だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

新米パパママは、犬猿の仲

2011-01-30 17:40:56 | 映画
最近、ロマコメヒロインとして活躍する美人女優キャサリン・ハイグル。彼女の魅力は何と言っても、その健康的な笑顔。「恋に焦がれて」(92)でデビューし、TV「ロズウェル/星の恋人たち」(99~02)のイザベル・エバンズ役でメジャーに。

主役のシリ・アップルビーが普通の高校生だったから、ハイグルの美しさは際立っていました。その後、TV「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」(05~)でイジー・スティーヴンス役を演じ、そのコメディセンスがキラリ。

映画では…アン・フレッチャー監督「幸せになるための27のドレス」(08)では、ジェームズ・マースデンと共演。ロバート・ルケティック監督「男と女の不都合な真実」(09)では、ジェラルド・バトラーさんと共演。

ロバート・ルケティック監督とは、「キス&キル」(10)でも組んでます。共演はアシュトン・カッチャー。バトラーさんは結構強面だけど、共演者はそれぞれステキ!私はバトラーさんファンですが。うふふ。

そのハイグルの最新作もラブコメ。「かぞくはじめました」(10)の監督は、グレッグ・バーランティ。レストラン経営で成功を夢みるホリー・ベレンソン(ハイグル)。彼女は親友のアリソンの勧めで、ブラインドデートに出かけます。

お相手は、アリソンの恋人ピーターの親友エリック・メッサー(ジョシュ・デュアメル)。彼はスポーツ番組のディレクターとして1人前になるのが夢。ところが2人はまったく気が合わず、デートは中止…という最悪の結果に。

しかしアリソンとピーターが結婚し、何かと顔を合わせる羽目に…。一方、アリソンとピーターにはソフィーという赤ちゃんが誕生。そんなある日、アリソンとピーターが交通事故で亡くなってしまいます。

遺児ソフィーの後見人に指定されたのは、なんとホリーとメッサーだったのです。やむなく、同じ家で共同生活を送ることになります。お互いの夢を実現するため、お互いのスケジュールをやりくりする新米パパとママ。(結婚はしてませんが)

果たしてどうなる?ジョシュ・デュアメルは、「トランスフォーマー」シリーズ(07、09、11)のレノックス大尉役。「ポセイドン」(06)などのジョシュ・ルーカスも出演。楽しそう~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画史上かつて描かれたことのない<秘密>とは?

2011-01-28 21:53:51 | 映画
1月16日(現地時間)開催された“第68回ゴールデン・グローブ賞”の授賞式。「ソーシャル・ネットワーク」(10)が作品、監督(デヴィッド・フィンチャー)、脚本(アーロン・ソーキン)、音楽賞(アッティカス・ロス、トレント・レズナー)を受賞。

ちなみに主演男優賞は、「英国王のスピーチ」(10)のコリン・ファース。主演女優賞は、GW公開予定「ブラック・スワン」(10)のナタリー・ポートマン。GB賞を受賞するとアカデミー賞は難しい…という話がありますが、果たして?

その「ソーシャル・ネットワーク」にエドゥアルド役で出演していた、アンドリュー・ガーフィールド。1983年8月20日ロス生まれ。3歳の時、イングランドのサリー州に移住。高校卒業後、舞台からスタートした若手俳優。

ロバート・レッドフォードが監督、主演した「大いなる陰謀」(07)に抜擢され、映画デビュー。次に公開されたジョン・クローリー監督の「BOY A」(07)は、わたしのお気に入り。繊細な青年の心理状態を静かに演じ、魅了されました。

「ブーリン家の姉妹」(08)では小さな役、テリー・ギリアム監督「Dr.パルナサスの鏡」(09)では一座の助手、アントン役。ここでも揺れる若者の心境を演じ、好感。そして「ソーシャル・ネットワーク」を経て、最新作「わたしを離さないで」(10)が、公開です。

「日の名残り」(93)「上海の伯爵夫人」(05)の原作者カズオ・イシグロ、05年発表の同名小説の映画化。イギリスの田園地帯にひっそりと建つ寄宿学校“ヘールシャム”。ここに幼い頃からずっ~と一緒に暮らして来た、3人。

キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)たちは、外界から隔絶されていました。18歳になった時、3人は初めてヘールシャムを出て、農場のコテージで共同生活を始めるのでした。

恋を育む、ルースとトミー。孤立するキャシー。果たして、ヘールシャムに潜むいくつもの秘密とは?見知らぬ誰かのために生を受けた、特別な存在とは?原作を読まれた人は、その映像化が楽しみでしょう。

そして初めてこの作品を知った人には、その<秘密>を知りたくてたまらないはず。私も!監督はマーク・ロマネク、共演者にはシャーロット・ランプリング。必見。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

16歳になったダコタ

2011-01-26 21:08:00 | 映画
ジェシー・ネルソン監督の「I am Sam アイ・アム・サム」(01)。主人公サム(ショーン・ペン)は知的年齢が7歳しかなく、娘のルーシー・ダイアモンドを育てるのは無理と、ソーシャルワーカーによって引き離されます。

娘を取り戻すための法廷闘争を描き、弁護士役はミシェル・ファイファー。ペンは賞レースの常連で、この作品でもアカデミー賞主演男優賞ノミネート。娘を演じたのが、1994年2月23日ジョージア州出身のダコタ・ファニング。

デビューから「ER」や「CSI:科学捜査班」など数々のTVシリーズにゲスト出演し、ルーシー役で放送映画批評家協会賞若手俳優賞受賞。この時わずか6歳。以降、数々の作品でその天才ぶりを発揮しています。

「マイ・ボディガード」(04)「宇宙戦争」(05)「シャーロットのおくりもの」(06)「リリィ、はちみつ色の秘密」(08)と、いずれも同賞にノミネート。「宇宙戦争」で、若手女優賞を受賞しました。現在、16歳になりました。

この前まで子供だったダコタは、「ニュームーン/トワイライト・サーガ」(09)でヴァンパイアのヴォルトゥーリー族ジェーンを演じ、大きく成長。すっかり変わりました。そして最新作の「ランナウェイズ」(10)でも、びっくりの変身を遂げています。

と言っても、ヴァンパイアではありません。“ランナウェイズ”とは70年代後半に活躍、人気だったガールズ・ロックバンド“ザ・ランナウェイズ”のこと。映画は、主人公シェリー・カーリーの自伝『『ネオン・エンジェル』が原作。

監督・脚本は、フローリア・シジスモンディ。1975年のロス。ロックスターを夢見る15歳のジョーン・ジェット(クリステン・スチュワート)は、クラブで音楽プロデューサーのキム・フォーリー(マイケル・シャノン)に出会います。

売り込みに成功し、10代の女の子だけのバンドを結成。でも可愛いだけじゃ何か足りない…そこで、ボーカルのシェリー・カーリー(ファニング)が加わります。コルセットやガーターベルトという下着姿のファッションや濃いメイクが特徴。

日本では大人気でしたが、アメリカではチャート100位内に入ったアルバムが1枚もないそう。映画は原作を元にバンドの成功と苦悩、華やかなステージの裏を描いていきます。ジョーン役のクリステン・スチュワートは、「トワイライト」シリーズのベラ・スワン。

2人は図らずも再共演。キスシーンもあります。見ましょ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パロディではありません、本気です。

2011-01-24 22:29:48 | 映画
映画にはオリジナルをA級映画(?)と呼ぶなら、それよりランクが低いものをB級映画と呼びます。はっきりした定義はありませんが、短期間・低予算で製作されたもの、または質の悪い作品をそう呼ぶこともあります。

ただしそんなこと百も承知で見るB級映画もあり、楽しみ方、好みはそれぞれの個人にお任せ。そしてC級映画もあるのをご存知?たとえば、シェーン・ヴァン・ダイク監督・脚本の「タイタニック2012」(10)。

言わずもがなのジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」(97)を元に、タイタニック沈没から100年後の2012年という設定。ジョン・ヒューストン監督の「白鯨」(56)を元にした、トゥリー・ストークス監督の「バトルフィールド・アビス」(10)

ジョー・ダンテ監督の「ピラニア」(78)を元にした、エリック・フォースバーグ監督の「メガ・ピラニア」(10)。ジェームズ・キャメロン監督の「ターミネーター」(84)を元にした、ザヴィエ・S・プスロウスキー監督の「ターミネーターズ」(09)

ガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」(09)などを元にした、レイチェル・ゴールデンバーグ監督の「シャーロック・ホームズ VS モンスター」(10)。マット・リーヴス監督の「クローバーフィールド/HAKAISHA」(08)を…

元にした、エリック・エステンバーグ監督の「バトルフィールド TOKYO」(08)。ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」(09)を元にした、マーク・アトキンス監督の「アバター・オブ・マーズ」(09)…と何やら妖しげなタイトルが~。

そんなC級映画とも言える作品を集めた映画祭が開催されます。ただしレイトショー。期間限定。「ASYLUM アサイラム祭」(09)がそれ。副題は“アサイラムってなんだ?!”。こういう映画祭こそ、C級?(良い意味で)

“アサイラム”は、カリフォルニア州にある映画製作スタジオ兼映画配給会社なんです。1997年、映画プロデューサーのデヴィッド・マイケル・ラット、デヴィッド・リマゥイー、シェリー・ストレインの3人によって設立されました。

上記の作品以外にも、「メガ・シャーク VS クロコザウルス」(10)や「バトル・オブ・ロサンゼルス」(11)なんてのも。ビデオ発売済もあり。面白そう~♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れの長い金髪

2011-01-23 22:47:30 | 映画
ウォルト・ディズニー・カンパニーの配給部門は、かつて“ブエナビスタ”という名称でした。なつかしい。現在はウォルト・ディズニー・スタジオが担当。アニメ部門は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオです。

ミッキー・マウスが「蒸気船ウィリー」(28)で口笛を吹きながら舵を取る作品は、約7分の短編アニメ。長編1作目は「白雪姫」(37)でした。以降、2作目は「ピノキオ」、3作目「ファンタジア」(40)、4作目「ダンボ」(41)

5作目「バンビ」(42)、12作目「シンデレラ」(50)、13作目「ふしぎの国のアリス」(51)、14作目「ピーター・パン」(53)、15作目「わんわん物語」(55)、16作目「眠れる森の美女」(59)、17作目「101匹わんちゃん」(61)

18作目「王様の剣」(63)、19作目「ジャングル・ブック」(67)、20作目「おしゃれキャット」(70)、28作目「リトル・マーメイド」(89)、30作目「美女と野獣」(91)、31作目「アラジン」(92)、32作目「ライオン・キング」(94)

33作目「ポカホンタス」(95)、36作目「ムーラン」(98)、37作目「ターザ」(99)、46作目「チキン・リトル」(05)、48作目「ボルト」(08)、49作目「プリンセスと魔法のキス」(09)。そして記念すべき50作目が「塔の上のラプンツェル」(10)。

“ディズニー・プリンセス”の1人ですね。シンデレラ、「美女と野獣」のベル、「リトル・マーメイド」のアリエル、白雪姫、「眠れる森の美女」のオーロラ、「アラジン」のジャスミン。さらにラプンツェルも。グリム童話の『髪長姫』ですね。

ようやく妊娠した妻が、魔女の庭にあるラプンツェルを食べたがり、夫が盗んでしまいます。怒った魔女は、食べる代わりに生まれた子を引き渡すように要求。その子が塔に閉じこめられ、ラプンツェルと名付けられるのです。

アニメは原作とは違うようです。18年間、塔に閉じ込められたラプンツェル(声:マンディ・ムーア)は、突然現れたお尋ね者の大泥棒フリン(声:ザカリー・リーヴァイ)と出会います。そしてこの出会いから大冒険が始まります。それは?

ラプンツェルとは、レタスのような葉物だそうです。もうひとつ、アニメの原題は“TANGLED”。(結び目などが)もつれた、絡んだという意味。アニメも勉強になるなぁ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

闇は、怖い…

2011-01-22 21:27:22 | 映画
「ワンダーランド駅で」(98)の監督・脚本でデビューした、ブラッド・アンダーソン。「セッション9」(01)「マシニスト」(04)以来の劇場公開作品が、「リセット」(10)です。主役を務めるのは、1981年4月19日バンクーバー出身のヘイデン・クリステンセン。

「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(02)と「エピソード3/シスの復讐」(05)でのアナキン・スカイウォーカー役で人気ですが、私は「ニュースの天才」(03)がお気に入り。実際にあった雑誌記者の捏造事件を描いています。

若く清潔感あふれ誠実そ~な二枚目のジャーナリスト役がぴったりのヘイデンは、「ジャンパー」(08)なんかよりずっと適役。内容も政治雑誌の内幕物だし、面白かった!未見の方はぜひ。そのヘイデンの2年ぶりの公開作。

ある夜、世界規模の大停電が突然起こります。それと同時に、地球上の人々が謎の消滅を遂げてしまうのでした。まるで透明人間になったかのようにその場に服や靴を残したまま…。いったい何が起き、人々はどこへ行ってしまったのか?

電気の復旧はなく、夜の時間がどんどん長くなっていく異様な現実。デトロイトの1軒のバーには、消失を免れた4人の人たちがいました。彼らは停電の時、ある光が自分のそばにあったため、生き延びた人たちだったのです。

頭にライトをつけ、シネコンの映写室にいたポール(ジョン・レグイザモ)。懐中電灯を手に病院内を走り回っていた、理学療法士のローズマリー(タンディ・ニュートン)。ロウソクの灯る部屋にいたTVレポーター・ルーク(ヘイデン)。

そしてもう1人、バーにいたジェームス(ジェイコブ・ラティモア)という名の少年。彼らは引き寄せられるように、発電機で明りの灯るそのバーに集まったのでした。停電から72時間が過ぎ、午前11時だというのに真っ暗。

なぜ人々は消え、4人だけ生きているのか?理由もわからずにいると、ポールはかつて発生した謎の事件を語リ始めます。それは16世紀末にロアノーク島(ノースカロライナ州東部の島)で起きた集団失踪事件のことでした。

それは島の全住民が忽然と姿を消し、“CROATOAN”クロアトアンという謎の文字だけが残されていたもので、現在も真相がわかない事件。いったい何が起きているのか?う~む、知りたい!久々のヘイデンンも楽しみ。見ましょ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レンブラントと和紙

2011-01-21 13:48:56 | 展覧会
1月もあっという間に過ぎて、春はもうすぐそこまで来ているようです。それにしても今年のスギ花粉は、その飛散量が尋常でない様子。例年の5~8倍?早めにアレルギーの薬を飲まねばなりません。今年も憂鬱なシーズン到来。

まだまだ寒い日が続きますが、春の桜見物はやっぱり上野でしょうか?そう言えば、リンリリンが死んでしまった上野動物園に、中国から新しいパンダがやって来ます。中国名:比力/ビーリー(オス)と仙女/シィエンニュ(メス)の2頭です。

ちなみに日本名は、1月23日まで公募中。どんなかな?というわけで花粉症にはつらい春ですが、3月には桜も咲くし、パンダも一般公開が始まるし、やっぱり春は上野ですね。絵画ファンの私は、展覧会に行かなくっちゃ!

国立西洋美術館で開催の「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」。サブタイトルは「版画と絵画 天才が極めた明暗表現」。そうなんです、バロック美術を代表するレンブラント(1606~1669)は光と闇を描いた画家の1人ですね。

その点では、先に生まれ活躍したカラヴァッジョ(1571~1610)の影響を受けています。大好きな画家たち。今回の展覧会では、“光と影の魔術師” “明暗の巨匠”と呼ばれたレンブラントの作品が、多数来日します。

オランダ・アムステルダムのレンブラントハイス(彼が住んでいた家を美術館に改装した館)、アムステルダム国立美術館、大英博物館、ルーヴル美術館などから約100点の版画と約15点の絵画と素描が展示されます。

版画作品のうち約30点は、和紙に刷られたもの。えっ和紙?そうなんです、レンブラントは当時オランダの東インド会社を通じて運ばれた和紙を、1647年頃から使い始めたそうです。日本の和紙をレンブラントがどう使ったのか?

展示される作品には、ポスターになった油彩の『東洋風の衣装をまとう自画像』(1631)、『旗手(フローリス・ソープ)』(1654)、『音楽を奏でる人々』(1626)。版画には『石の手摺りにもたれる自画像』(1639)などなど。

ところで、“エッチィング”とは?“ドライポイント”とは?うっ、確かに聞いたことはあるけどその手法となると…。そんなことも勉強になりそうですよ。必見。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生設計は、31歳から

2011-01-18 17:43:29 | 映画
ラブコメ・ヒロインと言えば、古くは「先生のお気に入り」(58)「夜を楽しく」(59)「恋人よ帰れ」(61)「ミンクの手ざわり」(62)などのドリス・デイや、「アパートの鍵貸します」(60)「あなただけ今晩は」(63)などのシャーリー・マクレーン。

歌手のドリス・デイは、ミュージカル「カラミティ・ジェーン」(53)「パジャマゲーム」(57)などにも出演。「知りすぎていた男」(56)の“ケ・セラ・セラ”は超有名。マクレーンも「カンカン」(60)や「スイート・チャリティ」(68)などがあります。

その後、「サボテンの花」(69)「バタフライはフリー」(72)などのゴールディ・ホーン。「恋人たちの予感」(89)や「めぐり逢えたら」(93)のメグ・ライアン。「プリティ・プリンセス」(01)のアン・ハサウェイ。「プラダを着た悪魔」(06)のエミリー・ブラント。

「魔法にかけられて」(07)のエイミー・アダムス。「恋は邪魔者」(03)や「かけひきは、恋のはじまり」(08)のレニー・ゼルウィガー。「幸せになるための27のドレス」(08)のキャサリン・ハイグルも忘れてはいけません。

「バウンティー・ハンター」(10)のジェニファー・アニストンもいました。そして「キューティ・ブロンド」(01)「メラニーは行く!」(02)のリース・ウィザースプーン!昔とはだいぶタイプが違うけど、彼女たちの映画はホント楽しい。

プロディーサーとしても活躍するリースの最新作は、「幸せの始まりは」(10)。監督・脚本は「恋愛小説家」(97)「スパングリッシュ」(04)のジェームズ・L・ブルックス。ソフトボールのアメリカ代表として、20代を捧げたリサ(ウィザースプーン)。

しかし31歳になったリサは、チームからクビを宣告されてしまいます。ショック!リサのボーイフレンド、マティ(オーウェン・ウィルソン)はメジャー・リーガーで、いつもファンに囲まれ、能天気なプレイボーイ。一緒に暮らしているけれど。

本当に愛しているのか、疑問…。しかも自分がいなくてもチームは活躍。ああ~、自分だけ世界から置いてきぼりの気分。今さら、どうすればいいの?チームメイトの紹介で、ジョージ(ポール・ラッド)とブラインドデイートしたけれど。

ジョージの父(ジャック・ニコルソン)も絡んで、果たして新しい恋は始まるの?たまにはこんなラブコメも良いんでは?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰る日は、決まっていますか?

2011-01-17 21:10:03 | 映画
ポール・ボウルズの原作をベルナルド・ベルトルッチが監督した「シェルタリング・スカイ」(90)。ご覧になりました?ジェレミー・トーマスの製作、ヴィットリオ・ストラーロのカメラ、 坂本龍一とリチャード・ホロウィッツの音楽。

ジョン・マルコヴィッチとデブラ・ウィンガーの夫妻が、NYから北アフリカへ旅行にやって来ます。2人は愛も夢も失いかけ、この地で何かを発見し、関係を直したいと思っていたのですが…。果てしなく広がる砂漠が美しい、奥の深い作品でした。

この映画で、夫婦の道連れになる男キャンベル・スコットとの会話に『ツーリストとトラベラー』の違いがありました。覚えているのは、ツーリストは帰る日が決まっているもの。そしてトラベラーは決まっていないもの…というものでした。

細かいセリフは覚えていないけど、すごく納得しました。英訳は共に旅行者なんですけど。ジョニー・デップの最新作は、まさにそれ。フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の「ツーリスト」(10)です。

監督は「善き人のためのソナタ」(06)で、アカデミー賞外国語映画賞を受賞。アメリカ人旅行者フランク・テイラー(デップ)は、傷心を癒すためイタリアにやって来ます。ヴェネチアに向かう車中でエリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)と出会います。

エリーズ・クリフトン=ウォードと名乗る妖艶な上流階級の美女に誘われ、素晴らしい体験をするフランク。しかし、それはすべて彼女によって仕組まれた罠だったのです。彼は知らぬ間に、巨大な陰謀・事件に巻き込まれて行くのです。

ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの共演。それだけですごい話題性。共演も「マスター・アンド・コマンダー」(03)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた、「ダ・ヴィンチ・コード」(06)のポール・ベタニー。

そして「007/リビング・デイライツ」(87)と「007/消されたライセンス」(89)で、第4代ジェームズ・ボンドを演じたティモシー・ダルトン。とにかく期待してしまう作品ですが、実はオリジナルがあります。

ジェローム・サル監督・脚本の「アントニー・ジマー」(05未)です。ソフィー・マルソーと「ザ・インタープリター」(05)のイヴァン・アタル、「ソルト」(10)のダニエル・オルブリフスキー主演。未見なので、純粋にストーリーを楽しみましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本へ里帰り

2011-01-16 21:08:24 | 展覧会
アメリカ・マサチューセッツ州ボストン市にあるボストン美術館は、世界でも有名な美術館のひとつ。1870年地元の有志によって設立され、アメリカ独立100周年にあたる1876年に開館しました。所蔵品数は45万点以上。

1)古代 2)ヨーロッパ 3)アジア・オセアニア・アフリカ 4)アメリカ 5)現代 6)版画・素描・写真 7)染織・衣装 8)楽器の8つのセクションに分かれているそうです。中でも日本の仏画・絵巻物・浮世絵・刀剣など日本美術品を多く収蔵。

収蔵品の代表的な作品には、ポール・ゴーギャンの『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』(1897~98)があります。←2009年7月~9月東京国立近代美術館に来日。見ました。

フィンセント・ファン・ゴッホの『郵便配達人ジョゼフ・ルーラン』(1888)、クロード・モネの『ラ・ジャポネーズ』(1875)、ピエール=オーギュスト・ルノワールの『ブージヴァルのダンス』(1883)などがあり、夢のよう。

美術館コレクションの内、約5万点の浮世絵版画、約700点の肉筆浮世絵、数千点の版本を収蔵するも、すべてを展示することは不可能。これだけの作品が集められ、しかも保存状態が良く当時の鮮やかな色合いを見れるのに。

そこで渋谷区広尾にある山種美術館に、そのボストン美術館から日本の浮世絵が来日。「ボストン美術館 浮世絵 名品展」です。時代を錦絵の黄金時代と呼ばれる、天明・寛政期(1781~1801)に絞っています。

当時の絵師は、鳥居清長(とりいきよなが/1752~1815)、喜多川歌麿(きたがわうたまろ/1755~58?~1806)、東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく/?~1794)の3人。来日する作品たちのほとんどが、日本初来日。

つまり“里帰り”ですね。なんでも帰国後、ボストン美術館でも5年間は展示予定がないとか。うむ。なかなか見ることができない、日本の浮世絵。日本のなのに…。これを機にぜひ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする