だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

本、読んでますか?

2009-05-08 20:53:56 | 映画
最近は、何かと忙しいを理由にじっくり本を読む時間が取れないでいます。昔は、趣味欄に”読書”なんて書いていたんですがね~。本屋さんで読みたいな…と思う本はたくさんあり、買っては積んでいます。“つんどく”ですね。

映画も、ベストセラー本を原作にしている作品がたくさん。ドイツの作家ベルンハルト・シュリンク(1944年生まれ)の『朗読者』(95)を映画にしたのが、「愛を読むひと」(08)です。作者自身の少年時代の体験を題材にしたそうです。

1958年。第2次世界大戦後のドイツ。15歳のマイケル・バーグ(デヴィッド・クロス)は、具合が悪くなったところをハンナ・シュミッツ(ケイト・ウィンスレット)という女性に助けられます。それをきっかけに2人は、激しい恋に落ちてしまいます。

21歳年上のハンナは、ベッドでマイケルに本の朗読を頼みます。そして突然、ハンナは姿を消します。なぜ?どうして?理由のわからないマイケルは、悲しみ苦しむのでした。

8年後の1966年。法学生となったマイケルは、傍聴した裁判所でハンナと衝撃的な再会をします。ハンナは、戦時中の罪に問われ、ある秘密を守るために無期懲役の判決を受けます。

裁判から10年後の1976年。弁護士となったマイケル(レイフ・ファインズ)は、再びハンナの朗読者になることを決意。朗読を吹き込んだテープを送り続けます。果たして、ハンナの守る秘密とは?

監督は「リトル・ダンサー」(00)「めぐりあう時間たち」(02)に続く、3作目のスティーヴン・ダルドリー。脚本は「めぐりあう時間たち」のデヴィッド・ヘア。製作はアンソニー・ミンゲラとシドニー・ポラック。

「イングリッシュ・ペイシェント」(96)でアカデミー賞監督賞を受賞したアンソニー・ミンゲラは、2008年3月18日ガンの合併症で54歳の若さで逝去。そして「愛と哀しみの果て」(85)で同賞を受賞したシドニー・ポラックも、2008年5月26日ガンのため死去。

2人とも、本作の完成を見ずに亡くなりました。残念です。青年時代のマイケルを演じるデヴィッド・クロスは、1990年7月4日ドイツ生まれ、12歳からTVに出演していました。本作が本格的な映画出演です。共演はブルーノ・ガンツ、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ。

あっ、主演のケイト・ウィンスレットは、本作で念願のアカデミー賞主演女優賞受賞。必見!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 肖像画を愛して… | トップ | 変~身~!2 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
待ってました! (kino)
2009-05-09 23:42:38
linlinさん、ちょっとお久しぶりです。
この映画、私が原作を読んだ5-6年前には既に映画化が決まっていたので、映画版がすぐにも見られるかと思っていました。
ところが、監督が変わり、主演女優が二転三転、結局ケイト・ウィンスレットに戻りと・・・長いこと待たされました!

最初は ケイト・ウィンスレットが市電の車掌さん役?!と びっくりした配役でしたが 見事オスカー獲得ですね。
映画公開の日がホント待ち遠しいです。
返信する
ぜひ、見ましょう! (linlilin)
2009-05-12 19:45:58
kinさま、コメントありがとうございます。お返事遅れてごめんなさい。やっぱり原作、読んでいましたね!映画化にそんなに時間がかかっていたなんて!

でもそのおかげで、ケイト・ウィンスレットはオスカーを受賞できたし、喜びも大きいでしょうね。36歳からの30年間を演じるとのこと。ウィンスレットもそんな役が演じられる年(33歳)になったということですね。楽しみです。
返信する

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事