昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

森の鶯(うぐいす)~ 公園のもちの木・・・

2010-02-05 | 四季折々のひとりごと
【春を待つ花水木】

街路樹の花水木の蕾がほんの少しだけ大きくなっていました。

昨日は立春だというのに、夕方から粉雪の舞う寒い日でした。


「春は名のみの 風の寒さよ~♪」

なんて、早春賦の歌詞が浮かんできます。


「森の鶯(うぐいす) 歌は思えど 時にあらずと 声もたてず~♪」


そういえば一昨日、鶯の姿を見ました。

慌てて携帯で写真を撮ろうとシャッターを押したのですが

残念なことに、姿は写っておりませんでした。

時にあらずと、鳴き声もたてず飛び去ってしまったようでした。

                                         



花も無く寒い公園に、もちの木が真っ赤な実をつけていました。

この木がなぜ「もち」という名前が付いているといえば

昔は鳥もち(鳥黐)を作る材料だったからだそうです。

この木の樹皮を、目の洗い袋に入れて春から秋にかけて流水に漬けておき

木質が腐ってなくなると、その後にもちのような成分だけが残っているのだそうです。

それをうすで細かく砕き、柔らかくなったら不純物を取り除き
やっと出来上がるのだそうです。

それを長い竿の先につけ、鳥や昆虫を捕まえていたのだとか。

何とまあ気の長い話でしょう!

もち米で作る「餅(もち)」が一般的に食べられるようになるまで

「もち」といえば、この鳥黐のことだったのだそうです。

真っ白で柔らかい お餅が、誰でも食べられるようになってからの歴史の方が

ずっと浅いということなんですね。

神社の境内に、御神木(神様の宿る木)としても植えられることのあるこの「もちの木」

もし、話が出来るとしたら・・・・

どんなことを、話してくれるのでしょうか。

                                         




【寒い寒いといっていても、空は春の色になってきました。】


                                         


 『豚肉とキャベツのシュークルート風』
 
 


 

              

特売で買ったブタロースの塊肉。

昨日買ったレタスクラブに載っていた「シュークルート風」にしてみました。
(シュークルートとは、キャベツの酢漬けのこと)

耐熱皿にキャベツとタマネギ、人参を敷いて厚めに切った豚肉を並べ

酢を入れたスープをかけて、ローリエを載せて

オーブンで焼くだけでした。

安いお肉が、とても柔らかになっていて・・・・驚き!

酢の苦手な旦那様もでした!

最新号のレタスクラブです。300円!
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今日も訪問ありがとうございました!





今日は節分~鬼は何処からやって来た?・・・

2010-02-03 | 四季折々のひとりごと
【玄関の節分飾】

今日は、節分

まだまだ寒さは厳しいけれど、明日は立春

暦の上では春の始まりです。

節分にあわせて、玄関に鬼のお面と枡に入れた大豆

そして厄除けのヒイラギと南天を飾ってみました。

                                         

昔から季節の節目には、邪気が入りやすいと云われ

それを祓(はら)うために鰯の頭と柊(ヒイラギ)を飾ったり、豆を撒いたり食べたりしてきました。

邪気とは、物の怪 (け) または病気など、人にとってよくないものを

総称した言葉のようです。

それを、想像上のという姿に当てはめて、豆をぶつけたりして追い払うという

行事になったのではないかとも云われるそうです。



                                         

ところで、という言葉は何処から来たのでしょうか。

それには、色々な説があるようですが
その中のひとつに「隠人(おんにん)」「鬼(おに」と云われるようになったという人もあるそうです。

「隠れている人・・・」

もしそれが、人だったとしたらどうして隠れ住んでいたのでしょう。

以前ラジオで聞いたような気がするのですが、鬼とは元々難破船から流れ着いた

漂流者であったのではないかと考えている人も少なくないそうです。

それは、おそらく昔の人があったこともなかった白人だったのではないかというのです。

白人だったからからこそ、興奮した様子のときは顔が真っ赤に見え

寒さに震えるときは青い顔に見えたのではないか。

それが、昔話の中で赤鬼青鬼に姿を変えて行ったのではないかという事でした。



のお祭りで知られる「なまはげ」は,「泣く子はいねぇか~!」

寝る歩くそうですが、その台詞をロシア語の当てはめてみると

腹が減った、食べ物をくれというような意味に近いのだそうです。

もしそれが本当だったら、何と悲しいお話でしょうか。

がやって来るのは、鬼門の方角とされています。

鬼門とは、陰陽道 (おんようどう) で、鬼が出入りするとされる不吉な方角のことで

丑寅 (うしとら) 即ち東北の方角の事を指します。

日本から見て東北から船でやって来たとしたら、何処の国からやって来たのでしょう。

そしてもうひとつ興味深いのは、なぜには角があり

寅のパンツを履いているのかということです。

鬼門・・・

すなわち丑寅の方角からやって来た得体の知れない恐ろしいもの・・・

察しのよい方ならすでにお分かりでしょうね。

角は、丑(うし)の角。パンツは寅の毛皮。

丑と寅で、鬼門を表しているのです。

日本の昔話には、鬼と仲良くなった人たちも登場するものがあります。

ひょっとしたら、この鬼は外国人だった説が

事実なのかもしれません。

余談ですが、そんなことを考えていたら、三保の松原に現れたという天女

実は、外国人だったのかもしれないと思えてきました。

昔話や言い伝えの中に、悲しい真実が隠れているのかも知れませんね。

勝手な想像で書き綴りましたが、皆さんはどんな風に思われますか?

                                         


 『節分には鰯(イワシ)ですが・・・』
 
 


 

              

節分には鰯を焼いて、その煙と臭いで邪気を追い払うと云います。

鰯は、カルシウム、ビタミン、カリウム、亜鉛、タウリンなどを含み
非常に栄養価の高い食品です。
生活習慣病や骨粗しょう症、老人性痴呆賞、貧血の改善に効果があるとされています。

だけど鰯は苦手~!

そんな人のために、アンチョビ(鰯の塩漬け・缶入り)を使ったお料理です。

バターを塗ったグラタン皿に、ゆでて輪切りにしたジャガイモを並べます。
細かく切ったアンチョビを散らし茹でたブロッコリーをのせます。
ホワイトソースを上からのせて、とろけるチーズとパン粉で被い
オーブンで焼きます。
アンチョビの塩味が利いた
「ポテトとブロッコリーとアンチョビのグラタン」の出来上がりです。




                                         



今日も訪問ありがとうございました!





白い葉牡丹~県産品愛用推進のお店にて・・・

2010-02-01 | 四季折々のひとりごと
【白い葉牡丹】

我が家の玄関の植木鉢に植えた白い葉牡丹です。
種から育てて、やっと大きくなりました。
学名 Brassica oleracea 別名 ハナキャベツ 。
Brassicaはアブラナのこと、oleraceaはキャベツや
カリフラワーの原種のことだそうです。
牡丹の名がつくのは、葉が幾重にも重なって
さながら牡丹の花のようだから。
原産地 はヨーロッパ だそうです。
江戸時代に、野菜として持ち込まれました。
観賞用ケールに分類されるそうです。
ケールといえば青汁の原料です。
きっと食べたら「まずいっ!」んでしょうね。

花言葉は祝福、利益 。
玄関に相応しい花ですよね。


                                         
食べたらきっとまずいだろう葉牡丹の後には、ちょっと美味しかったお話を!

昨日31日は、祖母の十三回忌でした。
母の実家、お寺での法要、お墓参りのあとに
県産品愛用推進宣言のお店に指定さえている料理屋さんで食事を頂いてきました。

----県産品愛用推進宣言のお店とは----
岐阜県には、地域の文化・風土・歴史と伝統に深く根ざした優れた県産品が多数あります。
 こうした地域で生産される県産品を地域で利用(県産品愛用)し、県産品の利用を拡大することは県内産業の活性化はもとより、食糧自給率の向上や地域温暖化の防止 などに大きく貢献します。

 このことから、岐阜県では県内で生産された県産品の利用拡大を推進しており、県内産の食材を利用した料理を提供している飲食店や、県内の商品を多数取揃えている販売店を「県産品愛用推進宣言の店」として指定し、県民の皆さんに広く紹介をしています。

  注)県産品とは:県内で生産、製造又は加工(全部又は一部)された商品をいいます。



県産品といっても、ここは海なし県ですから・・・
お魚は県外で取れたものです。

お刺身の向こうに見える向こう付けに載っていたのが、山海の珍味三品。



老茸(ロウジ)の生姜煮、へぼ(蜂の子)、からすみ(ぼらの卵の塩漬け)でした。

老茸は笠の表面が真っ黒で裏がしろい、ほろ苦く独特な香りの茸です。
へぼは、地蜂の幼虫!!青紫蘇にくるんでいただきました。
姿がどうもグロテスクなので、目をつぶると食べられるのですが
青ジソに包めば大丈夫~!
からすみは、みなさんご存知の通り、大根おろしと一緒に頂きました。

世界三大珍味といえば、トリフュにフォアグラ、キャビアですよね。
言い換えてみれば、これは日本の三大珍味かも!

                                         

 

続いて出て来たのがフカヒレのスープと牡丹鍋。
そうです、猪のお肉の味噌味の鍋!
この味噌味の汁がとても美味しいんです。
猪のお肉は、さばく人の腕によって味が大きく左右するそうです。



猪といえば、思い出すのが学生時代にアルバイトをしていたお肉屋さん。
しゃぶしゃぶと焼肉のお店も併設しているおおきなお肉屋さんでした。

普段は、販売や餃子やコロッケなどの惣菜つくりを手伝っていたのですが
一番最後の掃除をすることもありました。
そのお肉屋さんは、猪をさばくのが上手いと評判で、ときどき猟師の人が
猪を持ち込んで来ました。

さばくところは見たことがないのですが・・・
最後のお掃除のとき、床を掃いていると
なんだか変なものが・・・
何だろうと思って拾ってみたら・・・
猪の切り取られた鼻だったんです。

思わず|「ぎゃ~~~~~~~!」と叫んで
お店の人たちを驚かせてしまいました。

そんな想い出があるにも拘らず
牡丹鍋をしっかり食べてしまう私って・・・(笑) 

お肉も美味しかったんですが、野菜が猪のお肉の出汁でいい味になっていましたよ~。

                                         



茶碗蒸し、和風ステーキ、大根と蛸の煮物、蟹のかぶら蒸し
牡蠣と海老としし唐の天ぷら、赤だしとご飯。
デザートの、甘いイチゴとプチモンブランも大変おいしゅうございました~♪

                                         

久しぶりに顔をあわせた叔母達は話が尽きず・・・
名残惜しそうでした。

今日も訪問ありがとうございました!