だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

どっちのメリンダ?

2005-06-30 21:10:59 | 映画
GWに「さよなら、さよならハリウッド」が、公開されたばかりのウディ・アレンの最新作が、早くも公開されています。ウディ・アレンの映画は、恵比寿のガーデン・シネマ!ということで、今回も同じ劇場。なんだかうれしい♪

今度は「メリンダとメリンダ」というタイトル。さすがにニューヨークが本拠地のアレンです。もちろん今回もNYが舞台。主役のメリンダを演じるのは、「ネバー・ランド」でジョニー・デップの妻を演じた、ラダ・ミッチェル。相手役ピアニストのエリスには、「ラブ・アクチュアリー」のキウェテル・イジョフォー。メリンダの親友でエリスをめぐって、三角関係になってしまうローレルには、「ドッグヴィル」のクロエ・セヴィニー。なかなか、個性的なキャスティグですね~!さすが、アレンです。女優を見る目が…。

この作品の面白いところは、メリンダという1人の女性が、2通りの「恋」を体験するストーリーということ。医者の夫と別れ、NYにやって来たメリンダがアパートのドアを開けるまでは、同じストーリー。その先のストーリーが「ビター」と「スウィート」の物語になるという訳です。

悲劇で終わるのか、ハッピーエンドになるのか… アレンだから予測はつくものの、やはりその過程を楽しみた~い♪お得意の恋愛映画を今回は、どう料理しているのかしらん?いくつになっても若く、いくつになっても恋をしてるウディ・アレン。

いつもと違う作風で、私たちファンを楽しませてくれます。次回作「僕のニューヨーク・ライフ」(Anything Else)が、早くも2006年新春公開に決定!ますますがんばるウディ・アレン。期待!
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ボタニカルアートとは…

2005-06-29 20:46:50 | 展覧会
久しぶりに芸術の森、上野に行ってきました。目的は国立科学博物館の「恐竜博2005」だったのですが、ちょうど初日を迎えた「ドレスデン国立美術館展」にも、足をのばしました。こちらは、6月23日のブログにも書きましたので、見てくださいね。

で、上野に着いてから開催を知った「植物画 世界の至宝展」に、大感激しました!場所は、東京藝術大学 大学美術館。英国王立園芸協会(RHS)創立200周年記念とあり、本当に素晴らしい作品ばかり!RHSは、現在エリザベス女王が総裁を務め、創立は1804年になります。RHSリンドリー図書館所蔵の植物画、約2万数千点のうち、書籍を含め129点が展示されています。

16世紀から今日まで、500年にわたる植物画の大系を一望できるのです。古代から文様などに使われていた植物のモチーフが、やがてルネッサンスを迎え、自然観察と共に詳細に、緻密に描かれるようになりました。英国の大航海時代に入り、世界中から持ち帰った植物たちは、18世紀の英国に園芸ブーム(ガーデニング)を巻き起こすのでした。

展示されている植物画(ボタニカルアート)は、見事!としか言いようがないくらい素晴らしいもので、いつもは「重い」と敬遠してしまう図録を買ってしまいました。チューリップ、蘭、パンジー、バラ、ヒアシンス、椿、ユリ、りんご、キノコ…などなど。どの作品も手元に残しておきたかったのです。もし、私が画家になるなれるのなら、植物画家になりたかったです。

展覧会は7月18日までですので、興味のなる方は急いでお出かけください。美しすぎる植物たちを、ぜひどうぞ!お勧めします♪
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歴史は繰り返す…

2005-06-26 21:20:43 | もう一度見たい!
今月11日から公開されえている「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」 もうご覧になりましたか?静かにじわっと、見る人に感動を与えています。なにより主演のショーン・ペンの演技に、心震わされます。どうしてこんなに感情表現が、素晴らしいのでしょう!!

ショーン・ペンといえば、「デッドマン・ウォーキング」(95)「ギター弾きの恋」(99)「アイ・アム・サム」(01)の3本で、オスカーにノミネートされた実力派。そして4度目、クリント・イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」(03)で見事、主演男優賞を受賞しました!ノミネートされても授賞式には出なかったペンですが、この時は出席。話題になりました。俳優仲間から、スタンディング・オベーションを受けて、見る方も感激しました!

ショーン・ペンは、1960年8月17日サンタモニカ生まれ。父親は映画監督のレオ・ペン。その名を聞いて思い出すのは、TV「刑事コロンボ/別れのワイン」ドナルド・プレザンス×ピーター・フォークの対決は、今も忘れがたい作品でした!弟のクリス・ペンも俳優。ちょっと太目の個性派です。結婚は2度。一度目はあの、マドンナ。すぐに別れましたが…。現在の妻は女優のロビン・ライト・ペン。

で、この「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」(04)ですが、1974年2月ワシントンのバルチモア空港で起こった実話を描いています。主人公のサム・ビックは家具販売のセールスマン。自分には向いていない仕事だと知りつつも、別居中の妻マリー(ナオミ・ワッツ)と元に戻るために仕事を続けなくてはならず… でも、営業成績は振るわず、ボスからは怒鳴られ…。

当時はちょうどニクソン大統領の時代で、あのウォーターゲート事件が起きていました。サムは仕事や妻との関係など、自分の取り巻くすべてがニクソン大統領のせいと、思い込むようになります。その間の追い詰めれていくサムの心模様…演じるショーン・ペンは、パワフルで完璧な演技を見せてくれます。私的に手放しで褒めちぎります!うまい!息苦しくなるほどの、演技です。

サムは飛行機をハイジャックして、ホワイトハウスに突っ込む計画だったのです。今から30年も前に、9・11から26年も前に!ようやく歴史の真実が、私たちの前に現れたのでした。必見!
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海には行きません。

2005-06-25 21:57:17 | 映画
1985年にロバート・レッドフォードが創設した「サンダンス・インスティテュート」 若手映画人の育成や、独立系映画製作者を支援する目的で作られました。毎年1月、ユタ州パーク・シティで開催されている「サンダンス映画祭」では、インディズ系の映画監督が多くメジャー・デビューしていることでも、有名ですね。インディーズ映画、最大の映画祭でもあります。

ちなみに「サンダンス」とは、レッドフォードが出演した「明日に向って撃て!」(69)で演じた、サンダンス・キッドの役名から付けられました。共演のポール・ニューマンの役は、ブッチ・キャシディ。なつかし~い!監督はジョージ・ロイ・ヒル。主題歌の「雨にぬれても」他、バート・バカラックの軽快な曲たちが印象的でした♪

そのサンダンス映画祭(04)で、話題になった作品がいよいよ日本で上映されます。その映画は「オープン・ウォーター」 キャッチ・コピーは『最も怖い映画』~~~!!いったい何が怖いの?

霊や怪獣、恐竜、宇宙人、シリアル・キラーなんかじゃありません!果てしなく広がるオープン・ウォーター(開放水域)に、たった2人で残されてしまった夫婦、スーザンとダニエル。仕事を忘れ、バカンスでカリブ海のダイビングを楽しむはずだったのに…。

全員、ボートに乗ったと思ったスタッフは2人を残して帰港。つまり、海の真ん中に2人だけ残されてしまったのです!恐怖!!足は届かない…岸は見えない…叫び声さえ誰にも届かない…助けは来ない…酸素ボンベは後わずか…恐怖!!自分たちの置かれた状況を飲み込みと、その時、サメがやってくるのです!ぎゃあ~!

クリス・ケンティス監督は、数年前に目にした実際に起きた事故にインスパイアされて、この作品の脚本を書き上げました。撮影も実際に俳優2人が海に入っての演技だったそうで…。サメも本物!いったいどうやって撮影したの~?

もうひとつ、キャッチ・コピーを。「この夏、もう海には行けない」…
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ミレニアムと、ペレストロイカ

2005-06-24 22:16:21 | DVD
2004年エミー賞を総なめにした「エンジェルス・イン・アメリカ」 WOWOWで、04年の12月4、11、18日に2話ずつ放送されたので、ご覧になった方もいるかも知れません。ちょうど今月、スカパー!でも、放送されたので取り上げてみます。

トニー・クシュナーの戯曲「エンジェルス・イン・アメリカ~国家的テーマに関するゲイ・ファンタジア」は、1989年にサンフランシスコで第1部「至福千年紀が近づく(ミレニアム)」が上演され、1992年にロサンゼルスで第1部と第2部の「ペレストロイカ」が一挙上演されました。原作戯曲はピューリッツア賞、舞台は共にトニー賞を受賞しています。素晴らしい~!

日本でも、1994年にセゾン劇場で第1部、1996年には第1部、第2部の通し公演がありました。私はいずれの公演も、しっかり見ました。大好きな作品です!特に通し公演は、丸1日がかりで、上演時間は6時間以上もかかりました。見応え十分!(2004年にもベニサン・ピットで再演)

TVMの方ですが、監督はマイク・ニコルズ。「卒業」や最近では「クローサー」の監督ですね。出演者がすごくって、主役のロイ・コーンにはアル・パチーノ、ジョーの母他、複数の役をこなすのは、メリル・ストリープ、息子のジョーはパトリック・ウィルソン(「アラモ」「オペラ座の怪人」のラウルね)、ジョーの妻にメアリー・ルイーズ・パーカー、そして極め付き、天使役は、エマ・トンプソン。その他にも魅力的な男優陣が揃っています。

全6話、全編約6時間半の大作で、TV界のアカデミー賞こと、エミー賞を最多11部門受賞しています。本が書かれた時代(ミレニアム前夜)AIDS時代の黙示録と言われたこの作品を、舞台の感動とは違うTVMとして、じっくり味わいたいものです。名優たちの競演も見逃せません!早くDVDにしてくださ~い!心から待っています。
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「世界の鏡」展

2005-06-23 21:04:22 | 展覧会
今年の梅雨は、空梅雨?雨の日は何をして過ごしましょうか。大好きな映画も、もちろんGood!ですが、展覧会に行くのもいいですよね~。これから秋まで公開される「ドレスデン国立美術館展」は、お勧めです。上野の国立西洋美術館での展覧会です。

ドレスデンは、ドイツ東部の古都。ドレスデン国立美術館は、1560年ザクセン選帝候アウグストが創立した「美術収集室」が始まりでした。今回の展覧会には、16世紀から19世紀の選りすぐりの作品、約200点がやってきます。世界各地から収集された美術品、芸術品を通してドレスデン国立美術館は「世界の鏡」の役割を果たしていると言われています。

ドイツが誇るマイセンの陶磁器。その精巧で美しい姿や絵柄には、ただただ、ため息…。他にもアウグスト強王や息子のアウグスト2世王ら、王室使用の装飾品の数々、なんと多くの大粒・小粒のダイアモンドをちりばめた芸術品です!中には31518カラットのローズカット・ダイアモンドを含んだ肩章(!)なんてものもあります。

絵画には、ティツィアーノの「白いドレスの女性の肖像」(1555頃)、レンブラントの「ガニュメデスの誘拐」(1635年頃)、フェルメールの「窓辺で手紙を読む若い少女」(1659年頃)などの作品もあり、こちらも楽しみ♪

ところで「ガニュメデスの誘拐」って、どんなお話?と思ったので、調べてみました。参考になりました?絵を見る時、その絵の背景にある物語を知っておくと、より理解が深まって楽しめると思います。さぁ、これで準備万端、出かけましょうか!
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ゴッサム・シティに行ってみたい!

2005-06-22 20:54:41 | 映画
ティム・バートンの「バットマン」(89)と「バットマン リターンズ」(92)は、私のお気に入り♪ そもそも、ティム・バートンはダークなイメージが大好き!「シザー・ハンズ」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「スリーピー・ホロウ」「猿の惑星」「ビッグ・フィッシュ」などなど、メルヘンを描きつつ、暗い! 好き!!

ティム・バートン版のバットマンは、マイケル・キートン(ムフフ) このチョイスも素晴らしい♪バットマンはマスクをつけているので、見えるのは目と口。特に口は重要!マイケル・キートンの口元はものすごくセクシー!(キャ~) マスクを取ったブルース・ウェインの時も、いつもと違うキートンで、ホレボレ。私のお気に入りです、はい!

その後、この人気シリーズの3作目「バットマン フォーエヴァー」(95)は、ジョエル・シューマッカー監督、ヴァル・キルマー主演。4作目の「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」(97)は、同じ監督、ジョージ・クルーニー主演でした。

そして8年ぶりの新作は、イメージ一新!原点に戻った「バットマン ビギンズ」です。単に続編ではなく、どうやってバットマンは誕生したのか…を描いています。1作目の「バットマン」にも少し紹介のシーンがありますが、今回はじっくり丁寧に描いています。監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。主演は「マシニスト」で怪演を見せた、クリスチャン・ベール。

主なキャストがまたすごいんです!執事で、バットマンになくてはならない人物アルフレッドは、マイケル・ケイン。バットマンの武器などの製作者、ルーシャスにモーガン・フリーマン。バットマン誕生のきっかけとなる、父(←ある事件で妻と共に殺害)トーマス・ウェインにライナス・ローチ。

ブルースに精神面と肉体面での師となるデュカードに、リーアム・ニーソン。さらにヒマラヤの奥地に住む謎の僧、武術の達人ラーズ・アル・グールに渡辺謙!今回の悪役は「スケアクロウ」と呼ばれる、実は心理学のクレイン教授にキリアン・マーフィ。汚職まみれの警察で唯一、善良なゴードン警部にゲーリー・オールドマン。

さらにさらに、公開直前になんとトム・クルーズと婚約発表したケーティ・ホームズが、ブルースの幼なじみレイチェルを演じています(驚き!) 他にもルトガー・ハウアー、トム・ウィルキンソンが出てます。超~、豪華!映画の方もダークで重厚な作品に仕上がっています。ティム・バートンのメルヘン部分はないですが、見応えあり!続編も決まっていて、今からわくわく、待ち焦がれてしまいます♪必見!
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出てないんです…(涙)

2005-06-20 22:25:05 | 映画
レザボア・ドックス」のMr.ブロンドこと、マイケル・マドセンの大ファンの私は、マドセンの映画が最近ビデオ・スルー(劇場公開されずに、いきなりビデオやDVDで公開されること)なのが、ちょっと不満。他にもそういう映画は、たくさんあるんですけど~。 

ところでそのマイケル・マドセンは、1958年9月25日シカゴ生まれ。父は消防士で母は脚本家兼プロデューサー。高校時代から演劇に興味を持ち、ジョン・マルコヴィッチに勧められて、ゲーリー・シニーズが主宰するステッペン・ウルフ劇団に研究生として入団。ちなみにマルコヴィッチも劇団員でした。すごいでしょ?

LAに出てからは下積みを経験。デビュー作は「ウォー・ゲーム」(83) 冒頭にちょっと出てます♪ 以後は様々なジャンルの映画で活躍しています。体が大きく、そのわりにキュート(ファンの欲目?)なマドセンは、一度見たら忘れられない俳優です♪ ちなみに妹は「サイドウェイ」のヴァージニア・マドセン←美人!

クェンティン・タランティーノ監督の「レザボア・ドッグ」(91)で、人気を得てから「テルマ&ルィーズ」(91)や「ワイアット・アープ」(94)「007/ダイ・アナザー・デイ」(02)など、50本以上の作品に出演。タランティーノ監督とは「キル・ビル」(03、04)でも組んでいます。さすが、映画オタクのタランティーノ監督ったら、見る目があるなぁ~♪

意外な(?)作品に「フリー・ウィリー」(93)があります。だっていつものアクションものとは全然違う、ファミリー映画なんですもの!マドセンは主人公の少年の養父役を演じています。それもすごくステキな!

で、今日の映画はそんなマドセンが、95年と98年に主演した「スピーシーズ」シリーズの最新作「スピーシーズ3/禁断の種」です。ただし3作目にはマドセン、出てないんです。がっくり。まっ、良しとしましょう。映画はイヴに変わって、美しいエイリアン、サラが登場。どんな脅威の姿をしているのか、どんな闘いを見せるのか、気になります。マドセンがいなくても、大丈夫かなぁ~。
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釣りはお好き?

2005-06-19 20:54:14 | 映画
カナダ映画なんですが、公用語がフランス語なので見ていると『フランス映画を見てるよう~』と感じるのが、「大いなる休暇」です。

監督もカナダ出身のジャン・フランソワ・プリオ。主演はレイモン・ブシェール(島の村長ジェルマン)、ディビッド・ブータン(都会からやって来た青年医師クリストファー)、ピエール・コラン(島から出たこともないジェルマンの友人、イヴォン)など、いずれもカナダの俳優さんたち。知らないなぁ~。

小さな島はかつて漁村として栄えていたけど、今は廃れて島の住民は失業保険で暮らしています。失業保険をもらうたびに、自分の誇りが消えていくという台詞があり、グッと来ます。そんな島にプラスティック工場の誘致の話が!条件は医師がいること。

この島には医師がいないため、都会から医師を呼ぶことになるのですが…1ヶ月の間に「島に住みたい」と思わせなくてはならず。島民全員の涙ぐましい、ウソが始まります。見ている私たちは島のみんなの素朴さを知っているので、正直に話せば…と思うのですが、そうは行かないのが映画。

いろいろなエピソードを重ねて、いよいよラスト。医師は島に残り、工場は誘致され失業してた島民に仕事ができ、大団円♪ めでたし、めでたし。ひとつ気になったのは、どうして都会からクリストファー医師が来ることになったのか…でした。カナダの医師は仕事中に「あんなこと」してるの?って感じ。まっ、島で歳を取れば、人間変わるさ!

都会で暮らすか、何もない島で暮らすか、もし貴方なら?
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宇宙戦争、あれこれ

2005-06-18 21:57:33 | 映画
1953年公開の「宇宙戦争」は、当時とっても衝撃的なSF映画でした。(と、言ってもリアルタイムではありませんが)私も後日、名画座やTV放送で見てかなり感動しました。子供の頃から、ロマンチックな映画よりSFや特撮の映画が大好きでしたから…。原作はH・G・ウェルズの「宇宙戦争」 有名な作品なので読まれた人も、たくさんいらっしゃるでしょう。

この映画にはこれまた、有名なエピソードがあります。若き日の俳優オーソン・ウェルズが「市民ケーン」(41)を生み出す前、1938年のことです。アメリカのCBSでH・G・ウエルズの「宇宙戦争」をラジオドラマとして放送。その内容があまりにリアルな(現実に起きたことを取材しているかのような)方法だったため、放送を聞いていた全米の人たちが現実のことと勘違いして、パニックを起こしてしまったのです!これ、本当の話なんです。(記事は昭和13年12月18日号のサンデー毎日からの抜粋)

原作はイギリス・ロンドン近郊ですが、ドラマはアメリカに舞台を置き換えています。また、このパニックに陥った様子をTVムービーにしたのが「アメリカを震撼させた夜」(75)です。私はこの作品をTVで見ましたが、当時の混乱振りと共にオーソン・ウェルズの天才振りがうかがえる、貴重な作品になっています。もし、未見の方がいましたらレンタルとかで、ぜひ見てくださいね。

で、最新作の「宇宙戦争」は、スティーブン・スピルバーグ監督、主演はトム・クルーズです。うむ、大ヒット間違いなしです!娘役にダコタ・ファニング。すごい!他にティム・ロビンス、ミランダ・オットーが出ています。原作もあるし、53年版の映画、75年版のTVMとストーリーは誰もが知っていますね。でも、スピルバーグ版は結末が変えてあるそうです。それに今のVFXの技術は、素晴らしいものがありますから期待大です♪

公開は日本でおなじみの土曜日ではなく、国際公開日として6月29日(水)に統一しています。早く見たいですね~。ドロドロが大好きなスピルバーグが、この映画をどう料理しているか…。待ち切れません!
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