【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋を映す花色 ~ 薔薇色の薔薇

2015-10-12 18:52:08 | 薔薇の追憶

















 グリン・ゲイブルスの
10月 は実に美しかった。
窪地のかばは日光のような黄金色こがねいろに変わり、
果樹園の裏手のかえでは深い真紅の色に、
小径こみちの桜は言いようもなく美しい
濃い赤と青銅色の緑に染まって、
その下に広がる畑をも照り映えさせていた。
アンは自分を囲む色彩の世界を
思う存分に楽しんだ。                    
                  【「赤毛のアン」 第16章】












   ここ2日ばかり真珠色の空でしたが、
  今日は朝から青空が広がっていました。

   『アンの世界』 の10月と違って、
  色彩の世界は、もう少しお預け。

   つい先日も記したばかりですが、
  今、町中が甘い香りに包まれています。
  そう、こちらの10月は、金木犀の香り。

   金木犀は、どこの家にも必ずと言っていいほど
  植えられていますし、街路樹や公園等、至る所で目にします。

   こんな風に格別に愛されている花木ですから、
  当然と言えば当然ですね。

   さて、そんな芳香の季節。
  勿論、秋薔薇も負けていません。

   尤も、小さいけれど、
  圧倒的な花数の金木犀には量では負けますが。
  質の秋薔薇と量の金木犀と言ったところでしょうか・・。

   この薔薇、季節柄もあって、
  さすがに長持ちしてくれています。
  こんな点も本当に有り難いですね。

   そう言えば、こんな薔薇色をした、
  夕焼けを見ましたっけ。

   同じ薔薇もこの季節に見れば、秋の深みと愁いを
  秘めているような気がするから不思議です。
  やはり薔薇は魔法の花ですね。

   そうそう今日は、夏の終わりに挿木した
  白薔薇に新芽を発見。こんな事も小さな幸せの一つです。


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