だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

予想はついてます。

2010-02-28 19:58:35 | 映画
近年ますます演技が渋くなり始めた、レオナルド・ディカプリオ。1974年11月11日生まれのレオも、今年で36歳。なにしろTVシリーズ「愉快なシーバー家」(85~92)でデビューし、映画は「クリッター3」(91未)からですもん。

「ギルバート・グレイプ」(93)で日本でもその名と演技が注目され、「ボーイズ・ライフ」(93)でアイドルスターに。「クイック&デッド」「太陽と月に背いて」(95)「ロミオ&ジュリエット」(96)「タイタニック」(97)といずれも話題に。

でもアイドルスターに甘んずることなく、「ギャング・オブ・ニューヨーク」(01)「アビエイター」(04)「ブラッド・ダイヤモンド」「ディパーテッド」(06)「レボリューショナリー・ロード」「ワールド・オブ・ライズ」(08)に出演。

特に30代になってからの作品に注目。監督、共演者などに映画人としてのこだわりを感じます。製作総指揮としても活躍。最新作は、「ミスティック・リバー」(03)のデニス・ルヘインの原作を映画化した「シャッター アイランド」(09)です。

監督・製作は、「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」「ディパーテッド」でレオと組んでいるマーティン・スコセッシ。この2人、これからも仲良く組んで欲しいですね~。ボストン沖合に浮かぶ、孤島シャッターアイランド。

閉ざされた島と呼ばれるこの島には、精神疾患のある犯罪者を収容する刑務所、アッシュクリフ病院があります。3人のわが子を溺死させ、収容されていたレイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー)という患者が失踪。

1954年9月、連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオ)と相棒のチャック・オール(マーク・ラファロ)がやって来ます。前夜、鍵のかかった部屋から忽然と消えてしまった女性。唯一のヒントは“4の法則”と書かれた1枚の紙。

そこに書かれた謎のメッセージ。不可解な出来事はそれだけではありませんでした。突然、休暇を取って島を出て行った医師シーハン、そしてなぜか厳重に警備された灯台…いったいこの島はどうなっているのか?

共演にベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ、パトリシア・クラークソン、マックス・フォン・シドー、ジャッキー・アール・ヘイリー、イライアス・コティーズ、テッド・レヴィン、ジョン・キャロル・リンチと豪華。

最終章が袋とじになっていたという原作。その謎、もう解けました?
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プロデューサーに注目しよう。

2010-02-27 22:13:58 | 映画
映画を見る時、出演者で見る?それとも監督などスタッフで見る?単にストーリーで見る?たくさん映画を見る私はよく聞かれます。一概には言えないけど、全部かな~。ジャンルもあるし。

監督も注目ですが、製作者もチェック。最近はスターでありながら製作会社を作って、映画を製作総指揮してい俳優も多いですね。メル・ギブソンのICON イコン、クリント・イーストウッドのマルパソ・プロ

トム・クルーズのクルーズ/ワグナー・プロ、ロバート・デ・ニーロのトライベッカ・プロ、ジョージ・クルーニーのスモーク・ハウス・プロ、ドリュー・バリモアのフラワー・フィルムズなど。製作者はプロデューサーと言われ、古くはこんな人が…

デヴィッド・O・セルズニック、アーヴィング・タルバーグ、アルバート・R・ブロッコリ、ディノ・デ・ラウレンティス、サミュエル・ゴールドウィン、ウォルト・ディズニー、ソウル・ゼインツ、カール・フォアマン、ダリル・F・ザナック、リチャード・D・ザナック

マリオ・カサール、キャスリーン・ケネディ、フランシス・フォード・コッポラ、ジョエル・シルバーなど。そしてジェリー・ブラッカイマー。1945年生まれのブラッカイマー作品には、「アメリカン・ジゴロ」(80)「フラッシュダンス」(83)

「ビバリーヒルズ・コップ」(84)「トップガン」(86)「クリムゾン・タイド」(95)「ザ・ロック」(96)「アルマゲドン」(98)「パール・ハーバー」(01)「パイレーツ・オブ・カリビアン」(03)「ナショナル・トレジャー」(04)など。

TVシリーズ「CSI」(全シリーズ!)や「コールドケース」(現在第6シーズン)も。それにこんな作品もプロデュース。「スパイアニマル Gフォース」(09)、監督はホイト・H・イェットマン・Jr。実写とCGを組み合わせ、全米では大ヒット。

億万長者レナード・セイバー(ビル・ナイ)は、機械を殺人マシーンに変え、全米のあらゆる家族に向ける破壊工作を計画。これに対するのは、FBIの特殊訓練を受けたGフォースと呼ばれるスパイたち。実は彼らモルモットだったんです!

チームは、ダーウィン(声:サム・ロックウェル)、ブラスター(声:トレイシー・モーガン)、ハーレー(声:ジョン・ファヴロー)、フアレス(声:ペネロペ・クルス)。他にもニコラス・ケイジ、スティーヴ・ブシェミも。予告編は楽しそう~、ですよ。
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月に魅せれて…

2010-02-26 21:38:16 | 映画
SF映画史に燦然と輝く、名作「2001年宇宙の旅」(68)。今はなきテアトル東京のシネラマ・スクリーンで見た感動は今も覚えています。スタンリー・キューブリック監督(1928年7月26日~1999年3月7日)の代表作。

この映画の主役は、木星探査船ディスカバリー号の船長デビッド・ボーマン(ケア・デュリア)ですが、やっぱり“人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータ”。ハルの声を担当したのは、ダグラス・レイン。

万が一未見なら、とにかく見て欲しい。続編の「2010年」は、ピーター・ハイアムズ監督、ロイ・シャイダー、ジョン・リスゴー、ヘレン・ミレン、ボブ・バラバン主演。前作よりストーリー性が高く内容もわかりやすいです。

宇宙船の人工知能がトラブルになるというパターンは、その後の作品に影響を及ぼしました。「月に囚われた男」(09)でも、人工知能が登場。近未来、宇宙飛行士サム・ベル(サム・ロックウェル)は月にいます。

彼の仕事は世界最大の燃料生産会社ルナ産業との契約で、ヘリウム3を採掘すること。1日1回“ルナローパー(月面車)で採掘後、抽出・精製し地球に送る…。月に派遣されて3年になろうとしていました。

月面基地“サラング”で、話し相手は人工知能を搭載したロボット“ガーディ”(声:ケヴィン・スペイシー)だけ。唯一の楽しみは、妻テスとのTV電話。しかし会社との契約が後2週間となった時…おかしなことが起こりはじめます。

自分と同じ顔をした男がいる!なぜ自分は地球に帰れない?幻覚なのか、いったいどうなっているのか…。初監督のダンカン・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイの息子)が、彼のために書いた脚本で、撮影期間わずか33日。

サムの熱演を見たスペイシーが、ガーディの声の出演を即決。主演のサム・ロックウェルは、1968年11月5日カリフォルニア出身。ジョージ・クルーニーが初監督を務めた「コンフェッション」(02)の主役チャック・バリス役。

「ウェルカム トゥ コリンウッド」(02)でも組んでます。私は「キャメロット・ガーデンの少女」(97)がお気に入り。他にも「ギャラクシー・クエスト」「グリーンマイル」(99)「銀河ヒッチハイク・ガイド」(05)「ジェシー・ジェームズの暗殺」(07)

「フロスト×ニクソン」(08)などに出ています。なにしろ本作ではたった1人の主演。見ます!
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サンティの未来は?

2010-02-24 21:35:17 | DVD
クリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン、マット・デイモン主演の「インビクタス 負けざる者たち」(09)で描かれた、1995年に南アフリカで初の開催を果たした、ラグビーのワールドカップ。もう見ましたか?

アパルトヘイト(人種隔離政策)に反対し、それまで27年間に渡って投獄され、1990年ようやく釈放されたネルソン・マンデラ氏。1994年、全国民が参加した初の総選挙で黒人初の大統領に選出されます。

映画は分裂した国をまとめるため、自国で開催のラグビー・ワールドカップで優勝しようとする姿を描いています。キャプテンのフランソワ・ピナールを演じるのは、マット・デイモン。終盤の試合のシーンでは、思わず大興奮!

スポーツって、たとえ良く知らなくってもついつい手に力が入ってしまうもの。ちょうどバンクーバー・オリンピックも盛り上がっていますし。ところで、あの続編がいつのまにかDVDで発売されていました。ええっ~、劇場未公開!?

それが、「GOAL!3 STEP3 ワールドカップの友情」(09未)です。ご存知の方も多いと思いますが、この作品はFIFA(国際サッカー連盟)が公認した映画3部作の最終章。ちなみに、「GOAL!」(05)はダニー・キャノン監督作。

メキシコの貧しい家に生まれたサンティアゴ・ムネス(クノ・ベッカー)が、英国ニューカッスルのスカウト、グレン・フォイ(スティーヴン・ディレイン)に見出され、サッカー選手として活躍する話。2作目「GOAL!2」(07)は、ジャウメ・コレット=セラ監督作。

チームで活躍し頭角を現すサンティは、レアル・マドリードに移籍。ヨーロッパクラブチームの頂点を争う、UEFAチャンピオンズ・リーグを舞台に新たな挑戦を始める姿を描いていました。ガバン・ハリス役のアレッサンドロ・ニヴォラが活躍。

デヴィッド・ベッカムや ロナウドなど、有名選手が出演することでも話題になりました。そして、待っていました、3作目を。でもDVDスルーになってしまったなんて。今回の監督は、アンドリュー・モラハン。

2006年ワールドカップ・ドイツ大会を舞台にイングランド代表のサンティが、チームメイトとともに世界の頂点を目指す物語。うむ、見なくては…。結末を見ずにはいられません!
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映画を愛する人へ

2010-02-23 21:09:55 | 映画
ああ~、映画って素晴らしい。映画をこよなく愛し、今こうして映画を見れる幸せ。淀川さんや小森のおばちゃま、水野晴郎さん、双葉十三郎さん他、いろいろ教えていただきました。映画からたくさんのことを知りました。

歴史、人物、場所、宇宙、スポーツ、音楽、宗教…、事実も創作もすべて知識になりました。監督も俳優も。そのたくさんの映画が、今「午前十時の映画祭」で上映されています。全国の25の東宝映画劇場で開催中。その全50作とは…

1.「明日に向って撃て!」2.「アパートの鍵貸します」3.「アマデウス」4.「雨に唄えば」5.「アラビアのロレンス」6.「ある日どこかで」7.「ウエスト・サイド物語」8.「裏窓」9.「アメリカの夜」10.「エデンの東」

11.「お熱いのがお好き」12.「男と女」13.「カサブランカ」14.「クレイマー、クレイマー」15.「刑事ジョン・ブック/目撃者」16.「激突!」17.「ゴッドファーザー」18.「ショウほど素敵な商売はない」19.「ショーシャンクの空に」20.「十二人の怒れる男」

21.「スタンド・バイ・ミー」22.「スティング」23.「戦場にかける橋」24.「太陽がいっぱい」25.「第三の男」26.「大脱走」27.「チャップリンの独裁者」28.「追憶」29.「鉄道員」30.「天井桟敷の人々」

31.「眺めのいい部屋」32.「2001年宇宙の旅」33.「ニュー・シネマ・パラダイス」34.「バベットの晩餐会」35.「薔薇の名前」36.「パピヨン」37.「羊たちの沈黙」38.「昼下りの情事」39・「フィールド・オブ・ドリームス」40.「フォーロー・ミー」

41.「ブリット」42.「ベン・ハー」43.「北北西に進路を取れ」44.「ミクロの決死圏」45.「ライトスタッフ」46.「ライムライト」47.「レインマン」48.「ローマの休日」49.「ロミオとジュリエット」50.「ワイルド・バンチ」

素晴らしい!上映スケジュールや上映館はサイトで確認していただくとして、あなたは何本見ています?私は49本。34番を見ていませんでした。レンタルしようっと。で、スティーヴ・マックィーンの作品が3本!

ヒッチコック、モンロー、ヘップバーン、チャップリン、レッドフォード、ホフマン、キングが2本。ああ、楽しい♪そしてマイベスト1は、「アラビアのロレンス」(62)。また見たくなりました。見ましょ。
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★60歳になりました。

2010-02-22 22:07:12 | 映画
やったぁ~、とうとうこの日が来たぁ~。えっ、なにを叫んでいるかと言うと、渋谷のイメージフォーラムで、久々の“スーパースター・ラジニ”の上映会があるんです。ラジニとは、インドが誇る映画スター、ラジニカーントのこと。

ラジニは、日本でも大ブームになった「ムトゥ/踊るマハラジャ」(95/98年公開)の主役。この映画をきっかけに、それまでの重く暗いイメージのインド映画は一変。以来、ラジニ作品は過去に遡って続々公開。

主な日本公開作品は、「ダラパティ/踊るゴッドファーザー」(91未/07年DVD発売)「ヤジャマン/踊るマハラジャ2」(93/99年公開)「バーシャ!踊る夕陽のビッグボス」(94/01年公開)「ヴィーラ~踊る ONE MORE NIGHT!」(94/06年公開)

「アルナーチャラム/踊るスーパースター」(97/99年公開)「パダヤッパ/いつでも俺はマジだぜ!」(99/01年公開)「チャンドラムキ/踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター」(05/06年公開)。

タミル語の他、ヒンディー語、テルグ語映画などにも出演作品がありますが、いつの間にかブームも下火に…。そのせいかインド映画は、最近全然姿が見えない…もったいない。そんな中イメージフォーラムで、「チャンドラムキ」と「ヴィーラ」の2作品が、交互公開されます。

これって異例。DVDで発売されているんですもの。私は「ヴィーラ」を見逃していて、すごくうれしい。「ヴィーラ」の監督は、「ヴァーシャ」のスレーシュ・クリシュナ。優勝賞金で母親の借金を返済しようと、地方からやって来たヴィーラ(ラジニ)。

音楽コンテストに出場して優勝するのが目的。そこで出会ったのが、センティルという男。互いに協力して行く中、レコード会社社長の令嬢ロージャー(ロージャー)を悪漢から助けることになります。

それをきっかけに、スター・スカウト・キャラバンに出場することが決まり、ヴィーラは自慢ののどを披露。優勝してしまいます。当然!優勝賞金を手に村に帰ると、洪水で恋人(ミーナ)が行方不明になっていたのです。果たして?

ちなみにラジニは、1949年12月12日カルナータカ州バンガロール出身。この時、ラジニは45歳。そして今回の上映会の冠は「祝★還暦 ラジニカーント」。そう、60歳になったんですね。まだまだお若い、スーパースター!
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奇跡の町、ポンペイ

2010-02-21 21:28:45 | 展覧会
かつて見た映画「ポンペイ最後の日」。ちょっと調べてみたら、同名の作品は4本ありました。「ポンペイ最後の日」(26)は、カルミネ・ガローネ&アムレット・パレルミ監督、マリア・コルダ、ヴィクター・ヴァルコニ、ベルンハルト・ゲッケ主演のイタリア映画。

しかし、まったくわからない。2本目は「ポンペイ最後の日」(35)。監督はあの「キング・コング」(33)の監督アーネスト・B・シュードサック。主演は、プレストン・フォスター、ベイジル・ラスボーン、デヴィッド・ホルト、アラン・ヘイル。

この作品はアメリカ映画。「リオ・ブラボー」(59)でパットを演じたウォード・ボンドの名前を見つけました。しかし、やはりわからない。で、3本目は「ポンペイ最後の日」(48)。監督は、マルセル・レルビエ&パオロ・モッファ。

主演ジャック・カトラン、アドリアーナ・ベネッティ、マルセル・エランのフランス・イタリア映画。うむ、これもわからない。いったい私が見たのは、どれ?そうか!4本目の「ポンペイ最後の日」(60)なのね~。当たり前だって!

監督は、これ1作しかないマリオ・ボンナルド。うむ。脚本の1人に、セルジオ・レオーネの名が。主演は、スティーヴ・リーヴスとクリスティーネ・カウフマン。リーヴスは、「ヘラクレス」(57)や「闘将スパルタカス」(62)などに出演した肉体派。

カウフマンの方は、「制服の処女」(58)や「隊長ブーリバ」(62)などに出演したオーストリア出身の女優。トニー・カーティス元夫人。ちなみにこの作品は、イタリア・スペイン・モナコ・西ドイツ合作映画。たぶん私はTV放送で見たと思います。

ポンペイは、イタリア南西部ナポリ近郊にあります。西暦62年2月5日激震が襲い、再建途中の79年8月24日、ヴェスヴィオ火山が大噴火。まる一昼夜、火山灰が降り続け、翌25日完全に地中に埋まったということです。

映画や絵画、小説などになったこの史実をご存知の方も多いかも。横浜美術館で開催の、「ポンペイ展 世界遺産 古代ローマ文明の奇跡」では、ローマ帝国が最盛期を迎えつつあった時代、当時の様子そのままで埋没したポンペイを紹介します。

世界遺産のポンペイ。それは時を止めた、まさに奇跡なのです。また、映画が見たくなりますね。
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ブルーノは19歳?

2010-02-19 22:10:50 | 映画
「マダガスカル」(05)は、大好きなアニメの1本。中でもペンギンズがお気に入り。作品は大ヒットして、「マダガスカル2」(08)も作られちゃいました。マダガスカル島の王様キング・ジュリアンの声を担当したのが、サシャ・バロン・コーエン。

と言ってもわからないかも。1971年10月13日ロンドン生まれのイギリス人。父親はウェールズ出身、母親はイスラエル出身。“信心深い”ユダヤ人だそうで、それを全面に出した作品が多いんです。

イギリスのTV、チャンネル4「The 110’Clock Show」という番組で人気者になり、その中のキャラクターを映画化した作品、「アリ・G」(02)で映画デビュー。日本では馴染みのないキャラクターですが…。

「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」(06)で初めて彼を見た時、『ナニコレ?』と思うほど強烈な印象でした。この作品で彼は、製作、原案、脚本、キャラクター原案、出演を務めています。

その後、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(07)に出演。この作品で覚えている人も多いかも。彼の主演作としては3作目が、「ブルーノ」(09)です。

「アリ・G」の“アリ・G”(イギリス人のラッパー)、「ボラット」の“ボラット・サカディエフ”(カザフスタン人のジャーナリスト)、そして今度の「ブルーノ」では、“オーストリア出身のゲイのファッション・レポーター”を演じます。

ミラノ・コレクションのファッションショー。ステージ上で暴れてファッション業界から追放されたゲイのファッション評論家ブルーノ(サシャ・バロン・コーエン)は、『セレブになってやる!』と決心します。ここからブルーノの暴走が…。

“人気TV番組を作る” “政界スキャンダルビデオ流出” “養子をもらう” “中東和平を成功させる” “テロリストに誘拐される” “異性愛者になる”…っていったい何が起こるの?そう言えば“あの人”もチャリティ活動したり、アフリカから養子をもらったり…。

誰のことか分かる人は、スターのゴシップに詳しいかも(笑)サシャは、2008年9月のミラノ・コレクションに実際に乱入。架空のキャラクター“ブルーノ”に、インタビューを受けた人は本物のレポーターだと勘違いしたとか。

いずれにしてもこの手の映画がお好きな人はぜひ。またはDVD待ち?
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みんなあげたい。

2010-02-16 21:13:14 | 映画
今年のアカデミー賞、主演男優賞のノミネートはかなり混迷、個人的に。だって大好きな人ばかりなんだもん!落ちぶれたカントリー・シンガー役を熱演した「クレイジー・ハート」(09未)のジェフ・ブリッジス。彼はミュージシャンだし。

オスカー常連の「マイレージ、マイライフ」(09)のジョージ・クルーニー。ネルソン・マンデラ役で2度目の受賞を狙う「インビクタス」(09)のモーガン・フリーマン。「シングル・マン」(09未)で、初オスカーノミネートのコリン・ファース。

大ファンなので、うれしい!そして驚きとともによくぞノミネートされたと感激したのが、ジェレミー・レマー。それまで「S.W.A.T.」(03)「スタンドアップ」(05)「28週後...」(07)「ジェシー・ジェームズの暗殺」(07)などに出演。

結構、個性的な顔してるので覚えると気になる存在です。「アバター」と同じ9部門ノミネートの「ハート・ロッカー」(08)に主演。監督は、ジェームス・キャメロンの元妻キャスリン・ビグロー。いつまでも比較されて気の毒。

「ハートブルー」(91)「K-19」(02)などの監督です。2004年夏、イラク、バグダッド郊外。アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班は今日も爆弾処理を行ない、退避しようとしたその時、突如爆発。隊員1人が殉職。

新しく中隊のリーダーに就任したのが、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)でした。J・T・サンポーン軍曹(アンソニー・マッキー)とオーウェン・エルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)を補佐に、チームを組みます。

しかし、ジェームズは遠隔ロボットを活用するなどの基本的な安全対策を無視し、自ら爆弾の解除作業を完遂していきます。まるで死などまったく恐れないかのように…。サンポーンとエルドリッジは、徐々に不安を募らせていきます。

この映画のすごいところは、実際にバグダッドで取材したジャーナリストのマーク・ボールが、脚本を担当。常に死と向かい合う爆弾処理という仕事を、淡々とこなす男たちの物語。今実際に起きている戦場を目の当たりにするのです。

他に、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース、デヴィッド・モースが共演。作品賞も監督賞も脚本賞も、みんなあげたい。
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国際派女優ダイアン・クルーガー

2010-02-15 22:11:39 | 映画
不況の波は、確実に都心にも…。映画好きの私にとっては、長年親しんだ劇場が消えてしまうのは本当に淋しい。最近では渋谷駅前交差点の前にあるQFRONTビル内にあった“シネフロント”がなくなりました。

1999年12月開館、2010年1月22日閉館。それと有楽町のビッグカメラのある読売会館ビル内にあった“シネカノン有楽町1丁目”が、今年1月28日閉館。かつて有楽町駅前に“銀座シネ・ラ・セット”もあったなぁ~。

いずれもシネカノンの運営する劇場でした。“シネカノン有楽町2丁目”の方は、イトシアがオープンした07年10月12日、読売会館ビルから移転し、09年12月4日“ヒューマントラストシネマ有楽町”に改名。ややこしい…。

その“ヒューマントラストシネマ有楽町”で上映される「すべて彼女のために」(08)。監督・脚本は、これが長編初のフレッド・カヴァイエ。フランスのパリ、国語教師をしているジュリアン(ヴァンサン・ランドン)。

妻リザ(ダイアン・クルーガー)は編集者。一人息子のオスカル(ランスロ・ロッシュ)と3人で、平凡ながら幸せな暮らしを送っていました。ある朝、警察が家に押し入り、リザを逮捕、連行するまでは…。

容疑は、上司を殺害した罪。裁判で必死に無罪を主張するリザでしたが、状況証拠は彼女に不利。誰もが有罪を確信していました。3年が過ぎ、リザは禁固20年の判決を言い渡されてしまいます。

絶望したリザは、次第に衰弱し精神も不安定になっていきます。妻を信じるジュリアンは、あきらめることはありませんでした。愛する人を信じ、彼女を救うためにジュリアンが取った最後の手段とは…?

「クラッシュ」「ミリオンダラー・ベイビー」(04)「007/カジノ・ロワイヤル」「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」(06)「告発のとき」(07)「007/慰めの報酬」(08)など数多くの優れた脚本を書いたポール・ハギス監督が、リメイクを決定。

ところで主役のダイアン・クルーガーは、1976年7月15日ドイツ・ヒルデスハイム出身。数本の未公開作の後、フランス映画「ミシェル・ヴァイヨン」(03)で日本に登場。「トロイ」(04)のヘレン役で大注目されます。

「ナショナル・トレジャー」(04)「戦場のアリア」(05)「敬愛なるベートーヴェン」(06)「イングロリアス・バスターズ」(09)など大活躍。シリアスな本作も、期待です。
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