だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

13金のリメイク

2009-01-30 21:02:02 | 映画
大好きなTVシリーズ「スーパー・ナチュラル」(05~)で、主役のウィンチェスター兄弟の弟サムを演じている、ジャレッド・パダレッキ。私は親しみを込めて“サミー”と呼んでいます。うふ。

1982年7月19日、テキサスのサンアントニオ生まれ。TVシリーズやTVM、未公開作の後「フライト・オブ・フェニックス」(04)や「蝋人形の館」(05)に出演。どうもホラーに縁があるのか、最新作も“あの”有名な映画のリメイク「13日の金曜日」(09)。

おおっ、1980年の“あれ”ですね。監督・製作はショーン・S・カニンガム。ちなみに大ヒットしたこの映画は、当然シリーズ化。「13日の金曜日 PART2」(81)[PART3](82)、4作目「完結編」(84)、「新・13日の金曜日」(85)

「PART6/ジェイソンは生きていた!」(86)「PART7/新しい恐怖」(88)「PART8/ジェイソンN.Y.へ」(89)、9作目「ジェイソンの命日」(93)10作目「ジェイソンX 13日の金曜日」(01)。番外編「フレディVSジェイソン」(03)も。よくまぁ~。

オリジナルに話を戻して…。1958年6月13日金曜日、ニュージャージー州ブレアーズタウン近くのキャンプ場クリスタル・レイク。若い男女の惨殺事件が起き、人々から“呪われたキャンプ場”と呼ばれ、近づくことさえ恐れられていました。

そして現在。若者たち8人によるキャンプ場復活計画が進められる中、繰り返される惨殺事件…。オリジナルはひたすら殺戮を描き、凝ったストーリーはなく評価は低いですが、当時の若者に大受け。見ました?

今回は、「テキサス・チェーンソー」(03)のドイツ人監督マーカス・ニスペル。製作陣には、名プロデューサーのマイケル・ベイの名も。美しい自然に恵まれた“クリスタル・レイク”。このキャンプ場で1人の少年が溺死し、以来キャンプ場は閉鎖されていました。

数十年後、キャンプ場は再開されます。しかし13日の金曜日、またしても無残な殺人事件が…。なぜ若者だけが行方不明になるのか、なぜ13日の金曜日なのか、犯人の正体は?わかっていても知りたい!

“サミー”は主役のクレイ役。共演はダニエル・パナベイカー、アマンダ・リゲッティ、トラヴィス・ヴァン・ウィンクル。(ほとんど知りませんが) しかしポスター、怖い…。
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バレンタインが待ち遠しい?

2009-01-29 22:13:35 | 映画
大好きなTVシリーズ「スーパー・ナチュラル」(05~)で、主役のウィンチェスター兄弟の兄ディーンを演じている、ジェンセン・アクレス。私は親しみを込めて“兄ちゃん”と呼んでいます。うふ。

1978年3月1日、テキサスのダラス生まれ。TVのゲスト出演やTVMに出演後、「スーパー・ナチュラル」でブレイク!ジェシカ・アルバ主演のTV「ダーク・エンジェル」(00~01)に、ベン役でゲスト出演。シーズンⅡ(01~02)ではアレック役で出演。きれいだった~。

「ダーク・エンジェル」は視聴率低迷で、第2シーズンで打ち切り。結末が中途半端で残念。でも「スパナチュ」は現在も放映中。DVDは第3シーズンまで発売済み。早く次が見たいよぉ~。

実は、ジェンセンはシリーズを降りて映画に進みたいようで、一時降板の噂もありました。でもシリーズは継続。うれし。彼の夢も叶いました。それが「ブラッディ・バレンタイン 3D」(08)です。ええっ、また~?もう3Dはやめてぇ~!「センター・オブ・ジ・アース」(08)も(←涙)

話を戻すと、「ブラッディ・バレンタイン 3D」は「血のバレンタイン」(81)のリメイク。このカナダ製作のホラーは、20年前のバレンタインデーに起きた炭鉱町の猟奇殺人事件を描いていました。殺人鬼の凶器は、つるはし。

新作の監督は、「ドラキュリア」(00)のパトリック・ルシエ。今から10年前、新米炭鉱作業員のトム・ハニガー(アクレス)はトンネル内で事故を起こし、5人の死者を出してしまいます。唯一生き残ったハリー・ウォーデンは、昏睡状態に…。

そして1年後。突然バレンタインデーに目覚めたハリーは、つるはしを手に住民を22人も殺害。…そして現在。トムが事件のあった町、ハーモニーに帰って来ます。トムは、今もトンネル事故の罪の意識に苦しみ続けていました。

そして再び、炭鉱夫のマスク姿につるはしを持った殺人鬼が現れるのです!共演は、 ジェイミー・キング、カー・スミス、ケヴィン・タイ、トム・アトキンス。(アトキンス以外、良く知らないけど)

兄ちゃんの主演映画だからぜひ見たいんだけど、3Dは苦手。やっぱりDVDを待ちましょう。せっかく公開日も、バレンタインなのになぁ~。
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これぞ!ルーヴル!

2009-01-28 21:36:31 | 展覧会
大好きな上野の“国立西洋美術館”は、2009年開館50周年を迎えます。1959年(昭和34年)6月10日、フランスより寄贈返還された“松方コレクション”を収蔵公開するために開館しました。(HPより抜粋)

現在、常設展示室の新館設備改修工事、及び館内設備等のため、一部閉室(2007年9月~2009年5月10日)中。この後5月11日~6月3日までは、全室閉室されます。あの素晴らしい作品たちが見れないのは淋しいですが、改装後の展示が待ち遠しい~。

そして、この春の展覧会は必見です!「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」2005年の「ルーヴル美術館展 19世紀フランス絵画」、2006年の「古代ギリシア芸術・神々の遺産」に続く、ルーヴル美術館展第3弾!

今回は“黄金の世紀”と呼ばれる時代に活躍した、オランダ、スペイン、フランスなどの画家たちの作品がずらり!レンブラント、ベラスケス、フェルメール、ルーベンス、プッサン、ラ・トゥール、クロード・ロラン、ムリーリョ…

ああ~、ため息ですね。ルーヴル美術館には世界最大規模の35万点もの収蔵品があり、その中から選りすぐりの71点もの作品が来日。その中には、日本初公開の約60点、さらにはルーヴルをはじめて出る作品が約30点。わくわくします。

ヨハネス・フェルメールは、日本でも人気の画家。初来日の『レースを編む女』(1670年頃)は画家の晩年の作品。フェルメールの作品はほとんどが小さく、この作品も23.9×20.5cm。小さいですね~。肖像画というよりは、台所や寝室の壁にちょこんと掛けておく感覚でしょうか。

同じく初来日のピーテル・パウル・ルーベンス作『ユノに欺かれるイクシオン』(1615年頃)は、神話の世界の物語を描いています。ルーベンスの特徴はその豊満な肉体表現。一目でルーベンス作と判別できるくらい!こちらのサイズは、175×245cm。

レンブラント・ファン・レインの『縁なし帽をかぶり、金の鎖をつけた自画像』(1633年)も大注目。絵もですが、額縁にも注目しましょう。素晴らしい!の一言です。わくわく!
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ジョン・ウーの黄金ノワール

2009-01-27 17:39:47 | 映画
「香港国際警察/NEW POLICE STORY」(04)や「女帝/エンペラー」(06)のダニエル・ウー(呉彦祖)、「トランスポーター」「クローサー」(02)のスー・チー(舒淇)、「呉清源 極みの棋譜」(06)や「レッドクリフ Part I」(08)のチャン・チェン(張震)

「PROMISE プロミス」(05)や「王妃の紋章」(06)のリィウ・イエ(劉)、そして「僕の恋、彼の秘密」(04)のトニー・ヤン(楊祐寧)。台湾と香港の若きスターを配した映画が、「ブラッド・ブラザーズ -天堂口ー」(07)です。

監督は、長編初のアレクシ・タン(陳奕利)。製作総指揮は、ジョン・ウー(呉宇森)とテレンス・チャン(張家振)。そう!この映画、「レッドクリフ」で大ヒットを飛ばしたジョン・ウー監督が、中国に戻って製作した作品。製作順は「レッドクリフ」の撮影前になります。

1930年代の古き良き時代の老上海“オールド・シャンハイ”。世界中から、人やお金、文化が集まるこの街には、中国でありながら西洋建築の建物が並び、店からはジャズが流れ、モダンなダンサーがいっぱい。

人々は洋装で颯爽と通りを歩き、まるで紳士淑女のよう。上海郊外の寒村から、成功を夢見て大都会へやって来た3人の若者たち。漁師のフォン(ダニエル・ウー)、親友のフー(トニー・ヤン)、その兄カン(リィウ・イエ)。

上海一のゴージャスなナイトクラブ“パラダイス・クラブ”で、ウエイターの仕事が決まっていたカンについて来たフォンとフーは、人力車の車夫の仕事に就きます。初めて見るナイトクラブで、フォンはクラブの歌姫ルル(スー・チー)に一目惚れ。

ある夜、フォンは帰宅途中に瀕死の男を助けます。男の名はマーク(チャン・チェン)。彼はマフィアのホン(スン・ホンレイ)の右腕でした。マークは、密かにルルと愛し合っていて、ホンの暗殺を企て失敗…。

こうしてフォンやフー、カンは、それぞれ犯罪の道へと足を踏み入れてしまうのでした。うう~、極上の香港ノワールの香り…。3人の若者の友情と対決。ジョン・ウーが求める“男と男の絆”。良いですね~。ダニエル・ウーも良いけど、「レッド・クリフ」で孫権を演じた、チャン・チェンもステキ!ねっ?
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オーストラリア人のオーストラリア

2009-01-25 20:09:47 | 映画
マイブログで大好きな俳優名を書いていますが、意外とオーストラリア出身(含ニュージーランド)の映画人が多いんですね~、これが。メル・ギブソン、ラッセル・クロウ、ヒュー・ジャックマン、ヒース・レジャー、サム・ニール、ニコール・キッドマン、ナオミ・ワッツ

ケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース、トニ・コレット、ジュディ・デイヴィス、ジャック・トンプソン、ブライアン・ブラウン、ジェフリー・ラッシュ、ポール・ホーガン、エリック・バナ、デヴィッド・ウェンハム…(順不同)

監督には、ピーター・ジャクソン、ピーター・ウィアー、バズ・ラーマン、フィリップ・ノイス、ジェーン・カンピオンなどがいます。もっといるはず…。ピー・ジャクの「ロード・オブ・ザ・リング」(01)シリーズや「キング・コング」(05)で、活躍した“WETAデジタル”もニュージーランドの会社。

それはともかく、このオーストラリアをテーマにした映画がやって来ます!「オーストラリア」(08)!監督・原案・脚本は、バズ・ラーマン。「ロミオ+ジュリエット」(96)「ムーラン・ルージュ」(01)以来の最新作です。

第2次世界大戦前夜。英国人貴族レディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)は、夫を探しにオーストラリアにやって来ます。夫は、ロンドンの邸宅を守るために必要な資金を得ようと1年も前に出かけていました。

オーストラリアにある“ファラウェイ・ダウンズ”という広大な牧場を、売却するはずだったのですが…。しかし領地に着いたサラは、夫が何者かに殺されたことを知ります。彼女に残されたのは、抵当に入れられた牧場と1500頭の牛。

夫から相続した土地を守るために、やむなく牛を売ることにするサラ。“牛追い”という意味のドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)と名乗る粗野で無骨なカウボーイと手を組み、北部のダーウィンまで9000kmの旅が始まります。

美しいオーストラリアの大自然を舞台に描く、ラーマン監督の思い入れをひたすら強く感じます。英国貴族のサラがたどる変容。そして野性的な男との出会い。さらには、あまり良く知られていないオーストラリアの歴史。これは、必見です。

共演は、デヴィッド・ウェンハム、ブライアン・ブラウン、ジャック・トンプソン。メルとクロウは出てません、残念。
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欲しい?欲しくない?

2009-01-24 19:47:27 | 映画
ウィル・スミスは、1968年9月25日フィラデルフィア出身。ラップミュージックの世界で有名になり、「ハートブレイク・タウン」(92)の端役で映画デビュー。「メン・イン・ブラック」(97)の主題歌を歌う、ウィル・スミスはカッコ良かった~。

アカデミー賞には、「ALI アリ」(01)と「幸せのちから」(06)で主演男優賞にノミネート。今やハリウッドを代表する人気スターの1人ですね。ちなみに奥さまは、「ALI アリ」で共演もしているジェイダ・ピンケット=スミス(97年結婚)。息子は、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。

映画デビューは「幸せのちから」での親子役。2作目は、長いのでジェイデン・スミスとして「地球が静止する日」(08)に出演。98年7月8日生まれなので、ようやく10歳。娘のウィロウ・スミス(00年10月31日生まれ)は、「アイ・アム・レジェンド」(07)でデビュー。完璧、俳優一家です。

さて、ウィルの最新作が公開です。「7つの贈り物」(08)の監督は、「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ。ローマ生まれのイタリア人です。

聖書の中で、“7(セブン)”という数字はいろいろな意味を持っています。“セブンスデー”とは、天地創造で神が休んだ7日目のこと。映画「セブン」(95)で描かれたテーマは、“7つの大罪”。そして本作の“7つの贈り物”とは?

彼の名前は、ベン・トーマス(ウィル・スミス)。海辺に家があるにもかかわらず、モーテルに泊まり、外出の時はいつも同じスーツを着込む…。妻も子供もいない…。なぜか、たった1人の弟(マイケル・イーリー)から、逃げようとしている…。そんなベンは、1枚のリストを持っています。

そこには7人の名前が書かれています。7人にはなんの関係もなく、もちろん、ベンのことも知りません。ベンは彼らの人生を調べ、“ある条件”に一致すれば、彼らの人生を永遠に変えてしまうある贈り物を渡そうとしています。

いったい、ベンの目的とは?そのための計画とは?贈り物とはなんなのか?そもそも、ベン・トーマスとは何者なのか?共演は、エミリー役のロザリオ・ドーソン、盲目のピアニスト・エズラ役にウディ・ハレルソン、ベンの親友ダン役にバリー・ペッパー。早く意味を知りた~い!
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生きて帰る!

2009-01-23 22:29:08 | 映画
最近、渋谷の映画館は名称変更が続いています。桜丘町の“ユーロスペース”は、2005年“シアターN渋谷”に。その“ユーロスペース”は丸山町に移転し、“シネマヴェーラ”と共に営業。同ビルの“Q-AXシネマ”は、2008年8月30日“渋谷シアターTSUTAYA”に。

“シネ・アミューズ(EAST&WEST)”は、“ヒューマントラスト・シネマ文化村通り”に。“アミューズCQN”は、“ヒューマントラスト・シネマ渋谷”に。共に2008年12月20日より。ああ~、ややこしい。

ついでに、“渋谷ピカデリー”は1月30日閉館。うむ。渋谷の映画館をこよなく愛し、長~く愛用しているファンとしては淋しい限り。大好きだった“渋谷パンテオン”や“渋谷東急”などが入っていた“東急文化会館”(1956年12月1日開館)が2003年6月30日閉館した時は、感慨深かったです。

話を戻して、“ヒューマントラスト・シネマ渋谷”で上映の「アライブ 生還者」(07)ドキュメンタリー映画の紹介です。映画ファンなら、「生きてこそ」(93)をご覧になっているかも。

フランク・マーシャル監督、キャスリーン・ケネディ製作、イーサン・ホーク、ヴィンセント・スパーノ、ジョシュ・ハミルトンら、若手俳優を配した問題作でした。ピアズ=ポール・リード原作は実話で、衝撃的な内容でしたから。

今回の映画は、事件から生き延びた“生還者”のインタビューをもとに製作。監督は、ウルグアイのモンテビデオ出身のゴンサロ・アリホン。彼は生還者の友人で、原作や映画「生きてこそ」では描き切れない内容を、映画にしたのです。

1972年10月12日ウルグアイ空軍の軍用機をチャーターしたラグビーチーム“クリスチャン・ブラザース”。乗員45人、モンテビデオからチリのサンチアゴへ、親善試合に向かう途中でした。

飛行機はアンデス山脈付近で悪天候のため、アルゼンチン側に不時着。翌13日、天候回復後、再び飛び立ち、連絡を絶ちます。捜索はわずか10日で打ち切り。しかし、山腹に墜落した飛行機には生存者がいて、72日間生き延びたのです。

“16人の奇跡の生還者”と呼ばれた彼らは、クリスマス2日前に救出され“アンデスの奇跡”とも言われたのでした。その真実が分かるまでは…。「生きてこそ」も衝撃的でしたが、あれはフィクション。生還者の生の声はもっと!?見てない人こそ、この実話を知るべきかも。
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殺人現場の後始末

2009-01-21 21:34:30 | 映画
映画のブログを書いている時、その映画の公式サイトをチェックします。ところがごく稀ではありますが、公式サイトがない(!)映画があるんです。映画の紹介、映画の宣伝を放棄したのか…。

銀座シネパトスで上映の「ザ・クリーナー 消された殺人」(07)も。こんな面白そうな映画なのに!監督は、「ダイ・ハード2」(90)のレニー・ハーリン!実は、その前に「プリズン」(87)や「エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃」(88)があり、その手の映画ファンには名の知れた人。

その手のファンでなくても「フォード・フェアレーンの冒険」(90)は、面白かった~。その後、「クリフハンガー」(93)「カットスロート・アイランド」(95)「ロング・キス・グッドナイト」(96)「ディープ・ブルー」(99)など、当時の妻ジーナ・ディヴィス(93年結婚、98年離婚)主演の作品もあります。

しかし不作が続き、「エクソシスト ビギニング」(04)で復活の兆し。そしてひさびさの本作の登場です。アメリカ東海岸のさびれた街ブラウンストーン。元警官のトム(サミュエル・L・ジャクソン)は、清掃会社ステリクーン社を経営しています。

仕事は、犯罪や自殺現場の後始末をすること。タフな男でなければ勤まらない。ある日、殺人現場の清掃依頼が来ます。大邸宅の玄関の植木鉢から指示通り鍵を取り、邸宅内に入り…。射殺現場のリビングルームは無人で、トムはいつもように掃除を始めます。

すべての痕跡を消し、帰宅するトム。翌日、鍵の返し忘れに気付いたトムは邸宅に出向きます。しかし、出迎えた女主人アン(エヴァ・メンデス)は、鍵のこと、清掃のこと、まして殺人事件のことも一切知らないというのです。いったい何が起こったのか?

元警官の感で、これには何かある…と感じるトム。果たして?脚本を書いたのは、これが初のマシュー・アルドリッチ。共演者は、元相棒のエディにエド・ハリス、バーガス刑事にルイス・ガスマン。ユニーク。

で、私のお気に入りの1本「フェティッシュ」(96)を思い出します。幼い頃に見た殺人事件以来、異常に殺人に関心のあるガブリエラ(アンジェラ・ジョーンズ)が、現場清掃の仕事に就くというブラックな作品。製作総指揮、タランティーノ。絶対、面白いので未見の方はお勧め。本作も見ます!
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ピエルスキ・パルチザンとは?

2009-01-20 18:02:45 | 映画
スティーヴン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」(93)は、第二次世界大戦時、多くのユダヤ人をナチスの虐殺から救ったドイツ人実業家、オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)の物語。195分という長編で、アカデミー賞の作品・監督・脚色・撮影・編集・美術・作曲の7つの賞を受賞!

トーマス・キニーリー原作のこの作品は、実話。そして日本にも“東洋のシンドラー”と呼ばれる人物がいました。それが杉原千畝(すぎはら ちうね)です。当時、ソ連に併合前のリトアニア大使館で、彼はナチスの迫害から多くのユダヤ人に、ビザ(査証)を発給したのでした。

この実話も、クリス・タシマ監督の短編(30分)「ビザと美徳」(97未)として映画化されています。ナチスのユダヤ人迫害の映画は、この他にも数多く映画になっていますね。

シンドラーは1100人以上、杉原千畝は約6000人。そして1200人のユダヤ人を救った兄弟の実話を映画化したのが、「ディファイアンス」(08)です。監督は、「グローリー」(89)「戦火の勇気」(96)「マーシャル・ロー」(98)「ラスト サムライ」(03)「ブラッド・ダイヤモンド」(06)のエドワード・ズウィック。

社会学博士ネハマ・テク著の原作を監督自ら、脚本に加わり、製作も担当しています。第2次世界大戦時の1941年。ナチス・ドイツのユダヤ人迫害は、ポーランドの小さな田舎町まで迫っていました。

8月。両親を殺されたビエルスキ兄弟、長男トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、次男ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、三男アザエル(ジェイミー・ベル)は、ベラルーシの森にいました。これからどうするか話し合っている時、同じように森の中をさまよっていたユダヤ人たちに出会います。

最初は少人数だった彼らも、次第に人数が増え、食べ物や武器を手に入れようとするのですが…。リーダーとして、ユダヤ人が自由に暮らせる場所を築こうとするトゥヴィア。極寒の森での日々。そして3年後の1944年7月。

終戦を迎えたベラルーシの森には、1200人ものユダヤ人が生き伸びていました。この驚異的な物語を支える3人の兄弟が、魅力的。ジェームス・ボンドも素敵だけど、やっぱりクレイグはこうした役がお似合い。もともと個性的な容姿を活かした、個性派俳優ですもの。楽しみ!
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稲妻セガール!

2009-01-18 19:55:54 | 映画
「沈黙」シリーズの他に、「電撃」(01)「奪還」(02)「撃鉄」(03)「一撃」(04)「弾突」(08)とよくまぁ~ステキなタイトルをつけてますね。もちろん、スティーヴン・セガールの映画です。私は、セガールの愛称(?)“オヤジ”と呼んで親しんでいます。

監督、製作総指揮、製作、脚本、原案、音楽、主演とマルチに活躍しているセガールは、1951年4月10日生まれの今年58歳。まだまだ若く元気です。どんどん面白い映画を作って、主演して欲しいです。

最新公開作は、「雷神-RAIJIN-」(08)!前作「弾突 DANTOTSU」は、セガール芸能生活20周年記念作品でしたが、あれからまだ半年足らず…。がんばっています。今度は脚本と製作を担当し、監督は新人のジェフ・キングにおまかせ。

両手・両足を杭に縛られ、動けないように固定された若い娼婦が見つかります。どうにか息はあるものの、その胸には爆破装置が設置され、そばにはカウンターが置いてあるというもの。この事件をきっかけにして、次々に猟奇的な事件が起こります。

場所は、テネシー州メンフィス。事件を担当するのは、アメリカ史上最も多くの殺人事件を解決したといわれる人物。それが、鬼刑事ジェイコブ・キング(セガール)。最強、無敵のキング刑事にも、ある弱点が…。

彼は12歳の時、双子の弟を殺害される現場を目撃。そのことがトラウマとなり、今も悪夢から逃れられずにいるのでした。そんなジェイコブの前に現れたのが、凶悪シリアル・キラー!しかも2人!ジワジワ殺すタイプと、一気に殺すタイプって…。ううっ。

ちょっと「セブン」(95)もどきの場面もあって、これは“サイコ・サスペンス”でもあるんです。しかし、幼い頃のトラウマを抱えたセガールなんてイメージできない…。どんな風に描かれているんでしょう。セガール、やってみたい役だったんでしょうね。

共演のアイザック・ヘイズですが、1942年テネシー州コヴィントン出身。「黒いジャガー」(71)のあのテーマ曲を担当し、「ニューヨーク1997」(81)や「シャフト」(00)など多くの作品に出演。しかし、昨年8月10日死去。これが遺作となりました。合掌。
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