out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

ミヤマアカネ @ 平林

2010年09月09日 22時55分33秒 | 平林周辺の自然


 前回の記事にも載せたミヤマアカネのオスです。 翅にある太い褐色の帯が特徴です。 赤トンボと呼ばれるトンボのうちの一つですが、紅くなるのはオスだけです。




 ミヤマアカネのメスだと思います。 「思います」と書いたのは、オスが未熟な時にはこのような色をしているそうなので、はっきり言うと良く分からないからです。 




 田んぼでよく見かけるヤゴの抜けがらです。 ミヤマアカネの抜けがらかどうかは分かりません。

 今年は田んぼであまりたくさんの写真を撮っていませんが、撮ってきた画像を見るとトンボはミヤマアカネが多いです。 

 Kiyoさんがご自宅近くの田んぼで撮られたヤゴとトンボの写真をブログでアップされていました。 「ウスバキトンボ」だということなのですが、「私の行っている田んぼにもウスバキトンボはいたのかな」とちょっと気になりました。 今までの写真を見たりしたのですが、アキアカネ、ナツアカネなどとの区別がつきません。 もしかしたら、ウスバキトンボも見ているのかもしれません。

 そんなことをしている中、長崎県佐世保市ではミヤマアカネが県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている、と読みました。 
 → 『長崎新聞』

 「平林の田んぼではミヤマアカネをたくさん見かけるのに、そうなのか~。」と不思議な気持ちになりました。 Kiyoさんのお近くではウスバキトンボのヤゴの抜けがらをたくさん見かけた、と言うことですが、やっぱりミヤマアカネはあまり見ないのかしら?、などと思ったのでした。 
 当たり前のようにいる(ある)ものが、場所が変わると当たり前ではないのだな、と改めて思う今日この頃でした。

今月末には稲刈りです

2010年09月07日 01時21分57秒 | 平林周辺の自然

9/5 撮影


 5月23日、平林で田植えをし、7月に「ボチボチやってゆきます」と書いて以来、田んぼや稲の話も写真もまったく載せなかったのですが、今月末にはあっという間に稲刈りです。w

 今年はこの猛暑で日照時間も長く豊作が期待されますが、さてどうなるでしょうか? とりあえず稲は上の写真のように実っています。

 稲の写真が無いので、生き物の写真を徐々にアップしてゆきます。



 アマガエルも暑かったでしょうねー。 昨年ほど数がいなかったように感じましたが、どこか涼しい所に潜んでいたのかもしれませんね。







 翅に帯があり、そこに模様があるのはミヤマアカネでしたね。 模様が赤いのでオスです。
 うちに帰ってきて写真をよくよく見ると、翅に傷がありました。 夏の終わりに翅が痛んだチョウを見かけることはありますが、トンボも同じなんですね。 

田んぼおよび増穂ふるさと自然塾周辺散策

2010年07月24日 12時04分36秒 | 平林周辺の自然
 7月11日、平林の田んぼの草取りに参加しました。 

 今年は田植えの5月23日、そしてこの7月11日ともにあまりカエルを見ませんでした。 昨年は田植えのころにはモリアオガエルがあちこちで産卵しているのを見たのですが、今年はまったくです。 そう言えば春は例年より温度が低かったのですよね。 桜が遅く長期に咲いていたり、雪が降ったり。 今のこの暑さからは考えられません。

 たぶんそんなことがあまりカエルを見なかった原因ではないかと思うのですが、7月にはモリアオガエルはすでに産卵を終えていたようです。 そしてアマガエルやヤマアカガエルも少しは見ました。 

 昨年は田んぼに行くたびにトンボが増えていたような気がしましたが、7/11も飛んでいるトンボはほとんど見ませんでした。 きっと今頃行けばワンサと飛び始めているかもしれません。

 今年はあまり田んぼに行かないと思うのですが、とりあえず 7/11 に撮った生き物たちを、どうぞ。



稲で羽化しかけのオニヤンマ(たぶん)。 ちゃんと飛べるようになるのか心配。
昨年の田んぼには小さなヤゴがたくさんいましたが、今年の田んぼには大きなヤゴを見ました。 
そして、小さな貝がたくさんいます。 カワニナかもしれません。 田んぼによっていきものも様々でおもしろいです。




ナガコガネグモ





筋太走りグモ(たぶん)
これは自然塾の池で撮りましたが、このクモが田んぼにも結構います。 
とても大きくて、出会うとギョッとします。 
けれど、水面をまるで鏡の上を滑って行くように動いてゆく様は非常に興味深いです。





NHKのクレイアニメ「ニャッキ!」のモデルになったマイマイガです。
すごい毛です。 怖いです。





ヤツボシハムシ





シマヘビ
今年自然塾にはシマヘビが常勤しています。
指導員さんに「見せてー」というと喜んで見せてくれます。w
私も指導員さんが持っている状態なら触れるようになりました。
サラサラで、とてもいい気持ちです。
けれど、自分で持つことはできません。 
ちっともじっとしていなくて、常に袖口や首周りから服の中に入ってこようとするので、
それはまだちょっと恐怖です。


増穂町平林へお米の引き取り on 11月3日

2009年11月09日 19時46分54秒 | 平林周辺の自然


 11月3日。 快晴の増穂町平林、みさき耕舎から望む富士山です。 写真下は大根畑です。 ここもオーナー大根畑だったりします。w

 お米を引き取ってしみじみ田んぼに寄ったりしたかったのですが、そういうわけにもいかず。 そのうちまた冬にでも富士山を見に行きながら寄ってみましょう。 来年はどなたがお米を育てるのかな。 放置されることが無いように祈るばかりです。

 で、平林で何をしていたかと言うと。 例によってふるさと自然塾に寄ってました。 また Mr. 自然塾が面白い物を見せてくれるかな、と期待して行きましたが、この日はお休みでした。 
 けれど代わりに Mr. 自然塾よりずっと若い(?)職員さんが、100個の木の実リースを作らなければいけない作業の手を止めて、桜池周辺を案内してくれました。
 今回はあまり生物もいないということで、夏にkuronekoさんと行ったあの水路へもう一度潜入。 何がいるかと言うと。。。

   


 写真左の水路は以前kuronekoさんとも歩いてゆき、モリアオガエルを発見しました。 今回私は更に写真の中、左側に見える小さな横穴水路にしゃがみ姿勢で入りこみ前進。 その奥にある竪穴水路にいたのが、写真右のウサギコウモリです。

 ウサギコウモリは準絶滅危惧種として保護されているコウモリです。 コウモリですから上が足、下が顔というぶら下がり姿勢です。 このコンクリートの壁のどこにぶら下がっているのかは良くわかりませんが。 顔両脇に下の方に向かってピロンと三角形の物が見えますが、これがコウモリの耳です。 とても大きく、顔を上に上げたときにはまるでウサギのように耳が大きく立って見えることから、ウサギコウモリと呼ばれます。 大きさは非常に小さく、男の人のこぶし大くらいですかね。。。

 この日もこの一頭だけでしたが、ヤング自然塾さんは群れで見たことはないが、小さな子供を連れているのは見たことがある、とおっしゃっていました。 ちなみに彼はあの横穴を三脚、望遠レンズ付カメラを携え、奥まで入って写真を撮られたそうです。
 大変貴重なものを見せていただきました。 



 最後にふるさと自然塾の観察舎からの富士山です。
 さて、これだけ富士山を見るとやはり、夜明けと日暮れの富士山が撮りたくなります。 う~ん。 ダイヤモンド富士だな。。。w

アケビ

2009年09月23日 00時55分27秒 | 平林周辺の自然
  アケビを初めて食べました。

 9月6日、平林の田んぼに草取りに行った際、みさき耕舎で購入。 みさき耕舎には大抵平林で採れた新鮮野菜が売られており、トマトなんかすっごく美味しいんですが、この日はアケビがあり、即買い。

 お店のお姉さんに食べ方を教えてもらい、まずは中身を食べる。 
 んー。 甘くて美味しいのですが、種がいっぱいあり、口の中でもごもごして、ペッペッと出すのに一苦労。w
 その後、「皮は肉詰めにしたり、天ぷらにするんですよ。」と言われたので、天ぷらで食べてみましたが。。。娘いわく「みずみずしい感じ?」

 ぬはは。 山を歩いている時に一個採って食べ「あー、甘い!」で終わりにするくらいがいいかも。w

平林のトンボ 8/22

2009年08月27日 13時13分37秒 | 平林周辺の自然


 毎度毎度同じような写真ばかりですが、8月22日に田んぼに行った際に撮ったトンボの写真を。 名前はどれも合っているかどうか不安なところですが、一応載せておきます。 

 上の写真はミヤマアカネのメス。 


 ミヤマアカネのオス。

 メスは成熟してくると身体の橙色が濃くなってきます。 オスは赤くなります。
 そういえば、8月7日に撮った写真のミヤマアカネは身体の色が薄いです。 メス、オスともに羽に褐色の太い帯があります。 帯のところにメスは白い模様、オスは赤い模様があります。 メス、オスともに未熟な時は身体の色は黄褐色です。





 上二つは羽に帯がないので、アキアカネかナツアカネだと思うのですが、この二つを見分けるには胴体部分にある黒い模様の形で見分けるのだそうです。 私には良くわかりません。 そして、上の写真のトンボにはしっぽの部分に黒い模様がなく、下のトンボにはあります。 まったく違うトンボなのかもしれません。 上の写真はwikiで見た、ナツアカネの未熟なオスに似ています。


 シオカラトンボのメス。 シオカラトンボのメスは茶色っぽいということを初めて知りました。



 ノシメトンボ。 羽の先端にある模様が特徴です。 コノシメトンボというのもよく似ています。 はっきり言ってどちらかよくわかりません。

 と、ほとんどわかってないのです。 ごめんなさい。 わかる方がいらっしゃいましたら、教えてください。

増穂町 ふるさと自然塾 with kuronekoさん

2009年08月12日 19時44分42秒 | 平林周辺の自然

 8月6日、kuronekoさんと南アルプス市中野の棚田を後にし、山を越え増穂町にやってきました。 
増穂町は私たちの田んぼがある所ですが、その前に kuronekoさんには是非田んぼではなかなか見られないものを見てもらいたい、と思い、増穂ふるさと自然塾へ。
 ここは他力本願。 自然塾の指導員さん Mr.自然塾(←この名前で決まり!w)に力をお借りします。 この方が行くたびにいい仕事をしてくれるんだ、これが。w

   

 まず左の写真ですが、これは6月20日に撮影した自然塾に隣接する桜池です。 今回は雨で桜池を撮るのを忘れました。 
 右の写真は5月24日に撮った物ですが、桜池の近くに作られたカエル保護の池で見られたモリアオガエルの卵です。 石積みの縁に白い泡状の物が三つ見えますが、これがそうです。

 私は6月20日に自然塾主催の「カエル観察会」に参加したのですが、その時までに見たたくさんのモリアオガエルの卵がその後どうなったのか、とても気になっていました。 
 モリアオガエルはオタマジャクシとなって池に落ちた後、3週間くらいでカエルになり、その後ある程度大きくなると山に潜んでしまいます。 どんなところで暮らしているかなど、あまり生態がわかっていないそうで、その辺が神秘的なカエルと呼ばれる由縁だと思います。
 しかし、ある程度大きくなるまでは池の周りにいる可能性があります。 また、親のモリアオガエルもひょっとするとまだ見られるかもしれません。

 そんな期待を胸に Mr.自然塾にお尋ねすると「水路に行くと見られるかもしれませんね。 行きましょう。」とありがたいお答え。
 わけもわからず、とりあえずは kuronekoさんと長靴に履き替え準備万端にしていると(←ヘビよけと思って履き替えた)「水路は暗いですからこれを持っていきます。」と懐中電灯を渡される。 「え。水路って。。。?」

 Mr.自然塾が連れて行ってくれたのは桜池から自然塾の裏山に抜ける、水を通す為の地下水路でした。 上の桜池の写真の右手前に四角く柵の張られたところがありますが、ここは2~3mくらいの竪穴が掘られており、そこから地中の横穴が用水路として自然塾の裏まで100mくらい続いています。 横穴と言ってもきちんとブロックで囲まれたきれいな物です。 ただし、電灯はありません。 またどんな動物、生物も出入り自由です。 やっぱりちょっと怖いです。

   

 こんな感じです。w 大蛇が横たわっていてもおかしくない雰囲気でしょ? しかも懐中電灯で1メートル先くらいしか見えないんですよ。
 前方の壁になにか出っ張りを見つけた Mr.自然塾が「あ。モリアオガエルかコウモリですね。」と。 「ひぇぇ。近づくまでわからないんだ。」とおよび腰で近づくと、右の写真のモリアオガエルでした。 はぁぁ。良かった。
 結局モリアオガエルの大人はこの一匹しか見られませんでしたが、大冒険の雰囲気を味わえました。


 外で見たモリアオガエルです。(6月20日撮影) 大抵こんな風にジーッと眠そうにボテッと座っています。 大きさは女の人の手の平くらいあり、とても大きなカエルです。 どこが神秘的なの?って思ってしまいます。w
 しかし、こんなモリアオガエルにもかわいい子供時代があったんです。 今回、水路から外に出てカエル保護池の方に行くとMr.自然塾が「あ、葉っぱの上に座っていますね。」と指差しました。 見るとアマガエルよりくすんだ緑色の小さなカエルが。 


 「かわいぃぃぃ。」(*´д`*)

 まだしっぽがついています。 手の先のしっかりとした吸盤もモリアオガエルの特徴です。 秋ぐらいまではこの池の周辺にいて、それ以降山に帰ってゆくのだそうです。 そして、大人になったらまた卵を産みにここにもどってくるのでしょう。


 とても小さくて初めは見つけにくかった子供モリアオガエルも、慣れてくるとあちこちの葉っぱや枝の上に見つけることができました。 またここで会いたいね。 がんばって生き延びるんだよー。

 この後 kuronekoさんとは田んぼの方に行きましたが、平林の棚田をあちこち歩き回る時間はありませんでした。 
 できればまたヒガンバナの頃にでもご一緒したいと思いますが、2学期は結構忙しい。。。いずれにせよ、今回私も楽しませていただきました。 kuronekoさん、ありがとうございました。