だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

パジェス邸の殺人

2010-05-31 22:15:05 | 映画
今から120年前の1890年9月15日、イギリス・デヴォン州トーキー出身の女性推理作家と言えば、アガサ・クリスティ。本名はアガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ。1920年『スタイルズ荘の怪事件』で作家としてデビュー。

主人公は、ベルギー人の探偵エルキュール・ポアロ。相棒は、アーサー・ヘイスティングズ大尉。(『スタイルズ荘の怪事件』では、中尉)ポアロ主演の長編には、『アクロイド殺し』(26)『オリエント急行の殺人』(34)『ABC殺人事件』(35)

『メソポタミヤの殺人』(36)『ナイルに死す』(37)『五匹の子豚』(43)『葬儀を終えて』(53)など多数あり、ポアロ最後の事件となったのが『カーテン』(75)。執筆は1943年で、発表後、1976年1月12日クリスティ死去。

ポアロと言えば、アルバート・フィニーがポアロを演じた映画「オリエント急行殺人事件」(74)と、ピーター・ユスティノフがポアロの「ナイル殺人事件」(78)が有名ですね。他にも映画化作品はたくさんあります。TVMも。

ポアロ作品の『ホロー荘の殺人』(46)を映画化したのが、「華麗なるアリバイ」(07)。脚本家パスカル・ボニゼールの初監督作品です。原作はポアロが主役ですが、1951年クリスティ自ら戯曲化した時、ポアロ抜きで書き変えたもの。

理由は、登場人物たちの複雑な心理と愛の駆け引きを描くのに、ポアロがいなくてもよいと判断したため。うむ。確かに。フランスの小さな村ヴェトゥイユ、上院議員のアンリ・パジェス(ピエール・アルディティ)の大邸宅。

彼と妻エリア(ミュウ=ミュウ)は、週末に客を招きます。精神分析医ピエール(ランベール・ウィルソン)と妻クレール(アンヌ・コンシニ)、彫刻家エステル(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)、作家フィリップ(マチュー・ドウミ)

イタリア人女優レア(カテリーナ・ムリーノ)、マルト(セリーヌ・サレット)、パジェスの姪クロエ(アガットボニゼール)、クレールの運転手ミシェル(ダニー・ブリヤン)、ピエールの患者ジュヌヴィエーヴ(エマニュエル・リヴァ)

そして事件は起こります。殺されたのはピエールでした。果たして誰が?なぜ?誰もが動機を持ち、アリバイがある…。グランジュ刑事(モーリス・ベニシュー)は、事件を解決できるのか?結末を知ってても、見たい!
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12歳のヴァンパイア

2010-05-30 20:23:09 | 映画
アン・ライスの原作をニール・ジョーダンが監督し、トム・クルーズ、ブラッド・ピットが主演した「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(94)。18世紀末のニューオリンズ、フランス人ルイ(ブラピ)に近づくヴァンパイアのレスタト(クルーズ)。

彼によってヴァンパイアとなったルイ。レスタトは、瀕死の少女クローディア(キルステン・ダンスト)も仲間にします。この映画で、ヴァンパイアになった人間は年を取らないことを改めて見せてくれました。それにしても美しい…。

当時12歳のダンストの危うさ。魅了されました。ステファニー・メイヤー原作の「トワイライト~初恋~」(08)と「ニュームーン/トワイライト・サーガ」(09)。スワン家の人々、エドワード(ロバート・パティンソン)も高校生のまま。

スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」(08)の原作は、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト著『モールス』。彼は脚本も担当。監督はトーマス・アルフレッドソン。あまり馴染みのないスウェーデン映画ですが、これは面白そう~。

ストックホルム郊外のアパートで母親と2人暮しのオスカー(カーレ・ヘーデブラント)は、12歳の金髪少年。オスカーは同級生の3人組からいじめを受けています。大人はそんなことに全然気づいてくれない…。

ある雪の日、オスカーは黒髪の少女エリ(リーナ・レアンデション)と出会います。中庭のジャングルジムにいたエリは、オスカーの隣の家に父親と引っ越して来た12歳の少女。ようやく友だちができるかも!

孤独なオスカーは、はじめて恋をします。しかし、なぜかいつも夜にしか姿を現さないエリ。その頃、町では不可解な失踪や惨たらしい殺人事件が続発。怖い話が大好きなオスカーは、エリがヴァンパイアだと気付くのです。

エリは200歳だったのです。果たしてオスカーとエリの運命は?スウェーデン映画というと、「ロッタちゃん」とか「ピッピ」シリーズを思い出しますが、これは期待。すでにハリウッドでリメイクが決定!。

「クローバーフィールド」(08)のマット・リーヴス監督、「ザ・ロード」(08)のコディ・スミット=マクフィー、「(500)日のサマー」(08)で主人公トムの妹レイチェルを演じたクロエ・グレース・モレッツ、そして「扉をたたく人」(07)のリチャード・ジェンキンス主演。

原作者は、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と呼ばれているそうな。見ましょう!
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南に続く道

2010-05-29 22:25:17 | 映画
ザ・ウォーカー」(10)は、ひたすら西へ1冊の本を運ぶ男の物語。舞台は崩壊した世界。主人公のウォーカー(デンゼル・ワシントン)は、30年間も歩き続けています。なぜ西へ?その本はなに?答えは映画で!

ザ・ロード」(09)の父子も、ひたすら南を目指して歩き続けます。ある日突然やって来た世界の終わり。太陽は見えず寒冷化が進み、作物は枯れ、動物も死滅。凍てついた大地は、うなりを上げています。

天変地異か、核戦争か…崩壊から10年以上が過ぎた現在では、その原因さえ不明に。わずかに残った人間は、極度の飢えと寒さに苦しんでいました。生きるためには食べる物を探さねばなりません。

さもなければ餓死するか自殺か…。そんな状況の中、ある父子が南の地を目指して歩いていました。父(ヴィゴ・モーテンセン)と息子(コディ・スミット=マクフィー)は、お互いに信じ合い、わずかな希望を胸に進みます。

原作者は、コーマック・マッカーシー。2000年にマット・デイモン主演で映画化された『すべての美しい馬』、そして2007年のアカデミー賞作品賞、監督賞&脚色賞(イーサン&ジョエル・コーエン)

さらに、助演男優賞(ハビエル・バルデム)を受賞した「ノーカントリー」の原作『血と暴力の国』の作者。2006年に発表された『ザ・ロード』は、ピューリツァー賞を受賞。映画化は不可能と言われた原作を監督したのは、ジョン・ヒルコート。

オーストラリでの2本に続くハリウッド初監督作品です。監督は本作の主役を、はじめからヴィゴに演じてもらうつもりだったとか…。他にロバート・デュヴァル、ガイ・ピアース、シャーリーズ・セロンが共演。

予告編で見る映像は、ただただ灰色の世界。冷たく凍るような映像を生み出したのは、スペイン出身のハビエル・アギーレサロベ。同じスペイン人監督アレハンドロ・アメナーバルの「アザーズ」(01)やペドロ・アルモドバルの「トーク・トゥ・ハー」(02)

ミロス・フォアマン監督の「宮廷画家ゴヤは見た」(06)、ウディ・アレンの「それでも恋するバルセロナ」(08)、クリス・ワイツ監督の「ニュームーン/トワイライト・サーガ」(09)も。必見。
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38年ぶりのリバイバル

2010-05-28 21:34:15 | 映画
前回の「バード★シット」(70)の主演、バッド・コート。1948年3月29日NY州出身の62歳。そんなバッド・コートが英国アカデミー賞 新人賞にノミネートされたのが、「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」(71)でした。

聞いたことありません?「大陸横断超特急」(76)「ファール・プレイ」(78)「9時から5時まで」(80)のコリン・ヒギンズが脚本を書き、「さらば冬のかもめ」(73)「帰郷」(78)「チャンス」(79)のハル・アシュビーが監督。

映画もですが、フランス人俳優ジャン・ルイ・バロー演出で舞台化。日本でも何度も上演されています。この夏にも「ハロルドとモード」として上演されます。それはともかく、本作も38年ぶりにリバイバル上映が決定。

広い邸宅に住み、なんでも欲しいものを手に入れることができる19歳のハロルド(コート)。しかしママ(ヴィヴィアン・ピックルズ)もビクター叔父さん(チャールズ・タイナー)も、自分には無関心。気を引くには“自殺”しかない…。

ハロルドにとって、自殺は生活の一部。ママからプレゼントされたジャガーの新車を霊柩車に改造し、それを運転して葬式に出席するのが趣味。ある日教会で、モード(ルース・ゴードン)という79歳の老女と出会います。

モードは溌剌としたチャーミングな女性。廃棄された鉄道車両に住み、友だちの彫刻家グローカス(シリル・キューザック)のためにヌード・モデルもやっています。そんなモードに興味を持ったハロルドは、やがて彼女を愛するようになります。

ハロルドに絵画や音楽の素晴らしさと教え、共にカーニバルで遊ぶモード。ついに愛を告白するハロルド。しかし周りは理解するはずもなく、結婚を反対されます。その結果は?映画や舞台をご覧になった方には、感動が蘇るはず。

私は「バード★シット」同様、公開時に見逃しているのでぜひ見たい!と思っています。本当になんであの時は未見だったのか…。アシュビー監督作「夜の大捜査線」(67)「華麗なる賭け」(68)は見ているのに。

バッド・コート主演の「いちご白書」(70)、アルトマン監督の「ギャンブラー」(71)も見ているのに。(いずれも2作の関係者絡み)でも映画は良い。今でも見れるんだもん!
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39年ぶりのリバイバル

2010-05-27 10:19:45 | 映画
ロバート・アルトマン(1925年2月20日~2006年11月20日ガンによる合併症のため死去)監督の初期の作品に、TV「コンバット」(62~67)があります。多くのエピソードを大勢の監督が担当しました。その1人。見ましたね~。

さらに「M★A★S★H マッシュ」(70)で、カンヌ映画祭でパルムドール(グランプリ)を受賞。アルトマン監督が映画界でカルト的人気を得た記念すべき作品ですね。今も大傑作と言われる作品です。未見の方は、ぜひ一度。

その次の作品が、「バード★シット」(70)です。直訳すると“鳥のフン”。当時まだ未熟(若い?)な私は、このタイトルで見逃しています。う~む。今だったら絶対見るのに!この作品が新宿武蔵野館で、リバイバル上映されます。

アメリカン・ニューシネマの1作品として認識されるこの作品は、アルトマンのブラックな風刺がたっぷりと込められています。原題は、主人公の名前“BREWSTER McCLOUD”。その主人公を演じたのが、バッド・コート。

いつの日か自分の力で空を飛ぶことを夢見る、ブルースター・マクラウド(コート)。テキサス・ヒューストンのアストロドームの地下にある一室で人工翼の研究に没頭。彼には2人の女友だちがいます。1人はルイーズ(サリー・ケラーマン)。

もう1人は食料調達係のホープ(ジェニファー・ソールト)。そこへ3人目の女性スザンナ(シェリー・デュヴァル)が現れます。球場の案内係のスザンナを愛することで、ブルースターの夢はエスカレートして行きます。

その頃、奇妙な連続殺人事件が起こります。警察はニューヨークから名刑事シャフト(マイケル・マーフィ)を呼び、ジョンソン警部補(ジョン・シャック)とともに捜査を開始。そしてブルースターが疑われることに…。

バッド・コートの当時の出演作を見ると、その活躍ぶりがわかります。「M★A★S★H マッシュ」(70)「いちご白書」(70)「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」(71)。得意な容姿(小柄で童顔)と演技力で目立っていました。

最近は「ミリオンダラー・ホテル」(00)「ライフ・アクアティック」(05)などに出演。ご存知ですか?なにより公開から39年目のリバイバル上映の「バード★シット」。見なくては…。
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試験は嫌いです。

2010-05-25 21:48:57 | 映画
密室のサスペンス・ホラー映画と言えば、「CUBE」(97)シリーズ、「SAW」(04)シリーズ、そして「パラノーマル・アクティビティ」(07)や「実験室KR-13」(08)などたくさん。これらの映画に共通するのは、怖いくせに見たくなる…

イギリスから怖い映画がやって来ます。「エグザム」(09)、試験を意味する“エグザミネーション”のこと。監督、製作、脚本はスチュアート・ヘイゼルダイン。イギリス人の彼は、「地球が静止する日」(08)や「ノウイング」(09)のリライトを担当。

“リライト”とは、他人の原稿を書きなおすこと。その意味では全然名前を知りませんでしたが、2作ともメジャー作品でキアヌとニコラス・ケイジ主演のヒット作品。気になります。本作「エグザム」は、長編映画初監督作品。

第63回イギリス・アカデミー賞最優秀新人賞にノミネートされました。そして第25回サンタバーバラ国際映画祭パナヴィジョン・スピリット・アワード/インディペンデント映画賞受賞。これから名前を聞くでしょうから、覚えときましょ。

ある優良企業の最終就職試験に残ったのは、8人の男女。詐欺師“ホワイト”(ルーク・バブリー)、軍人“ブラウン”(ジミ・ミストリー)、工学者“ブラック”(チュク・イウジ)、科学者“ブルーネット”(ポリアンナ・マッキントッシュ)

数学者“イエロー”(ジェンマ・チャン)、哲学者“デフ”(ジョン・ロイド・フィリンガム)、医師“ブロンド”(ナタリー・コックス)、心理学者“ダーク”(アダル・ベック)。そして彼らを導く試験監督(コリン・サーモン)。

試験のルールは3つ。1)試験監督、または入口に立つ警備員に話しかけてはならない。2)試験用紙を破損してはならない。3)部屋から出てはならない。…試験会場には窓もなく、武装した警備員が立っています。

さらに試験用紙を裏返すと、それは“白紙”。状況に我慢しきれなくなった1人が、間違った答えを書いた瞬間、警備員に部屋の外に連れ出されてしまいます!残った受験者の1人は、みんなに協力を呼びかけるのですが…

果たしてこの試験は何?問題さえ分からない試験なんて!試験嫌いの私には、考えられませ~ん!有名スターは出てませんが、やっぱり気になりますよね~。答えが知りた~い!
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賞金5千ドルの元妻!?

2010-05-24 21:35:21 | 映画
2000年7月29日カリフォルニア州マリブで、ブラッド・ピットと結婚したジェニファー・アニストン。しかし2005年1月に別居、3月離婚。あんまりゴシップには興味ないんですが、さすがにブラピの選んだ女性とは?

1969年2月11日カリフォルニア州オークス出身。9歳の時に両親が離婚し母親に育てられます。高校の時に演技に興味を持ち、オフブロードウェイからTVへ。映画デビューは「レプリコーン」(92)。未見。

TV「フレンズ」(94~04/10シーズン)のレイチェル役が有名。映画でのアニストンは、本当にキュートで楽しくって女性から見ても好感。作品は見て損はなし。相手役にも恵まれて、作品自体も楽しめます。

「彼女は最高」(96)のエドワード・バーンズ、「私の愛情の対象」(98)のポール・ラッド、「ロック・スター」(01)のマーク・ウォールバーグ、「グッド・ガール」(02)のジェイク・ギレンホール、「ブルース・オールマイティ」(03)のジム・キャリー

「ポリー my love」(04未)のベン・スティラー、「迷い婚 すべての迷える女性たちへ」(05)のマーク・ラファロ、「マーリー ~世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(08)のオーウェン・ウィルソン、「そんな彼なら捨てちゃえば?」(09)のベン・アフレック。

クライヴ・オーウェン主演の「すべてはその朝始まった」(05未)は、ちょっと怖いサスペンス。ついつい見ちゃうアニストンの最新作は、な、なんと、バトラーさんと共演!絶対、見る!見ますとも!

バウンティー・ハンター」(10)の監督は、「メラニーは行く!」(02)「最後の恋のはじめ方」(05)のアンディ・テナント。ギャンブル好きで借金まみれのマイロ・ボイド(ジェラルド・バトラー)。マイロの仕事はバウンティー・ハンター、つまり賞金稼ぎ。

返済金を稼ぐための次なるターゲットは、なんと元妻ニコール・ハーレイ(アニストン)。報奨金5千ドルを手に入れるべく、マイロは追跡を開始!ニコールに捨てられた恨みを晴らそうと大乗り気。やがて元夫婦は追いつ追われつ…。

しかし、2人はある組織の陰謀に巻き込まれていくのでした…。「300」(07)のレオニダス役で素晴らしい体を披露したバトラーさんも、いまでは普通のオヤジ。でもファンなので許します。早く見たい!
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ウッディ、絶体絶命!

2010-05-23 21:30:24 | 映画
「バグズ・ライフ」(98)「モンスターズ・インク」(01)「ファインディング・ニモ」(03)「Mr.インクレディブル」(04)「カーズ」(06)「レミーのおいしいレストラン」(07)「WALL・E/ウォーリー」(08)「カールじいさんの空飛ぶ家」(09)

これ全部、ピクサー・アニメ。楽しかった~。こんなにも素晴らしいアニメ映画の原点となったのが、「トイ・ストーリー」(95)でした。ちなみに続編の「トイ・ストーリー2」は、1999年製作。フルCG長編アニメの草分け。

最近の3Dブームで、3Dバージョンとしても上映。それにしてもピクサー・アニメは人気です。「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」「ウォーリー」は、アカデミー賞長編アニメ賞受賞。

ウッディとバズ・ライトイヤーが帰って来ます!「トイ・ストーリー3」(10)の製作総指揮は「トイ・ストーリー」の監督で、アカデミー特別賞を受賞したジョン・ラセター。1957年1月12日ハリウッド出身のラセターは、ピクサーの創設メンバー。

短編や長編アニメをたくさん生み出してきました。ちょっと太めのやさしいおじさんで、茶目っ気たっぷり。いつまでも少年のようなラセターさんの今後の活躍にも期待。監督は「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」の共同監督リー・アンクリッチ。

アンディ少年のお気に入りだった、カウボーイ人形ウッディ(声:トム・ハンクス)、アクション人形バズ・ライトイヤー(声:ティム・アレン)、ポテト・ヘッド(声:ドン・リックルズ)、羊飼いの少女ボー・ピープ(声:アニー・ポッツ)たち。

おもちゃと遊んだ日々はもう過去のこと。17歳になったアンディ(ジョン・モリス)は、大学進学のため家を出ることに…。ウッディたちは手違いで託児所に寄付されることになってしまうのです。そこには凶暴(?)な幼児たちが!

おもちゃを壊しまくる幼児相手に、ウッディたちはどうする?予想もできない運命とは?共演者の名前がすごいんです。もちろん声の出演もありますが…。ジョーン・キューザック、マイケル・キートン、ティモシー・ダルトン

ネッド・ビーティ、ウーピー・ゴールドバーグ、ボニー・ハント!さすがピクサー!ディズニー!やっぱり、字幕スーパーのオリジナルで見たいですよね!!
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歌おう!ドミニクの歌

2010-05-22 22:10:00 | 映画
1932年4月1日、テキサス州エル・パソ出身の女優デビー・レイノルズ。今年78歳のデビーの元夫は、俳優のエディ・フィッシャー。娘も女優のキャリー・フィッシャー。そう、「スター・ウォーズ」(77)のレイア姫。

そのデビーの作品は、「雨に唄えば」(52)「ママは二挺拳銃」(61)「艦隊は踊る」(54)「不沈のモリー・ブラウン」(63)「イン&アウト」(97)など、ミュージカルや明るいドラマ、コメディがほとんど。

そに中に「歌え!ドミニク」(66)があります。「オーケストラの少女」(37)「ハーヴェイ」(50)「聖衣」(53)「フラワー・ドラム・ソング」(61)「ボクいかれたヨ!」(65)などのヘンリー・コスタ監督作。うわぁ~どれも懐かしい!

「歌え!ドミニク」は、なんといっても主題歌の『ドミニク』が印象的!みんな♪ドミニク、ニク、ニク…”と歌いましたとも。日本でもペギー葉山さん他が歌い、大ヒット。音楽のハリー・サックマンが、アカデミー賞音楽(編曲賞)にノミネート。

いつの日か、アフリカに伝道師として行きたいと願うシスター・アン(レイノルズ)。ある時、神父の勧めで吹き込んだレコードが大ヒット。アンは歌かアフリカか悩むことに…。映画はヒットしたけど、原作者はご不満だった様子。

その原作者というか、モデルになったのが、ベルギーの歌手ラ・スール・スーリール。本名をジャンヌ=ポール・マリ・デッケルス、“ザ・シンギング・ナン”とも呼ばれたシスターでした。リカルド・モンタルバン、グリア・ガーソン

キャサリン・ロス、アグネス・ムーアヘッド(エンドラ!)、チャド・エヴェレット、エド・サリヴァンと豪華なキャスト。また見たくなります。その同じ物語が、新しく映画化されました。「シスタースマイル ドミニクの歌」(09)。

1950年代、ベルギー・ブリュセル近郊に住むジャニーヌ・デッケルズ(セシル・ドゥ・フランス)は、他の皆と同じように自由を求め、自分の人生を見つけたいと思う女学生。そんな時、学校にやって来た修道女に惹かれます。

アフリカでの救援活動に参加したい…。厳格な母親の反対を交わし、ジャニーヌはギターとエルビスのプロマイドを持ってフィシェルモンの修道院を訪れます。果たして、ジャニーヌの夢は叶うのでしょうか?これはぜひ見たいです。
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ジョン・キーツの恋

2010-05-21 21:39:25 | 映画
ベン・ウィショー。変わった名前でしょ?ご存知?1980年10月14日、英国イングランドのベッドフォードシャー州出身。今年で30歳になる彼には双子の弟がいるそうで、こんな美形が2人もいるなんて!

英国王立演劇アカデミーを卒業し、「ザ・トレンチ 塹壕」(99)「ヴェニスの商人」(04)「レイヤー・ケーキ」(04)に出演。スティーヴン・ウーリー監督「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」(05)では、キース・リチャーズ役でした。

そしてなんといっても、トム・ティクヴァ監督作「パフューム ある人殺しの物語」(06)です!パトリック・ジュースキント原作の18世紀パリを舞台にした、特別な臭覚を持つ青年グルヌイユの物語。お気に入り。

原作も読み、DVDもコレクション。これでしっかりウィショーのファン。そしてトッド・ヘインズ監督の「アイム・ノット・ゼア」(07)。6人のスターが演じるボブ・ディランの1人でした。「情愛と友情」(08未)は、DVDを購入。

重厚な英国製ドラマの次は、再びトム・ティクヴァ監督の「ザ・バンク 堕ちた巨像」(09)。最新作は、得意の歴史劇「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」(09)。監督・脚本は、「ピアノ・レッスン」(93)でアカデミー賞脚本賞受賞のジェーン・カンピオン。

19世紀後半に活躍したイギリスの詩人、ジョン・キーツ(1795年~1821年)と恋人ファニーの日々を描きます。1818年、ロンドン郊外のハムステッド。詩人としてようやく知られるようになった、ジョン・キーツ(ウィショー)。

才能はあっても貧しいキーツは、親友で編集者のチャールズ・ブラウン(ポール・シュナイダー)の家に居候することに…。隣人のブローン家には輝くばかりの美しさを放つ、長女のファニー(アビー・コーニッシュ)がいました。

一目で恋に落ちるキーツ。でも、2人の時間は長くはなかったのです。母親と同じ結核で亡くなる弟トム。そしてキーツ自身も結核に冒され、わずか25年の生涯。映画は、キーツとファニーの想いをキーツの詩を交えて描いていきます。

“いちばん美しい恋の詩”として…。アビー・コーニッシュは、「キャンディ」(06)などに出演。ウィショーは、キーツのイメージそのまま!ポスターの美しさも目を惹きますね~!必見。
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