【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

野に咲く白い花

2009-05-28 22:01:31 | 路傍の花~道草


     3日振りの真珠色の空で明けました。
    真珠色と言っても、色々ありますね。

     今日の朝の空は、雨が近い事を思わせます。
    案の定、音もなく静かに降り始めた雨ですが、
    一体何時頃だったでしょう・・?
    しかしながら、降ったり、やんだりを繰り返しています。

     こんな日は、やはり肌寒さを覚えます。
    今年の気候は、真夏日もあるにはありましたが、
    概して低めの気がします。

     こんな事も風邪の流行る一つの原因なのでしょうか・・。
    新型肺炎でなくても、風邪をひいている人を多く見掛けます。

     そうそう、これまでは何も思わず、読み飛ばしていた部分、
    『赤毛のアン』 に、またもや流行性感冒の記述を見つけました。
    季節は春と言いますから、今の状況とほぼ同じですね。

     こんな風に視点を変えれば、ここでも新しい発見があるのです。
    それこそ、名作と言われる所以(ゆえん)なのでしょうね。

   “突然、悪性の流行性感冒 がグレンと漁村に発生したので、
  次の2週間というものギルバートは非常に忙しく、約束の・・・・・”

                                       【「アンの夢の家」 第30章】



   さて、その雨も午後1時頃には上がったようです。
  出掛けたくはなかったのですが、どうしても用事があり、
  この所の気分転換と運動も兼ねて、自転車ではなく、徒歩にしました。

   徒歩ですと、自転車以上にあっちにキョロキョロ、こっちにキョロキョロ・・。
           出掛けたくないなんて言いながら、いい加減なものですね。

       自転車とは目線が違いますから、その分違う世界が広がります。
      小さかった若葉も一時に比べて随分、大きくなりました。
      葉っぱの色も、黄緑から次第に濃くなって・・生命の躍動感を感じる瞬間です。

   そして雨上がりの道は、仄かに香ります。
  そよぐ風も、緑の匂い、花の匂いを運んでくれるようです。

     それもその筈、道端にはミントの花や・・山肌にはジャスミンでしょうか・・。
    白い花が咲いています。
    しかも、そのミントは群生しているのです。何だか感動。

     今度、採りに参りましょう。思わぬ収穫です。
    そんなこんなで思わぬ道草です。

     そして冒頭の写真。本当は淡い薄紫色なのですが、
    白っぽく見えますね。春の紫苑ですから、「ハルジオン」。
    春の紫苑も、それはそれは・・素敵です。