陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

妊娠さんに関係する新聞記事

2008-06-30 11:35:40 | マタニティー・産後

ここ最近妊婦さんに関係する記事がとても多いです。
朝日新聞の生活面に「あなたの安心」という欄があるのですが、
先週1週間は<妊娠お大事に>というタイトルで6日間記事が載っていました。

一日目はお産の場所がない・・という記事。妊娠がわかったらすぐに出産の
予約をしないと、受け入れ先が見つからなくなるというもの。本当に閉院して
しまう産科が多いですよね。産科医もなり手がいない・・というのもよく耳にします。
小児科医も同じ状況のようですね。少子化に歯止めがかからないと言いますが、
安心して産める状況にないのですもの、いざ妊娠しても出産する場所がないの
では困ってしまします・・。どうにかならないのでしょうか。

2日目はローリスクとハイリスクの出産のことについて。ハイリスクの妊娠はある
程度定義されているとのこと。40歳以上ではじめての妊娠、出産前のBMI
(体重キロを身長メートルで2度割ってだす)が35以上ではじめての妊娠、
胎盤が子宮の出口を覆う前置胎盤、妊婦が糖尿病や心疾患などを患っている
場合ということのようです。そして自分がローリスクだからといって、安心するなと
書かれていました。ローリスクはノーリスクではないと・・・。妊娠初期はローリスク
でも途中でハイリスクに転じる例はめずらしいことではないそうです。
妊婦検診をきちんと受けることが大事ということです。これに関連して、27日
の朝刊に妊婦検診を受けずに「飛び込み出産」する妊婦さんの記事が大きく
取り上げられていました。一度も検診を受けることなく、産むときになって
病院を始めて訪れる・・、そしてリスクを抱えた妊婦さんだったら・・とても怖い
ことですよね。妊婦さん自身だけでなく、赤ちゃんの命だって危ない訳です。
この問題は以前にもTVでとりあげられていました。
きちんと検診は受けて、自身の健康、お腹の赤ちゃんの状態をきちんと把握
したいものです。

3日目は妊婦さんの体重管理について。体重管理の注意点は、妊娠前の体重で
異なる、やせすぎも太りすぎもダメ、血糖値のチェックだそうです。
大切なのは妊娠前からの体重のコントロールでもあると書かれていました。

4日目は食事。バランスよく、ビタミンA摂り過ぎずに、葉酸を積極的に、とのこと
です。ビタミンAはうなぎや、卵黄、レバーに多く含まれています。摂りすぎると
赤ちゃんの先天異常に影響があるという報告があるそうです。
普通に食べている分には問題ないとのこと。
以前放映されていた「あるある大辞典」やこの食べ物がこれにいいっ!という
番組を観るといつも思うのですが、その食材ばかり摂ってもからだ全体的に
みたらどうなんだろう?って・・・。人間の複雑なからだのつくりはひとつの食材、
栄養をとって改善されるほど単純ではないのでは・・と思うのです。
とにかく妊娠期に限らず、バランスよく栄養はとりたいものです。

5日目は妊娠期の病気予防。まず虫歯。妊娠期って、1回に食べる量は多くなく
ても、ちょこちょこちょこちょこ食べ物を口にしませんか?
これって虫歯になりやすい状況なんです。出産後赤ちゃんの離乳食が始まると、
ついつい、同じスプーン・お箸であげてしまったり、自分の口で噛みくだいて、
それを赤ちゃんにあげてしまったりすることがあると思います。
虫歯って、「虫歯菌」で感染するので、お母さんの口の中に虫歯菌がいると、
赤ちゃんにもそれが移ってしまいます。妊娠したら歯科検診をするようにすすめ
ると書いてありました。
出産後赤ちゃんのお世話で、夜の歯磨きがままならなかった私です。
授乳が終わったら、起きて歯磨きも含め自分のことをするつもりが、
そのまま寝てしまったり・・・。歯磨きが難しいのであれば、
キシリトールガムなどを噛むのもいいですね。
それと、感染症での注意が風疹と麻疹。妊娠中に風疹にかかると赤ちゃんに
先天的な白内障、難聴が起きる恐れがあると書かれています。
麻疹も流産・早産のリスクが高まり、低体重で生まれた赤ちゃんへ胎盤を通じて
感染してしまう恐れがあるとのことです。
妊娠してからでは予防接種はできないので、妊娠前から自分に免疫があるのか、
そしてなければ予防接種をしておくということが大切になります。
もちろん、自分だけではなくご主人もですよ。麻疹は去年も集団発生したりと
問題になりましたよね。

そして6日目の最終回はお腹の赤ちゃんを守るために自分でできることが
書かれていました。
たばこの煙が多い場所は避ける、喫煙の習慣がある人は妊娠前からの禁煙を
心がけること・・と書かれています。煙を吸うと母体の血管が細くなるので、
赤ちゃんに栄養や酸素が行き届きません・・、低体重で生まれるリスクが
高まります。早産、流産のリスクも高まりますし、誕生後の乳幼児突然死症候群
にも関連すると書かれていました。
それと車に乗るときのシートベルト。なんと国内で年間約1万人の妊婦さんが
乗車中に交通事故に遭い、20人弱の妊婦さんが死亡しているという推計が
あるそうです。みなさんはつけていらっしゃいますか?

この6日間の記事を読んで、お腹の赤ちゃんのためにお母さんがしてあげられる
ことって本当にたくさんあるんだなーと思いました。
でもどれも妊娠期に限ったことではないのです。普段の生活から自分の為に
できることであり、普段していればどれも妊娠したからといって頑張る必要は
ないことなのです。

やはり、生活スタイルを普段の生活から見直してみることってとても大切ですね。



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