昨日は一日中、
降りそうで降らなかった空。
今日は予報通り、雨。
しかも意外に蒸し暑さも伴って・・。
その覚悟した雨でしたが、
出掛ける時は、
雷も伴っていました。
その後は、曇り空で
落ち着いているのですが・・。
そんな中、開始時間を
間違えるという、ドジな私には、出直しの映画となりました。
映画は、アガサ・クリスティー原作、フランス映画、『ゼロ時間の謎』。
昨年、(2007年)の映画です。
これは、「駅ビルシネマ・フランス名画祭」 と題して、期間限定(9/1~9/28)で、
開催されているものです。観たい映画が後半でしたので、ここまで待ちました。
後、もう1本観たい映画(公開中、見逃がしてしまったもの)が、あります。
“避暑地を訪れた若きテニスプレーヤーとその新妻、そして前妻。
渦巻く嫉妬と欲望・・” なんて、キャッチフレーズを目にすれば、
嫌が応にもワクワクするというものです。
さて、アガサ・クリスティーと言えば、沢山の登場人物と、どんでん返しの、
ストーリー展開が特徴ですが、今回も、それを遺憾なく発揮しています。
面白いのが、この事件を解決するバタイユ警視。
ポアロや、ミス・マーブルのように、(休暇中とは言え) あまり身だしなみが良くありません。
イギリス映画ではなく、フランス映画だからでしょうか・・?
何と言ってもスーツ姿は、英国紳士に限りますものね。
そして、呪文のように唱えるのが、“ホームズ、メグレ、ミス・マーブル、
ポアロ、コロンボ・・” と、歴代の探偵の名前を。
因みに、バタイユ警視によれば、“ゼロ時間とは・・”
「殺人事件は、人々をある点に導く物語の結末に過ぎない。
その点こそが、ゼロ時間なのです。」 ~とか。
分かったような、分からないような・・?
ゼロと言えば、松本清張の 「ゼロの焦点」 を思い出しますけれど。
それは兎も角、いつも私の目を捉えて離さないのが、
豪華なお城のような邸宅や、年代物の重厚な調度品の数々・・。
この映画は、現代版なのですが、一瞬、年代はいつ・・?
なんて、思ってしまう程、アンティークな物に囲まれていたりします。
木製の螺旋状の階段は言うに及ばず、まばゆいシャンデリアや、ランプ・・。
ポアロが乗っていたような、クラシックカーも・・。
そうそう、クラシックカーではありませんが、“Z” のオープンも走っていました。
フランス人、ゴーン社長の影響? かも知れませんね。(写真の青い車)
そして、忘れてならないものに、ロケーションの美しさも。
ブルターニュ地方の海辺のリゾート、ディナールの風景等など・・。
本当に、見ていて飽きません。
見ていて飽きないと言えば、そのファッションも・・。
「プラダ」、「エルメス」、「バーバリー」、「ディオール」 等など・・ブランド物がズラリ。
登場人物のキャラクターと共に、それらを一層引き立てています。
極めつけは、伯母カミーユ役のダニエル・ダリュー。
90歳の今も現役で、美術館級のレアな衣装までこなし、
かつ似合っているのですから驚きます。
話が、あちこち飛んでしまいましたが、肩が凝らなくて気楽に楽しめる映画です。
それに何より、音楽のように美しいフランス語が、耳に心地良く夢気分・・。
それこそ、紅茶片手に・・というのが、一番ピッタリかも知れません。
今日こそ映画ですね~(笑)
「プラダ」、「エルメス」、「バーバリー」、「ディオール」 等など・・ブランド物がズラリ。
ゴージャスな感じですね~(笑)
Zのオープンも出てきたんですね~
映画館で、映画みたくなって
きましたよ~
DVDでは、だめですよね~~(大笑)
今晩は~! いつも温かいコメント、有り難うございます~。
夜になって冷えて来ましたね~。急に秋になってしまいました~。(笑)
今日の映画は、衣装など豪華でしたが、アガサ・クリスティー物は、
DVD で十分かと思います。それこそ、紅茶片手に・・。(笑)
彼女の作品は、良く舞台で上演されるように、心理描写や、謎解きなどに
重点が置かれるので、場面の移り変わりがあまりなくても済むようです。
さすが映画ですからそんな事は、ありませんでしたが・・。
“Z”、出て来たので、びっくりしました~。
フランス映画に出るなんて、初めてですよね~。(笑)