だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

みんな、凶悪犯

2011-11-30 20:30:04 | 映画
最近、女優たちの映画賞に変化があるなと感じません?常連のメリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ヘレン・ミレンのベテランの他、サンドラ・ブロック、ナタリー・ポートマンなど若手も有名女優。

しかし助演女優賞となると、ビル・コンドン監督「ドリーム・ガール」(08)で初出演のジェニファー・ハドソンや、リー・ダニエルズ監督「プレシャス」(09)で役柄変更に成功したモニークなど。

そんな中、サンダンス映画祭審査員大賞(ドラマ部門)受賞のコートニー・ハント監督「フローズン・リバー」(08)で、主演のメリッサ・レオがノミネートされたのを覚えていますか?

メリッサ・レオは、1960年9月14日NY出身。TVやTVMに出演し「フローズン・リバー」で初ノミネートされ、デヴィッド・O・ラッセル監督「ザ・ファイター」(10)でオスカー助演女優賞受賞。

今年助演女優賞に初ノミネートされたのが、1947年5月25日オーストラリア・シドニー出身のジャッキー・ウィーヴァー。デヴィッド・ミショッド脚本・監督の「アニマル・キングダム」(10)です。

オーストリア・メルボルン、17歳の高校生ジョシュア・コディ(ジェームズ・フレッシュヴィル)は母ジュリアと2人暮らし。ある日、ジュリアがヘロインの過剰摂取で突然、死亡してしまいます。

やむなく疎遠だった祖母ジャニーン・コディ(ウィーヴァー)に連絡し、引き取られるジョシュア。明るく温厚で、家族思いの人物に見えるジャニーンには、3人の息子がいました。

長男アンドリュー(ベン・メンデルソーン)、次男クレイグ(サリヴァン・ステイプルトン)、三男ダレン(ルーク・フォード)。しかし、彼らは銀行強盗や麻薬密売などの凶悪犯罪で生計を立てていたのです。

真面目だったジョシュアも、徐々に犯罪の世界に巻き込まれて行きます。その頃、警察の強盗特捜班ネイサン・レッキ―巡査部長(ガイ・ピアース)は、ジョシュアを犯罪者一家から救い出すことに。

彼の証言で一家を一網打尽にしようと画策するのですが…。サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドラマ部門グランプリ受賞作。クエンティン・タランティーノ監督が、年間ベスト3の1本に選んだ話題作。好きそう~。
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金色の闇

2011-11-29 21:08:19 | 映画
ジョー・ジョンストン監督、クリス・エヴァンス主演「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」(11)、もう見ましたか?マーベル・コミックのアニメを実写化した映画ですね。

サブタイトルにあるのは、来年2012年5月4日米公開予定の「ジ・アベンジャーズ」(12)につながっています。“アイアンマン”のトニー・スターク、“ハルク”のブルース・バナー

“マイティ・ソー”のソー、“キャプテン・アメリカ”のスティーヴ・ロジャースが集合します。主演はもちろん、ロバート・ダウニー・Jr、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、クリス・エヴァンス。

すれはさておき、「キャプテン・アメリカ」に登場したハワード・スターク。お察しの通り、アイアンマン・パパですね。演じたのは、1978年6月2日ロンドン出身の俳優、ドミニク・クーパーでした。

フィリダ・ロイド監督「マンマ・ミーア!」(08)で、アマンダ・セイフライドの婚約者スカイを演じました。他にソウル・ディブ監督「ある公爵夫人の生涯」(08)では、チャールズ・グレイ役。

ロネ・シェルフィグ監督「17歳の肖像」(09)にも出演。今年33歳のクーパーは、目が印象的なハンサム。最新作は、ラティフ・ヤヒア原作、リー・タマホリ監督作「デビルズ・ダブル」(11)

まぶしっ!なんとキンキラなポスターなのっ!サブタイトル“ある影武者の物語”とあるように、この映画はある人物の影武者にさせられた男の実話なんです。その人物とは、ウダイ・フセイン。

イラクの独裁者サダム・フセイン(1937年4月28日~06年12月30日)の長男。“狂気の申し子” “ブラック・プリンス”と呼ばれた長男ウダイ(1964年6月18日~03年7月22日)

イラク軍中尉ラティフ・ヤヒア(クーパー)は、ある日フセイン大統領の長男ウダイ(クーパー2役)から呼び出しを受けます。莫大な富と絶大な権力を持つウダイは、実はラティフとは高校の同級生。

その頃から顔が似ていると言う理由から。家族の命と引き換えに、ウダイの飽くなき狂気に寄り添い、影武者を演じるラティフ。そして彼が闇中で見たものとは?クーパーの変化も見もの!
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手紙、書いてますか?

2011-11-27 21:34:38 | 展覧会
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムも、同じく7月4日~12月22日まで準備改修工事のため、休業しています。そのリニューアルオープンの第1弾が「フェルメールからのラブレター展」なのです。

公式サイトでは、今回の展覧会のみどころが紹介されていますのでお出かけ前に、ぜひぜひチェックしてみてくださいね。その前に、日本でも大人気のヨハネス・フェルメールをお勉強。

ヨハネス・フェルメールは、17世紀オランダの画家。1632年~1675年わずか42、3歳の人生。誕生日も死亡日も不明とか。本名ヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフト(デルフトの…の意)

初期の作品『マリアとマルタの家のキリスト』(1654~55年頃)のように、当初物語画家としてスタート。やがて風俗画家へと転向。画家としての活動期が22年と言われ、現存する作品は33点ほど。

そのフェルメールの作品の中から、展覧会のタイトルにあるように“ラブレター”をテーマにした作品が3点来日します。1作目は、『手紙を読む青衣の女』(1663~64年頃)です。

印象的な明るい青色(フェルメール・ブルー)の部屋着を着た若い女性が、地図が飾られた部屋で手紙を読んでいます。女性は妊娠しているようです。絵に秘められた物語を探るのも楽しみですね。

2作目は、『手紙を書く女』(1665年頃)。アーミン毛皮の縁取りがある黄色いモーニング・コートを着た若い女性が、手紙を書いています。どうやらラブレターのようですね。

3作目は、『手紙を書く女と召使い』(1670年頃)。女主人が手紙を書き終わるのを待つ、召使いのいる部屋。この時代、手紙の持つ意味や手紙を書くことの意味は特別だったようです。

本展ではフェルメールの他に、ヤン・ステーンの『生徒にお仕置きをする教師』(1663~65年頃)や、ピーテル・デ・ホーホの『中庭にいる女と子供』(1658~60年頃)

ヤン・リーフェンスの『机に向かう簿記係』(1629年頃)、コルネリス・デ・マンの『薬剤師イスブラント博士』(1667年頃)など“手紙”をテーマにした作品を展示。手紙が書きたくなりそう~。
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華麗なる、スウィントン

2011-11-26 21:52:06 | 映画
渋谷のBunkamura ル・シネマは、今年7月4日~12月22日まで設備改修工事のため、休業してします。なんでも観客のより快適な環境を目指しているそうな。それはうれしいことです。

リニューアルオープン後は、全席指定席になるそうです。ふむ。ここは毎週火曜日が1000円の日で、毎月1日と毎週日曜日の最終回も1000円です。火曜日は相当な混雑ぶりで、避けていますけど。

そしてようやくリニューアルオープンを1ヶ月後に控え、上映作品をご紹介。イタリア映画「ミラノ、愛に生きる」(09)です。監督は、1971年イタリアのパレルモ出身のルカ・グァダニーノ。

繊維業で成功を収めたレッキ家のタンクレディ(ピッポ・デルボーノ)に見初められ、妻となったロシア人のエンマ(ティルダ・スウィントン)は3人の子供に恵まれ、何不自由なく暮らしていました。

家長エドアルド・シニア(ガブリエーレ・フェルゼッテイ)の誕生日、晴れて後継者に指名されたタンクレディと息子のエドアルド・ジュニア(フラヴィオ・パレンティ)。この日、エンマはある出会いをします。

パーティにやった来たエドの友人、シェフのアントニオ(エドアルド・ガブリエリーニ)でした。彼の料理にすっかり魅了されるエンマ。3人の子供たちが成人し、孤独を感じていたエンマにある感情が甦ります。

やがてエンマとアントニオは恋に落ちるのでした…。しかし、それは取り返しのつかない悲劇を招く情事だったのです。ミラノの大富豪の女主人と年下の恋人。息子の友人との情事が招く悲劇。

う~む、まるでヴィスコンティ映画のよう~。華麗で重厚な貴族一族の没落を描いた「山猫」(63)を思い出します。衣装デザインは本作でアカデミー賞にノミネートされた、アントネッラ・カナロッツィ。

ジル・サンダーやフェンディの衣装、ダミアーニのジュエリーを使用。ところでスウィントンは、1960年11月5日ロンドン出身。デレク・ジャーマン監督「カラヴァッジオ」(86)でデビュー。

サリー・ポッター監督「オルランド」(92)、ダニー・ボイル監督「ザ・ビーチ」(99)、フランシス・ローレンス監督「コンスタンティン」(05)、「ナルニア国物語」シリーズの白い魔女など。ぜひ、見ましょ。
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世界が終わる時…

2011-11-25 20:50:57 | 映画
先日「コンテイジョン」(11)を見て、つくづく感染って怖い…と思いました。直接だったり、間接だったり、感染方法はいろいろ。一般的な風邪だって、人からもらっちゃうことがよくありますね。

本当に病気は怖い。病気になってはじめて健康の大切さが身に染みます。映画にもいろいろな病気が…。TVM「運命の瞬間(とき)/そしてエイズは蔓延した」(93)は、エイズの発症と解明を描いています。

ウォルフガング・ペーターゼン監督「アウトブレイク」(95)ではアフリカ奥地で発生した未知の伝染病が描かれ、TV「ミレニアム」(96~99)では鳥インフルエンザが衝撃のラストに登場。

ジョゼ・サラマーゴ原作の映画化、フェルナンド・メイレレス監督「ブラインドネス」(08)では突然視力を失い、真っ白になる謎の病気を描いていました。何が怖いって、目が見えない恐怖は計り知れません。

パーフェクト・センス」(11)の監督は、イギリス人のデヴィッド・マッケンジー。ユアン・マクレガー主演「猟人日記」(03)で脚本・初監督デビュー。監督4作目となる本作も、テーマは感染症です。

何の前触れもなく、その病気は始まります。世界中に爆発的に広がった“SOS”と呼ばれる原因不明の感染症。それはあらゆる人々の嗅覚を奪い去るのです。やがて味覚や聴覚も失うことに…。

その先に待っているものは人類の滅亡。そんな時、シェフのマイケル(ユアン)と感染症学者のスーザン(エヴァ・グリーン)は出会い、恋に落ちます。しかし奇病は猛烈なスピードで新たなステージへ。

嗅覚、聴覚、視覚、味覚、触覚の五感が徐々に失われていく…。迫り来る世界の終りに貴方は何を思うのか?怖過ぎ。サンダンス映画祭に出品された衝撃作。いったい何が描かれているのでしょう。

共演はユエン・ブレムナー、コニー・ニールセン、スティーブン・ディレイン。エヴァ・グリーンはパリ生まれで、母親は「雨の訪問者」(70)の女優マルレーヌ・ジョベール。あら、懐かしい。

「キングダム・オブ・ヘブン」(05)や「007/カジノ・ロワイヤル」(06)などに出演。マッケンジー監督、実は「アサイラム/閉鎖病棟」(05未)でも、精神病院をテーマにしています。見ます。
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お昼寝は、イヤ

2011-11-22 22:01:38 | 映画
2009年アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」(09)の原題は、“EL SECRETO DE SUS OJOS”。英題は“THE SECRET IN THEIR EYES”

アルゼンチンの映画の邦題には“瞳”がお似合い?今度のアルゼンチン映画は、「瞳は静かに」(09)。ほら、“瞳”が付いてるでしょ?原題は“ANDRES NO QUIERE DORMIR LA SIESTA”

ポスターにもあるように、意味は『アンドレスはシエスタなんてしたくない』。“シエスタ”とは、スペインやイタリアなどラテン系の国の風習“昼寝”のことですね。午後1時から4時が目安とか。

メアリー・ランバート監督、エレン・バーキンとガブリエル・バーン主演の「シエスタ」(87) を思い出しますね。アルゼンチンはスペインの旧植民地で、その習慣があるんだそうです。そうなんだ。

本作が長編初のダニエル・ブスタマンテ監督作「瞳は静かに」は、1977年 軍事政権時代のアルゼンチン北東部の州都サンタフェが舞台です。ちなみに監督は、1966年サンタフェ出身。

8歳のアンドレス(コンラッド・バレンスエラ)は、母親の突然の死で兄アルマンド(ラウタロ・プッチア)と、祖母オルガ(ノルマ・アレアンドロ)と父ラウルの住む家で暮らし始めるのでした。

しかし、オルガとラウル(ファビオ・アステ)は母の持ち物を焼き払い、家まで売ろうとします。それに親しげに近づいて来る謎の男セバスチャン(エセキエル・ディアス)。いったい彼は誰?

やんちゃでいたずら好き、好奇心旺盛なアンドレスは大人たちを観察します。会話を盗み聞きし、何が起こっているのか探ろうしますが…。ある夜、部屋の窓から見た恐ろしい光景とは?

軍事政権下。反体制派を一掃しようとする情報局の秘密拠点があったごく普通の町。監督も子供時代、『大人の話に口を出すな』と言われ続けたそう。子供の目で見た大人の世界。それは?
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1930年代、パリの作家たち

2011-11-21 21:56:33 | 映画
ジャン=ポール・サルトル、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、ネルソン・オルグレン、ポール・ニザン、アルベール・カミュ、フランソワ・モーリアック、ネルゴン…こんな人々が登場する映画。

それがフランス映画「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」(06)です。イラン・デュラン・コーエン監督作で、脚本はシャンタル・ドゥ・リュデールとエヴリーヌ・ピジエ。う~む、知りませんが。

そもそも、サルトルもボーヴォワールの名前は聞いたことがありますが、よく知りません。サルトルはパリ生まれの作家、哲学者。高等師範学校卒業後、哲学教師となり、1938年小説『嘔吐』で作家デビュー。

1943年、哲学書『存在と無』によって哲学者としての地位を確立。“実存主義”を世に広めました。『蝿』(43)『出口なし』(45)など多くの戯曲も書いています。1964年ノーベル文学賞を辞退。

1980年肺水腫で死去。一方のボーヴォワールもパリ生まれの作家、哲学者。ソルボンヌ大学卒業後、哲学教師をしながら書いた小説『招かれた女』(43)で作家デビュー。1949年『第二の性』を発表。

現代のフェミニズムやジェンダー論の出発点となったボーヴォワール。その後も『娘時代』(58)『老い』(70)、サルトルの衰弱と死を冷静に記述した『別れの儀式』(81)などを発表。1986年死去。

映画は1929年のパリが舞台です。ソルボンヌ大学で学ぶシモーヌ・ド・ボーヴォワール(アナ・ムグラリス)は、天才として名高いジャン=ポール・サルトル(ロラン・ドイチェ)に見初められます。

1級教員資格を目指す2人は共に勉強し、サルトルが首席、ボーヴォワールが次席で見事合格!そして何事にも型破りなサルトルの求愛を受け入れたボーヴォワールは、お互いの自由恋愛を認め合うのでした。

2人は、お互いの恋愛関係を嘘偽りなく報告し合うという“契約結婚”を誓います。若き日の出会いから、因習を打破するパートナーシップの選択、それに伴う苦悩をパリの風景・文化と共に描いていきます。

他にも小説家のアンドレ・マルロー、作家・詩人・劇作家のジャン・ジュネ、俳優・歌手のモーリス・シュバリエなどの名前も登場。なんと、華やかな時代だったんですね。それも見どころですね。
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はじめてのセガンティーニ

2011-11-20 20:31:37 | 展覧会
3月の大震災の影響で、中止または延期になっていた映画や展覧会、コンサート、イベントなどが次々に開催されています。もちろん、まだのものも。中国映画「唐山大地震や「プーシキン美術館展」はまだ。

そんな中、西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で、4月29日から7月3日まで開催予定だった、「特別展 アルプスの画家 セガンティーニ ―光と山―」が、秋から年末にかけてようやく開催です。

ところで、セガンティーニとは?実は、まったく知らない知りませんでした。この展覧会を知って調べました。ジョヴァンニ・セガンティーニは、1858年1月15日オーストリアのトレンティーノ出身。

現在のイタリア共和国トレンティーノのことだそうで、イタリアの画家なんですね。アルプスの風景などを題材とし“アルプスの画家”と呼ばれる一方、神秘的・退廃的な作品もある象徴主義の画家。

スイスにある“セガンティーニ美術館”(日本語版)をはじめ、国内外の所蔵品を集めました。画家の初期から晩年までの厳選した作品たちで、なんと国内33年ぶりの回顧展だそうです。

約60点の展示作品には…ポスターになった『アルプスの真昼』(1891/セガンティーニ美術館)、『アルプスの真昼』(1892/大原美術館)、『虚栄』(1897/チューリッヒ美術館)

『わがモデルたち』(1888/チューリッヒ美術館)、『羊たちへの祝福』(1884年頃/セガンティーニ美術館)、『白いガチョウ』(1886年頃/チューリッヒ美術館)、『生の天使』(1892/セガンティーニ美術館)

ジョヴァンニ・ジャコメッティとの『ふたりの母たち』(1899~1900/ビュンドナー美術館)、『日陰の憩い』(1892/クリストフ・ブロヒャー・コレクション)などなど。はじめての作品ばかり。

アルプスの画家としてのセガンティーニも楽しみですが、私は晩年(1899年9月28日没)の作品に興味津々。“アルプス3部作”とされた第1作『生』、第2作『自然』、第3作『死』

セガンティーニは、『死』を完成させることなく41歳で病死(腹膜炎)。国立西洋美術館所蔵の『バグパイプを吹くブリアンツァの男たち』(1883~85)も見に行こうと思いました。
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ヒッチハイクしてます。

2011-11-18 14:01:01 | 映画
実は今1番見たい映画が、これ。グレッグ・モットーラ監督の「宇宙人ポール」(10)。ポスターを見ただけで、見たくなるでしょ?宇宙人(=グレイ)が、リュクを背負ってニッコリ微笑んでる!

イギリスからアメリカのコミック・マーケット、通称“コミケ” “コミコン”にはるばるやって来た、SF作家のグレアム(サイモン・ペッグ)とイラストレーターのクライブ(ニック・フロスト)の2人。

コミコンは世界中のマニアが集まる、ファン最大のイベント。実はSFオタクの2人、長年の夢だったアメリカ中西部のUFOスポット巡りがもう1つの目的だったのです。ヤッホー!エリア51だぁ~。

大きなキャンピングカーに乗り込み、いざ出っ~発っ!ところが猛スピードで追い越して来た車が、突然クラッシュ!そして2人が遭遇したのは、なんと本物の宇宙人!グレイ、そのもの!

彼はポール(声:セス・ローゲン)と名乗り、政府に囚われていて逃出したと言うではありませんか!60年前、地球に不時着しそのまま拘束。解剖されそうになって逃げ出したのでした。そんなぁ~。

ポールは長年の地球生活で、すっかり人間的になっていました。アメリカナイズされ、ピスタチオとビールが大好き。驚くグレアムとクライブでしたが、ポールを故郷の星に返すことを決意、約束します。

果たして、2人はポールを無事に帰還させることができるのでしょうか?サイモン・ペッグとニック・フロストは、ゾンビ映画のパロディ「ショーン・オブ・ザ・デッド」(04未)で共演。

もう1本、ポリス映画のパロディ「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(07)でも共演。両作はエドガー・ライト監督、ペッグと監督が脚本を書いています。本作はペッグとフロストが脚本担当。

ポールの声、セス・ローゲンは「グリーン・ホーネット」(10)の主役や「50/50 フィフティ・フィフティ」(11)にも出演。他にクリステン・ウィグ、ビル・ヘイダーと常連キャストの他…

ジェイソン・ベイトマン、ジョン・キャロル・リンチ、シガーニー・ウィーヴァーも。ところで“エリア51”は、ネバダ州南部にある正式名グレーム・レイク空軍基地のこと。本当にグレイがいるかは不明…。
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IMF:インポッシブル・ミッション・フォース(不可能作戦班)、4度

2011-11-16 21:22:36 | 映画
またまた、トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(11)がやって来ます!今度の監督は、「Mr.インクレディブル」(04)「レミーのおいしいレストラン」(07)のブラッド・バード。

原作は、TV「スパイ大作戦」(66~73)の製作総指揮を務めたブルース・ゲラー。彼はTV「新スパイ大作戦」(88~90)の企画、「M:I-2」(00)や「M:i:Ⅲ」(06)の原作者でもあります。

最新作の話の前に、ちょっとオリジナルTVシリーズを復習。未見の方には予習ですね。「スパイ大作戦」の出演者は…第1シーズンのリーダーがダン・ブリックス(スティーヴン・ヒル)でした。

第2~7シーズンまではジム・フェルプスで、ピーター・グレイブスが演じました。変装の名人ローラン・ハンドをマーティン・ランドー、元モデルのシナモン・カーターを私生活で妻だったバーバラ・ベインが。

他に電子・機械工学のエキスパート、バーニー・コリアーをグレッグ・モリス。重量挙げの元世界チャンピオン、ウィリー・アーミテージをピーター・ルーパス。第3シーズでランドーとベインが降板。

変装の名人バリス役にレナード・ニモイ。女性メンバーにリー・メリウェザー、レスリー・アン・ウォーレン、リンダ・デイ・ジョージ、バーバラ・アンダーソンが交代で出演。全171話。見ましたね~。

そしてブライアン・デ・パルマ監督で、「ミッション:インポッシブル」(96)が誕生したんでしたね~。もう、違和感満載でした。オリジナル・ファンでしたから。それも4作目。1作目から早、15年。

トム・クルーズも34歳から49歳になりました。「M:I ゴースト・プロトコル」のストーリーは…モスクワのクレムリンを爆破(!)したテロリストの濡れ衣を着せられたイーサン・ハントとそのチーム。

ブラント捜査官(ジェレミー・レナー)、カーター捜査官(ポーラ・パットン)、そして(前作から引き続き)コンピューターの天才ベンジー(サイモン・ペッグ)。IMFからも国からも見捨てられた彼ら。

疑いを晴らすため、彼らは核攻撃を企てる本物のテロリストを追うことに。果たして?モスクワ、ドバイ、インドと世界を駆け回る!製作はトム・クルーズ、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク。やっぱ見ます。
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