だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ココシリって、どこ?

2006-05-31 21:11:31 | 映画
第17回東京国際映画祭審査員賞受賞作、「ココシリ」(04)。この作品を監督したのは、デビュー作(脚本も)の、前作「ミッシング・ガン」(01)のルー・チューアン。

のどかで住む人は誰もが隣人でもある、小さな山村の警察官が、ある日二日酔いで目覚めた時、あるべき銃がない!必死に探す間に上司に知られ、やがてその銃で殺人事件が発生…というミステリー仕立てのサスペンス映画でした。

なかなか面白そうでしょう?未見の方は、DVDでぜひ!ルー・チューアン監督の最新作が「ココシリ」で、冒頭の賞の他、第41回台湾金馬奨最優秀作品賞/最優秀撮影賞、第25回金鶏奨最優秀劇映画賞、第11回華表奨最優秀劇映画章を受賞!すご過ぎ!まだ、2作目ですもの!

中国の青海省、チベット高原。そこは海抜4700Mもの高地。まさに人類未踏の地。ここに住むカモシカは、最高級の毛織物「シャトーシュ」の材料になるため、大量に密猟する一団が出没。わずか20年の間に、100万頭から1万頭に激減。

映画は密猟者を取り締まる、山岳パトロール隊を描いています。パトロール隊の1人が密猟者に殺害された事件の調査のため、北京からやって来たガイ(チャン・レイ)。ジャーナリストのガイは、カモシカの大量虐殺の実体、密猟者の実体や黒幕、毛皮の密売ルートなど、すべてを暴くつもりでやって来たのです。

しかし、そこは気温零下20℃、空気が薄いための高山病、流砂などの厳しい大自然が待ち構えていました。ガイが書いた記事は大反響を呼び、政府をも動かすものだったのです。その結果、自然保護区管理局が設置され、現在ではカモシカの数も5万頭までに回復。

“ココシリ”は、チベット語で「青い山々」モンゴル語で「美しい娘」を意味します。映画で活動する男たちは、資金も自腹。人手も足りず、武器もない状態で自分たちの自然を守ろうとします。日本に住み、大自然に無関心の私たちは、映画の現実にただただ驚き、ショックを受けるばかりです。だからこそ、見るべきなのです。
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2006年6月6日

2006-05-28 19:32:40 | 映画
“666”って、6月6日6時だと思っていました。これで正解なのですが、やっぱり来た!“666”は、2006年6月6日だったので~す。オリジナル「オーメン」(76)から、30年。時期まさにドンピシャのリメイクです!

公開は6月10日ですが、記念日(?)の6日公開もあります。どんな人が行くのかな~?私も行きたいけど、この日はムリ。あっ、映画のタイトルは、「オーメン」です。1作目からまるでシリーズのように、いろんな“オーメン”映画が作られました。

「オーメン」(76)「オーメン2/ダミアン」(78)「オーメン/最後の闘争」(81)
「オーメン4」(91)「オーメン1999」(94TVM)「オーメン黙示録」(96未)
「オーメン18 エンジェル」(97)「新オーメン」(97未)「オーメン ミレニアム」(98未)
「オーメン・レガシー」(01TVM)「オーメン-予兆-」(03未)の11本。

まっ、正統派といえるのは、3作目の「オーメン/最後の闘争」までですね。悪魔の子ダミアンの成長した姿をサム・ニールが演じ、イタリアからダミアン抹殺を誓ってやってきた神父役にロッサノ・ブラッツィ。しかし内容は、むりやり完結編にしたという感じが否めない。大好きなシリーズだったので、残念な終わり方でした。

私が好きなのは、大ヒットしたオリジナルはもちろんですが、実は2作目の「オーメン2/ダミアン」!ドン・テイラー監督作。叔父夫妻(ウィリアム・ホールデンとリー・グラント)に引き取られたダミアンは13歳。陸軍士官学校に在学中、自らの出生の秘密を知る衝撃的なシーンが印象的。

髪の毛の中にある“666”のマーク。悩んだ末、運命を受け入れるダミアン。なんか、カッコよかった…。1作、2作と面白かったので3作目を期待するのは、当然ですよね。でも、がっくりでしたが。

そして30年の時を経てリメイク。今度の監督は、「フライト・オブ・フェニックス」のジョン・ムーア。グレゴリー・ペックの役はリーヴ・シュレイバー、リー・レミックの役はジュリア・スタイルズ。ビリー・ホワイトローの役はミア・ファロー。他にデヴィッド・シューリス、ピート・ポスルスウェイト、マイケル・ガンボン。

監督はオリジナルをかなり意識して、ほぼ完璧にリメイク。初めて予告編を見た時、ダミアン演じるシーマス・デイヴィー=フィッツパトリックが、ブランコで遊んでいて振り返った時、オリジナルのハーヴェイ・スティーヴンスかと、ゾォ~としたくらい!

前売りを買うと、先着限定6666個の逆さ十字の“悪魔の十字架”ストラップ付き。もちろん、GETしました。
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コスナーに会いたい!

2006-05-27 22:19:39 | 映画
お久しぶりのケヴィン・コスナーの映画が、やって来ます。ファンなんです。待ってました。01年の「スコーピオン」では、大ショックでした。今までのスマートで2枚目のコスナーの姿はなく、プレスリーのそっくりさんの扮装でカジノ強盗という、とんでもない内容でした。情けなかった…。

02年の「コーリング」は、ER医師のコスナーが妻を亡くして失意の中、あることをきっかけに不思議な体験をするようになる…という、ちょっとオカルト絡みのファンタジーロマンス物。これはまあ、ステキだったかも。

次の「ワイルド・レンジ/最後の銃撃」(03)は、最高!DVD買いました。「ポストマン」(97)以来の監督作。ロバート・デュヴァルを主役において、自分は2番手を務める奥ゆかしさ。1882年の西部、4人の“フリー・グレイザー”と呼ばれるカウボーイの物語。古き良きカウボーイの時代は終りを迎えつつある時代、土地をめぐる男たちの本格的な西部劇です!絶賛!

そして最新作が、「ママが泣いた日」(05)です。主役は「ザ・コンテンダー」(00)や「愛をつづる詩」(04)の演技派、ジョアン・アレン。コスナーは、隣人の元メジャーリーガーのデニー役。

秘書のスウェーデン人と駆け落ちしてしまった夫、平穏な暮らしが一変してしまい動揺する妻テリー(ジョアン・アレン)。デトロイト郊外の閑静な住宅街で、夫婦と4人の娘たちとの暮らしが失われ、急に怒りっぽく怒鳴る母親。

4姉妹(エリカ・クリステンセン、エヴァン・レイチェル・ウッド、ケリー・ラッセル、アリシア・ウィット)のそれぞれの事情もあって、物語は複雑に進みます。隣人のデニー(コスナー)は、そんなテリーに近づいてくるのです。果たして?

でもこの映画の主役は、あくまでも母と4人の娘たち。家族の絆を丁寧に描いたのは、マイク・バインダー監督。「ザ・コンテンダー」や「マイノリティ・リポート」(02)に俳優として出演し、本作でも三女アンディの恋人シェップ役で出演。2番手でも良い、コスナーに会いに行こう!

おまけ:今日から「迷い婚-全ての迷える女性たちへ-」も公開です。しかしこちらは劇場が限定。どうしょう?ロブ・ライナーだし、大好きなシャーリー・マクレーンも出てるぞ!DVD?
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少年が、大人になる時

2006-05-26 21:29:10 | 映画
昨日の記事に続いて、今日も10代の少年の物語。でもアメリカのある意味、平和な環境のお話ではなく、この映画はヨーロッパの過酷な現実を舞台にしています。タイトルは、「13歳の夏に僕は生まれた」。監督は、6時間6分の超大作「輝ける青春」(03)のマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ。未見です。

このタイトル、ちょっと変でしょう?なんで、13歳の夏に生まれたのか?実は、ここに深い深い意味があるのです。では、どんなお話?

北イタリアの小都市ブレシャ。主人公は13歳のサンドロ(マッテオ・ガドラ)。夏には家族で、地中海クルージングに出かけるほどのお金持ち。ステキなバカンスを過ごしている時、誤って海に落ちてしまいます。時刻は真夜中。このシーンは「はっ」と息をのむ怖さ。必死で父親を呼び叫ぶ、サンドロ…。

父親(アレッシオ・ボーニ)が気付いた時はすでに遅く、サンドロの姿はありません。一方、サンドロは消耗し力尽きたその時、彼はある船に救われます。彼を助けたのは、ルーマニア人の少年ラドゥ。その船は不法移民が乗った、密航船だったのです!

船の中は、人でいっぱいで水も食料も乏しい、まさに地獄のような環境。ラドゥと妹のアリーナの力でどうにか生き延びたサンドロは、イタリアに生還します。移民収容センターで見出されたサンドロは、自らの命の恩人であるラドゥとアリーナを養子にするよう、父親に頼むのでした。

ようやく我が子と再会した両親(母親は、ミケーラ・チェスコン)は、戸惑います。わずか数日のこととはいえ、今までの生活からは想像もできない体験をしたサンドロは、自分の目で周りを見るようになるのです。自分、両親、そしてイタリアそのものも!

13歳の夏、少年は大人になったのです。子供から大人になる瞬間を描いた映画は、これまでもたくさんあり、いずれも名作と言われています。この映画も、2005年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。世界的に問題な“不法移民”“密航船”などをテーマにして、なお少年の成長物語にした監督の心情を見届けたいです。
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10代の思い出

2006-05-25 22:10:45 | 映画
「ホーム・アローン」(90)でおなじみのマコーレー・カルキン。1980年8月26日NY生まれで、もう26歳。彼は、両親の離婚問題で一時休業。「パーティ★モンスター」(03)でカムバックしました。実はカルキン一家、7人の兄妹の大家族。マコーレー、キーラン、クリスチャン、クイン(妹)、ローリーも俳優。ちなみに「ダイ・ハード」のマクレーン夫人役のボニー・ベデリアは、叔母さん。

ローリー・カルキンの出演作には、「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」(00)「17歳の処方箋」「サイン」(02)「グロムバーグ家の人々」(03)「ダウン・イン・ザ・バレー」(05)。TVシリーズの「トワイライト・ゾーン」にも出ています。そして最新公開作が、「さよなら、僕らの夏」(04)です。

ポスターを見た時、『おやぁ~「スタンド・バイ・ミー」みたい!』と思ったものです。そう、10代の少年少女の視点で描いた青春物語。でも安心してください。10代がなかった人はいません!大人が見ても、懐かしく、胸キュンの映画なのです。

美しい自然に恵まれたオレゴン州の小さな町。内気な少年サム(ローリー・カルキン)は、ジョージ(ジョシュ・ペック)という同級生からいじめにあっていました。弟思いの兄ロッキー(トレヴァー・モーガン)は、友だちのクライド(ライアン・ケリー)とマーティ(スコット・ミシュロウィック)と共に、ジョージに仕返しを計画。

サムの誕生日パーティとウソをついてジョージを誘い出し、ボートに乗せて川に突き落とす…という、いわばジョークのようなものだったのです。サムの友だちの少女ミリー(カーリー・シュローダー)も加わって、計画は実行されます。ところが、みんなの思いとは違う、悲惨な事態になってしまうのでした…。

6人の少年少女たちの心模様。子供の純真さと残酷さ。思春期の想いを真正面を向いて描いたのは、ヤコブ・アーロン・エステス監督。1973年生まれの新鋭の監督です。本作がデビュー作で、脚本も書いてます。

アクション物やホラー、SFXいっぱいの映画もいいけど、たまにはこんな自然と純粋な心を持った映画も良いかも!行きましょう。
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Upside Down

2006-05-24 22:02:11 | 映画
ギリシア神話で海を司る神の名を“ポセイドン”といいます。クロノスとレアの子供で、兄がハデス、弟がゼウス。オリュンポス12神の1人です。妃の間には、トリトン、オリオン、ペガサスなど多くの子供がいます。ポセイドンの象徴は、三叉の矛(トライデント)。この辺のお話はぜひ、ギリシャ神話をどうぞ!

1972年、20世紀FOXのデザスター映画(←先駆け)の大ヒット作「ポセイドン・アドベンチャー」には、大興奮したものです。面白かったぁ~!若かりしジーン・ハックマンが、行動する神父役で前年の「フレンチ・コネクション」と並び、まさに絶好調。この度、90分もの特典映像が付いたDVDが発売!

映画ファンでこの作品を未見の方はいないと思うのですが、念のために。大晦日、豪華客船ポセイドン号は新年を待つ多くの乗客を乗せ、パーティの真っ盛り。その時、海底地震で起きた大津波によって、船は転覆してしまいます。

船がひっくり返るそのありさまを、凄まじいまでにリアルに描き、まるでその場にいるかのような錯覚を覚えました。怖かった…。映画はその後の生き延びた人たちの、サバイバルを描いています。レッド・バトンズ、アーネスト・ボーグナイン、シェリー・ウィンターズ、キャロル・リンレイ、パメラ・スー・マーティン、ステラ・スティーブンスの共演、ロナルド・ニーム監督作。

34年の時を経て、「Uボート」(81)や「パーフェクト・ストーム」(00)などのウォルフガング・ペーターゼン監督がリメイクし、「ポセイドン」として蘇えります!基本的な設定は、オリジナルに忠実。4000人もの乗客が、新年を迎えるパーティの最中、突然襲ってくる50mの大津波!!ILMが製作したVFX技術で描く、転覆のパニックがどんな風になっているのか、ワクワクで~す!

登場人物は変更があり、元NY市長役がカート・ラッセル、19歳の娘エミリー・ロッサム、ギャンブラーのジョッシュ・ルーカス、自殺願望のリチャード・ドレイファス、賭博師のマット・ディロン、密航したミア・マエストロ、船に詳しいウエイターのフレディ・ロドリゲスなど。

オリジナルをリアルタイムに見た私としては、すごく楽しみ♪実はこの映画、公開は6月3日からなのですが、「アンジェラ」がいまいちのようで、1週早く公開です。やはり…。
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上海の3つの花

2006-05-21 21:33:23 | 映画
1999年「初恋のきた道」でデビューしたチャン・ツィイーですが、早くも13本の出演作を数えます。「グリーン・デスティニー」(00)が、2作目だなんてウソみたい。「天上の剣」「MUSA」「ラッシュアワー2」(01)「HERO」(02)「ザ・ブライド/花嫁はギャングスターII」「パープル・バタフライ」(03)「ジャッキー・チェン/ドラゴンへの道」(02ーTVM)もあり。

日本映画の「オペレッタ狸御殿」、「LOVERS」と「2046」(04)そして日本を舞台にした「SAYURI」(05)となります。めざましい活躍ぶりですね。「初恋のきた道」で、すでに日本のファンを獲得。後はどんどんファンを増やすだけ。1979年2月9日北京生まれで、今やハリウッドでも活躍のスターですね。

最新公開作は、「ジャスミンの花開く」(04)。この映画でチャン・ツィイーは三役を演じます。1930年代、1950年代、1980年代のヒロインを演じ分けるのです。

◎1930年、それは電影(映画)黄金時代。写真館を営む母(ジョアン・チェン)と18歳の娘“茉”(モー)。映画スターに憧れるふたりに訪れる運命は…?

◎1950年、それは文革(文化大革命)時代。茉の娘“莉”(リー)は、バスケ部のキャプテンに憧れ結婚し家を出るのですが、理想と現実との落差に耐えられず実家に戻ってきます。自らの運命に翻弄される莉の行く末は…?

◎1980年代、現在。莉は彼が去った後、娘“花”(ホア)を産み育てます。花は、ある青年と出会い、恋に落ち、母親の反対を押し切って結婚。しかし女にだらしのない夫とはうまく行かず、ある雨の夜、路上で出産。花とその娘の運命は…?

3つの時代の、運命に翻弄される女性を演じるツィイーは、すっかり大女優の雰囲気。劇中、自分の歌声も披露しています。“茉”“莉”“花”それぞれの女性を作り上げる演技力を引き出したのは、「初恋のきた道」でチャン・イーモウ監督のカメラを担当した、ホウ・ヨン。本作が監督デビュー作です。

上海を舞台にしたこの映画で、激動の中国の歴史を垣間見ることができます。チャン・ツィイーのファンならずとも、見たいですね!あっ、原題を『茉莉花開』といいます。美しい…。
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ドアは、間違えないように。

2006-05-20 21:44:36 | 映画
予告編を見て『見た~い!!』と思う映画があります。この映画もそう。パトリス・ルコントの最新作「親密すぎるうちあけ話」です。なにやら、怪しげなタイトルでしょう?“愛の名匠”と呼ばれるパトリス・ルコントは、今回も孤独な男と女の心模様を繊細に描いています。

「仕立て屋の恋」(89)「髪結いの亭主」(90)「タンゴ」(92)「イヴォンヌの香り」(94)「リディキュール」(95)「橋の上の娘」(99)「歓楽通り」「列車に乗った男」(02)などを監督。1947年11月12日パリ生まれ。98年には、アラン・ドロンとJ・P・ベルモンド共演の「ハーフ・ア・チャンス」なんかも作っていたり…。

欧米の映画では良く出てくるシーンに、精神科医の診察室があります。ゆったりリラックスできる長椅子。そこに横になり、自分の心の中を精神科医に話すでもなく、語るシーン。それは自分に語っているのかも知れません。そう!タイトルの所以は、精神科医の診察室での会話。

長年のパートナーと分かれたばかりで淋しい毎日を送る、税理士のウィリアム。ある日、彼の事務所にアンナという女性が訪ねてきて、いきなり長椅子の横たわり、自分たち夫婦の打ち明け話をするのでした。彼女は、同じフロアの精神科医のドアと間違えてしまったのです。

でも、ウィリアムは真実を語ることができず、そのままカウンセリングを続けるのです。いつしかウィリアムはアンナに惹かれていきます。果たして、どうなるのでしょう?予告編はここまで。どう?見たくなりますよね~。見たい!

アンナを演じるのは、「仕立て屋の恋」(89)「百一夜」(94)「嘘の心」(99)「イースト/ウェスト 遙かなる祖国」(00)「灯台守の恋」(04)などのサンドリーヌ・ボネール。

ウィリアムを演じるのは、「マックス・モン・アムール」「巴里ホテルの人々」(85)「恋愛小説ができるまで」(90)「百貨店大百科」(92)「バルニーのちょっとした心配事」(00)のファブリス・ルキーニ。

フランスを代表する演技派のふたりは、今回が初共演。上品な作品作りは、グレース・ケリーとビング・クロスビーの「上流社会」を思い出させるおしゃれな雰囲気。ますます、見たくなります。
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不良、ごろつき、あばれ者。

2006-05-19 22:19:07 | 映画
“フーリガン hooligan”とは、(1)不良。ごろつき。あばれ者のこと。(2)熱狂のあまり騒動を引き起こすスポーツファンのこと。特にサッカーファン。うむ。過去の事件としては、98年のワールドカップ・フランス大会で、フリーガンによって警官が襲撃され、意識不明の重体になったことがあります。逮捕された犯人は、5年の実刑判決でした。

前日に続いて、サッカー関係の映画です。といっても今回は、「フーリガン」です。撮影が実際の試合の最中に、スタジアムで同時進行で行われたという話題作。しかも監督はドイツ生まれの女性、レクシー・アレクサンダー。短編映画やCMなどを製作、本作が初監督作品です!

主演は「ロード・オブ・ザ・リング」3部作や、最近では「エターナル・サンシャイン」(04)「シン・シティ」(05)「僕の大事なコレクション」などで大活躍の、イライジャ・ウッド。

イライジャは、1981年1月28日アイオワ州シダーラビッズ生まれ。「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」(89)でデビューし、「わが心のボルチモア」(90)や「ラジオ・フライヤー」(92)などの子役で大人気。当時は「ホーム・アローン」(90)のマコーレー・カルキンと、比べれたものでした。

私はイライジャのファンで、「LOTR」のフロド役には大喜びでした♪以後の活躍も目を見張るものがありました。童顔で太い首を持つイライジャですが、出演作がただものじゃない!「フーリガン」もどんな役柄なのか、とっても楽しみ。かなり、男っぽい役だそうですよ。

共演のチャーリー・ハナムにも、注目!「ケイティ」(02)←話題のトム夫人こと、ケイティ・ホームズ主演のサスペンス物。ストーカー役でした。「コールド マウンテン」(03)では、アルビノ症の密告者役。今後が楽しみな若手俳優です。

内容は見てのお楽しみとして、もうひとつの話題は映画に登場するおしゃれなファッション。アディダス、アクアスキュータム、トミー・フィルフィガー、プーマ、フレンチ・コネクション、ポール・スミス、ラコステなどの、有名ブランドが目白押し。ステキ!見に行きます。
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ゴォ~~ルゥ~~!!

2006-05-18 21:31:02 | 映画
日本でいうサッカーは、欧米では“フットボール”といいますね。でも、フットボールはサッカー以外にも、ラグビー、アメリカンフットボールのことなどもいいます。イギリスなどの映画で『Football』を、『サッカー』と訳しているのをよく聞きます。仕方ないですが。

そのサッカーですが、今年は4年に一度のワールドカップが開催!サッカーファンの皆さんは待ちきれなくて、たまらないでしょう。詳しいことは、2006FIFAワールドカップ オフィシャル・サイトで、ご覧くださいね~♪開催国はドイツ。行ってみたいで~す。サッカーでなくても!

ワールドカップにちょうど合わせるように、映画もやって来ます!題名もズバリ、「GOAL!」叫びた~い!?FIFA(国際サッカー連盟)が、製作を初サポート。他にも、adidasやレアル・マドリード、ニューカッスル・ユナイテッドも参加。映画は3部作で、本作は「STEP1 イングランド・プレミアリーグの誓い」という、サブタイトル付き。試合の開催に合わせて、順次公開のようです。

物語は、メキシコの貧しい家庭に生まれた少年、サンティアゴが主人公。家族とアメリカに移住(不法入国?)したものの、お金持ちの家の庭師として働く毎日。現実的な父親からは、『世の中の人間は2種類だ。大きな屋敷に住む人間と、その屋敷の庭を手入れしたり、車を洗う人間だ』と言われ続けます。

サンティアゴ(クノ・ベッカー)の夢は、ピッチでボールを蹴って走ること、そしてゴールを決めること!プロでの成功を夢見るのですが、父親は猛反対。運良くニューカッスルのスカウトの目に留まり、単身で英国に渡ります。練習生となったわけですが、そうは簡単に夢は叶いません。

厳しい練習や数々の試練が、待っています。果たして夢は叶うのか?試合に出ることができるか?夢のGOALは決められるのか?こうしたシンデレラ・ストーリーは、必ず感動できる!たとえ、サッカーファンでなくてもね!!

出演者は、「キング・アーサー」(04)のスティーヴン・ディレイン、「二重誘拐」(04)のアレッサンドロ・ニヴォラ。そして豪華なのは、本物の選手がゲスト出演。デヴィッド・ベッカム、ラウール・ゴンサレス、ジネディーヌ・ジダン、アラン・シアラー、スティーヴン・ジェラード。あんまりサッカーに詳しくない私ですが、映画は見たい!楽しみです!!
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