だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

双子の人生を演じるヴィゴ

2013-05-31 21:33:51 | 映画
ヴィゴの本名は、ヴィゴ・ピーター・モーテンセン・Jr。デンマーク人のお父さんの名前を継いでいます。1958年10月20日ニューヨーク州マンハッタン出身。今年で55歳になるんですね。

お母さんがノルウェーの米国大使館に勤務していたとか。ヴィゴが2歳の時にベネズエラへ移住、1年後にアルゼンチンへ引越し。そんなわけで英語、スペイン語、デンマーク語、フランス語…

スウェーデン語、ノルウェー語が話せるんですって!確かにヴィゴはスペイン映画「アラトリステ」(06)、ドイツ映画「善き人」(08)などにも出演。英語圏の作品だけではないんですね~。

最近のヴィゴの主演作品はホント素晴らしく、見逃せません。ジョン・ヒルコート監督「ザ・ロード」(09)、デヴィッド・クローネンバーグ監督「危険なメソッド」(11)、見ましたかぁ~?

最新作も絶対見逃せません。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した、アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」(09)の製作者たちが再び結集した「偽りの人生」(12)に主演。しかも双子の役なんです。

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで医師として働く、アグスティン(ヴィゴ・モーテンセン)。妻クラウディア(ソレダ・ビジャミル)と裕福な暮らしをしつつ、重圧と空虚感を感じていました。

ある日、兄のペドロ(モーテンセン2役)が突然訪ねて来ます。彼は一卵性双生児で、長らく離れて暮らしていたのです。そして自分は末期のがんで、殺して欲しいと告げられます。

当然アグスティンは断るのですが、あることがきっかけでペドロを殺害してしまいます。アグスティンは自分が死んだことにして、兄ペドロに成りすまし人生をやり直すことにするのでした。

そして少年時代を過ごした故郷へ向かいます。ブエノスアイレスから北へ30kmのティグレ。そこでペドロが犯罪に関わっていたことを知るのです…。果たして、やり直したかった人生とは?

妻を演じるソレダ・ビジャミルは、「瞳の奥の秘密」のヒロイン イレーネを演じた人。今回も夫の死に疑問を抱く妻を演じ、注目です。脚本、監督は本作が長編初のアナ・ピターバーグ。見ましょ。
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トミー・リーのマッカーサー

2013-05-29 21:01:53 | 映画
コリン・ファースがヨハネス・フェルメールを演じ、スカーレット・ヨハンソンがその少女を演じた「真珠の耳飾りの少女」(03)。監督は、これが長編初監督のピーター・ウェーバー。

トマス・ハリス自身が脚本を書き、あのハンニバル・レクターの幼少期から青年期を描いた「ハンニバル・ライジング」(07)。いかにして殺人鬼となったか…演じたのはギャスパー・ウリエル。

1960年イギリス出身の監督はまだ2作品ですが、短編作品やTV映画を数多く手がけ、ドキュメンタリー作品も高い評価を得ているそうです。最新作はなんと日本を舞台にした作品なんです。

それが、「終戦のエンペラー」(12)。そう、1945年8月日本が連合国に降伏し、第二次世界大戦が終結。そして8月30日、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)がやって来ます。

率いるは、マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)。日本文化の専門家ボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)は、直ちにA級戦犯の容疑者たちの逮捕を命じられます。

マッカーサーは、天皇(片岡孝太郎)を逮捕すれば激しい反乱を招くと考えていました。連合国側は天皇の裁判を望み、GHQのリクター少将(コリン・モイ)もそれを当然と考えていました。

しかしマッカーサーは、フェラーズに戦争における天皇の役割を10日間で探るよう命令。こうして、開戦前いったい何があったのか…そして敗戦を認め、玉音放送に至る経緯を探るのでした。

日本人も知らない終戦のエンペラーを描く本作。有名な天皇とマッカーサーが並ぶ“あの写真”は、いつどうやって撮られたのか…。ピーター・ウェーバー監督の熱い想いが込められた作品です。

日本からの出演者は、鹿島大将に西田敏行、東條英機に火野正平、近衛文麿に中村雅俊、関屋貞三郎に夏八木勲、木戸幸一に伊武雅刀、フェラーズの運転手兼通訳の高橋に羽田昌義。

他に、フェラーズが大学生の頃に恋した日本人留学生アヤに初音映莉子、西田敏行演じる鹿島の妻に桃井かおり…と超豪華。戦争を知らない私や今を生きる映画好きの貴方。いかがですか?
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2001年5月、フィリピン パラワン島で起きたこと

2013-05-27 21:44:52 | 映画
2001年。まさか9.11以前にこんな事件があったなんて、まったく知りませんでした。そしてその内容を読んで、恐怖に震えました。ありえない…。こんなことがあって良いんでしょうか!

2001年5月、フィリピンのパラワン島を訪れていた観光客21人が、ホテルからイスラム武装勢力アブ・ヤサフに誘拐されるという事件が起こります。映画化したのはブリランテ・メンドーサ監督。

監督は、1960年6月30日フィリピン、フェルナンド出身。2009年「キナタイ マニラ・アンダーグラウンド」(09)で、カンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど、活躍しています。

日本ではあまり馴染みがないですが、この拉致事件を知らしめるのは監督しかいないでしょう。美しい海や自然に囲まれたリゾート地パラワン島。各国からの観光客が滞在する高級ホテル。

2001年5月。突然、夜中にイスラム原理主義アブ・サヤフが押し入り、21名の観光客が誘拐されます。突然襲われ、小さな船に乗せられた21人は、ミンダナオ島バシランへと向かいます

その中にNGOのフランス人ソーシャルワーカー、テレーズ・ブルゴワン(イザベル・ユペール)と同僚のソルダットがいました。途中、アブ・サヤフにイスラムの掟を説明されます。

さらに各人の素性といくら身代金を出せるか…徹底的に調べられます。初めて見る襲撃時の銃撃戦や、途中で見た殺人の衝撃。恐怖と緊張とで、抵抗する意思を失くしてしまった人質たち…。

それでもいつか救出されるのを待ち続けていました。映画は、人質たちの命を顧みないフィリピン国軍の救出作戦やフィリピン政府による身代金の着服、仲間の処刑などありえない事実を描きます。

人質たちの潜伏生活は、377日に及びます。信じられない…。本作は、生還者の1人が出版した体験記をさらに緻密に調査、フィリピン国軍とアブ・サヤフ両方の全面協力により製作されました。

犯行グループは今も逃走中で、2012年9月手配犯の内2人が逮捕されたそうです。あの時、いったい何が起きていたのか?映画は、何も知らない日本人や世界の人に訴えます。
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嫌われ者マクレーンと人気者ブラック

2013-05-26 15:36:36 | 映画
クロワッサンで朝食を」(12)のジャンヌ・モローは、今年85歳。いかにも気難しそうな雰囲気を醸していますね。ではアメリカの女優では?すぐに思い出すのが、シャーリー・マクレーンでしょう。

1934年4月24日ヴァージニア州リッチモンド出身、今年79歳。ちなみに弟は、ウォーレン・ベイティ。3歳でバレエを習い、16歳の時ブロードウェイのコーラスとしてデビュー。

映画は、アルフレッド・ヒッチコック監督「ハリーの災難」(55)でデビューしました。「80日間世界一周」(56)「カンカン」「アパートの鍵貸します」(60)「噂の二人」「青い目の蝶々さん」(61)

「あなただけ今晩は」(63)「スイート・チャリティ」(68)「愛と喝采の日々」(77)「チャンス」(79)「愛と追憶の日々」(83)「マグノリアの花たち」(89)「迷子の大人たち」(92)など、多数出演。

ヒュー・ウィルソン監督、ニコラス・ケイジ共演「不機嫌な赤いバラ」(94)をご覧になりましたか?夫に先立たれた大統領夫人テス(マクレーン)と警護主任のダグ(ケイジ)の物語。←お気に入り。

気難しく、上品で毒舌な夫人役。上下関係が際立つ主演2人の演技合戦が最高!ぜひ。最新作でも気難しい大富豪の未亡人役です。それが、「バーニー/みんなが愛した殺人者」(12)です。

テキサス州の田舎町カーセージ。葬儀社の助手として働く、バーニー・ティーディ(ジャック・ブラック)は誰からも愛される優しい男。ある日、ドゥエイン・ニュージェントの葬儀を執り行います。

町1番の大金持ちの夫を亡くし、莫大な遺産を相続したのは未亡人のマージョリー(マクレーン)。町中から嫌われ、孤独な彼女の相談相手を務める内、気に入られ世話役となったバーニー。

数年後、あることをきっかけにカッとなったバーニーは、思わずマージョリーを射殺!第1級殺人罪で裁判にかけられるバーニ-。ところが、本人の意志とは逆に、誰もが彼を無罪と主張。

本作は、1996年に実際に起きた事件を元にしています。39歳の町1番の人気者が、81歳の町1番の嫌われ者を殺害。マシュー・マコノヒー共演。リチャード・リンクレイター監督作品です。
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監督もエストニア出身です。

2013-05-25 13:18:11 | 映画
フランス映画はあまり見ていなかった若き日。今は違うけど。かつて名前だけは知っていたけど、その出演作品全部は見てなかったんですね。ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、シモーヌ・シニョレ

シャルル・アズナヴール、ミレーユ・ダルク、カトリーヌ・ドヌーヴ、ミレーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ、ブリジット・バルドー、ジャン=ルイ・バロー、ジャン=クロード・ブリアリ、シャルル・ボワイエ

ジャン=ポール・ベルモンド、ジャン・マレー、イヴ・モンタン、ミシェル・モルガン、ジャン=ピエール・レオ、モーリス・ロネ…こうして思いつくまま名前を書いていても、全部を見ていない…

ファンの皆さま、申し訳ない。でも!最近は違います。それと今も健在で、映画に出演している大ベテランもいます。その最たるが、フランス映画界の至宝と呼ばれる、女優ジャンヌ・モロー。

1928年1月23日パリ出身。今年85歳。父はレストラン経営者、母は英国人で元ダンサー。18歳の時に舞台を見て女優を目指すように。コンセルヴァトワールで演技を学びます。

1948年デビューし、「現金に手を出すな」(54)「死刑台のエレベーター」(57)「恋人たち」(58)「雨のしのび逢い」(60)「突然炎のごとく」(61)「エヴァの匂い」(62)「小間使の日記」(63)…

出演作は80本を軽く超えます。「ラスト・タイクーン」(76)「ファスビンダーのケレル」(82)「愛人/ラマン」(92)「心の地図」(92)「エバー・アフター」(98)「ぼくを葬る」(05)を見てます。

主演作品ではないですが。最新作はもちろん主演作品。イルマル・ラーグ脚本、監督作「クロワッサンで朝食を」(12)です。2年間介護をしていた母親を亡くし、放心状態のアンヌ(ライネ・マギ)。

そこへ家政婦の仕事が舞い込みます。エストニアの小さな町から、憧れのパリへ向かうアンヌ。待っていたのは、高級アパルトマンに暮らすエストニア出身の老婦人フリーダ(ジャンヌ・モロー)でした。

おいしいクロワッサンの買い方も知らないアンヌ。気難しいフリーダとかみ合わないアンヌ。しかし、孤独な2人はいつしか心を通わせるようになるのです…。果たして?シワガレ声のモロー。健在です。
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シリアル・キラー、イライジャ

2013-05-24 20:39:22 | 映画
映画の紹介と共に俳優紹介もするマイブログ。主演スターしかわからないのは、ちと淋しい。長く見ていると、デビュー当時から知っていていつの間にか大スターに!なんてことも。

もちろん主演スターでなくても気になる俳優を見つけ、メキメキ出世するのを見て楽しんだり。反対に華々しいデビューから、いつの間にか『えっ?』ってことも。今回の俳優は、イライジャ・ウッド。

1981年1月28日アイオワ州シダーラビッズ出身。1989年国際モデル&大会に出場、スカウトされます。デビュー作はロバート・ゼメキス監督「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」(89)

バリー・レヴィンソン監督「わが心のボルチモア」(90)、メアリー・A・ドナヒュー監督「愛に翼を」(91)、リチャード・ドナー監督「ラジオ・フライヤー」とスティーヴ・マイナー監督「フォーエヴァー・ヤング」(92)

ジョセフ・ルーベン監督「危険な遊び」(93)、ジョン・アヴネット監督「8月のメモワール」(95)、アラン・シャピロ監督「フリッパー」(96)など、この頃のイライジャは超~カワイイ!

ミミ・レダー監督「ディープ・インパクト」(68)やロバート・ロドリゲス監督「パラサイト」(98)あたりが、少年から青年になる頃。ピーター・ジャクソン監督「ロード・オブ・ザ・リング」(01)に主演。

この作品で知った方も多いかも。リーヴ・シュレイバー監督「僕の大事なコレクション」(05)は、ちょっと変わった作品で印象的でした。そのイライジャの最新作は、まさに『えっ?』なのです。

ジョー・スピネル原案、主演でウィリアム・ラスティグ監督「マニアック」(80)のリメイク、「マニアック」(12)です。監督は「P2](07)のフランク・カルフン。そう、ホラーなのです。

両親から店を継ぎマネキンの修復師として暮らすフランク(ウッド)。幼い頃のトラウマで女性を愛せない彼は、夜の街を彷徨い若い女性ばかりを狙って残忍な殺人を重ねていました。

ある日、アンナ(ノラ・アルネゼデール)という女性カメラマンが、マネキンに興味を抱きフランクに接近。初めて生身の女性に好意を抱くフランク。果たして?大きな目のイライジャ。こ、怖っ。
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バリー・バトルズ監督、登場

2013-05-22 20:08:14 | 映画
タラちゃんこと、クエンティン・タランティーノ。「レザボアドッグス」(91)で脚本、監督として衝撃的なデビューを飾り、自らMr.ブラウン役で出演も。ビデオショップの店員だったタラちゃん。

映画を死ぬほど見たそうで、映画好きが高じて監督に。この作品はホントすごかった!ユニークなキャラクターたち、前後する時間、最後まで飽きることなく、突っ走りました。見事!

ロドちゃんこと、ロバート・ロドリゲス。「エル・マリアッチ」(92)で原案、脚本、撮影、製作、監督しデビューします。新薬の臨床実験のバイト代7000ドルを制作費に当てたそうです。

「エル・マリアッチ」は、アントニオ・バンデラス主演で「デスペラード」(95)として再度映画化。両方見ましたが、ものすごいパワーを感じる作品。素晴らしかったです!

タラちゃんは、1963年3月27日テネシー州ノックスヴィル出身。ロドちゃんは、1968年6月20日テキサス州サンアントニオ出身。この2人の登場で、映画はより面白くなりました!

時が経ち、あの時の興奮が甦る!それが「ギャングバスターズ」(12)です。脚本、監督はバリー・バトルズ。脚本はグリフィン・フッドと共同で、2人で作った11分の短編映画がデビュー作。

本作も超低予算で製作するつもりだったとか。良いプロデューサーが付いたんですね。バトルズとフッドは現在アラバマで暮らし、次作に取り組んでいるそうです。映画の舞台はアラバマ。

セレステ(エヴァ・ロンゴリア)は、障害を持つ息子ロブ(トーマス・ブローディ・サングスター)を元夫カルロス(ビリー・ボブ・ソーントン)に奪われてしまいます。カルロスは凶暴な性格。

彼女はアラバマの無法地帯で有名な荒くれ者ウーディ兄弟に助けを求めます。長男ブリック(クレイン・クロフォード)、次男リンカーン(ダニエル・クドモア)、三男マックイーン(トラヴィス・フィメル)

地元の保安官やしつこい連邦捜査官も加わり、どんどん大事(おおごと)に。果たして、この騒動の結末は?サングスターは「ラブ・アクチュアリー」(03)のサム。大きくなりました、ねっ?
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ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番に込めて

2013-05-21 19:49:29 | 映画
貴方の誕生日は誰と同じですか?シャーリー・ジョーンズ、リチャード・チェンバレン、ユアン・マクレガー、クリストファー・ウォーケン。そう、3月31日生まれ。舘ひろし、雨上がりの宮迫博之も。

いつもユアンとウォーケンを出して、同じ日よ…と自慢してます。あはは。そのクリストファー・ウォーケンですが、1943年3月31日ニューヨーク市クイーンズ出身。本名は、ロナルドです。

ドイツ系の父親とスコットランド系の母親、3人兄弟の次男だそうです。幼い頃からダンスや演技を学び、シドニー・ルメット監督「ショーン・コネリー/盗聴作戦」(71)で、映画デビュー。

マイケル・チミノ監督「デア・ハンター」(78)で、ベトナム戦争で精神に障害を負い、サイゴンの町でロシアン・ルーレットに夢中になるニック役を演じ、アカデミー賞助演男優賞受賞。

チミノ監督の「天国の門」(81)にも主演。出演作品は80本以上。どんな役でもこなしてしまう演技派でもあり、シリアスもコメディもミュージカル(ブロードウェイ出身!)もホラーもイケます。

今年70歳のウォーケンの最新作は、ヤーロン・ジルバーマン監督「25年目の弦楽四重奏」(12)です。世界的に有名な弦楽四重奏団“フーガ”は、今年で25周年を迎えます。

メンバーは、極めて精巧な演奏で魅了する第1バイオリンのダニエル(マーク・イヴァニール)、彼を引き立たせ彩りを与える第2バイオリンのロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)

深い感情表現のヴィオラのジュリエット(キャサリン・キーナー)、最年長で父親的存在のチェリストのピーター(クリストファー・ウォーケン)。そのピーターが病気を理由に引退を表明。

パーキンソン病を宣告された、ピーター。動揺するメンバーたち。さらにロバートが、第1バイオリンを弾きたいと言い出します。そしてついに最後の演奏会の日がやって来ます…。

マーク・イヴァニールはウクライナ出身、イスラエル育ち、ハリウッドデビューは「シンドラーのリスト」(93)。ウォーケンもホフマンもキーナーも音楽家ではないけれど、これは必見!
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マイクとサリーの出会い

2013-05-20 19:38:12 | 映画
ピクサー・アニメ、大好き!正式名:ピクサー・アニメーション・スタジオの作品には、「トイ・ストーリー」(95)、「バグズ・ライフ」(98)、「トイ・ストーリー2」(99)、「モンスターズ・インク」(01)

アカデミー賞長編アニメ賞受賞「ファインディング・ニモ」(03)、同長編アニメ賞受賞「Mr.インクレディブル」(04)、「カーズ」(06)、同長編アニメ賞受賞「レミーのおいしいレストラン」(07)

同長編アニメ賞受賞「WALL・E/ウォーリー」(08)、同長編アニメ賞と作曲賞受賞「カールじいさんの空飛ぶ家」(09)、同長編アニメ賞と歌曲賞受賞「トイ・ストーリー3」(10)、「カーズ2」(11)

「メリダとおそろしの森」(12)…と続きます。見てるなぁ~。好きだから。監督や製作総指揮を務めるのは、ちょっと太目でユニークなジョン・ラセター氏。日本でもおなじみですね。

ピクサー・アニメの最新作は「モンスターズ・インク」の続編、「モンスターズ・ユニバーシティ」(13)です。監督は、これが初監督のダン・スカンロン。音楽は、ランディ・ニューマン。

今回のアニメは、マイクとサリーの出会いと友情を描く前作の前日譚。ところでマイクの本名は、マイケル・ワゾウスキ。サリーの本名は、ジェームズ・P・サリバン。一応、ご紹介しときますね。

いつも明るく前向きなマイク(声:ビリー・クリスタル)の悩みは、同級生より小さくて“カワイイ”こと。子供の頃からのマイクの夢は、誰よりも恐ろし~い“怖がらせ屋”になること。

その夢を叶えるために、憧れのモンスターズ・ユニバーシティに入学することになります。自分の部屋のドアを開けると、そこにいたのが大きな体のサリー(声:ジョン・グッドマン)でした。

“怖がらせ屋”になるために勉強を始めたマイク。でも周りはサリーをはじめ、怖がらせの上手な生徒ばかり。果たして、マイクはりっぱな“怖がらせ屋”になれるのでしょうか?

字幕版で見るので、その他の声の出演も気になります。スティーヴ・ブシェミ、チャーリー・デイ、ヘレン・ミレン、アルフレッド・モリーナ、ジョン・クラシンスキー、ボニー・ハントたち。楽しみ。
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李小龍と葉問

2013-05-19 19:29:22 | 映画
ブルース・リー祭り2013”、第2弾は「李小龍 マイブラザー」(10)です。1940年生まれのブルース―・リー、この作品は香港で生誕70周年記念映画として製作されました。

3年たった今年、日本では没後40周年記念と公開されます。ところでウィルソン・イップ監督、ドニー・イェン主演「イップ・マン 序章」(08)「イップマン 葉問」(10)で紹介された詠春拳。

ブルース・リーにとって唯一の師匠、イップ・マンが描かれたこの2作。映画のラストに若きリーがほんのちょっと出てきます。また、イップ・マンをウォン・カーウァイ監督が描いたのが…

トニー・レオン主演「グランド・マスター」(13)です。もうすぐ公開。ドニー・イェン版とは違いますが、こちらもぜひ。話は戻りますが、「マイブラザー」はブルース・リーの青春映画。

1941年、サンフランシスコに生まれたブルース・リーは生後間もなく映画に出演。子役として活躍、その後も少年俳優として人気を得ていました。そして成長したブルース(アーリフ・リー)。

1950年代、華やかな映画スターに憧れる一方、ケンカに明け暮れるブルース。ケンカは得意だけど恋愛が苦手なブルースは、長身の美女パール(ミシェル・イェ)に惹かれていました。

しかし、友人クォンも惹かれていることを知り悩みます。そんな時、幼なじみのマンラン(ゴン・ミー)にダンスコンテストに誘われるのですが、2人の女性に揺れ、断ってしまいます。

そのコンテストには実弟と出演し、なんと優勝。強くなりたい!…ブルース・リーはイップ・マンの詠春拳に入門。高校対抗のボクシング・トーナメントに出場し、英国人チャンピオンを倒し優勝!

こうして若き日のブルース・リーが丁寧に描かれます。(サンフランシスコ生まれですが)なぜ香港を離れ、アメリカに渡ったのか…これまで描かれることのなかった青春時代を知ることになります。

アメリカと香港を行ったり来たりしているなので、混乱しそうですが…。監督はイップ・ワイマンとマンフレッド・ウォン。父親役をレオン・カーフェイ、母親役をクリスティ・チュンが演じています。
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