だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

涙の大晦日

2006-12-31 11:10:09 | 私のお気に入り
2006年も最後になりました。毎年たくさんの映画を見ていますが、大晦日は大好きな映画をDVDで見て過ごします。今年はこれ。「めぐり逢い」(57)。監督は「我が道を往く」(44)のレオ・マッケリー。原作と脚本も担当。脚本には、デルマー・デイヴィスの名も。彼は「避暑地の出来事」(59)「スーザンの恋」(61)「恋愛専科」(62)「スペンサーの山」(63)と、恋愛映画の監督/脚本の名手。懐かし過ぎ~♪

「めぐり逢い」は、マッケリーの自作「邂逅(めぐりあい)」(39)のリメイク。ヨーロッパからNYへ向かう豪華客船。画家でプレイボーイのニッキー(ケイリー・グラント)は、歌手のテリー(デボラ・カー)と知り合います。2人はお互いに婚約者がいて始めは反発していたものの、次第に惹かれ合うのでした。その会話のオシャレなこと!大人~。

途中、帰港したニッキーの母が住む家に寄るシーン。私はここが好き。色とりどりの花たちに囲まれた別荘のようなお屋敷の見事なこと。ここでピアノに合わせてテリーが歌う主題歌が、『想い出の恋』AN AFFAIR TO REMEMBER 。(ちなみに吹き替えは「王様と私」と同じマーニ・ニクソン)映画では、ヴィック・ダモン。

NYが近づくにつれ2人は分かれ難く、お互いの婚約者との関係を整理して、1年後エンパイア・ステート・ビルの天辺で逢うことを約束。それもたまたま船から見えた、当時一番高いビルだから。オシャレ~♪

1年が過ぎ、ついに約束の日。ニッキーは早くもビルに来て心待ち。テリーは逸る心で駆けつけるのですが、ビルの真下で交通事故に遭ってしまいます。救急車の音を、そんなこととは知らずに聞き流すニッキー。(私も登って感動しました)

命は取りとめたものの歩けなくなってしまい、事故のことを秘密にするテリー。リハビリに励むのでした。でも、画家としてやって行こうとするニッキーは、約束に来なかったことに強い衝撃を受け、苦しみます。やがて彼の書いた1枚の絵が、感動のラストを迎えるのです…。

もう、このラストを見たいがためにこの映画を見てると言って過言ではありません!ほんと、感動なのです。何回見ても涙があふれます。映画にはいろいろな複線があり、そのすべてがラストに向かっているのです。ああ~、また泣こうっと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガーリーなマリー

2006-12-29 22:25:34 | 映画
映画と共に舞台も好きな私ですが、かつて宝塚も観ていました。“ベルサイユのばら”の初演を観ています。漫画もTVアニメも、79年の「ベルサイユのばら」も。(←いまいちだった…)先日も帝劇で、“マリー・アントワネット”を観たばかり。生誕250年記念だそう。

映画では、ジャン・ドラノワ監督の「マリー・アントワネット」(56)。マリーは、ミシェル・モルガン。チャールズ・シャイア 監督の「マリー・アントワネットの首飾り」(01)では、ジョエリー・リチャードソンが演じてました。そして最新作が、ソフィア・コッポラ監督3作目の「マリー・アントワネット」(06)。

今度のマリーは、なんとキルステン・ダンスト。うっ、似合わないんでは!?と思ったものの、テーマを聞いてやや納得。いままでの映画や舞台の中では、王妃という立場からマリーを描いていたことがほとんどでした。よくいうわがままで国民のことなんて、気にもかけていないような王妃として…。

マリー・アントワネットは、1755年11月2日、オーストリア/ハプスブルク家の王妃マリア・テレジアの娘として生まれ、政略結婚でフランスのルイ16世に嫁ぎます。1789年フランス革命が勃発、1793年10月16日、ギロチンで処刑されました。

ソフィア・コッポラは、マリーを1人の女の子として描いています。監督お得意の“ガーリー”な世界を。いままでのわがままな王妃としてではなく、ティーンエイジャーの女の子なんです。美しい衣装、宝石、靴、おいしい食事、お菓子、パーティ、ギャンブル…。

その意味、キルステンはお似合いかも。ルイ16世は、ジェイソン・シュワルツマン(ええっ、「ハッカビーズ」(04)の!!)。他にはリップ・トーン、ジュディ・デイヴィス、マリアンヌ・フェイスフル(ええっ、「あの胸にもういちど」(68)の!!)楽しみです♪

おまけ:ジェイソン・シュワルツマンは、父ジャック・シュワルツマン、母タリア・シャイア、叔父フランシス・フォード・コッポラ、従兄弟ニコラス・ケイジ&ロマン・コッポラ、従姉妹がソフィア・コッポラという、まさにコッポラ一族なんです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はじめての都路華香

2006-12-27 21:59:45 | 展覧会
先日見た、“揺らぐ近代”はなかなかの見物でした。かなり気に入っています。日本画と洋画についての興味深い展示が、グッと心を鷲づかみ!150点という展示の多さも、満足度倍増。素晴らしかったです。

その東京国立近代美術館で、お正月から始まるのが“都路華香展”(つじ かこう)。知らない?ですよね。私も。明治3年京都の上京区生まれ、本名は辻良景。満9歳の時に幸野楳嶺に師事したそうです。うむ、知らないなぁ~。知識不足。思うに、日本画が好きなクセに何も知らないのが現実です。(ダメね~)

でも、若冲しかり…藤田嗣治しかり…海外の方が、日本より評価が高いというのが心苦しいですね。実は今回の都路華香の絵も、海外で好まれているそうです。この細かい描写には、思わず目を見張ります。これは、すごい!

「達磨」(17)「閉庭春興図」(21)「松の月」(11)「良夜」(12)「萬年台の夕」(20)「祇園祭礼図」(14)「埴輪」(16)「東莱里の朝」(20)「緑波」(11)など、サイトで見る作品たちに見惚れてしまいます♪素晴らしい。期間中、展示の入れ替えがありますので、要チェック。

日本画が好きな理由の1つに、細かい細かい描写と、美しい色彩があります。これこそ、洋画にはない繊細さでしょうか…。もちろん、静物画というジャンルの精密さ、鮮やかさも大好きです。でも、絵の具の違いがあるかな~。私は両方とも、好き!素晴らしい。

そうだ!美術館は通常、月曜日が休館日。しかし、2月12日は建国記念日の振り替え休日のため、開館。この日、作者についての講演会が開催されます。これも要チェック。休みが取れるといいなぁ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供を捜しています。

2006-12-25 22:00:36 | 映画
劇場で予告編を見て、「これ、見たい」と思うと前売り券を購入。で、何を基準に見たいと思うか…、主演スター?気になる脇役?監督?脚本?タイトル?原作?予告編で惹き付けられる内容だったりします。ジャンルも気になりますね。

私はスプラッターは苦手だけど、ほぼどのジャンルも好き嫌いなく、見るようにしています。たまに“金返せ!”映画に出会いますが(笑)でも、俗に言う“B級”映画も好き。単純に楽しめれば良いですものね~。映画って、エンタティンメントだもん。

ところで、今まで4回もオスカーにノミネートされたジュリアン・ムーア(「ブギーナイツ」(97・助女)、「ことの終わり」(97・主女)、「めぐりあう時間たち」(99・助女)、「エデンより彼方に」(02・主女))。他にも数々の賞を受賞した経歴を持ち、透き通るようなブロンド美人です。

おもしろい事に彼女は、子供を失くす母親役を何度か演じてます。「マップ・オブ・ザ・ワールド」(99)「フォーガットン」(04)、そして最新作「フリーダムランド」も。原作は、リチャード・プライスの同名小説。この人の脚本には「身代金」(96)「シャフト」(00)や、大好きなカルーソの「死の接吻」(95)も♪

ニューヨークのお隣、ニュージャージー州。ここにあるデンプシー市のアフリカ系住民の低所得者が多く住む、団地が舞台。団地内の保育施設に勤めるブレンダ・マーティン(ジュリアン・ムーア)は、ある晩、黒人男性に襲われ、車を奪われてしまいます。両手を血まみれにして、医療センターに現れたことが事件の発端。

実は車の中には、ブレンダの4歳の息子コーディが乗っていて、いきなり誘拐事件へと発展。捜査に当たるロレンゾ・カウンシル(サミュエル・L・ジャクソン)は、ブレンダの態度に不審を抱き、やがて“フリーダムランド”と呼ばれる、児童精神病院にたどり着くのでした…。そこに隠された秘密とは?

ブレンダの兄、警官のダニー役でTV「ER」のシェップこと、ロン・エルダードが出演。他にもイーディ・ファルコ、ウィリアム・フォーサイス、ラターニャ・リチャードソン・ジャクソン(←サミュエル・L・ジャクソン夫人)。謎解きしに、劇場に行きましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭上が気になります。

2006-12-23 21:20:16 | 映画
「ギャングスター・ナンバー1」(00)「ホワイト・ライズ」(04)の監督、ポール・マクギガン。「シン・シティ」(05)「ブラック・ダリア」(06)のジョシュ・ハートネット。「ミリオンダラー・ベイビー」(04)「ダニー・ザ・ドッグ」(05)のモーガン・フリーマン。「オリバー・ツイスト」(05)のベン・キングズレー。

「ドミノ」(05)のルーシー・リュー。「プラダを着た悪魔」(06)のスタンリー・トゥッチ。TV「ミレニアム/3シーズン」(98)のピーター・アウターブリッジ。そして、「16ブロック」(06)のブルース・ウィリス。これだけ並ぶと見ずには、いられません。映画のタイトルは、「ラッキーナンバー7」。

舞台はニューヨーク。友人のアパートにいたスレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、偶然、隣の部屋のリンジー(ルーシー・リュー)と出会い、ひと目惚れ。不運続きのスレヴンにとって、ちょっとラッキーな出来事♪しかし、まだまだ不運は続いて、借金まみれの友人に間違われ、ギャングから返済と“ある暗殺”を強制されてしまう。ううっ。

期間はたったの3日間。2つのギャング組織から脅され、間に挟まれ不運は続く…。そしてすべての謎を握るのは、謎の暗殺者グッドキャット(ブルース・ウイリス)。いったい、何がどうなっているのやら?自分が巻き込まれた不運に、振り回されるスレヴン。

他にもギャングのボス(モーガン・フリーマン)や、“ラビ”と呼ばれるもう1人のボス(ベン・キングズレー)、NY市警の捜査官ブリコウスキー(スタンリー・トゥッチ)が入り乱れて、物語はさらに複雑に…。

この手の映画の常套手段は、そう!“どんでん返し”。二転三転するから、ドキドキハラハラ楽しめるってわけ。私も期待しています。でも、ブルースが出てると、どうも視線が頭上に行ってしまうのは、私だけ?気になるわ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人になったアイドルたち

2006-12-22 22:27:59 | 映画
1974年11月11日生まれのレオナルド・ディカプリオは、今年32歳。1970年10月8日生まれのマット・デイモンは、今年36歳。2人ともいつまでもアイドルスターでは、ないということですね。確かに、顔付きも変わってきています。

レオは、マーティン・スコセッシ監督の「ギャング・オブ・ニューヨーク」(01)、「アビエイター」(04)で組んですっかり、デ・ニーロの後釜に座っています。今まであんまり好きでなかったデイモンも、「ボーン・アイデンティティー」(02)以降、大人の俳優を目指し始めました。「ふたりにクギづけ」(03)みたいな作品も、イケます。

その2人が組んだ話題作がやって来ます!「ディパーテッド」。これ、リメイクです。しかもオリジナルは香港映画の大ヒット作、「インファナル・アフェア」(02)。アンディ・ラウとトニー・レオンという、豪華なキャスト♪シリーズ化されています。

ハリウッド版リメイクを監督したのは、もちろんマーティン・スコセッシ!製作も兼ね、あのブラッド・ピットも製作に名を連ねています。オリジナルを見た人が多いと思いますので、ネタバレにはならないでしょうが…。

マフィアの内情を探るため、ボスを捕まえるため、組織へ5年間もの潜入を命じられた警察官…ビリー・コスティガン(レオ)。マフィアのボス、フランク・コステロ(ジャック・ニコルソン!!)に命じられ、有能な警察官として内部情報を流すコリン・サリバン(デイモン)。

警察学校で出会い、共に優秀な成績で卒業。しかしお互いの事は知らないまま、それぞれの運命の道を歩み始る2人。やがて双方のスパイ探しが始まり、窮地に…。正体を知られないよう、先に相手を探さねばならない…。2人の運命は?

さすがにスコセッシ作品らしく、重厚な作品になっていること請け合い!メインのスターもですが、共演者もすごい!マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン、レイ・ウィンストン、アレック・ボールドウィン。うむ、男の映画だ!期待せずにはいられませ~ん。

ちなみに“THE DEPARTED”とは、故人、死者のこと。映画では、どういう意味かしら。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キレたら怖い…

2006-12-20 21:21:07 | 映画
もし、透明人間になれたら…?かつて日本TVで、放送されていた『透明人間』(60)を覚えていますか?原作はH・G・ウエルズの“透明人間”。くるくる巻きの包帯を取ると、中はからっぽ!30分ドラマで、子供心に毎回ドキドキして見てました。それからだいぶ経った2000年、「インビジブル」が公開。

“透明”という意味の単語も、これでしっかり覚えました。主演は、ケヴィン・ベーコン、エリザベス・シュー、ジョシュ・ブローリン、監督はポール・ヴァーホーヴェン。ヴァーホーヴェンといえば、「ロボコップ」(87)「トータル・リコール」(90)「氷の微笑」(92)ですよね~。独自の映画スタイルを持っていて、作品選びも個性的。

オランダ人のヴァーホーヴェンは、自国でルトガー・ハウアーを主演に何本か製作。個人的には、ジェローン・クラッベ主演の「4番目の男」(79)が、お気に入り♪

そのヴァーホーヴェンが製作総指揮を担当した「インビジブル2」が、やって来ます!監督は、クラウディオ・ファエ(ちょっと知らないなぁ~)。主演はこの所、B級映画でがんばっているクリスチャン・スレイター。以前はバリバリ、主演をはっていたのですが、トラブル続き(女性関係やアルコール問題)の上、暴行事件(97)を起こして服役した過去が…。

今度の透明人間は、前作と違って研究所内から飛び出して街中で大暴れ。その理由は?軍の特殊部隊の先鋭マイケル・グリフィン(スレイター)は、透明になることで“究極の兵器”として、社会に紛れ込んでいます。しかし、一番の問題、透明化することでいずれは死に至る運命を、緩和する薬を投与されていないことを知ってしまうのです。

グリフィンは、軍への復習を開始!見えない兵器の殺人事件。こんな怖いことはありません。だって見えないんだもん!前作が透明になることを丁寧に描いていたのと違って、PART2はよりアクション性が高くなっています。キレたら怖いスレイターのアクションに期待!うふ、シネパトスに相応しい…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カリオストロに夢中♪

2006-12-19 21:33:22 | 演劇
山口祐一郎さんのファンです♪親しみを込めて“祐一郎”と呼んでいます。もちろん、劇団四季の時からのファンでして、出演作品はすべて見ていると豪語します!特にお気に入りは「ジーザス・クライスト・スパースター」のジーザス役。上演の度に見ていました。退団後は、主に東宝ミュージカルに出演していますが、最近の活躍ぶりは、ファンならずともうれしい限りです♪

涼風真世さんのファンです♪宝塚時代からの愛称“カナメ”と呼んでいます。もちろん、宝塚の舞台もしっかり見ています。カナメのいた月組みは、演技の月組と言われていて、先輩の榛名由梨、剣幸、春風ひとみ、後輩の大地真央、天海祐希…と人材豊富。月組みはホント、素晴らしかったですね~。

現在、帝劇で上演中の“マリー・アントワネット”を観てきました。タイトルロールのアントワネット役は、カナメちゃん。祐一郎は、錬金術師のカリオストロ。そう、あの『ルパン三世/カリオストロの城』です。イタリアのシチリア島生まれと言われ、本名はジュゼッペ・バルサモ。カリオストロ伯爵を自称していました。怪しい…。

マリー・アントワネットと言えば、『ベルサイユのばら』ですよね~。宝塚の初演を見ている私としては、漫画のファンであるし、かなり期待してました。うむ。そもそも、このミュージカル誕生の経緯がすごい。

原作は遠藤周作さんの『王妃マリー・アントワネット』。それを東宝で上演された“エリザベート”や“モーツアルト”の作家ミヒャエル・クンツェと作曲家シルヴェスター・リーヴァイに、ミュージカル化を依頼。なんと構想10年を経て、日本での上演となったのです!

ルイ16世(石川禅)との結婚、スウェーデン貴族フェルセン(井上芳雄)との恋、首飾り事件、バスティーユ襲撃、女性たちのヴェルサイユ行進、逮捕・投獄・処刑…とフランス革命を描きながら、アントワネットと貧しい娘マルグリット(笹本玲奈)の対比をもテーマにしています。

ちょっと重い感じがしましたが、祐一郎のカリオストロと劇作家で狂言回し的役のボーマルシェ(山路和弘)が、笑いを誘い、楽しめました。まっ、宝塚的華やかさを期待してはいけません。結末は分かっているのですから。祐一郎、ステキだった…♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

15執念だそうです。

2006-12-17 21:08:57 | 映画
ついこの間、「沈黙の傭兵」を紹介したばかりだというのに、またもオヤジの登場です!オヤジとは、スティーヴン・セガール♪今度の映画は、「沈黙の奪還」(06)(公式HPがない…?)ちなみに、“沈黙”シリーズ15周年記念作品となっているのに…。

そうか、1作目の「沈黙の戦艦」が1992年(日本公開は93年5月)。あれから15年も経ったわけですね。193cmのでかい体、伸ばした髪を後ろでポニーテールにし、しかも大阪に住んでた大の日本通。料理の腕もかなりなものだそうで、“ごんぶと”のCMにも出てましたね。

そんな経緯もあり、しかも痛快なストーリーでファンも急増!私はデビューの「刑事ニコ/法の死角」(88)からですが。しかし、セガールの映画は面白い。悪いヤツをバシバシやっつけていくのが、快感なんですよね。その上、あくまでも自分のルールで。だから法律なんで無視。いいんです、セガール法で。

「沈黙の奪還」は、元CIAのジャック(セガール)が主役。亡き妻の祖国ルーマニアを娘のアマンダ(エヴァ・ポープ)と訪れたのですが、空港で娘を誘拐されてしまいます。アメリカ政府が開発した“新型生物兵器”を巡る陰謀が、本人の知らないうちにジャックを巻き込んでいたのでした。

CIA、FSB(ロシア)、ルーマニア警察と、いろいろな組織に振り回されながら、ジャックは娘アマンダの“奪還”を開始!うう~、セガールはアメリカを飛び越え、ルーマニアでもセガール法で暴れまくり~!もう、こうなったらガンバレ!と応援するのみ。負けを知らないセガールが大好き♪悪いヤツは、覚悟しなさい。

監督はミヒャエル・ケウシュ 。セガールは製作・脚本も担当。共演者には「ヴェラ・ドレイク」(04)「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」(05)や、次回作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(07)のイメルダ・スタウントンが。名女優です。はい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オルセーがやって来る!

2006-12-16 22:04:14 | 展覧会
東京都美術館には、ホントよく行きます。いつ行っても、上野は人がいっぱい。それにしても、日本人は美術展好きですね~。先日も、ダリ回顧展に行って、久々に並びました。平日なのに…。ゆっくり絵を見るなら、少なくても平日。もしできるなら“雨の日”がお勧め。大雪とか台風とか。

そういえばNHKの“迷宮美術館”で、日本人は美術展好きのきっかけは、74年の東京国立博物館での「モナリザ」初来日だとか。確かに。あの大きな国立博物館の周りをたくさんの人が、何時間も並びました。実は私もその1人…。家族と。

日本人は特にフランスのルーブル美術館や、オルセー美術館がお気に入り。そのオルセーから名品がやって来ます!『オルセー美術館展 19世紀 芸術家たちの楽園』です。展示される作品は、フィンセント・ファン・ゴッホの「ファンゴッホの寝室」(1889)。ちなみにこの作品は同名の3作品があり、それぞれゴッホ美術館、シカゴ美術館、オルセー美術館に収蔵されています。

他にクロード・モネの「ルーアン大聖堂」(1893)、エドゥアール・マネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」(1872)、ポール・セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」(1887~90)、ポール・ゴーガンの「黄色いキリストのある自画像(1890~91)、ピエール=オーギュスト・ルノワールの「ジェリー・マネ」(1887)などなどと、すごいものばかり!

アンリ・ファンタン=ラトゥールの「バティニョールのアトリエ」(1870)は、特に見たい1作。楽しみ♪早くチケットを買いましょう~♪そして雨の日を待ちましょう~♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする