だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

100年後の今は?

2009-07-30 21:59:11 | 映画
中国で1911年に起きた“辛亥革命”。歴史で習いましたね。簡単にまとめると、満州に建国された中国最後の王朝(1644~1912)=清朝を倒し、帝政制度を廃止して共和制の中華民国を建国した革命のこと。

ちと難しいかもしれませんが、これが映画になるとわかりやすいですよね~。この辛亥革命を起こし、“中国革命の父”と呼ばれたのが、孫文(1866年11月12日~1925年3月12日)です。孫文は、初代中華民国臨時大総統となりました。

映画「孫文ー100年先を見た男ー」(06)の監督は、「オイルサーディン殺人事件」(94)「三人の傷ついた警察」(97)「天有眼」(00)「兄弟」(07)のデレク・チウ。香港出身です。とは言え、私は未見でした。ご存知でしたか?

辛亥革命前夜の1910年。孫文(ウィンストン・チャオ)は、9回目の武装決起に失敗。一方の清朝政府は、70万両の懸賞金をかけ、孫文の命を狙います。国外での逃亡生活を余儀なくされた孫文は、やむなくマラヤ(現在のマレーシア)のペナンに移るのでした。

その船上でペナンで教師をしている、ルオ・ジャオリン(チャオ・チョン)に出会います。ペナンに無事到着した孫文は、現地の富豪で華僑のシュー・ボウホン(ワン・ジェンチョン)の元に身を寄せます。シュー家は裏でアヘン業を営んでいたのでした。

この地での革命活動をしないように、告げる頭領のボウホン。さらにシュー家で、あのジャオリンと再会。彼は、ボウホンの娘ダイロン(アンジェリカ・リー)の恋人だったのです。そのジャオリン、実は清朝から派遣された孫文の暗殺を目論む密偵だったのです!

孫文のまわりには、幾人もの女性の姿が…。ペナンでのチェン・ツイフェン(ウー・ユエ)、最初の妻ルー・ムージェン、日本国籍の妻、大月薫。そして宗家の三姉妹の次女ソン・チンリィンも妻の1人。うむ。

物語は、失意の逃亡生活から再び革命への情熱を取り戻し、革命実現へと続く日々を描いていきます。孫文を演じるウィンストン・チャオは、「ウェディング・バンケット」(93)「恋人たちの食卓」(94)「宋家の三姉妹」(97)などの台湾出身の俳優。

シュー夫人を演じるヴィッキー・リウは、同じく台湾出身のベテランで今回は友情出演。孫文の時代から100年後の今、彼は私たちの時代になにを見たのでしょう?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

待ち続けた、アイーダ

2009-07-28 20:57:36 | 演劇
劇団四季の舞台で最近見たのは、「春のめざめ」。東京公演の千秋楽が、9月5日に決定。もうご覧になりましたか?2007年第61回トニー賞で8部門受賞(作品賞/脚本賞/作曲賞/振付賞/助演男優賞/演出賞/編曲賞/照明デザイン賞)。

それだけの評価を受けたこの作品は、ドイツの劇作家フランク・ヴェデキントが1891年に発表。当時、子供たちの性のめざめを描いた内容が、ドイツ国内で大きな波紋を呼び、以降100年近く完全な形での上演がなかった曰く付きの作品。

それをロックミュージカルに変え、現代によみがえらせたのがダンカン・シーク(音楽)とスティーヴン・セイター(台本・歌詞)。2006年、オフ・ブロードウェイのアトランティック劇場で初演、12月にはブロードウェイに進出。2009年1月18日終幕。

作品はぜひ劇場で見ていただくとして、次なる四季ミュージカルが待望の「アイーダ」です。待ってました!なにせ、初演が2003年の大阪MBS劇場。その後、京都・福岡・名古屋と上演。待たされました、東京は…。

そもそも「アイーダ」とは、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(1813~1901)が1871年に初演した全4幕のオペラ。古代エジプトを舞台にエジプトとエチオピアの2つの国に引裂かれた男女の悲恋。

これをミュージカルにしたのが、ミュージカル「ライオンキング」のエルトン・ジョン(作曲)。作詞はティム・ライス。ディズニー製作の「美女と野獣」 「ライオンキング」に続く第3弾!台本は、リンダ・ウールヴァートン、ロバート・フォールズ(演出も)、ディヴィッド・ヘンリー・ワン。

ファラオが支配する強大な王国エジプト。将軍ラダメスは隣国ヌビアを攻め、勝利をおさめての帰り、ヌビア人捕虜のアイーダの反乱に遭います。このアイーダこそ、実は身分を隠したヌビア王女だったのです。こうして2人は運命に翻弄されて行くのです…。

ううっ、早く見たい!待ちかねましたもん!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お葬式はおもしろい!

2009-07-27 20:25:12 | 映画
主人公ダニエル役は、「プライドと偏見」(05)でMr.ダーシーを演じたマシュー・マクファディン。妻ジェーン役は、「バンク・ジョブ」(08)でウェンディを演じたキーリー・ホーズ。弟ロバート役は、「モーリス」(87)でアレック・スカダーを演じたルパート・グレイヴス。

なんの映画かというと、「ステップフォード・ワイフ」(04)以来久々のフランク・オズ監督公開作品「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」(07)。フランク・オズは、「SW」シリーズのヨーダの声でもおなじみ。しかし、見るからにブラック!

父親のお葬式の朝。ハウエルズ家の人々はそれぞれの思惑を胸に集まります。長男のダニエルは、妻のジェーンと約束した新居のお金のことが心配。さらにNYから、小説家として成功した弟ロバートも帰って来るし…。

従妹のマーサ(デイジー・ドノヴァン)と婚約者のサイモン(アラン・テュディック)は、マーサの父親ビクター(ピーター・イーガン)に初お目見えでドキドキ。マーサの弟トロイ(クリス・マーシャル)のサイドビジネスは、ドラッグだし。

ダニエルの友人ハワード(アンディ・ナイマン)は自分の病気のことで悩み、ハワードの友人ジャスティン(ユエン・ブレムナー)はかつて関係があったマーサが目的。どうにかこうにか葬儀がはじまりそうになった時、サイモンが薬と間違え、トロイのドラッグを!

さらにさらに、運ばれてきた棺の中は誰も知らない他人!?いったい、遺体はどうなってしまったの~!さらにさらにさらに、参列者の中に知らない男(ピーター・ディンクレイジ)が…。そして彼が知る、父親の秘密とは??

ちょっと不謹慎ですが、どこにもありそうなお葬式での悲喜こもごも。英国の美しい緑豊かな家と、英国紳士然とした人物と、怪しい人物も絡んでと~っても楽しそう~。ブラックでシニカルなドタバタコメディ!

ところで主人公ダニエルを演じるマシュー・マクファディンの映画デビューは、「エニグマ」(01)で他には「グラインドハウス」(07)「フロスト×ニクソン」(08)があります。でもやっぱり、Mr.ダーシーですね。

マイブログでも紹介していますが、私的にはMr.ダーシーは、コリンだけ!。マクファディンは本作が代表作になりそう。見ます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サブウェイ・パニック、再び

2009-07-25 21:21:20 | 映画
トニー・スコットは、1944年6月21日イギリス、スコットランドのストックトン生まれ。お兄さんは、「エイリアン」(79)「ブレードランナー」(82)「グラディエーター」(00)「アメリカン・ギャングスター」(07)などの監督リドリー・スコット。

そんなことを言わなくても、トニー・スコット監督の代表作には「トップガン」(86)「クリムゾン・タイド」(85)「スパイ・ゲーム」(01)「マイ・ボディガード」(94)などたくさん!製作総指揮としても活躍しています。

兄弟で製作総指揮を務めるTVシリーズ「ナンバーズ/天才数学者の事件ファイル」(05~07)は、現在シーズン3まで続いています。おもしろいですよね~!そのトニー・スコットが久々に映画監督を務めるのが、「サブウェイ123 激突」(09)です。

聞いたことがあるでしょ?そうなんです。これ、「サブウェイ・パニック」(74)のリメイクです。ジョン・ゴーディの原作をジョセフ・サージェントが監督。主演はウォルター・マッソー、ロバート・ショウ、マーティン・バルサム、ヘクター・エリゾンド。

NYの地下鉄が、4人組の男にハイジャックされます。そして乗客と引き換えに100万ドルを要求。タイムリミット1時間での地下鉄公安部、警察、市当局との攻防が描かれます。これだけ渋い俳優が揃うと、見応え十分!

リメイク版では、地下鉄職員ウォルター・ガーバーをデンゼル・ワシントンが、犯人グループのリーダー、ライダーをジョン・トラヴォルタが演じます。他にカモネッティ警部補をジョン・タートゥーロ、NY市長をジェームズ・ガンドルフィーニという配役。

タイトルの“123”は、ハイジャックされた地下鉄ペラム123号(ペラム駅発1時23分発)のこと。時代が変わり、要求金額も100ドル札で1000万ドルに。人質は19人。オリジナルと比較する人、リメイクでハラハラドキドキする人。大いに楽しみましょう!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな、西部劇を待っていた!

2009-07-24 21:40:36 | 映画
アクション映画やSF映画、アメコミの映画化、スター映画などが多い今、良質の西部劇って少なくなりましたね~。結構、見ているつもりですが、最近「良かった!」と思った西部劇は、な、なんと6年も前。

大好きなケヴィン・コスナーの「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」(03)。もちろん、DVDもコレクション。大先輩ロバート・デュヴァルを主役にして、開拓時代が終りを告げる時、遊牧生活を送るカウボーイたちと町の顔役との闘いを描いています。

未見の方にはお勧め。「グラン・トリノ」(08)が映画出演最後というクリント・イーストウッドも、最近は西部劇はなく、今後も望めません。これからは誰が西部劇を作るのかな~と思っていたら、いました!ラッセル・クロウ!

3時10分、決断のとき」(07)。そのラッセルだって、「クイック&デッド」(95)以来の西部劇。で、この作品、オリジナルがありましてそれが「決断の3時10分」(57)です。エルモア・レナードの原作を懐かしいデルマー・デイヴィスが監督。

デルマー・デイヴィス監督といえば、「避暑地の出来事」(59)「スーザンの恋」(61)「恋愛専科」(62)「スペンサーの山」(63)などがあり、大~好きでした。「決断の3時10分」の主演は、グレン・フォード、ヴァン・ヘフリン、フェリシア・ファー。

リメイクの監督は、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(05)のジェームズ・マンゴールド。小さな牧場を持つダン・エヴァンス(クリスチャン・ベイル)は、干ばつと借金苦で家族ともうまく行かなくなり、お金のためある仕事を引き受けます。

それはアリゾナで駅馬車襲撃を繰り返す強盗団のボス、ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)が町で捕まり、刑務所のあるユマ行き3時10分発の列車に乗せる護送の仕事でした。ウェイドの言動に翻弄されつつも、2人には不思議な絆が生まれます。

そんな中、護送団のメンバーは次々と仲間を失っていきます。列車を待つ間、ホテルに身を隠した一行はウェイドの部下たちに包囲されてしまうのです。果たして、2人の取った行動は?

ダンの妻アリスにグレッチェン・モル。14歳の長男ウィリアムにローガン・ラーマン。ピンカートン探偵社のバイロンにピーター・フォンダ。ウェイドの右腕チャーリー・プリンスにベン・フォスター。ラッセルとベイルの熱演に、期待が高まります!見ようっと。
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もちろん、キングも出てます。

2009-07-22 18:04:37 | DVD
スティーヴン・キングのTVMを1本。「チャイルド・プレイ」(88)の監督、トム・ホランドが脚本も担当した「ランゴリアーズ」(95・TVM・180分)。これ、お気に入り。原作は、1990年に発表された中編小説。

ロサンゼルスからボストンに向かって、いつものように大勢の乗客を乗せ飛び立ったアメリカン・プライド航空29便。その中には、同航空会社のブライアン・エングル機長(デヴィッド・モース)もいました。

夜行便の機内は睡眠を取る人も…。やがて目が不自由な少女、ダイナ・ベルマン(ケイト・メイバリー)の悲鳴が機内に響きます。一緒にいたはずの叔母がいない。悲鳴を聞いて駆け付けたのは、ブライアン機長。

他に、どうやらイギリスの工作員らしいニック(マーク・リンゼイ・チャップマン)、小学校の先生ローレル・スティーブンソン(パトリシア・ウェティグ)、黒人のエンジニア、ドン・ギャフニー(フランキー・フェイソン)、マイペースなルディ・ウォーウィック(バクスター・ハリス)

バイオリニストの学生アルバート・カウスキー(クリストファー・コレット)、パンクな女の子ベサニー・シムズ(キンバー・リドル)、異常な言動のビジネスマン、クレイグ・トゥーミー(ブロンソン・ピンチョット)、そしてミステリー作家のボブ・ジェンキンス(ディーン・ストックウェル)の10人。

彼ら以外は、パイロットや乗務員はじめ、すべての乗客が忽然と消えていました。座席には、財布、時計、パスポート、本、かつら、歯列矯正器、入れ歯、ペースメーカーなどを残して…。いったい何が起こったのか?

ミステリー作家のジェンキンスは、ある仮説を立てます…。偶然乗り合わせたブライアン機長のおかげで、どうにか最寄りのメーン州バンゴア空港に降り立ちます。そしてジェンキンスの仮説は、当たってしまうのです。

不思議な出来事は、機内だけではありませんでした。空港には誰一人いない、空気には臭いがなく、食べ物には味がない。29便は、時の裂け目に入り込んでしまったのです。物語はタイムトラベルものなのですが、スティーヴン・キングらしいユニークな設定でグイグイ引き込まれます。

正気を失いかけていくトゥーミーが信じる人喰いモンスター“ランゴリアーズ”が、この不思議な世界には実在するのもユニーク。TVMだから大金はかけてないけど、ストーリーのおもしろさ、個性的な出演者。ハマります!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不死鳥、フラミンゴ

2009-07-20 21:20:11 | 映画
自然界をテーマにした映画はたくさんあります。純粋なドキュメンタリーもあれば、少しだけフィクションを交えたものも。大ヒットした「ディープ・ブルー」(03)では、4年半の撮影期間、200ヵ所ものロケ地、7000時間のフィルム、5000メートルの深海を見せてくれました。

「アース」(07)では、5年もの歳月と莫大な予算を投じての地球規模の映像を繰り広げてくれました。この2作は英国BBCの製作したネイチャー・ドキュメンタリー。また「皇帝ペンギン」(05)「ミーアキャット」(08)などもあります。

ジャック・ぺラン製作の「ミクロコスモス」(96)「WATARIDORI」(01)も大自然の虫や鳥の姿を克明に描いていました。大きなスクリーンに映し出される驚異の世界!映画だからこそ、見ることができるんですね。

アニメや映画でお馴染みのディズニー映画には、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのディズニー・チャンネルもありますが、実は創始者のウォルト・ディズニーにはもう一つの顔が…。それがドキュメンタリーです。

アニメ「バンビ」(42)を製作中に森の中を歩いたウォルトは、大自然に生きる動物たちに目を向けます。そして、1948年から60年までいくつもの自然ドキュメンタリーを製作。「大自然の片隅」(51)「民族と自然/アラスカのエスキモー」(53)

「滅びゆく大草原」「海底の秘密」(54)「百獣の王ライオン」(55)「生命の神秘」(56)などがありました。そして今また、新しいドキュメンタリー・シリーズが誕生!それが“ディズニーネイチャー”です。その第1弾が、「ディズニーネイチャー フラミンゴに隠された地球の秘密」(08)。

アフリカ・タンザニア北部のナトロン湖。最大長さ57Km、幅22Km、水深3mに満たないこの湖は、流入する塩分によって“死の湖”と呼ばれています。その濃度は極めて高く、さらに気温40℃を超えるため、周囲に住む動物はごく限られます。

雨季になると飛来する、ピンク色のフラミンゴ。その数、100万羽。なぜ彼らはここにやってくるのか?なぜ、ピンクなのか?知らないことばかりです。監督はマシュー・エバーハードとリアンダー・ウォード。シリーズは現在第5弾(2013)まで予定されています。すごいです。ねっ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レビュー、大好き!

2009-07-18 21:42:18 | 映画
パリ生まれ(1941年7月13日)の俳優ジャック・ぺランは、近年映画製作で活躍中。「WATARIDORI(01)や「コーラス」(04)が有名。かつてコンスタンタン・コスタ=ガヴラス監督、イヴ・モンタン主演の2作品「Z」(69)や「戒厳令」(73)もプロデュースしています。

意外と硬派なイメージだったんですね。「コーラス」はクリストフ・バラティエ監督作品。問題児たちの学校に赴任してきた音楽教師(ジェラール・ジュニョ)が、合唱団を作り、生徒の1人(ジャン=バティスト・モニエ(少年時代))の素晴らしい才能を見出すというお話。

大人になった少年ピエールを、ジャック・ぺランが演じていました。クレマン・マチュー先生役のジェラール・ジュニョは、「バティニョールおじさん」(02)の監督・製作・脚本・出演を務めた人。1951年5月4日パリ生まれの名優です。

製作ジャック・ぺラン&ニコラ・モヴェルネ、監督&脚本クリストフ・バラティエ、主演ジェラール・ジュニョの映画がやって来ます。「幸せはシャンソニア劇場から」(08)が、それ。「コーラス」のスタッフがそのまま移動したみたい!

1936年、パリ郊外のミュージックホール“シャンソニア劇場”。人々から愛され親しまれてきたこの劇場も、不況のあおりを受け、借金の形に不動産に取り上げられてしまいます。長年、裏方として働いてきたピゴワル(ジェラール・ジュニョ)も失業…。

1人息子のジョジョ(マクサンス・ペラン)は父を気遣い、街角でアコーデオン弾きして補導されてしまいます。彼は再婚した母親の元に無理やり引き取られ、父親とは引き離されてしまうのでした。

ピゴワルは、仲間と力を合わせ、劇場を取り戻そうとがんばるのです!オーデションをし、歌姫ドゥース(ノラ・アルネゼデール)を得て、新しいプログラムを組むのですが…。果たして、劇場を復活させることはできるのでしょうか?

ジョジョ役のマクサンス・ペランは、ジャック・ぺランの息子。「コーラス」では、ペピノを演じていました。覚えてる?歌って踊って、最高に楽しい映画が見れそう~。そういえば、スティーヴン・フリアーズ監督、ジュディ・デンチ主演「ヘンダーソン夫人の贈り物」(05)も、時代背景(1937年)や劇場(ウィンドミル)を舞台にしている点など似ていますね。

レビューが大好きな私も、楽しみにしていま~す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カエル好きにはたまらない!?

2009-07-17 21:09:36 | 演劇
ブロードウェイミュージカル「フロッグとトード」は、アーノルド・ローベルの絵本が原作。“がまくんとかえるくん”シリーズは4冊あり、『ふたりはともだち』 『ふたりはきょうも』 『ふたりはいっしょ』 『ふたりはいつも』です。

日本でも人気が高く、良質の児童文学書として評価されています。中でも『ふたりはともだち』の“おてがみ”は、1980年から小学校2年生の国語の教科書に採用されているそうです。(訳:三木卓/光村図書刊)

物語は、かえる君とがま君が冬眠から起きてまた冬眠するまでの1年間のお話。ミュージカルは、2003年のトニー賞3部門最優賞作品賞、オリジナルスコア賞、脚本賞にノミネート。日本では、俳優座劇場、博品館劇場で2006年、07年と上演されています。

そしてこの夏、池袋のサンシャイン劇場で「フロッグとトード ~がま君とかえる君の春夏秋冬~」の再演が決定。春、がま君の目覚まし時計が鳴り響きます。

けれど、がま君はなかなか冬眠から目覚めません。睡眠のじゃまをする目覚まし時計を壊してしまうがま君。おやおや!かえる君が心配して理由をたずねると…、一度も手紙をもらったことのないがま君は、『郵便が来る時間は淋しんだ…』と言います。

それを聞いたかえる君は、手紙を書いてそれをカタツムリに届けてもらうことに。仲良しの2匹は夏は川で泳ぎ、秋には落ち葉のお掃除。冬、丘の上は雪で真っ白。かえる君はソリで丘の下まで滑ろう!と提案します。

危険なソリ遊びでがま君は、怖い目にあったと怒ってしまいます。そんな時、かえる君が書いた手紙が、ようやくがま君に届きます。自分に手紙を書いてくれたことと、その内容にがま君は大感激。2匹はすぐに仲直りします。

やがてクリスマスイブがやって来ます…。果たして2匹の結末は?かえる君(フロッグ)役は、石丸謙二郎。がま君(トード)役は、川平慈英。その他には、おかやまはじめ、高谷あゆみ、中山昇、宮菜穂子が出演。

上演台本・訳詞:高橋亜子、演出:鈴木裕美。カエル好きの姪と見に行きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イージー・カンパニー(E中隊)の兵士たち

2009-07-15 21:48:38 | DVD
赤毛のダミアン・ルイスは、1971年2月11日ロンドン生まれ。映画デビューは、スティーヴン・E・アンブローズ原作の映画化「バンド・オブ・ブラザーズ」(01)。製作総指揮は、「プライベート・ライアン」(98)のスティーヴン・スピルバーグと主演のトム・ハンクスが担当。

2001年ゴールデン・グローブ賞作品賞(TVムービー/ミニシリーズ)を受賞。全10話の大作で、なまじの戦争映画よりずっと中身が濃くって見応え充分!未見の方は、レンタルかDVDーBOXをお勧めします。私はコレクション済み。

記録のためにもエピソードを書いておきます。(  )は監督名。
第1話「翼のために」(フィル・アルデン・ロビンソン) / 第2話「ノルマンディ降下作戦」(リチャード・ロンクレイン)
第3話「「カランタン攻略」(ミカエル・サロモン) / 第4話「補充兵」(デヴィッド・ナッター)
第5話「岐路」(トム・ハンクス) / 第6話「衛生兵」(デヴィッド・リーランド)
第7話「雪原の死闘」(デヴィッド・フランケル) / 第8話「捕虜を捉えろ」(トニー・トー)
第9話「なぜ戦うのか」(デヴィッド・フランケル) / 第10話「「戦いの後で」(ミカエル・サロモン)

出演者は、兵士リチャード・ウィンターズ(ダミアン・ルイス)、ルイス・ニクソン(ロン・リヴィングストン)、カーウッド・リプトン(ドニー・ウォールバーグ)、ウィリアム・ガルニア(フランク・ジョン・ヒューズ)、ドナルド・マラーキー(スコット・グライムズ)

バック・コンプトン(ニール・マクドノー)、ロナルド・スピアーズ(マシュー・セトル)、ブル・ランドルマン(マイケル・カドリッツ)、ユージーン・ロウ(シェーン・テイラー)、ハーバード・ソベル(デヴィッド・シュワイマー)

他にもレギュラーのデクスター・フレッチャーや、ゲスト出演のトム・ハンクスの息子コリン・ハンクス(第8話)、サイモン・ペッグ、ジェームズ・マカヴォイ(第4話)など、隅々まで楽しむことができます。スコット・グライムズは、「ER」の10シーズンからモリス医師役で活躍中。

ドニー・ウォールバーグは、「シックス・センス」(99)「ドリームキャッチャー」(03)「ソウ2」(05)「ソウ3」(06)などで個性を発揮。第101空挺師団第506パラシュート歩兵連隊第2大隊E中隊の兵士たちを描く「BOB」。何度見てもリアルな戦争疑似体験ができる、素晴らしい作品です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする