だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

禁酒法時代のボンデュラント兄弟

2013-04-30 21:49:44 | 映画
「ダークナイト ライジング」(12)で、バットマンの敵役ベイン。顔には、痛みを緩和するための鎮痛剤を吸引するマスクを着用。そのため、劇中、素顔が出ることはありませんでした。

演じていたのは、1977年9月15日イギリスのロンドン出身のトム・ハーディ。「ブラック・ホーク・ダウン」(00)でデビューし、TV「バンド・オブ・ブラザース」(01)にも出演。確認しなくちゃ。

名前を認識したのは、スチュアート・ベアード監督「ネメシス/S.T.X」(02)のシンゾン法務官役でした。マシュー・ヴォーン監督、ダニエル・クレイグ主演「レイヤー・ケーキ」(04)…

ガイ・リッチー監督、ジェラルド・バトラー主演「ロックンローラ」(08)などに出演。ハーディの顔を思い出しましたか?意外と注目されたのが遅いのかも。最近では「インセプション」(10)が有名。

クリストファー・ノーラン監督、レオナルド・ディカプリオ主演。他人になりすまし思考を誘導する“偽装師”イームスを演じ、高い評価を得ました。次にジョン・ル・カレ原作、トーマス・アルフレッドソン監督

ゲイリー・オールドマン主演「裏切りのサーカス」(11)では、ピーター・ギラム(ベネディクト・カンバーバッチ)の部下リッキー・ター役。この作品も新旧の渋い俳優が揃い、素晴らしかった!

マックG監督「ブラック&ホワイト」(12)は、コメディタッチ。最新作は「欲望のバージニア」(13)です。マット・ボンデュラントの原作を、「ザ・ロード」(09)のジョン・ヒルコートが監督しました。

禁酒法時代の1931年。バージニア州フランクリンに、密造酒の製造で有名なボンデュラント3兄弟がいました。長男ハワード(ジェイソン・クラーク)、次男フォレスト(トム・ハーディ)

三男ジャック(シャイア・ラブーフ)。やがてフォレストはマギー(ジェシカ・チャステイン)に、ジャックは牧師の娘バーサ(ミア・ワシコウスカ)に恋します。これが変化の兆しでした。

新しい取締官レイクス(ガイ・ピアース)が着任し、高額の賄賂を要求。それをフォレストは拒否するのです。そして腐敗した権力からの脅迫が始まります…。他にゲイリー・オールドマン出演。ぜひ。
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二重生活は、つらいよ

2013-04-29 21:17:52 | 演劇
1993年、加藤健一事務所の公演は3本。3月レイ・クーニー作「ラン・フォー・ユア・ワイフ」、6月ポール・ラドニック作「くたばれハムレット」、10月アントン・チェーホフ作「三人姉妹」←初演出でした。

まっ、加藤さんの舞台は(ほぼ)欠かさず見ているファンとしては、どれも楽しく大好きな作品です。中でもレイ・クーニーの戯曲は、加藤健一事務所では定番の作品。面白いんですもん!

「パパ、アイ・ラブ・ユー!」と「ラン・フォー・ユア・ワイフ」は、繰り返し上演されています。「ラン・フォー・ユア・ワイフ」は。小田島雄志と小田島恒志親子の翻訳。俳優でもある綾田俊樹演出。

加藤健一、石丸謙二郎、有福正志、深貝大輔、六角精児、小田雅之、戸田恵子、白木美貴子出演。2000年3月に再演され、比企理恵、加藤忍、山崎清介、高須誠、西川浩幸に役代わり。

タクシーの運転手をしている主人公は、まじめな男。なのにダブル結婚していて、2つの家庭を持っています。フレキシブルなタクシーの仕事を利用して、きっちりスケジュール通り暮らしています。

ところがそのスケジュールを乱す、ある事件が起き…。まっ、未見の方はぜひ舞台を見て大笑いしていただくとして、来月この作品が上演されるんです。ただし、加藤さんではないんです。

恵比寿のテアトル・エコーでは、「バレるぞ急げ」というタイトルです。翻訳は、中川千尋。演出は、永井寛孝。ロンドンでタクシー運転手をしている、ジョン・スミス(落合弘治)。

妻バーバラ(小野寺亜希子)の待つストレタムの自宅へ帰る途中、傷害事件に巻き込まれてしまいます。トラウトン警部(松澤太陽)とポーターハウス警部(沢りつお)に連れらて帰宅すると…

そこは妻マリー(渡辺真砂子)の待つウィンブルドンの自宅だったのです!どうして、なんで、なぜ?とジョンの周りには家が2つ、妻が2人、隣人が2人、警官が2人ともうどうしようもない状態。

劇団の代表取締役演劇担当の熊倉一雄氏が新聞記者役で出演。「ヒッチコック劇場」のヒッチコック、「ひょっこりひょうたん島」のトラひげ、「名探偵ポワロ」のエルキュール・ポワロの声ですよ~。
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残されたジャックの秘密

2013-04-27 21:55:32 | 映画
ハリウッドの大スター、トム・クルーズの出演映画は約38本。製作、製作総指揮を入れれば軽く40本を超えます。映画デビュー作はご存じの通り、フランコ・ゼフィレッリ監督「エンドレス・ラブ」(81)。

ハロルド・ベッカー監督、ティモシー・ハットン 主演「タップス」(81)では、ショーン・ペンとも共演。ちょぅと太目のトムが見れます。その後、トニー・スコット監督「トップガン」(86)でブレイク。

いまさらそんなことを言わなくてもファンなら、ご存じ。トム・クルーズの熱烈なファンではないけど、それでもお気に入りの作品はあります。ロブ・ライナー監督「ア・フュー・グッドメン」(92)

ポール・トーマス・アンダーソン監督「マグノリア」(99)、スティーヴン・スピルバーグ監督「宇宙戦争」(05)などは作品的にも好きな映画です。トム・クルーズはオスカーにもノミネート。

アカデミー賞助演男優賞には、「マグノリア」で。主演男優賞には「7月4日に生まれて」(89)と「ザ・エージェント」(96)で。まだ受賞はしていませんが、今年51歳のトム。いつか…。

最新作は、ジョセフ・コシンスキー製作、監督の「オブリビオン」(13)です。原作は、監督自身のグラフィックノベル。OBLIVIONとは、(世間などから)忘れられている状態を言います。

西暦2077年。地球は60年前、エイリアンの攻撃を受け全滅。生き残った人類の大半は、他の惑星に移住していました。荒廃した地球にたった1人残された男、ジャック・ハーパー。

元海兵隊司令官のジャック(トム・クルーズ)は、パトロール機バトルシップで高度1000mの上空から地球を監視していました。ある日、パトロール中に墜落した宇宙船の残骸を発見します。

その中には、謎の女性ジュリア・ルサコヴァ(オルガ・キュリレンコ)が…。2人は突然何者かに捕えられ、さらに連れられた先で、マルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)と出会います。

果たして、ジュリアとは?そして、ビーチの目的とは?そもそも何故ジャックは、地球に残っているのでしょう?謎だらけの本作。監督は「トロン:レガシー」(10)に次ぐ2作目。楽しみ!
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ハートのアザを持つ男

2013-04-26 21:23:39 | 映画
決して忘れたわけではありません、監督のことを…。実のところ、この日をずっと待っていました。フィリップ・リドリー監督。今までどこで何をしていたんですか?いつも監督の映画を待っていました。

大好きなブレンダンの「聖なる狂気」(95)から18年。ああ~長かった。ようやく公開されるのは、「ハートレス」(09)です。お分かりのように今から4年も前の作品。公開されるだけうれしい…ううっ。

その前にフィリップ・リドリー監督をご存じない方のために、ご紹介。1964年12月29日イギリス、イースト・ロンドン出身。才能豊かな監督は、脚本、監督の他、絵画、小説、戯曲もこなします。

舞台戯曲には『宇宙でいちばん速い時計』 『ガラスの葉』 『クリンドルクラックス!』などがあるそうです。ぜひ、見たい!日本での公演を期待します。日本の演出家の皆さま、どうぞよろしく。

映画人としてのデビューは、ピーター・メダック監督「ザ・クレイズ/冷血の絆」(90)の脚本でした。監督作は、脚本も手掛けた「柔らかい殻」(90)。これで初めて監督に出会いました。

主演のヴィゴ・モーテンセンの素晴らしかったこと。タイトルの意味も深い…。そして監督2作目が「聖なる狂気」です。今は無き銀座シネパトスで、まるで限定公開のように短期間の上映でした。

「ハートレス」も監督、脚本を担当。現代のロンドン。生まれつき顔にハート型のアザがあるジェイミー(ジム・スタージェス)。彼は他人との関わりを避けて、生きていました。

ある日、フードで顔を隠して犯罪を犯すストリート・ギャング団に遭遇。その時、ジェイミーは彼らが人間ではないことに気付いてしまいます。やがて、彼らはジェイミーの母親を惨殺。

復讐を誓うジェイミーは、彼らのリーダーであるパパ・Bに会うことに成功。“仲間になれば、すべての願いが叶う”…果たして、それは?共演はクレマンス・ポエジー、ティモシー・スポール。

フィリップ・リドリー監督の頭と心を覗いてみたい。ヴィゴ、ブレンダン、スタージェスと監督の好みは一流。うふふ。14年ぶりの監督作を18年ぶりに見る喜び。次は待たせないでね。
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感染したい…

2013-04-25 10:44:30 | 映画
この映画はちょっとお勧めし難い…。心苦しいです。まず、監督はあのデヴィッド・クローネンバーグを父に持つ、ブランドン・クローネンバーグ。監督デビュー作です。1980年生まれの33歳。

デヴィッド・クローネンバーグの近作には「危険なメソッド」(11)と、ドン・デリーロ原作、ロバート・パティンソン主演「コズモポリス」(12)があります。クローネンバーグのロブさま、美しかった…。

息子ブランドンの1作目は、「アンチヴァイラル」(12)といいます。原題の“ANTIVIRAL”とは、『抗ウイルス(性)の…』という意味があります。父と同じく、ブランドンも脚本を書きます。

近未来。シド(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)は、セレブのウイルスをマニアに注射するクリニックで注射技師として働いています。そして、希少価値のウイルスを闇に流す仕事も…・

ある日、究極の美女と呼ばれるセレブのハンナ(サラ・ガドン)が急死します。原因不明の重病に冒されていたハンナから、直接採取したウイルスを自身に注射していた、シド。

彼は、異様な幻覚症状に見舞われていました。シドの体は、ハンナを死に至らしめた特殊なウイルスのだだ1人の宿主となってしまったのです。するとシドは何者かの追われることに…。

これだけなら、ホラー好きなら何のことはないストーリーかもしれません。しかし、監督はデヴィッド・クローネンバーグの息子です。クローネンバーグはホラー映画界の巨匠。

しかも異形を生み出すイマジネーションは、他の追随を許しません。初期の「ラビッド」(77)「ザ・ブルード/怒りのメタファー」(79)「スキャナーズ」(81)「ヴィデオドローム」(82)

続く「ザ・フライ」(86)「裸のランチ」(91)「イグジステンズ」(99)…と監督を知らない人は『ゲゲッ』となっちゃうかも。そして息子も父のDNAをしっかり受け継いでいました。

デビュー作の本作は、カンヌ国際映画祭の“ある視点部門”へ正式出品。シュールで無機的でしかも清潔感さえ漂うアートな映像。しかしそこにはドッキリする内容を秘めています。要注意!
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ミッシング・スリラー映画

2013-04-23 21:30:29 | 映画
アマンダ・セイフライドは、2つの顔を持つ女優。1つは美しいブロンドの髪と整った顔で、明るく純真で恋を夢みる女性役。例えば、フィリダ・ロイド監督、メリル・ストリープ主演「マンマ・ミーア!」(08)

ゲイリー・ウィニック監督、クリストファー・イーガン共演「ジュリエットからの手紙」(10)。ラッセ・ハルストレム監督、チャニング・テイタム主演「親愛なるきみへ」(11)。トム・フーパー監督「レ・ミゼラブル」(12)

もう1つが、美しい顔の奥に潜む悪…。カリン・クサマ監督、ミーガン・フォックス主演「ジェニファーズ・ボディ」(09)。アトム・エゴヤン監督、ジュリアン・ムーア、リーアム・ニーソン主演「クロエ」(09)

キャサリン・ハードウィック監督、ゲイリー・オールドマン共演「赤ずきん」(11)。アンドリュー・ニコル監督、ジャスティン・ティンバーレイク主演「TIME/タイム」(11)。不思議によく似合います。

サスペンス、ホラー、SFなどにも出演。最新作もサスペンスです。「ファインド・アウト」(12)の監督は、エイトール・ダリア。テーマは、“ミッシング・パーソン”。う~む、よくある…。

1年前、ジル(アマンダ・セイフライド)は何者かに拉致、監禁されたと訴えましたが、証拠が1つも見つからず事件はクローズ。ジルが昔から心の病を抱えていることから、虚言症と判断。

以来、ジルはいつも誰かに狙われている不安でいっぱいでした。ある日、夜勤から帰宅すると妹のモリー(エミリー・ウイッカーシャム)がいない…。自分と同じ…と戦慄するジル。

妹が拉致されたと警察に直訴しますが、信じてもらえず、まともに取り合ってくれないのです。ジルは、誰からの助けも得られないまま、決死の覚悟で妹モリーの捜索に乗り出すのでした。

果たして、本当に犯人はいるのか?それともすべてジルのウソなのか…?共演は、バイト仲間のシャロンにジェニファー・カーペンター。モリーの彼氏ビリーにセバスチャン・スタン。

レイ・ボーズマン警部補にマイケル・パレ。←懐かしい。世界中で起きているのに、事件となりにくい“失踪”。映画のジャンルにもなってます。「P2」(07)のウェス・ベントリーも出てます。
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インディアと鍵の秘密

2013-04-22 21:28:31 | 映画
こんなに異色なスタッフの映画、それだけでワクワクです。まず、監督は「JSA」で監督デビューし、「オールド・ボーイ」(03)でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞のパク・チャヌク。

韓国で活躍してきたパク・チャヌク監督は脚本も書く映画人ですが、本作がハリウッド第1作になります。その映画は、「イノセント・ガーデン」(13)。ポスターは、手書きのペン画の様な精密さ。

この映画が作られた経緯が驚きです。名前のない1冊の脚本は、8年の歳月がかけられていました。その驚愕の本を製作者たちは、ぜひ自分の手で…と熱望したそうです。果たして、誰が書いたのか?

ウェントワース・ミラーだったのです。あのTV「プリズン・ブレイク」(05~09)で全身刺青で登城したマイケル・スコフィールド役。8年…といえば、ちょうどこの時期ですね。

製作は、リドリー&故トニー・スコット。音楽は「ブラック・スワン」(10)のクリント・マンセル。本編のピアノ曲を作曲したのは、巨匠フィリップ・グラス。撮影は、チョン・ジョンフン。

丘の上の大きな屋敷に住む、インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)。18歳の誕生日、毎年贈られるプレゼントの靴を探していると、木の上の箱に鍵が1つ入っていました。

そして贈り主の父リチャード(ダーモット・マローニー)が、交通事故で亡くなります。唯一の理解者で大好きだった父。美しい母エヴィ(ニコール・キッドマン)とは、心が通わないまま。

葬儀の日、長年行方不明だった叔父のチャーリー(マシュー・グード)が、突然現れます。彼はそのまま屋敷に泊まることになります。その日から、不思議な出来事、事件が続きます。

果たして、父の残した鍵は?インディアとエヴィの周りで起きる事件、事故とは?叔父のチャーリーとは?ううっ、知りたい!共演は、大叔母ジン役にジャッキー・ウィーヴァー。

「アリス・イン・ワンダーランド」(10)や「永遠の僕たち」「ジェーン・エア」「アルバート氏の人生」(11)と、ミワはますます美しく繊細な演技で魅了します。ブロンドじゃないミワも新鮮。
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最高の靴が欲しい!

2013-04-21 21:05:45 | 映画
靴が出てくる映画。例えば、ディズニーアニメの「シンデレラ」(50)。カーティス・ハンソン監督、キャメロン・ディアス主演「イン・ハー・シューズ」(05)。弁護士の姉と定職に就かない妹の物語。

マイケル・パトリック・キング監督、サラ・ジェシカ・パーカー主演「セックス・アンド・ザ・シティ」(08)。NYで生きる女性は、生き方もファッションも、靴だってファッショナブル!

ジュリアン・ジャロルド監督、ジョエル・エドガートン主演「キンキーブーツ」(05)。倒産寸前の靴工場を救うのは、ドラッグクィーンのブーツを作ること。イギリスのノーサンプトンが舞台。

未見ですが、ラモン・サラサール監督のスペイン映画「靴に恋して」(02)も。高級靴店の店員レイレの夢は、靴デザイナーになること。他にも靴は必須アイテムだけに、色々な映画に登場。

それにしても女性にとって、靴は単に歩くのに必要というだけではありません。「SATC」のキャリー・ブラッドショーのように、最高の靴を持ってこそ、人生を最高のものにできる!ああ~、夢のよう。

有名ブランドの名前を知らなくっても大丈夫。スニーカーのブランドしか知らなくっても大丈夫。この映画を見て、靴の素晴らしさを再認識、または発見しちゃいましょう。

ジュリー・ベナスラ監督のフランス、アメリカ映画「私が靴を愛するワケ」(11)。10cmのピンヒールの靴を履くと、気分はもう最高!どんなものも怖くないって感じ。貴女も経験しました?

映画に出てくる靴のブランドデザイナーは…クリスチャン・ルブタン、マノロ・ブラニク、ピエール・アルディ、ロジェ・ヴィヴィエ、ウォルター・ステイガーたち。といっても知らないけど…。

本作が初監督になるジュリー・ベナスラは、クリスチャン・ルブタンのスタジオやNYのヴォーグ誌のスタジオ、トロントのベータシュー博物館、フィレンツェのフェラガモ・パレスなどで撮影。

出演するセレブは、脚本家のアン・ゴー、バーレスク・ダンサーのディタ・フォン・ティース、歌手のファーギーやケリー・ローランド、バレエ・ダンサーのマリー=アニエス・ジロー。豪華。
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ゴズリングとクーパーとリオッタ!

2013-04-20 21:37:41 | 映画
2010年、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリング。その作品とは「ブルー・バレンタイン」。共演のミシェル・ウィリアムズは、アカデミー賞主演女優賞にノミネート。

この他にも、2人とも各映画賞でノミネートされ高い評価を得ています。監督は、長編2作目のデレク・シアンフランス。これまではドキュメンタリー作品を中心に活躍していたそうです。

しばらくぶりに新作が公開されます。日本での公開2作目ですね。しかも主演はライアン・ゴズリング。よっぱど相性が良かったんですね!それが「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」(12)です。

原案、脚本、監督はもちろんデレク・シアンフランス。移動遊園地で命懸けのバイクショーを演じ、その日暮らしをしていた天才的ライダー、ルーク(ライアン・ゴズリング)。

ある日、ロミーナ(エヴァ・メンデス)という女性と出会い、恋に落ちます。ルークは今の生活から抜け出し、ロミーナの住むニューヨーク州スケネクタディにやって来ます。

2人の間に子供が生まれ、ルークは2人を養うため街で出会った修理工の男と銀行強盗を働き、大金を手に入れるのでした。彼を追うのは、野心家で新米警官のエイヴリー(ブラッドリー・クーパー)

ルークを追い詰めたエイヴリ―は、あるミスを犯してしまいます。にもかかわらず周囲から高い評価と期待されるエイヴリー。彼は、腐敗しきった警察に1人立ち向います。それから15年…

ドラマは、息子たちの世代に引き継がれます。ルークの息子ジェイソン(デイン・デハーン)は高校生。何も知らずに、同級生のエイヴリーの息子AJ(エモリー・コーエン)と親しくなります。

やがてジェイソンは、父ルークとエイヴリーの秘密を知ってしまうのでした。果たして、ジェイソンは?他に大好きなレイ・リオッタが、エイヴリーの同僚警官デルカ役で共演。うれしい!

ゴズリングもクーパーもリオッタも大好き!しかし、ルークは全身刺青だらけ。ゴズリングは顔も体もとってもきれい。役とは言え、毎回刺青って描くんでしょうね。大変そう。見ましょ。
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ルドンの蜘蛛たち

2013-04-19 21:26:38 | 展覧会
フランスの画家オディロン・ルドン。ルドンと聞いて、『ああ~、あの黒くて不気味で気持ち悪い絵を描く人』と思った方。正解です。印象派の絵画が好きな日本人にも、お馴染みです。

日本でもルドンの展覧会は、結構開催されています。そのため、一度はルドンの絵をご覧になった方も多いかと思います。しかし、やっぱり気持ち悪い?いえいえ、あれには意味があるんです。

ルドンは1840年4月22日フランスのボルドー出身。本名をベルトラン・ジャン・ルドンと言い、実は父親の名前を継いだそう。しかし母親の名前に由来する愛称“オディロン”を名乗ります。

そして生涯その名前で通します。裕福な家に生まれたのですが、生後2日目にボルドー近郊のペイルルバードへ里子に出されたそうな。親元を離れ、病弱で内気な子供だったそうです。

しかし20歳の頃、植物学者アルマン・クラヴォーと知り合い、顕微鏡下の世界に魅せられるようになり、自然科学への関心とつながります。それが後の版画集「夢の中で」に反映されています。

1872年フランスに定住。1879年『夢の中で』を初出版。ルドンは、1880年代後半にフランスで始まった反写実主義的な美術運動、“象徴主義”の画家です。そんな難しいことはともかく…

ルドンの展覧会が西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催されます。それが「オディロン・ルドン -夢の起源-」なんです。もしまだルドンの作品を見たことがない方には、ぜひ!

この展覧会では、油彩画、パステル画を約150点あまりを展示。主な展示作品は、ポスターになった『蜘蛛』(1887)、『聖母』(1916)、『神秘的な騎士』(1892)、『アポロンの戦車』(1909)

『起源』(1883)、『樹(樹のある風景の中の二人の人物)』(1865年頃)、『花』(1905~10年頃)など。ルドンは、1916年7月6日パリで亡くなります。76歳でした。
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