと破局し、今年8月26日左手首を切り、さらに大量の薬を飲み朦朧としたところを発見され、サンタモニカのセントジョン病院に入院したそうです。今では、ジェニファー・アニストンがサポートしているという話も聞こえてきます。真偽のほどは不明ですが…。

最新作は、大親友のウェス・アンダーソン監督「ダージリン急行」(07/来年3月公開予定)。早く良くなって欲しいです。で、今日はオーウェンの弟、ルーク・ウィルソンの新作をご紹介。「モーテル」(07)です。監督は、これが初のニムロッド・アンタル。73年ロス生まれのハンガリー人。

事故で幼い息子チャーリーを亡くした、フォックス夫妻。今では愛も冷め、離婚することになっていました。ある晩、エンジントラブルで高速道路から降り、電話を借りようと立ち寄ったのが、“パインウッド・モーテル”でした。フロントは不在で、奥から現れたのが支配人のメイソン(フランク・ホエーリー)。

4号室に通された、デビッド(ルーク・ウィルソン)とエイミー(ケイト・ベッキンセイル)は古びて汚い部屋の中で、最悪なムード。空室だらけのモーテルに響く物音やノックの音、そして無言電話。イラつくデビッドは、TVの上にあったビデオテープに手を伸ばします。

そこには、ある殺人の様子が写っていました。そう!“スナッフ・フィルム”!!かつてニコラス・ケイジの「8mm」(99)でも描かれていた、実際の殺人を写したフィルムだったのです。そのフィルムの現場が、自分たちのいる4号室だと知った2人は…。さらには、隠しカメラを発見してしまう2人。こわっ~。

サスペンス・ホラー映画の条件は、揃っています。果たして、ドンだけ怖いか?教訓:汚いモーテルには泊まらないこと!早くお家に帰りましょう。夫婦は仲良く。ねぇ~?
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見たいけど、見れない…

2007-10-18 21:10:45 | 映画
マイブログは、タイトル通り「見たい!」映画や舞台や美術展などをメモしています。大好きな映画の中には、見た後で『金返せ~!』と思う作品もあるし、『DVD買いね♪』というお気に入りも。舞台の方はかつてのように見る本数は減りましたが、それでもやっぱり芝居は大好き♪

それから、絵画展もよく行きます。それとDVDも買いまくり、もう何枚あることやら…。封も切らず、飾っておいてあるのもいっぱい。いいんだ、いつか見るから。とは言うものの、今日の映画は紹介はするけど、たぶん見ない…。いえ、見れない。予告編を見て“大ショック”を受けたから。でも紹介せずにはおれないのです。

いのちの食べかた」(05)です。ドイツとオーストリア合作、監督はニコラウス・ゲイハルター。ウィーン生まれの彼は、1994年に制作会社を作り、TVやドキュメンタリー映画を作ってきました。日本初公開の本作は、“食べる”という人間にとって1番必要な行為について、描いています。

私たちの食生活は、野菜、魚、肉など“いのち”にあるものから成り立っています。魚や肉は容易にイメージできますが、野菜だって“いのち”ある物。でもこの映画の衝撃は、家庭の食卓やレストランのテーブル、コンビニのお弁当に至るまで、すべての食材がどうやって私たちの前にやって来るのかを描いていること。

牛、豚、鳥、卵、魚、ミルク、野菜、果物… 絶対、考えてみるべきです。日本人が1年間に食べる肉(牛・豚・鳥)は、約300万トンだとか。また、日本の食料自給率は、たった39%(2007年9月現在)で先進国最低。世界人口は、現在約63億人。毎日の食事ができるのは、その内たった8%。日本も含まれます。

世界の8億人が栄養失調状態で、年間900万人が餓死。こんな状態なのに、日本は世界一の残飯産出国。なんと不名誉な!食べるということがどういうことなのか、この映画を見て知るべきなのです。まずは予告編を見てください。監督が、2年の歳月をかけて作ったこの映画を。当分、お肉は食べれません。
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レイ&マーサ事件

2007-10-17 20:42:18 | 映画
ヘアスプレー」に続く、ジョン・トラボルタの主演作品が公開されます。それが、「ロンリーハート」(06)。人気者ですね~♪歌って踊って、今度は実在の連続殺人犯を逮捕した刑事役を演じます。監督は、リドリー・スコットの「白い嵐」(96)の脚本を書いた、トッド・ロビンソン。初監督で、もちろん脚本も担当。

元になった事件は、1940年代に20人以上の女性を殺害した“ロンリーハート”事件。結婚詐欺師のレイモンド・フェルナンデス(ジャレッド・レト)は、戦争未亡人や未婚の中年女性に近づき、財産を奪おうとする若い男。ターゲットは、新聞の恋人募集“ロンリーハート・クラブ”の記事から探すのでした。

ある日のターゲットは、美人のマーサ・ベック(サルマ・ハエック)。しかし、いくら美人でもお金がないと分かると、さっさっとホテルに置き去り。それってアリですかね~?で、次のターゲットに仕掛けている時、ドジを踏んだレイモンドを助けたのが、なんと追いかけてきたマーサ。

2人はたちまち惹かれあい、お互いに利用し合うように。妹と名乗ってレイモンドを手助けするマーサは、やがて強い執着心から、ターゲットの女性を殺すようになってしまいます!詐欺と殺人。レイモンドとマーサは、財産と命を奪う犯罪者になっていくのでした。ボニー&クライドとは違うけど…。

エルマー・C・ロビンソン刑事(ジョン・トラボルタ)は、妻の自殺のショックから立ち直るべく、犯人逮捕に挑み、追い詰めていきます。1951年3月8日、NYのシンシン刑務所で2人は処刑されました。果たして、この衝撃の事件の真相は?

共演者は、「オール・ザ・キングスメン」(06)のジェームズ・ガンドルフィーニと、ジェームス・カーンの息子で「オーシャンズ13」(07)のスコット・カーン、そして「インランド・エンパイア」(06)のローラ・ダーン。曲者揃いですね。クライム・サスペンス、大好き!
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