これは日本の誇る歴史小説家である司馬遼太郎氏と日本文化の深い理解者であり造詣者であるドナルド.キーンさんの対談集です。
こういった対談集は、当たりはずれがあるので、期待はあまりしていなかったですが、実際に読んでみて、当たりであるのがわかりました。
それは72年がこの本の初版なのにいまだ新品で入手できるのを見ても明らかでしょう。
このドナルド.キーンさんは梅棹忠夫氏の対談集にも登場していたので知っていました。
ドナルド.キーン
梅棹氏は今は亡き人ですが、非常に壮大な脳をお持ちで、いろんなものの考え方があり、視点もあり、いろんな分野の知識があるので、どんな分野の人とでも滞りなく会話のできる人であることがわかってました。
その対談集を読んだときには、またその対談集を読みたいという衝動に駆られていたので、しまったままにしておきました。
そこに登場してきて、これまた慧眼をお持ちであるドナルド.キーンさんの偉大さを身に染みてわかったので、このドナルド.キーンさんの本を書きおろしで読みたいと即刻思い、スマホでネット検索して、本を選んで即刻カートにいれました。
他にいろんな読みたい本があるので、買わずにいますが、今回はここでは司馬遼太郎氏との対談集について紹介しましょう。
司馬、ドナルド両氏は、2人にしかない分析枠組みを持っているので、その分析内容に説得力があって、そこの箇所を読むと、更に好奇心が募ってきてまた読み進めてしまうのですね。
司馬遼太郎
その分析内容の理論が、対話を交わすことによって更に深く、ユニークかつ説得的な理論が出来上がるのがわかります。
今の我々とつながっている日本文化はほとんどが室町時代のものである。
お茶、お花、能、狂言といったものなどですね。
真言密教は仏教ではなく、釈迦が教祖になってないしあれは仏像と独トを使用したバラモン教である。
明治期に、西洋の美学を取り入れて文学の革命を起こすことになった。
日本人は概して、国のための努力をこなした人間よりも政治的な正義よりも美学の英雄を好む。
隋の煬帝に影響されて大化の改新がはじまったとかいうような,教科書にない知識もあります。
この対談集を読んで、大学時代を思い出しました。
1人で本を読み、そして研究するだけでは多視点やより良き情報を得ることができない。
ゆえに、いつまでも大学生でいていろんな講義を受けて、しかも研究をしていたいと。
願わくば、大学院へ行きたいという思いでしたが、それはいろんな事情で叶いませんでしたが。
学問の希望溢れる面白さを心底堪能できましたし、読んでいて未来が明るくなる展望が開けた気がします。
この本もまた再読したい気が物凄くあるのですが、他に買いたい読みたい本が100冊以上たくさんあるので、いつ読めるのかわかりません。
大事にしたい本ですが、保管しておきますが…このように思い、10年以上も読んでいない全巻セットの漫画も、最近いくつかヤフオクに出して売ってしまいました。
感動的で、学ぶところもいっぱいあり、娯楽性も充分ある漫画だったのですが、10年以上も、「いつか読むさ」と思いながら読むことなく経ってしまったので仕方なく…でしたね。
この本もそうならないように願うのみですが…。
そんな思いにさせてくれるほんであるということを確認して、このページを終わりにしたいと思います。
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