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今週の一番『ハヤテのごとく!』ワタルとサキさんは見ているだけでニヤける

2011年03月04日 | マンガ
【2月第2週:てんむす 第2話・ダンゴでわっしょい】
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借金執事の日常を描いた大河ロマン・ラブコメ『ハヤテのごとく』(作・畑健二郎)の、ワタルとサキさんの回(第307話「石油王になりたい」)がよかったです。…というか元々、ワタルとサキさんが好きなので、出てくるだけでけっこう楽しい気分になっちゃうんですよねw
ワタルは没落した橘家の最後の資産となったレンタルビデオ屋を経営している13歳の少年~飛び級で白凰学院に入学していますね。サキさんは元は橘家のメイドで、没落後なぜかワタルについて来ている人ですね20歳。この二人好きなんですよね。すごく取り合わせがいいというか……作者は「この二人の話しならいくらでも描ける」といった発言があるんですが、その話にはリアリティがあるというか、そうなんだろうなあって思ってます。
いや、実際にやるとなったら、ワタルくんがレンタルビデオから、すごくマニアックなアニメやゲームをひっぱいだしてウンチクを垂れ、サキさんがそれを適当に相槌を打つ…みたいな展開になりそうですけどw それでもいいわ~(´・ω・`)って、まあ、ついてくる人間が限られるんで、だめでしょうけど…。

二人の7歳という年齢差もいいんですよね。悪くない。かなり大人びて曲がりなりにも経営をやっているワタルくんと、年齢のわりに天然ボケで幼いサキさんで、釣り合いをとっている。…まあ、でもワタルくん、あんまりエッチなことはできないよね~とかねw
姉弟とか、恋人とか、夫婦とか、全てに微妙な距離感と、親密感がある。まあ、家族ではあるんでしょうけどね。いっしょのベッドで寝ていても不自然ではないのだけど、でも、ドキドキするかもしれない。うん、すごい良い関係だ。(`・ω・´)
二人とも明らかに恋愛感情あるんですけどね。でも、二人ともほんの少しそれを誤魔化しているという。…う~んw畑先生は基本的にキャラの“繋がり”で話を膨らませてゆくマンガだと思うんですが、この二人はかなり、最小単位にして、必要十分の完結を持った関係性になっていると思いますw

今回の話は、レンタルビデオやの収益が不振でサキに給料が払えないかも…などという話を聞いてしまった、サキさんが、俄に別口の就職活動をはじめる。あ~あ、ワタルくん、とうとう見捨てられちゃったか…と周りは言うんですが、ワタルがあわてて店を担保に入れて、サキの給料を払いに来たら、別にサキはワタルの元を去る気なんて毛頭なく、逆に働いて店にお金を入れようとしていた……という、定番中の、定番中の、定番の、エピソードだったりするんですけど。
二人の関係の完成度がいいから、それだけで良い!!(゜∀゜)のですよ。いい“ユニット”だから、当たり前の話を放り込むだけでも、楽しく『回る』。

『ハヤテ』の本編の方は、いろいろ入り組んだストーリーが組みあがっていっている最中で、ワタルとサキさんはそのメインストーリーから外れてしまったキャラに見えるんですが、それ故、変にひねりのない、飾らない形での『ハヤテのごとく』の良さが楽しめる気がします。…この二人にもいい具合に物語を与えて、そして完結させて欲しいです。


ハヤテのごとく! / 27 スクールカレンダー付限定版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)
畑 健二郎
小学館



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