だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

月の神殿、シカン

2009-06-21 20:16:36 | 展覧会
久々に国立科学博物館のHPを開いたら、すっかりリニューアルしていてびっくり。綺麗~。素晴らしい~。桜の頃、「大恐竜展 知られざる南半球の支配者」で、ゴンドワナ大陸の恐竜たちを見に行って以来です。

その時も、企画展(地球館)と常設展(地球館)も見てまわりました。全部見るとかなり時間がかかりますが、見応え充分!ハチ公でお馴染みのハチのはく製や、南極観測隊の悲劇(動物好きの私はあえてそう呼びます)で有名なカラフト犬のジロのはく製も見て感無量…。

ちなみにタロのはく製は、北海道大学植物園に展示されているそうです。国立科学博物館にお出かけの際には、ぜひとも時間に余裕を持ってあちこち見て来てくださいね。今度の展覧会は、「特別展 インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」です。

インカ帝国滅亡から遡ること約500年前。ペルーの北海岸に“バタグランデ”という地域があります。ここに“黄金国家の都”があったと考える日本人。それがイリノイ大学教授の考古学者、島田泉氏。

1978年から30年、遺跡調査は続きます。1991年から、ロロ神殿の東の墓発掘を開始し、この地の支配者と考えられる男性と4名の遺体を発見。さらに1.2トンもの黄金製品なども発掘。

島田教授はこの文化を“シカン”と名付けます。シカンとは、先住民の言葉で『月の神殿』という意味だそうです。日本人が名付けていたなんて!知りませんでしたね~。シカンは9世紀初頭に興り、14世紀後半にチムー王国によって滅ぼされます。

本展では、30年間の調査・発掘の結果得られた考古遺物を約200点と、TBSによる20年に及ぶ独占取材映像などのCGによる“3Dシアター”も注目!蘇る、ロロ神殿!
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