だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ゴーギャンの最高作初来日

2009-06-05 21:05:43 | 展覧会
皇居のお濠の周りには、昔ながらの橋や門の名前があります。乾門、北桔橋門側の地下鉄竹橋駅の前に広がるのが、北の丸公園。その中に東京国立近代美術館があります。“MOMAT”のイニシャルで親しまれています。

この夏、開催の展覧会はなんとしてでも見に行きましょう!それが「ゴーギャン展 2009」。フランス人の画家ゴーギャンの本名は、ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン。1848年6月7日パリ生まれ、マルキーズ諸島ラ・ドミニック島で1903年5月8日死去。

ゴーギャンの名前は、1888年ゴッホとの共同生活でご存知の方も多いかも。映画や演劇でも必ず登場。共同生活破綻後、1891年4月タヒチに渡ります。ドナルド・サザーランド主演「黄金の肉体 ゴーギャンの夢」(86)は、不思議な雰囲気を持つ映画でしたね。

本展では、ゴーギャンが遺書代わりに書き上げたとされる『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』(1897~98)が初来日します。ボストン美術館に行かれた方は、再会ですね。もちろん、私は初めて。わくわく!

この作品のタイトルの不思議。画面右下の場面は人生の始まりを、中央部分はそれぞれ3人の成年期を、左側の人物は「死を迎えることを甘んじ、諦めている老女」なんだそうです。ゴーギャンの作品には、時にこうしたキリスト教のテーマを持つものがあります。その意味でもこの作品は有名ですね。

展覧会の構成は、1章:内なる「野性」の発見 2章:熱帯の楽園、その神話と現実 3章;南海の涯て、遺言としての絵画。ニューヨーク近代美術館、クライスラー美術館、プーシキン美術館、テートギャラリー、シュトゥットガルト州立美術館、日本の大原美術館、国立西洋美術館、ポーラ美術館などから集まったゴーギャンを見に行きましょう!
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