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『未知との遭遇』って邦題もいいよね。

2010年10月18日 | 特撮
【元型】【祭壇】



ちょっと都合で『未知との遭遇』(1977年放映、監督・脚本:スティーヴン・スピルバーグ)を観直したりしていたのですが、いや、このUFOが降臨するデビルズ・タワーと言われる山は、かなり元型(アーキタイプ)『祭壇』だなあ…と。『祭壇』についての話は(↓)下の僕の記事を参照して欲しいのですが。

【「祭壇」という元型(アーキタイプ)に関する追記】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/632ed729550ceacd9cb808b542b01648

僕が使っている『祭壇』は基本的には日本の、マンガとか、アニメとか、に出てくる短く狭い範囲の元型を対象にしているワケではあるんですが、まあ『祭壇』は本来もっと宗教的な象徴として、広い範囲に適用できるものだと思います。
この映画の場合、UFOの降臨を『モーゼの十戒』の神話にかけて、デビルズ・タワーをシナイ山に合わせているみたいですね。冒頭で、子供たちが映画『十戒』を観ています。…で、この場合の山はかなり『祭壇』としての機能を果たしていると思います。



元型に関する話としては、ここで登場する異星人たちが“胎児”をイメージさせるヴィジュアルである事にも注目しています。いや、昔の空想科学読本の宇宙人、アウターリミッツの宇宙人とかからの流れという事も分かっているのですが、ここではちょっとそれを保留して『2001年宇宙の旅』のスターチャイルドが“胎児”のビジュアルだった事とつなげて考えてみたい気がするんですよね。
…何かの“はじまり”の象徴というか…いや、今の段階では何を言っても大した成果にならないでしょうが(汗)まあ、ちょっと『胎児』も元型に見立ててみて、何を顕しているのかなあと。


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リチャード・ドレイファス,フランソワ・トリュフォー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


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