だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

いつか見れるかな?

2006-06-30 21:35:42 | 映画
夏の暑い夜は、映画館へレイトショーを見に行くのも良いかも?しかし、私はレイトショーには行かない人なんです。(以前にも書きましたが…)だから気になる映画がレイトショー公開だと、ガックリ!

イメージフォーラムで、上映の「姐御~ANEGO~」もそう。公式サイトもないんです。う~む。こんなに冷遇された映画も久しぶり。検索すると、日本の同名映画が出てきます。う~む。きっと、劇場でのプログラムもないんだろうな~。

監督は、「ベルベット・レイン」(04)のウォン・ジンポー。これが2作目です。香港裏社会を牛耳る百徳(エリック・ツァン)と部下の阿九(リウ・カイチー)。2人は敵対する兄弟を殺害。やがて未亡人の洛華(カリーナ・ラウ)が復讐し、一家を殺害。憎しみは、連鎖するのです。

しかし、阿九は亡くなる前に娘のフィービー(アニー・リウ)に、百徳を頼むと言い残していたのです。18年後、百徳が引退を決した時、何者かに暗殺されてしまいます。後を継いだフィービーは、“姐御”となって長く続く抗争を止めようと決意するのでした…。果たして?

他にもサイモン・ヤム、アンソニー・ウォンなんかも出ています。香港ノワールの新作。ウォン・ジンポー監督は、次世代のウォン・カーウァイといわれているそうな。劇場には行かないので、DVDを待ちましょう。久々に、香港映画が見たいな。
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仏→露→東京

2006-06-29 22:30:23 | 展覧会
渋谷の夏は、「エミール・ガレとドーム兄弟」でますます暑くなりそうです。しかし、暑い!文化村ザ・ミュージアムは、私のお気に入りの美術館です。ここは映画館、劇場、美術館などがあって、しかも近場でよく行きます。この夏、“エルミタージュ美術館”秘蔵の作品がやって来ます。

98年の9月ですが、ロシアに行きました。サンクトペテルブルグとモスクワに行き、美術館めぐりをしました。エルミタージュ美術館、トレチャコフ美術館、プーシキン美術館、クレムリンなどを堪能したのですが、もっともっとじっくり見たかった~。いつかまたきっと!

そのエルミタージュ美術館のガラス・コレクション。フランスとロシアの友好関係の印として送られた、貴重な品々。展示は、ナンシー派といわれるエミール・ガレとドーム兄弟の作品です。しかもこれらの作品は、現地でも常設ではなく秘蔵品。もちろん、日本初公開です。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて流行した、アール・ヌーヴォー。フランス語の“Art Nouveau”とは、「新しい芸術」という意味で、なんでもパリの美術商サミュエル・ビング氏の店の名前“Maison de l’Art Nouveau”に由来するそうです。うむ。そうなんだ!

花やつぼみなどの植物や、蝶やトンボなどの虫。ツタや枝など曲線で描く優雅なライン。まったく新しい装飾美術の傾向を表します。素材的には鉄やガラスといった物が使われました。ガレやドーム兄弟の作品は、鮮やかで優雅で、いったいどうやって作ったのかしら?と見惚れてしまいます。

以前にも彼らの作品は見たことがありますが、日本初公開作品を含む工芸作品116点。これは見逃せません。はい。
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夢に向かって、ジャン~プ!

2006-06-28 17:49:40 | 映画
日本のサッカーは、終わってしまいました。オリンピックやスポーツ大会での日本の活躍は、かつてのような盛況を感じられなくなった気がしています。(←私だけかも…)しかし、選手を育てていけば大丈夫!という気にさせてくれるのが、この映画です。

ジャンプ!ボーイズ」(04)!2005年に台湾で公開されたドキュメンタリー映画です。とにかく、予告編を見て欲しいな~。7人の体操選手たちは、みんな小さい男の子。9歳のキャプテン、9歳の市場っ子、9歳のハッタリ君、9歳のつり輪君、8歳の英才君、8歳の2点君、6歳のキャラメル君。

みんな体が柔らかいし、笑顔がいっぱい!過酷な練習も、なんのその!でも、本当は泣きたい時もあります。2003年夏、ただ今、ジュニア体操全国大会(10月)に向けて、猛特訓中です。選手の小学生や幼稚園生たちは、授業が終わるとすぐに体育館に集合!

コーチは、33歳の元東アジア大会の金メダリスト。月曜日から土曜日までの週6日、時間にして長い時は6~7時間も!将来の金メダリストを育てるために、時には怖いコーチに変身。恐怖のストレッチや、失敗すると待っている逆立ちの刑!

他の子たちが遊んでいても、小さな選手たちはひたすら練習、練習。でも、みんな明るい!悲壮感なんて微塵もない!大好きな仲間たちと、夢はオリンピックの選手になること。いいなぁ~。こういう環境に育てられた小さな選手たちが、金メダルを持って行っちゃうんだね!

まっ、そんなことはともかく子供たちの笑顔とがんばりを見るだけでも、ハッピーになれます。暑い夏を元気にジャンプしよう!
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思い出のディズニー・アニメ

2006-06-25 22:08:28 | 展覧会
日本で、初期のディズニーアニメのオリジナル画が発見されたのは、2005年の秋。場所は千葉大学。えっ?って感じですよね。実は1959年にウォルト・ディズニー社が全米で展示公開した後、翌年に日本で展示されたものなんだそうです。

45年の時を経て、東京都現代美術館 MOT にて、「ディズニー・アート展」が開催されます。“Missing Treasures”(幻の宝物)と呼ばれていた作品の中でも、修復が済んだ200点が展示。プラス、ウォルト・ディズニー社からも約350点のコレクションも同時公開。

日本に眠っていた作品と、本国の作品との再会とでも言いましょうか。それに展示作品の選定を、ディズニー社からの依頼でスタジオ・ジブリのスタッフが協力したとか。まさに日米の協力によって実現した展覧会ですね。

千葉大学からは、「花と木」(32)「ファンタジア」(40)「シンデレラ」(50)「わんわん物語」(55)「眠れる森の美女」(59)など。

ディズニー本社アニメーション・リサーチライブラリー(ARL)からは、「蒸気船ウィリー」(28)「白雪姫」(37)「ピノキオ」(40)「ピーター・パン」(53)「眠れる森の美女」(59)など。

ディズニー・アニメには、格別の思い出があります。子供の頃、これらのアニメを見て私は映画の楽しさを知りました。当時、こうした洋画を見れたのは両親のおかげですね。いまだに映画大好きの私♪いえ、映画は生き甲斐かな…。どんな時も映画は私の一番の親友です。

会場の1階には、アート体験やフォトスポット、オリジナルグッズショップもあるそう!展覧会の楽しみのひとつですね!帰りには忘れずにお買い物♪
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貴女は、誰?

2006-06-24 21:55:07 | 映画
99年の「彼女を見ればわかること」は、女性映画の名作です。監督は、コロンビア/ボゴタ生まれのロドリゴ・ガルシア。グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャシー・ベイカー、キャリスタ・フロックハート、キャメロン・ディアス、エイミー・ブレネマン、ヴァレリア・ゴリノ、エルピディア・カリーロといった女優が出演。すごいでしょ?

新作の「美しい人」(05)も、主演女優の名前を見ただけで見たくなります!キャシー・ベイカー、エイミー・ブレネマン、エルピディア・カリーロ、グレン・クローズ、ホリー・ハンターの他、リサ・ゲイ・ハミルトン、アマンダ・セイフライド、シシー・スペイセク、ロビン・ライト・ペンも加わっています。ダコタ・ファニングも。

映画の原題は「NINE LIVES」。9人の女性の生き方を描いています。オムニバスの形を取り、それぞれはワンシーンをワンカット、つまりリアルタイムの長まわしで撮影しているんです。それぞれの登場人物は、見えない部分で絡み合っているのですが、表立つことはありません。

第1話“娘に愛をそそぐ女”→刑務所に服役しているサンドラは、娘に面会することだけが生き甲斐。
第2話“いま手にしている愛を見出す人”→妊娠中のダイアナは昔の恋人に再会、愛を告げられる。
第3話“愛をぶつける人”→幼い頃のトラウマから暴力的なホリー。ある日、実家に戻り父と対面する。

第4話“お互いの弱さを知る人”→友人宅に招かれたソニアとマーティン。着いた途端、言い争いが。
第5話“かけがいのない人”→車椅子の父と介護に疲れた母の会話を仲介する娘のサマンサ。
第6話“愛を求められる人”→元夫の妻が自殺。葬儀に出席した元妻のローナは、元夫に求められる。

第7話“家族があることの歓びを知る人”→サマンサの母ルースは、娘の先生と不倫。
第8話“夫の愛の深さを知る人”→乳房を失うことになったカミール。不安や苛立ちを夫にぶつける。
第9話“神の祝福を受ける人”→娘のマリーと墓参りにやって来たマギー。そこで知る神の祝福とは?

男優たちも忘れてはいけません!スティーヴン・ディレイン、ウィリアム・フィクトナー(かつてはフィッチナーと表記)、ジョー・マンテーニャ、イアン・マクシェーン、ジェイソン・アイザックス、エイダン・クイン、ミゲル・サンドヴァル。シドニー・ポワチエの娘、シドニー・ターミア・ポワチエも出てます。

2005年のロカルノ映画祭で、最優秀作品賞と9人全員に最優秀主演女優賞が贈られました。すべての女性に見て欲しい映画です。はい。
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暗闇は苦手…

2006-06-23 21:28:46 | 映画
私は閉所恐怖症ではないのですが、暗闇が苦手。大地震があった時、もし地下鉄や地下街やエレベーターの中にいたら、ど、どうしょうと常日頃考えることがあります。困ったなぁ~。“お出かけの時は忘れずに…懐中電灯”って感じですかね。

かつて異常なほど前評判が高く、ブームになった映画があります。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(99)がそれ。見ました?ラスト近くの暗闇は、ホントに怖かったぁ~。低予算映画ですが、世界中で大ヒットとなったホラー映画です。

今また、暗闇を舞台にした映画がやって来ます。監督は、デビュー作「ドッグ・ソルジャー」(02)が注目されたイギリスの新鋭ニール・マーシャル。今回も、脚本/監督を担当した2作目「ディセント」です。

「ディセント」とは、降下、下降のこと。映画の舞台は、地下3000Mの洞窟。主人公のサラは、1年前の交通事故で夫と娘を亡くし、悲しみの日々を送っています。友人のベス、ジュノ、レベッカ、サム、ホリーの5人は、アパラチア山脈/シャトーガ国立公園へサラを励まそうと誘い出します。

友人との楽しいひととき、やがて冒険しよう!とガイドブックに載っている洞窟に行くことに。重装備で挑む洞窟は、体ひとつがようやく通り抜けるほどの狭さ。無理やり通ろうとしたことで、落石が発生。落ちてしまった5人は戻れないことに気付き、他の出口を探すしかありません。

さぁ~、ここからが暗闇、迷路、閉所、行き止まり、息苦しさの始まり。ガイドブック掲載というのもウソだった未知の洞窟。6人の女性たちは、この洞窟で何を見るのか?この暗闇から脱出できるのか?う~む、想像できない…。

実はこの映画は05年の作品で、イギリスではすでにDVDが発売済み。もう見てる人もいるんですよね、当然。どうやら怖いというより、女6人の愛憎劇なんだそうな…。未知の世界の、未体験の恐怖。ううっ~、見るべきか?暗闇は苦手。
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ギリアムの不思議世界

2006-06-22 21:50:00 | 映画
テリー・ギリアム監督。前作「ブラザーズ・グリム」は期待が大きかっただけに、見終わった脱力感は…。私はテリー・ギリアムの大ファンで、「モンティ・パイソン」シリーズ意外はすべて見ています。(DVDで見ればいいんですが、未見)

「バンデットQ」(81)で監督を知り、「未来世紀ブラジル」(85)で恋に落ち、「バロン」(89)で虜になり、「フィッシャー・キング」(91)でセンスにクラクラ~、「12モンキーズ」(95)で神と崇め、「ラスベガスをやっつけろ」(98)で狂っててもいいと思い、「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(01)でやっぱり…と確認。この映画での監督は、悲惨でした。

「ブラザーズ・グリム」(05)の映画化を聞いた時は、狂気を脱したかと喜んだものの心配もしていました。あまりにハリウッド的な制作内容だったので。はは~ん、「ロスト・イン・ラ・マンチャ」での失敗から資金不足となり、とりあえず“お金”ね、と思ったのは私だけではないはず。

ハリウッドスターを起用したことを責めているんじゃないんです!この映画には、ギリアムらしさが微塵もなかった…。しかし、今度は違います!新作「ローズ・イン・タイドランド」。ミッチ・カリンの『タイドランド』が原作。ギリアムは、『不思議の国のアリス』をベースに映画化。

10歳の少女ジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド←「サイレントヒル」にも出てます)の両親(ジェフ・ブリッジスとジェニファー・ティリー)は、麻薬中毒。ある日、ママは死んでしまい、パパとパパの故郷に逃げ出します。そこは草原の中の古びた一軒家。

するとパパも動かなくなり(死んだ?)、ローズはひとりぼっちに。『不思議の国のアリス』が大好きなローズは、バービー人形の頭だけを指に挿して、アリスのように草原を探検に出ます。道案内は“灰色リス”。

もうこれだけで、ギリアム・ワールドが目に見える!やっぱり現実と幻想の不思議世界こそ、ギリアム映画の根幹。くるくる回るバービー人形の頭なんて、最高!迷宮に落ちていくローズが見る世界とは?ああ~、待ちきれません!キャスティングも最高!ギリアム監督、大~好き♪
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30年前の出来事。

2006-06-21 21:52:49 | 映画
この映画の予告編を見た時、怖い!と痛切に思いました。映画が大好きで比較的どんなジャンルも、見るようにしている私ですが、久々に怖かった…です。(ちなみにスプラッタ映画は見れません、はい)

それと予告編を見てもうひとつ思ったのは、「キングダム・ホスピタル」に似てるなぁ~ということ。もちろん、内容が似てるというのではなく、同じ子役が出てるからかも。

その映画は、「サイレントヒル」。怖さは、“PG-12”ということでも分かりますね。あっ“PG-12”とは、映倫(映画倫理管理委員会)が設定した映画を見ることができる年齢制限の規定のこと。12歳未満(小学生以下)は、成人した保護者が同伴することを義務付けています。

性・暴力・残酷・麻薬・ホラーなど、小学生が真似する可能性のあるものが、映画の中にあると指定されます。ポスターの隅の方に書いてあるのでチェックしましょう。この映画もそう。なにしろ、怖い!

ローズ(ラダ・ミッチェル)と夫クリストファー(ショーン・ビーン)の娘シャロン(ジョデル・フェルランド)は、実は養女。悪夢にうなされ、つぶやく『サイレントヒル』という言葉に悩んでいます。心配したローズは、ウェストヴァージニア州に実在するその街に行くことにします。

しかしそこは人気のない、深い霧に閉ざされた街。車でたどり着いた時、シャロンが失踪。娘を捜し求めるローズは、その街に降り積もる“灰”に疑問を深めます。サイレントヒルは、30年前に大火災があり無数の被害者を出したという、悲惨な過去があったのです。

霧と灰。視界の効かないこの街で、シャロンを見つけ出すことはできるのでしょうか?謎の街、サイレントヒルとは?実はこの映画のオリジナルは、日本のコナミが発売したゲーム。このパターン、よくありますね。

監督は、「ジェヴォーダンの獣」(01)のクリストフ・ガンズ。面白かった!共演者は、ローリー・ホールデン、デボラ・カーラ・アンガー、キム・コーツ(←曲者!)。ショーン・ビーンファンの私は、怖いけど見に行きます。
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南極がやって来る!

2006-06-18 21:11:38 | 展覧会
映画「ホワイト・プラネット」が、いよいよ公開です。私の知人につい最近、南極大陸へのツアーに参加した方がいます。日本人の海外旅行は、こんな遠い所にも行くんだなぁ~と感慨深かったです。でも、観光名所があるわけでも、ホテルがあるわけでもないので、とにかく船の旅が大変だったそうです。

周りは氷に閉ざされているわけだから、船が進めるかどうかも天候次第。運良く大陸に上陸できたとして、自然破壊はルール違反。厳しい決まりがあったそうです。うむ、そうでしょうね~。納得。ちなみにツアーの参加者は、いずれも中高年だったとか。素晴らしいパワーです!

むちゃくちゃ寒いわけではなかったようですが、たぶん私は行けない…と思います。で、向こうから来てもらう良い方法があります!そんなバカな!!エへ、実は上野の国立科学博物館で、「ふしぎ大陸 南極展2006」が開催されるんです。

朝日新聞のサイトからも詳しい内容が見れます。見どころは、≪1≫通信衛星を利用した越冬隊員(昭和基地)とライブでのコミュニケーション。すごい!≪2≫数十万年前の氷の展示や、地球環境の未来を考えます。≪3≫南極から持ち帰った様々なもの、たとえば氷、クジラのヒゲ、防寒具の試着などの体験コーナーもあり!

≪4≫タロ・ジロの剥製が8年ぶりに展示されます。≪5≫南極で発見された隕石の展示。≪6≫50年前の第1次観測隊の建物や内部を再現。≪7≫2004に年発見された、南極初の恐竜の化石を展示。ここにもいたんですね!びっくり。

それにしても、科学博物館って面白いですよね~♪こうした特別展示も面白いけど、常設展も素晴らしいです。時間をゆっくり取って、じっくり見たいです。かつて、2時間半くらいかけて周ったことがあります。また周ってみたいな。
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オリジナルと映画の違い

2006-06-17 22:04:05 | 映画
TVシリーズのリアルタイム・ファンとしては、トム・クルーズ主演で映画化されると聞いた時は“不安でいっぱ~い!”でした。そしてその心配は的中。うむ。その映画とは、「ミッション:インポッシブル」(96)。もちろん、オリジナルは『スパイ大作戦』です。

映画を見て思ったのは、オリジナルの設定を踏まえてはいるものの、全然違う!ということ。最大の驚きは主人公であるジム・フェルプス(ジョン・ヴォイト)が、悪役。しかも死んでしまう!考えられない…。

オリジナルは、CBSで1966年~73年に放送され、第1シーズンのみリーダーはダン・ブリックス(スティーヴン・ヒル)という人物。第2~第7シーズンまではジム・フェルプス(ピーター・グレイブス)でした。ステキでしたね~。テーマ曲(ラロ・シフロン)もナレーション(日本版は若山弦蔵さん)も最高でした♪

メンバーは(数字はシーズン数)、ローラン(マーティン・ランドー/1-3)、シナモン(バーバラ・ベイン/1-3)、バーニー(グレッグ・モリス/1-7)、ウィリー(ピーター・ルーパス/1-7)、パリス(レナード・ニモイ/4-5)、 ダナ(レスリー・アン・ウォーレン/5)、 リサ(リンダ・ディ・ジョージ/6-7)、ミミ(バーバラ・アンダーソン/7)、トレーシー(リー・メリウェザー)…。なつかし過ぎる!

日本では、フジTVで全171話が放送されました。オリジナルの一番のエッセンスは、IMFという組織のメンバーが仕掛ける心理戦!変装やセット、シチュエーションのトリック、大胆な時間の操作、ありえない展開を限られた時間内で相手を追い詰める“ハラハラドキドキ”でした!

冷戦終結でスパイ映画の真実味は薄れ、96年に映画化された時は大胆なアレンジが必要だったのでしょうか。それにしても、オリジナルファンにとって期待外れ、どんなにガックリしたことでしょう。オリジナルを知らずに見れば、トム・クルーズの新作として楽しめたかも…。

しかも映画は、続編の「M:I-2」(00)が作られ、とうとう「M:i:Ⅲ」が公開です。もう、オリジナルを忘れて見るしかないです。しかし、今回は違います!なんたって、敵役にフィリップ・シーモア・ホフマンが出てる~!!

「ハピネス」(98)「フローレス」(99)「レッド・ドラゴン」(02)そしてオスカー受賞の「カポーティ」(05)。ず~とファンでしたもの!世界中に認められた演技派。どんな悪役か、見たいぞ!!
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