だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

藝大120周年企画!

2007-03-31 21:21:52 | 展覧会
桜を見に上野に行く人。展覧会を見に行く人。ホント、上野はいつ行っても人がいっぱい。特にこの時期は…。先日、「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像」に行きました。まだ、桜は3分咲き程度。でも、宴会してましたけどね。まだ始まって3日目で、そんなに長く並ばずに入れました。

でも、『受胎告知』を見る会場へは荷物検査があるので、これから行かれる方は心づもりを。まさか絵を傷つけようとする人など、いないでしょうがご協力を。『モナ・リザ』の時と同じく、立ち止まってじっくり見ることはできません。やはり、ウフィツィ美術館に行かねばなりませんね~。ため息…。

今度は、東京藝術大学 大学美術館に行く予定。創立120周年企画として、「パリへ 洋画家たち百年の夢」が開催されます。来日の洋画展もいいけど、日本人の画家たちの作品を一堂に集めた展覧会もね。改めて日本固有の洋画を見てみましょう。

東京美術学校(現東京藝術大学の前身。1949年5月、東京音楽学校と統合され、東京藝大となりました)と藝大卒業生と教員による、名作約100点を展示します。その名だたる画家たちの名前と作品を見るだけだけでも、改めて日本の絵画界の素晴らしさを再認識します。

黒田清輝の「湖畔」(1897年)展示期間5月22日~6月10日/「婦人像(厨房)」(1892年)
梅原龍三郎の「紫禁城」(1942年) 浅井忠の「グレーの柳」(1901年)
藤島武二の「女の横顔」(1926~27年) 佐伯祐三の「オーヴェールの教会」(1924年)
安井曾太郎の「裸婦」(1907~10年) 和田英作の「野遊」(1925年)
藤田嗣治の「姉妹」(1950年)などなど。

特に藤田嗣治ファンの私は、興味津々。パリへ渡った画家たち100年の軌跡を見たいです!
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やさしく歌って♪

2007-03-29 21:58:42 | 映画
ドリューが大好きな私。彼女のハートウォーミングなラブコメは特に。子役時代から見ていますが、最近の「ウェディング・シンガー」(98)「25年目のキス」(99)「サンキュー、ボーイズ」(01)「おまけつき新婚生活」(03)「50回目のファースト・キス」(04)「2番目のキス」(05)など、見ていて幸せになっちゃう作品がいっぱい!

そのドリューのお相手は、アダム・サンドラー、デヴィッド・アークエット、スティーヴ・ザーン、アダム・ガルシア、ジミー・ファロンたちコメディアン。特にアダム・サンドラーとは、「ウェディング・シンガー」と「50回目のファースト・キス」で組んでいて、私のお気に入り♪

でも、こんな組み合わせがあったなんて!そう、ヒュー・グラント!それが「ラブソングができるまで」。今度のヒューは、80年代に人気者だったポップスター。本当~!?そんなのありぃ~!?それが意外と似合ったりして。うふふ。予告編でも見れますが、長髪でスリムでセクシーなヒューが歌い、踊りまくります!!きゃ~~♪

人気バンド元POPのボーカルだったアレックス(ヒュー)は、今や元ファンを相手にイベントをやっている冴えない毎日。そんな彼の元に、現役カリスマ歌姫コーラ(ヘイリー・ベネット)のための新曲依頼が。これを機に“復活だぁ~!”とばかりに張り切るアレックスですが、作曲の腕はいささか錆び付き、作詞となるとトンとダメ!

しかし、鉢植えの水やりバイトに来たソフィー(ドリュー)の才能に気付いたアレックスは、なんとか作詞に協力するよう依頼。『ラブソングなんて、書かないわ』といっていたソフィーをどうやって説得するのか?アレックスの腕の見せ所!

歌もダンスもピアノも初体験というヒューは、この映画のために猛練習。その成果は映画で確認するとして、ドリューとのコンビもぴったりのこの作品。ラブコメの女王ドリューに対して、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ(01、04)や「ラブ・アクチュアリー」(03)のヒューのセクシーでキュートな魅力がいっぱい。

監督は「デンジャラス・ビューティー」シリーズ(01、05)の脚本家で、ヒュー主演の「トゥー・ウィークス・ノーティス」(02)の監督をつとめた、マーク・ローレンス。これは楽しめそう♪ルン♪
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舞台は、華やかでなくっちゃ!

2007-03-28 21:43:24 | 映画
フランスを代表する輝ける女優たち。大ベテランのカトリーヌ・ドヌーヴ(1943年10月22日パリ生まれ)。「美しき運命の傷痕」(05)のエマニュエル・ベアール(65年8月14日サントロペ生まれ)。「読書する女」(88)のミュウミュウ(50年2月22日パリ生まれ)。「ふたりの5つの分かれ路」(04)のジェラルディン・ペラス(71年1月8日マルセイユ生まれ)。

こんなに豪華なキャスティングの映画が、やってきます。タイトルは「輝ける女たち」。まさしく!しかも大ヒット公開中の「ヘンダーソン夫人の贈り物」と似た、ステージ物。とはいえ、さすがにフランス映画。エスプリが効いています!

ニースで人気のキャバレー“青いオウム”(これだけなら「ラ・カージュ・オ・フォール」みたい♪)。オーナーのガブリエル(クロード・ブラッスール)が、突然亡くなります。葬儀にやって来た、マジシャンのニッキー(ジェラール・ランヴァン)は、彼を父のように慕っていました。

自分こそが遺産相続人と思いきや、発表された遺言には、店はニッキーの子供たちに!葬儀の後に疎遠だった家族が集まり、潰れかけた店を残すのか、つぶすのか…。これはモメます、フランス映画だもん!ニッキーの元妻アリス(カトリーヌ・ドヌーヴ)、ニッキーが想いを寄せる、店一番の人気歌手レア(エマニュエル・ベアール)、ニッキーの幼なじみでオーナーとも仲間のシモーヌ(ミュウミュウ)。

さらには、シモーヌの娘でニッキーの娘かも(?)のマリアンヌ(ジェラルディン・ペラス)、ニッキー&アリスの息子でゲイのニノ(ミヒャエル・コーエン)も加わって、一見バラバラの家族がオーナーの死をきっかけに再生していくのです。フランス映画らしい展開ですね~♪人間関係の混み具合にしっかり付いて行けば、楽しめそう~。

さらにキャバレーが舞台なので、華やかなステージ・シーンもお楽しみ♪「ヘンダーソン夫人の贈り物」が大人しく見える、動く美女たちに魅せられますよぉ~、はい。監督/脚本は、初のティエリー・クリファ。ぺラスの夫クリストファー・トンプソンも脚本担当。絢爛たる輝ける舞台を見に行きましょう!
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ジョンソン・ワールド、1作目

2007-03-25 21:41:02 | 映画
昨日の記事に関連して…。この映画のキャッチコピーが、≪『ツイン・ピークス』『LOST』を凌ぐ衝撃の結末!≫。うむ、これは気になる!映画のタイトルは、「BRICK」。“ブリック”とは、“レンガ”のこと。俗語で“1kgのコカイン”、または“くたばれ!”の意。

監督/脚本は、本作がデビューのライアン・ジョンソン。「ツイン・ピークス」のオープニングにも似た、排水抗で発見されるブロンドの少女の遺体。健全であるべき高校を舞台にした、暴力や麻薬、そして殺人事件。登場人物は、あくまでも学園の生徒や先生たち。

監督が7年の年月をかけて仕上げた、デビュー作とは思えぬ完成度と独自のワールドに、早くも高い評価が与えられています。05年のサンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞。すでに“ジョンソン・ワールド”を構築、これからはこの名も代名詞になるはず。

先の事件発覚から遡ること、2日前。南カリフォルニア郊外のサンクレメンテ高校のゴードン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、呼び出された交差点の公衆電話に出ると元彼女のエミリー(エミリー・デ・レイヴィン、「LOST」のクレアね、それと「ロズウェル」のテス!)が。

エミリーは、謎の言葉“ブリック、フリスコ、タグ、ピン”を残して行方不明に。ゴードンは親友のブレイン(マット・オリアリー)と、エミリー探しを始めます。チア・リーダーのローラ(ノラ・ザヘットナー、「カンバセーションズ」(05)のヘレナの少女時代)、演劇部のカーラ(ミーガン・グッド)たち…。

それからエミリーの現在の恋人、ハッパ中毒のドード(ノア・セガン)も現われ、ますます混乱するゴードン。果たしてエミリーは、誰に殺されたのか?入り組んだ登場人物たちを結ぶ線とは?残された数々の謎の言葉の意味は?

学校のトゥルーマン副教頭役に、「黒いジャガー」(71)や「シャフト」(00)のリチャード・ラウンドトゥリーが。謎のピン役に、「刑事ジョン・ブック/目撃者」(85)や「ズーランダー」(01)のルーカス・ハースが。探偵小説を読むような興奮。舞台を高校にするという、斬新なプロットと映像。期待です!
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5年、待ちました。

2007-03-24 22:03:57 | DVD
待ってました!2002年11月8日に1万セット限定で発売された、DVD-BOX“ツイン・ピークス ファースト・シーズン スペシャル・コレクターズ・エディション”。もちろん、予約して買いました!だってデヴィッド・リンチの大ファンだもん!

発売当時、“セカンド・シーズンは2003年発売予定”だったのですが、待てど暮らせど、発売の予告はなし…。毎年、調べてましたがその兆候さえ、なし。もしかしたら、買いそびれた?とガックリきてました。

お気に入りのTVシリーズは買うのが、好きな私。このシリーズを手にしないなんて考えられません!でも待った甲斐がありました。パラマウントからのお知らせで、“この秋発売予定”と分かりました!歓喜!!6月からレンタルも開始。まっ、私は買って持ってる主義ですけど。

ところで少し「ツイン・ピークス」のおさらいを。(リンクはLaLaーTV)
1990年~91年放映された、米TVシリーズ。監督&製作総指揮をデヴィッド・リンチが務めることで、超話題に!脚本は、リンチ&マーク・フロスト。監督も多彩で、リンチ、フロスト他、ダイアン・キートンやジェームズ・フォーリー、スティーヴン・ギレンホール(マギー&ジェイクのパパ)も。

米北西部の田舎町、ツイン・ピークスで起こった殺人事件。17歳のローラ・パーマーが、湖でビニールに包まれて発見されます。もう1つの事件は、ロネット・ポラスキーという少女が、線路の上をフラフラと歩いているのを保護されます。事件は州境を越えているため、FBIの担当となり、特別捜査官デイル・クーパーが町にやってきます。

あとはもう、怪しすぎる登場人物が入り混じり、予想外の展開とむちゃくちゃなキャラクター設定とで、カルト化していきます。なんたってリンチ・ワールドをTVで見れることに感激♪でも、一般受けはしなかった…。2シーズンで打ち切り。残念。

ともあれ、このキャスト群をご覧あれ!
カイル・マクラクラン/マイケル・オントキーン/ジョアン・チェン/パイパー・ローリー/シェリル・リー/シェリリン・フェン/ジェームズ・マーシャル/ララ・フリン・ボイル/ メッチェン・アミック/リチャード・ベイマー/ペギー・リプトン/ジャック・ナンス/エヴェレット・マッギル/レイ・ワイズ/グレイス・ザブリスキー/ラス・タンブリン/ミゲル・ファーラー/デヴィッド・パトリック・ケリー/デヴィッド・ドゥカヴニー/デヴィッド・ワーナー/ビリー・ゼイン/ヘザー・グレアム/イアン・ブキャナン… 疲れた。早く、欲しい。
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レーピンを、見よう!

2007-03-22 22:19:54 | 展覧会
私の好きな画家、1番って決められないけど“バロック美術”や“古典主義”のカラヴァッジョ、ベラスケス、ルーベンス、レンブラント、フェルメール、ラ・トゥールたちが好き。もちろん、“ルネッサンス芸術”のダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノたちも!“ロマン主義”のゴヤ、ドラクロワも忘れてはいけません。

他にもミュシャ、レメディオス・バロ、デルヴォー、マグリット、ダリ、ゴッホ、オキーフなんかも。この辺になるとジャンルはバラバラ。印象派の絵画よりも、精密で緻密な絵画の方が好き♪ 『いったいどうやって描いたの~?』というような絵に強く惹かれます。衣装の生地やレースの細かさ、パールなど装飾品の質感、静物画の美しさに夢見心地になります。

そしてもう1つ。ロシア絵画にも強く惹かれます。それは1993年4月~6月東京都美術館で公開された「ロシア近代絵画の至宝 トレチャコフ美術館展」を見たせい。もう、ロシア絵画にもトレチャコフ美術館にも“一目惚れ”。特に会場入り口にあったイリヤ・レーピンの絵に、釘付けでした。以来、レーピンは私の好きな画家の代表格です。

その後、どうしてもレーピンに会いたくて、ロシアに行き、エルミタージュ美術館やプーシキン美術館、トレチャコフ美術館へも行ってきました。レーピンの絵の紹介は、こちらで一部がご覧になれます。そして今年、ロシア絵画が来日します!「ロシア絵画の真髄」で、東京都美術館で開催。

イリヤ・エフィモヴィチ・レーピンは、1844年8月5日ハリコフ県チュグエフ生まれ。(1930年9月29日没)1870年“移動美術展覧会組合”を結成し、のちに移動派となります。レーピンの絵は、ゴヤやベラスケスなどの絵画を思わせるダイナミックでリアルな絵であると共に、ドラマチックな物語が見る者を圧倒します。

このチャンスを逃さず、ぜひレーピンを知って欲しいです。たった1人で、レーピンを知らしめる運動をささやかながら、やっている私です。はい。ぜひ!
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ジュードの涙

2007-03-21 20:41:47 | 映画
ガブリエル・ヤレドという音楽家がいます。レバノンのベイルートで生まれ、ジャン=リュック・ゴダールの「勝手に逃げろ/人生」(79)で、映画音楽を初担当。「溝の中の月」(82)「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」(86)「カミーユ・クローデル」(88)「愛人/ラマン」(92)など、個性的な映画に音楽を付けています。

最近の作品に、「善き人のためのソナタ」(06)があります。映画の主題の“善き人のためのソナタ”を作曲。映画に重要な位置を占める、楽曲です。イギリス人監督のアンソニー・ミンゲラとのコラボも多く、その作品には「イングリッシュ・ペイシェント」(96)「リプリー」(99)「コールドマウンテン」(03)と、話題の映画がいっぱい!

ジュード・ロウ主演の「こわれゆく世界の中で」も、ミンゲラ監督とガブリエル・ヤレドの音楽です。そしてやはり映画のテーマは、“愛”。建築家のウィルは、ロンドンのキングス・クロス再開発プロジェクトを任され、私生活ではリヴ(ロビン・ライト・ペン)と彼女の娘と暮らしています。

2人は結婚はしておらず、今ではお互いの気持ちに満たされない何かを感じています。そんな時、ウィルのオフィスに泥棒が入り、そのうちの1人の少年を追うとボスニアからの移民で、未亡人の母アミラ(ジュリエット・ビノシュ)と出会います。ウィルは彼女の不思議な雰囲気に惹かれ、やがて心が通ったかに思えた時…。

最近のジュード・ロウは、「アルフィー」(04)「クローサー」(04)「ホリデイ」(06)と、とってもロマンチック♪にこにこ笑顔のジュードもステキだけど、ホントは「クロコダイルの涙」(98)の吸血鬼のようなクールでやさしい悪の香りがお似合い♪悩んだような冷たい瞳に、ク~ラクラ♪

ミンゲラが描く、“愛”の姿。ヤレドが奏でる“愛”の心。そしてジュードの演じる“愛”の苦悩。うむ、見ます。
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レオとダイヤモンド

2007-03-20 21:23:39 | 映画
1974年11月11日ハリウッド生まれの32歳。今年のオスカー主演男優賞にノミネートされた、レオナルド・ディカプリオ。デビュー以来、各賞にノミネートされた作品を並べてみました。

「ギルバート・グレイプ」「ボーイズ・ライフ」(93)「ロミオ+ジュリエット」「タイタニック」(97)「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(02)「アビエイター」(04)「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」(06)たくさんありますね~。ちなみにオスカー受賞はまだ。

作品賞を取った「ディパーテッド」のレオは、今までのアイドルの顔はしていませんでした。これからはさらなる汚れ役に挑戦し、オスカーを狙って行くのかも!?あっ、今年オスカーにノミネートされたのは、「ディパーテッド」ではなく、「ブラッド・ダイアモンド」(06)なんですよね。念のため。

アフリカのシエラレオネ。内戦が続き、反政府軍のRUFという組織に怯える人々。漁師のソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)は、ある日彼らに拉致され、RUFの資金源となるダイヤモンド採掘場に連行。厳しい監視のもと、彼は大粒のピンク・ダイヤモンドを見つけ、秘密裏に隠すことに成功します。

ダイヤモンドの密売人、ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)はなんとかこの地を脱出したいのだが、そのための密輸に失敗。刑務所に入れられ、そこでピンク・ダイヤモンドの噂を耳にします。しかも隠し場所を知るソロモンも、投獄されていたのです。

釈放されたアーチャーは、バーでアメリカ人ジャーナリストのマディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)と出会います。彼女はRUFの資金源について、危険を承知で真相を暴こうとしていたのでした。こうして、ダイヤモンドを巡る運命の3人が登場します。果たしてその行方は?

監督は、「グローリー」(89)でゴールデン・グローブ監督賞にノミネートされたエドワード・ズウィック。「戦火の勇気」(96)「マーシャル・ロー」(98)「ラストサムライ」(03)などで分かるように、作品に込められた歴史や社会問題への告発を見事に映画にしています。

助演男優賞にノミネートされたジャイモン・フンスー、「ビューティフル・マインド」(01)で助演女優賞受賞のジェニファー・コネリー、うう、オスカー絡みの人がいっぱい出てる~!レオはもちろん、期待してます!!
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太陽が死ぬ日

2007-03-18 21:29:37 | 映画
いまさらですが、TVシリーズの「ミステリー・ゾーン」の大ファンです。オリジナル・タイトルは“THE TWILIGHT ZONE”、1959年から64年まで放映され、日本では日本TVで1960年、TBSで1961年から放映されました。もちろん、この番組をリアルタイムで見てました♪

このシリーズの特長は、1話完結のSFアンソロジーの草分け的番組で、クリエーターのロッド・サーリングの卓越した発想、リチャード・マシスンやロバート・ブロックなどの素晴らしい脚本家、スティーヴン・スピルバーグ、ジョン・ランディス、ジョー・ダンテ、ジョージ・ミラーなどの今をときめく監督たちを登場させた、本当に超すごい番組でした。

数ある有名なエピソードの1つに、『狂った太陽』(34話“THE MIDNIGHT SUN”)というのがあります。軌道を外れ、太陽に近づいていく地球。灼熱の地球、しかしそれは主人公の女性の夢で、本当の地球は太陽からどんどん離れて行く、という反対の恐怖を描いていました。ゾッとしました。

映画「サンシャシン2057」は、すべての命の源、太陽の死を描いています。予告編を見て、真っ先に『狂った太陽』を思い出していました。監督は、「トレインスポッティング」(96)や「ザ・ビーチ」(99)「28日後...」(02)「ミリオンズ」(04)のダニー・ボイル。

衝撃的な脚本を書いたのは、「ザ・ビーチ」の原作者でボイル監督とのコンビも多い、アレックス・ガーランド。太陽の死をテーマに、漆黒の宇宙空間での未知の恐怖、孤立する人間たちに襲いかかる数々の恐怖を、私たちに見せつけてくれます。

太陽を蘇えらせる任務を負う、宇宙船“イカロス2号”。船長は日本人のカネダ(真田広之)、物理学者のキャパ(キリアン・マーフィ)他、コラゾン(ミシェル・ヨー)、メイス(クリス・エヴァンス)、ハーヴィー(トロイ・ギャリティ)、キャシー(ローズ・バーン)、トレイ(ベネディクト・ウォン)、サール(クリフ・カーティス)の8人。

映画の恐怖は、7年前に行方不明になった“イカロス1号”へと繋がっています。いったい、何があったのか?太陽を蘇えらせることはできるのか?久々の本格的なSF(ホラー?)映画。期待してま~す!
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13人のゲーム

2007-03-17 21:08:57 | 映画
ロシアン・ルーレットって、誰が作り出したのか?何のためにするのか?恐ろしくて想像がつきません。実際に遭遇することはないだろうし、考えられないし、見たくもありません。でも映画の中でなら、何度か見たことがあります。意外と映画の中だと、見れちゃうんですよね…。えっ、それでもダメ?

13/ザメッティ」という映画が、やってきます。フランス映画なんですが、監督はグルジア人のゲラ・バブルアニという人。脚本も書いています。(主人公の兄役で出演も)1975年12月19日首都のトビリシ生まれ。父親のテムル・バブルアニも、有名な映画監督だそう。

白黒のシンプルでスタイリッシュな映像が、この映画の特長。もう1つの象徴的なキーワードが、“13”という数字。映画のタイトルの“ザメッティ”というのも、グルジア語の“13”のこと。

主人公のセバスチャン(ジョージ・バブルアニ、監督の実弟)は、22歳のグルジア移民。屋根修理をしている彼は、ある日、仕事先の家でパリ行きの列車のチケットが入った封筒を見つけ、手にします。興味本位で列車に乗り、不思議な“13”の数字に導かれるように暗い森の奥に建つ、ある屋敷にたどり着きます。

そこは、決して足を踏み入れてはいけない場所だったのです。逃げ出そうとしてもすでに遅く、セバスチャンはそこで行われる“邪悪なゲーム”に参加させられてしまいます。“邪悪なゲーム”とは?

それこそが13人が輪になって前の人の頭に銃を突きつけるという、ロシアン・ルーレットだったのです!優勝者には、85万ユーロという賞金が!信じられない…。お金のために自分の命をゲームに賭けるなんて…。でも、男たちはいつも愚かな選択をするのです。う~、う~。

輪になった13人に与えられた番号。セバスチャンは“13”。キリスト教国では“13”は、不吉な数字とされています。キリストと12人の使徒の数が“13”、裏切り者のユダが“13”番目の席に着いた、キリストが処刑された日が“13”日の金曜日だった…などなど。

予告編を見て、『何これ!?』と思ったのですが、この映画のリメイクがすでに決まったそう。08年にバブルアニ監督自身のハリウッド版が。ブラピ?レオ?マグワイア?いったい、どんな映画になるのやら!気になる!!
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