昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

旧暦とともに暮らす~雛祭り~

2013-04-06 | 四季折々のひとりごと
 


4月3日、旧暦で祝う雛祭りでした。

この季節、やっと桃や桜の咲き始めるこの地方では
多くのご家族が、この日にお祝いをされています。


【我が家の豆雛】

旧暦は、太陽暦と太陰暦を組み合わせた太陰太陽暦のことをいい
昔ながらの日本の暮らしの暦です。

太陰暦を、太陽の動き、すなわち季節にも合わせて作った暦です。

太陰暦の12か月は1太陽年より約11日少ないので、19年に7回の
閏月(うるうづき)を置くなどして調節しています。


 【近年この地方でも作られるようになってきた吊るし雛-特産館にて-】

正式に計算すると、2013年の3月3日といえば、4月12日にあたるそうです。

そんなわけで、雛祭りが過ぎたらすぐに片付けないとお嫁に行き遅れると云われている

お雛様も、もう暫く飾らせて頂くことにいたします。

・・・うちには、娘はいないので心配することも無いのですけれど~・・・

桃の花を飾り、お寿司とお菓子のからすみ
お供えするのが決まりとなっています。



私が生まれたときに祖父母から贈られた雛人形は茶箪笥の上に

姪が生まれたときに買った豆雛

和紙で作った雛人形の色紙

先日の伊勢旅行で買った雛人形の版画を飾ってみました。


桃の代わりに供えたボケの花、

お寿司はレタス巻
アメリカの巻寿司風
(外側が酢飯になっている)にしてみました。



…アメリカでは、海苔がカーボンペーパーに見えるとかで外側に海苔を巻かない海苔巻がはやっているらしい・・・

いつもは散らし寿司だったのですが、家族が少なくなり

少しずつ何種類もの具を煮るのが大変になって来ました。

たまにはこんなお寿司もいいでしょう?

もちろん、お菓子のカラスミも忘れてはいません。

4月5日から季節は二十四節季、清明(せいめい) 。

春めき立ち、すべてのものが清らかに明るくなる季節の到来です。

七十二候では「玄人(つばめ)来る」

そういえば一昨日、今年初めてツバメを見つけました。

旧暦という時を、移ろいゆく季節に重ね合わせ

昔のままではなく、新しいものも少しだけ取り入れて暮らす・・・

そんな日々を楽しみたいと思います。





【畑に咲いたバイモユリ】