こちらは今日も梅雨とは思えない天気が続いています。
今も雲、一つありません。快晴。
起床時、庭の草花が濡れていました。
あれから雨、降った形跡などありませんのに・・。
昨日の夕立ちの凄まじさを象徴しているような気がします。
本来、「夕立ち」 とは、短時間に激しく降る雨の筈では・・?
~なんて、嘆いてみた所で詮方ない事ですね。
でも、その激しい雨のお陰で、昼間の埃っぽさは取り払われ、
定番でもある “空気はピカピカ光って”、
夜は美しい 「下弦の月」 を見る事が出来ました。
ただ、妙にオレンジっぽいのが気に入りませんでしたが・・。
一番美しい月は、冬の月ですものね。(~と心秘かに思っています)
今日も、前置きが長くなって
しまいました。
今日は、映画
『ある公爵夫人の生涯』
を観て来ました。
これも予告編段階から絶対に
観ようと決めていた映画です。
故ダイアナ妃を連想させる、
ドラマチックなストーリーは勿論、
美しい古城でのロケーションや、
豪華絢爛(けんらん)たる衣装。
それらをただ、眺めるだけでも、うっとりの私ですから。
それに、 主人公のデヴォンシャー公爵夫人を演じるのは、【つぐない】 のキーラ・ナイトレイ。
彼女の美しさには、ただ、ただ感動。この役は、まさに適役でしょう。
それにしても、例の新型肺炎騒動で、本当に久し振りの映画です。
しかも、封切りから僅か2ヶ月のスピードで、我街の映画館に掛かりました。
映画は、故ダイアナ妃の祖先にあたる、デヴォンシャー公爵夫人の実話を映画化。
華やかな生活の裏で、夫の無関心や裏切りに苦しみながらも、
自分自身の信念と、愛を貫こうとしたジョージアナ・スペンサーの生涯を描きます。
デヴォンシャー公爵夫人と言いますと、どうしても断頭台の露と消えた、
フランス王妃、マリー・アントワネットとダブります。
それもその筈、僅か2歳違い。同時代を生きた、美しきヒロイン達です。
【マリー・アントワネット】 の映画も観ましたが、類い稀なる美貌や、
ファッションリーダー的な役割など、共通点は、沢山あります。
でも、知性と教養の点では、デヴォンシャー公爵夫人のジョージアナに、
軍配が上がるのではないでしょうか。
それにしましても・・。無表情で、犬ばかり可愛がる夫。
しかも、その夫が外に作った子供を押しつけられ、男の子だけを欲しがり、
女の子には見向きもしない・・。
その上、ただ一人の親友だったエリザベス(ヘイレイ・アトウェル)を愛人とし、
妻妾同居の生活。ジョージアナの心の痛み、いかばかりだったでしょう。
そして、昔からの知り合いだった、チャールズとの恋愛。
子供まで宿し、産み、最後には手放し・・。
このように記しますと、波乱万丈で、救い難い生涯のような気がしますが、
最後の最後に、“許し”があり、悲惨な結末とならなかった所に、僅かに救いがありました。
そうそう、この映画では、「愛しています」 ではなく、「崇拝しています」 という、
言葉が使われておりました。この言葉は、『赤毛のアン』 で、すっかりお馴染みです。
やはり・・高貴な方の使われる言葉だったのでしょうか・・。
何だか嬉しくなってしまいました。素敵な言葉ですもの。
~あっちに飛び、こっちに飛び・・のバラバラの文章になってしまいましたね。
あまりの華麗さに、未だに頭がボ~ッとしています。
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