【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夢トンネルの向こう側

2018-04-21 18:05:05 | 香る庭の花綴り






               
    







 アンは窓を開け放って
 春へと身を乗り出した。
 子供達の庭には既にレタスの新芽が
 曲がった小さな列を作っていた。
 夕日は楓林の後ろに柔らかく
 淡紅色に沈もうとしており、
 窪地から微かに子供達の
 美しい笑い声が響いて来た。
 「春があまり美しいので、
 眠って、少しでも逃がすのがいやだわ」
 と、アンは言った。    
     【「炉辺荘のアン」 第23章」】 








快晴の空となった今日。
気温もぐんぐんと上がり、汗ばむような陽気となりました。

尤も、それは戸外だったり動き回ったりした時。
家の中でじっとしていると意外にそうではありません。
寧ろ、しんとしている室内は、暗くて冷たいくらい・・。

さて、檸檬色の木香薔薇が満開となりました。
この花が咲くと、いよいよ春もたけなわという感じがします。
ただ残念なのは、こんなにたわわに咲いているのに香りがない事。

今の所、足元に咲くフリージアで代用していますが。
もうすぐ香りの王様、ジャスミンが控えていますものね。
勿論、本家の薔薇も。ここは、暫(しばら)く我慢するしかなさそうです。

そうそう、午後も遅くなって急に思い立って近所の友人を呼びに行きました。
幸い在宅でしたので木香薔薇を眺めつつ、珈琲を飲みながらお喋り。
今の季節は日が長いのでいいですね。