今日は、節分。
まだまだ寒さは厳しいけれど、明日は立春。
暦の上では春の始まりです。
節分にあわせて、玄関に鬼のお面と枡に入れた大豆
そして厄除けのヒイラギと南天を飾ってみました。
昔から季節の節目には、邪気が入りやすいと云われ
それを祓(はら)うために鰯の頭と柊(ヒイラギ)を飾ったり、豆を撒いたり食べたりしてきました。
邪気とは、物の怪 (け) または病気など、人にとってよくないものを
総称した言葉のようです。
それを、想像上の鬼という姿に当てはめて、豆をぶつけたりして追い払うという
行事になったのではないかとも云われるそうです。
ところで、鬼という言葉は何処から来たのでしょうか。
それには、色々な説があるようですが
その中のひとつに「隠人(おんにん)」が「鬼(おに」と云われるようになったという人もあるそうです。
「隠れている人・・・」
もしそれが、人だったとしたらどうして隠れ住んでいたのでしょう。
以前ラジオで聞いたような気がするのですが、鬼とは元々難破船から流れ着いた
漂流者であったのではないかと考えている人も少なくないそうです。
それは、おそらく昔の人があったこともなかった白人だったのではないかというのです。
白人だったからからこそ、興奮した様子のときは顔が真っ赤に見え
寒さに震えるときは青い顔に見えたのではないか。
それが、昔話の中で赤鬼と青鬼に姿を変えて行ったのではないかという事でした。
鬼のお祭りで知られる「なまはげ」は,「泣く子はいねぇか~!」と
寝る歩くそうですが、その台詞をロシア語の当てはめてみると
腹が減った、食べ物をくれというような意味に近いのだそうです。
もしそれが本当だったら、何と悲しいお話でしょうか。
鬼がやって来るのは、鬼門の方角とされています。
鬼門とは、陰陽道 (おんようどう) で、鬼が出入りするとされる不吉な方角のことで
丑寅 (うしとら) 即ち東北の方角の事を指します。
日本から見て東北から船でやって来たとしたら、何処の国からやって来たのでしょう。
そしてもうひとつ興味深いのは、なぜ鬼には角があり
寅のパンツを履いているのかということです。
鬼門・・・
すなわち丑寅の方角からやって来た得体の知れない恐ろしいもの・・・
察しのよい方ならすでにお分かりでしょうね。
角は、丑(うし)の角。パンツは寅の毛皮。
丑と寅で、鬼門を表しているのです。
日本の昔話には、鬼と仲良くなった人たちも登場するものがあります。
ひょっとしたら、この鬼は外国人だった説が
事実なのかもしれません。
余談ですが、そんなことを考えていたら、三保の松原に現れたという天女も
実は、外国人だったのかもしれないと思えてきました。
昔話や言い伝えの中に、悲しい真実が隠れているのかも知れませんね。
勝手な想像で書き綴りましたが、皆さんはどんな風に思われますか?
今日も訪問ありがとうございました!