島田豊 『現代の知識人』

2016-07-31 21:33:43 | 現代社会

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この本は、知識人向けの講演と科学を大学で学ぶ学生向けの講演の内容を集めたものです。

この本を読んで改めて科学や言論の大事さがわかりました。

この著者は、科学というものの、その持っているしっかりとした体系性、その堅固さ、未知の課題に立ち向かう姿勢の大事さについて強調しています。

問題があろうとなかろうと、そのうち何とか国家がしてくれるだろうとか、この社会体制が進んでいけば何とかなるという考えを批判しているのです。

「資本主義社会では、労働の目的が労働する人間の手から奪われてしまいますし、人間が孤独になったり、理性と情念が分断されたり、持続する意思が弱められたり、行動の展望が見失われたりすることが珍しくありません。」(P.113)と書いています。

知識人の基本的姿勢として、現代社会を描写し、分析して、そこから問題点をあぶりだしているのです。

この本が出されたころはまだマルクスの思想が大手をまかっていたころで、この著者もその影響が少なからず受けているなという気がします。

マルクスの思想の根幹は、資本主義批判ですから、その本をたくさん読んできた人は、当時の社会を分析すると、どうしてもマルクスの思想を思い出し、その批判を重点的に指定しまうようです。

そういう知識人は、この人のみならず、日本でも、あるいは欧米の知識人にも多くいました。

1つの思想で、ここまで変えてしまうからマルクスはカリスマ的と言わざるを得ないですね。

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マルクス

ここまで天才的でカリスマ的な知識人は非常にまれですね。

しかし、この著者が書いている「現代は、科学技術の高度な発展によって人間が機械化し、動物化し、人間が自己疎外化に陥っている」とか、「私たちが受けている抑圧は、二重三重なのでして、政治上の民主主義的権利の問題でもそれは絶えず制限されそうになります。」とかいうように当時の資本主義社会を批判していますが、ことを資本主義社会だけに限定しすぎです(笑)。

「人間が機械化し、動物化し、人間が自己疎外化云々」については、何も資本主義社会だけでなく、どんな社会でも労働を提供し、それでお金(賃金)をもらう社会では当然にありますし、「抑圧」云々も資本主義社会特有のものではありません。

確かに「過労死」という言葉が出てくるほど、仕事に打ち込まなくてはいけないほどの重労働をしている会社も現代の日本や当時の日本にもありますからそれについて批判をしてよき状態になるように知識人たちが論述をしていくことも当然重要でしょう。

でもそういう会社にいても、家族との時間や趣味を削ってでも仕事に打ち込んでいる人もいますが、それはその人の価値観に負っているところが最大なのです。

私は、そういう家族との時間が作れない、趣味が全く味わえないほどの忙しい会社だったらすぐに辞めますが、そうでも辞めない人は、「家族との時間がなくても、少なくてもいい」という価値観が大きいので辞めないのであって、大事なのは、その状態から脱するように行動を起こすように当事者がすることが最重要なのです。

こういう会社があるから、資本主義社会はだめだ!というような論述をすることは誤りなのです(笑)。

務台理作というかたも、岩波新書で、そういう論述をしてましたね、「日本は社会主義に移行するべきだ」という論述を加えて。

そういう家族との時間がほとんど作れない会社が少なくなるよう、あるいはなくなるように知識人が論述をしていくことは、一般的な価値観で言えば自然でしょう。

しかし、今も当時も、そういう状態から脱する方法はありますし(例えば、ビジネスや不動産、株式などへの投資で利益を得て権利的収入で暮らす)、それを勉強し、行動に移していくことができるのです。

だから、資本主義社会だけの問題ではないのですね、そういう家族との時間が作れない、趣味が全く味わえないほどの忙しい会社は。 その人の価値観が一番大事なのです。

しかし、この著者の文には、今も頂門になりうる論述がなされています。

大衆社会になると、大衆は政治的に無自覚になる。

近代化によって官僚化は避けられない。

ということを書いておられますが、これは現代の日本にも起こっていることで、大変に重要な事であると思います。

そうならないようにこういう言を思い出し、日々の行動の指針にしなくてはいけません。

人間らしさの回復として、

1. 民主的な組織
2. 科学

この2つを重要事項としてこの著者は挙げています。

1つめの民主的な組織として、労働組合を高く評価しているのです。

これは、社会主義の理念から発生したものですね。

「こんにち、学生が全力を尽くして取り組まなければならないことは、自分自身を優れた知識人になるように一貫して形成すること」として、心がけとその方法論を詳しく書いています。

また、「人々を心から大切にし、一人ひとりの前進を心づかう豊かな心を持つ人間でなければ組織などできない」とも書いています。

やはりこの著者は、人の心や生活が良くなるように望んでいた非常に心優しい人なんだなあということがありありとわかります。

そういう人が、目指す社会として、安保条約下の大学教育を批判しているのです。

そして付言として、この著者は、現代社会において「人間らしく仕事をする能力、労働能力が形成されねばならない」とも書いています。

また、貧困問題、未開放問題、障害児問題などを挙げて、これらの問題に立ち向かう基本的な能力と探求の方向を学ぶことの重要性を強調しているのです。

非常にその通りですが、これには一筋縄ではいかない障害があるのです。

貧困に対しては、豊かになった人には、そういう人たちの心の叫びや大変さというものは、文字で分かっていても、体感することはできないのです。

体感できないからこそ自分の問題として考えることができず、その問題解決策を模索していこうという気が起きにくいのです。

ことは未開放や障害児問題も同様で、そういう人が自分の友人の中や、親戚の中にいれば、その大変さが実感でき、その解決に向かって行動することができるのです。

しかし、そういう人がいない人が、必死になって取り組もうという気が起きないのは明白です。

やはり現代社会においては、問題が必然的に生起します。

その際に、その問題点の解決にむかって多くの人が行動していくことが大事です。

多ければ多いほどいいのは言うまでもありません。


その問題点の発見と具体的な方法論を学ぶのがほかならぬ大学なのです。

「大学での講義こそが大事!」そう私は在学中に思い、今でもその意見に変わりはありません。

私の行った大学は、中以上のレベルであったにもかかわらず、講義に出ている人は半数以下でしたね。

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それで、年末の試験時だけ勉強する。

しかしそのように一夜漬けで得た知識など、試験終了後にすぐ忘れてしまうことは間違いありません。

それでは科学を学ぶ意味が…と残念でした。

それは仕方のない面があるのは否めません。

アメリカの哲学者であるウィリアムジェイムズが言うに

「この世は2つのタイプの人間がいて、1つは、この世界を多元的に捉える人。この人は、リンゴもいいし、蜜柑もいいし、バナナもまずくはないし、パイナップルも結構だ。その間に序列をつけるわけではないし関係をつけるのでもない。いろんなものが並列状態にある、というふうに捉える立場の人。 もう1つは、この世界は最後は1つの絶対的な価値に収斂していって、その体系の中に諸々のモノがちりばめられている、というふうに捉える立場の人。 この2パターンに分かれる。後者の方が圧倒的に多い。」

ということです。

数ある情報を自ら進んで取り入れていく人と、世界は1つの原理によって説明できるからわざわざ情報を取り入れる必要はないしそういう行動はウンザリだ、というパターンということですね。

それは日本がいくら高学歴化しても変わらぬ事実でしょう。

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ウィリアムジェイムズ

ですから、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、本といった媒体で市民を覚醒するように情報を流しても、それに触れた人全員を啓発することは不可能でしょう。

であるから、それだけに頼らずに、自分が、そして社会が良くなるように行動する。

また自分の生活が良くなるように努力する。


この2面性が大事なのだと思います。

市民全員の生活が良くなるように政治家に頼む…これは叶わぬことだと思います。

ロバートキヨサキが曰く、 「自分が豊かになるように政治家に頼むよりも、自分で豊かになるように努力する方が早い」ということです。

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ロバートキヨサキ

私もその意見に賛成です。

でも問題点がいつになっても生起するわけですから、その問題点の提示も当然多くの人にしていくことは大事でしょう。

それによって、行動をしていく人が現れることは間違いなくおこるわけですから、そういう人が多くなれば多いほどいいことは言うまでもありません。

でもそのことによって、その内容に対して全員が覚醒するわけでないことは心していかなくてはなりません。

先の、2面性の前者である「自分が、そして社会が良くなるように行動する」ことの重要性をこの本を読んで実感し、人生の指針にしていっていただけたらなあと思いました。

●この本は以下よりどうぞ!

現代の知識人 (1971年)

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現代の知識人 (1971年)

 

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小此木啓吾 『家庭のない家族の時間』

2016-07-18 00:59:14 | 心理学

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小此木啓吾氏は、心理学の本をたくさん書いてきて、そのいずれもが私には大きな感銘を与えてくれたものでした。

本屋さんにいって小此木氏の本を見ると必ず手に取ってしまうのです。

やはり読みたいからですね。

小此木氏は、現代人の心の変化、人と人との付き合いの世代による変化、人と社会の関係の変化を詳述しているのですが、そのいずれもが的を得ているので、読み進めてしまうのです。

そのくらい自分にとっては奥の深い著作家であると思っています。

この本は83年に書かれたものですが、その当時の20から30代の人の精神構造と40から50代の人の精神構造の違いを詳述しています。

そこにやはりギャップが存在していたのです。

そこそのギャップをどうするか、を考えさせられる本であります。

しかし、この小此木氏は、読み手には「~すべきだ」というような当為は語らないのですね。

それは小此木氏のどの著作でも同様です。

どうすべきかは読んだ人の意思に任せるのです。

私には信じれないのですが、もうこの本が書かれた80年代には、人との結びつきを失くした家族が存在していたのですね。

この本で取り上げられている、サナトリアム家族、幻想家族、劇場家族、要塞家族、ホテル家族という不思議な心の在り方を持った家族がいたのですね。

劇場家族は、「幸せな家庭にいるという思い込みを守るために一生懸命良い家庭として振る舞う」家族のことです。

要塞家族というのは、「家庭の外はすべて敵と思うことで家族としての連帯感を高める」家族のことです。

ホテル家族というのは、家庭内ではいろんな電化製品があり、冷蔵庫をあければアイスやコーヒーがある、音楽を聴きたければコンポがある、映像をみたければテレビがある、紅茶やコーヒーが飲みたければ電気ポットがある。 そのようなホテル化した家族ですね。

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劇場家族や要塞家族は私はそういう家族があること自体信じれません。

実際に伝え聞いた程度のことで実際に見たことはないのです。

そのようになってしまうのはやはり理由があるので、そう成ってしまう原因を深く分析してそれからどうしていけばいいかを考え出さなくてはならないでしょう。

こういう家族は、どういう弊害があって、どういうことになってしまうかを実際に体験したわけではないので、一概にその家族に向かってこうすべきだ!などということはできません。

その家族の人が、その弊害に気づいて、「これではいけない!」と心から思って、どうすべきかを深く分析して、どうすべきかを模索していくのが賢明でしょう。

しかし要塞家族というのは体験したことはないですが、そういう個人は知っています。

決まった人としか話さない、付き合わない、それでいてそのことにまったく気を留めていないのですね。 そういう人はやはり古今東西いるわけで、そういう男女が一緒になって家族になってしまったのでしょう。

無責任ながらそれでいいのではないかなと私は思います(笑)。

仕方ないです。

そういう人にこちらが話しかけてもウンともスンとも言わないのですから。

友人と呼べる人が2人くらいしかいなくても、全く気に留めていないのですから、無理やり友人をたくさん作れ、といっても決して作らないでしょう。

小此木氏ではない他の心理学者の本を読んで知ったのですが、そういう人に人の心を慮る人になれと言っても無理、ということを知りました。

ですからそれについてはほおっておいたほうがいいでしょう。

しかし、最後のホテル家族は人の心を慮る人であろうとなかろうとやはり警句として心に留めておいたほうがいいでしょう。

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家庭が、便利なホテルでしかなくなってしまったら人間として終わりと思うからです。

そのような家族では、心の絆は希薄であり、自分本位で暮らせる場所でしかないわけです。

そのような家族の中では、一緒に絆を深めようとくっつきあうと互いに傷つけあうヤマアラシのジレンマに陥る、という警告がなされているように思えます。

何もかも便利なものにあふれてしまうと、人の心の痛み等がわからなくなる、それをわかれと言われても、それを自分が体感しなければ、その痛みは絶対にわからないのです。

つい最近も、街頭でそば某店のチラシを配っていましたが、私には必要のないものでした。

しかしチラシ配布のバイトをしたことのある私としては、もらってくれなかった時の精神的なつらさというのはよくわかるのです。

ですから、たとえいらなくても私は必ずもらうことにしているのです。

もらったらその配布していた人は、非常に嬉しそうな顔をしていました。

私って優しいでしょう?(笑)

あまりに便利すぎると、人の痛みがわからなくなるのです。

この宗教に入って祈れば大丈夫なんて言っている人は論外です(笑)。

ですからいろんなことを体験してくことが一番大事なのです。

この本が書かれた80年代にも、そして今もものの考え方の世代ギャップはやはり存在しています。

タテ関係を重視した儒教道徳による親孝行を絶対視するような家族観が公然と残っていましたし、今もあるでしょう。

80年代においては、親がごろ寝しているだけで、威張っているだけのパターンが多くあったようですが、それは私は批判したいです。

そのような家族ではやはり、その親を見本にして子供たちがそれを真似して互いに傷つけあい、なじりあうようになるからです。

実際にそういう家族を見てきましたし、本などでそういうパターンを多々知っているからです。

私が尊崇してやまない極真空手の創始者である大山倍達総裁は、トイレが汚れていたら自分から進んで清掃したようです。

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大山倍達総裁

1200万人の門下生の一番偉い人がそういう態度でいるのですから感心せざるを得ないです。

何事も無批判というのはいけないものです。

何事も特長と欠点があるのですから、その両方を吟味して、良き方向へもっていくために分析し、考え、行動していかなくてはいけないのです。

ことは家族関係でも同様です。

家族の精神構造に変化はやってきますから、そこを分析して、どうしたらいいかを勉強し、行動していかなくてはならないでしょう。

その際にこの本が一助となると私は思います。

●この本は以下よりどうぞ!

家庭のない家族の時代 (ちくま文庫)

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家庭のない家族の時代 (ちくま文庫)

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小此木啓吾氏の本の紹介

シゾイド人間

モラトリアム国家、日本の危機

ケイタイ、ネット人間の精神分析

あなたの身近な困った人たちの精神分析

 

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矢野暢 『衆愚の時代』

2016-07-12 11:24:28 | 現代社会

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この本の著者である矢野暢氏も、大学時代に政治学を専攻していた私には注目せざるを得なかった学者でした。

その文体も、その学の奥深さにもやはり驚嘆せざるを得なかったのが事実です。

このかたは、クラシックミュージックにも造詣があり、そのせいか、矢野氏の書く文からはクラシックミュージックのもつ優雅な雰囲気を感じることができると感じたのはわたしだけではないでしょう。

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そういう魅力を有する学者はやはり読んでいて愉しい時間がすごせるのです。

この本は、 『衆愚の時代』と題されていますが、その標的がやはり現代人であることに間違いはありません。

衆愚?この高学歴化した現代で、しかも本や雑誌が多く刊行されているのに衆愚なんておかしい、そう感じる人が多くいても不思議ではないでしょう。

そこで怒らずに虚心坦懐に、この本を全部読み進めてみると、現代社会の弊が潜んでいることが分かるのです。

なぜ現代が衆愚の時代なのか? 興味の湧いた人は、どうぞこの本を読むことをお勧めします。

80年代の後半におきたリクルート事件は、やはりそのリクルート議員のバッシングをメインに解決を試みていましたが、矢野氏に言わせればそれだけではいけない、というのです。

リクルート議員の犯した政治的な不都合の第一は、国民一般が共有できない政治のルールないしスタイルを政治の世界に導入したことである、ということを書いています。

ここを読んで私は、「なんて奥の深い造詣や思考回路の選択肢がある人なんだ!」と思いました。

やはりこういう思考ができる人というのは、常日頃からいろんなジャンルの本を読んでいないと不可能ですね。

そういう状態が現れることをラッセルも危惧していたというのです。

矢野氏のモラルとしては、「民主主義を成り立たせる肝心の事柄は、為政者と被治者、大衆とが価値観や規則を共有することである。」というように書いています。

これも、単に本を読み重ねるだけでは出てこない文言であり、研究を重ねるのみならず、考え続けなくては出てこない文言でしょう。

それでいて、読み手に説得的でなくてはやはり意味がないのです。

私のみならず、本好きな人は、単なる情報の寄せ集めてきな本では満足できません。

やはりその書いた人のオリジナリティあふれる本でなくては。

この矢野氏は非常にオリジナリティのある人だと感心します。

しかし、このような「為政者と被治者、大衆との価値観の共有」のギャップの深まりはやはり日本のみならずどの国でも必然的に起こる事柄でしょう。 終戦直後はやはりその一致があったのです。

だから、持てるものと持たざる者との収入の格差が非常に小さかったのです。

しかし、その格差は非常に開いていっています。

為政者はやはりお金を持っている人がなりやすいです。

しかし、大衆消費社会というように末端消費材が国民万般にいきわたってしまえば、被治者や大衆には富の分配で政治的な要求はなくなる。

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すると為政者たちは、さらに自分たちの懐を肥やそうと考える。

それでも有権者は自分の生活が普通にできるようになればそれほどの不満は出なくなるものです。

それでも、自分の生活を向上させようと思うならば、自分で考え、自分で勉強し、収入を増やすように努力していくのがベストでしょう。 その格差を是正するように選挙候補者に託すのではなく。

それから矢野氏は、「政治の原罪」「政治の原恩」という概念を創り出しています。

政治の原罪とは、政治はもともと汚いものを含まれているのであって、その汚いところがでてきたらすぐさま批判してやまない意識のことを言います。

政治の原恩とは、政治が施行されるだけで無意識にありがたがる意識のことを言います。

現代のマスコミは、前者に多く傾いている、というのです。

世論が厳しく追い込んで本人が自主的に職を辞するか、立候補を断念させる、という手法ですね。

こういった裁きは、歴史的事実関係を妙にあいまいにしてしまう単純化の政治力学が働きがちである、ということです。

またニクソン大統領ウォータゲート事件においても、ニクソンを裁いた側の罪ないし罪の意識の道筋をも明白にしてみるべきだと言っています。

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ニクソン

ニクソン個人の罪だけに還元してしまってよいものかどうか、ということですね。

このところは私も非常に瞠目せざるを得ない分だと思います。

この本の111ページにおいて、矢野氏「正しい裁きとは、実は裁いた市民のほうも罪の共有感の意識に苦悩しつつ、「裁き」のむなしさに絶望し、また人を裁いた罪の意識のもとでひそかに涙するという局面をともなうものなのである」というように書いています。

これは非常に奥の深い学者の言であるといわなくてはなりません。

世紀の大新聞社から出た情報だからだとか、世紀の大テレビ局から出た情報だからだという理由で無批判にしてしまっていいものかどうか、ということは常々思っていました。

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何か納得できない部分が多くあり、信じきれないあいまいさが残ったことが多くありました。

田中角栄中曽根康弘鈴木宗男といった政治家のスキャンダルですね。

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新聞やテレビではいずれも大バッシングでしたが、はやり腑に落ちない部分が依然として残っていました。

それがのちにインターネットの登場で闇の権力者の陰謀であったことが明らかになったのです。

ことはインターネットだけではなく、のちになって本でも明らかになることもあります。

確かにインターネットにある情報がすべて正しいとは限りませんから、吟味は必要です。

ですが、テレビや新聞に出てくる情報のすべてが正しいとも限らないのは間違いありませんから、双方を吟味していくことが重要です。

特定のスケープゴートを求めたうえで裁きを加える、こういうのを「シーラ」というのだそうです。

それと対比する、革命的な情熱が充分満たされなかったときにやってくる反動的な状態を「カリブディス」というのだそうです。

学生時代の私がまさにカリブディスの状態でした。

大学で講義される科学は、社会にある問題点を良き方向にもっていくためにあり、その内容を勉強して、それを良き方向にもっていくために多くの人が行動しなくてはならないのは明白です。

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しかし大学生のほとんどは講義を受けるわけでもなく、本を読むわけでもない。

その状態に辟易していました(笑)。

矢野氏の描写によれば、「シーラは力を失い、そしてカリブディスというしらけでもない。何か別の政治的な心理的状態がしたたかに芽を吹きだしていることは間違いない。」というのです。

あまりに次から次に情報が出てくる現代において、そういった吟味をしていく余裕がなくなり、確かな情報が得れなくなる、また吟味しないで終わってしまう、いくら現代社会において高学歴化していっても。

それがまさに衆愚の時代なのです。

情報を逐一吟味していくのは、非常に骨の折れる作業であり、文字好きな人でないとするのは難しいでしょう。

いくら高学歴化してもその文字好きな人の全体での割合はそう変わらないのは明らかでしょう。

自分がある組織に属すると、その組織の長のことの称賛したことしか書いていません。

すると、その長に対して無批判になってしまうのです。

その内奥について是か非かの検証はやはり、その長の批判者の言を読むことです。

でもその作業をする人は少数派です。

それでその長のいうがままになってしまうのです。

その最たる例は宗教団体ですね。

その教祖に対して無批判になってしまうのです。

そして、その長のやりたい放題、無反省になってしまうのです。

そうならないためには、称賛者と批判者の両方の言を聴く、読むことが大事なのです。

それと大衆が、シーラでもカリブディスでもない政治的無関心が広がっている。

こういう状態は、やはり衆愚の時代といっていいでしょう。

しかし衆愚という文字から誤解を与えてしまっている観がありますが、国民全体が思慮分別のない幼稚な状態に引き下がったというのではなく、確かな情報を得れないでいるがためにその状態を憂えているのです。

また政治的無関心になってしまうのも、経済的に豊かになった国には必然的になってしまうことであり、それだけ日本が経済的に豊かになったということで喜んでいいのだと思います。

しかし正義感の強い人は、やはり昨今の格差社会には怒りを覚えるでしょう。

それを是正するためには政治家にその思いを託すのではなく、自分が豊かになるための努力をしていくのが望ましいでしょう。

自分が正義感の強い思いを持っていてもほかの人も持っているかどうかはわかりませんからね。

それが一番望ましいのです。

その他、この矢野氏の本は、非常に奥深く、いろんな説得的な考えが書かれていて、ものすごく勉強になるのです。

私の大学時代は政治学の専攻でしたが、ゼミの先生は丸山真男の本を何冊も、何回も読んだためにボロボロになってしまった、ということを言ってました。

しかし私は、この矢野暢氏を称賛します。

本を読んで一度きり、それで古本屋に売ってしまうパターンは多くありますが、この矢野氏の本は別格です。

この先、何回読むかわかりません。

それくらいに希望の持てる著者です。

そんな衝動に駆られたいかたは(笑)、この本をお勧めします。

●この本は以下よりどうぞ!

衆愚の時代―「神々は渇く」の政治学

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衆愚の時代―「神々は渇く」の政治学


★その他、矢野暢氏の本の紹介ページ

『フローの文明 ストックの文明』

 


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中嶋嶺雄、深田祐介 『アジアの世紀は本当か』

2016-07-03 17:21:00 | 国際社会

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この本は20年以上も前に発行された本ですので、あまり注目されなさそうですが、私は今も興味深く読める本だと思います。

中国研究の第一人者である中嶋嶺雄さんと深田祐介氏が交互に論文を書いていく形式の本です。

今や世界第2位になった中国ですが、当時はまだ経済発展には離陸したばかりのところでした。

しかし、91年ソ連が崩壊して、社会主義はだめだとわかり、どの国も市場経済化を図ることにしたようですが、ことはそう簡単ではなく、その社会主義の残滓が残っていたがためになかなか市場経済化がうまくいかなかったようですね。

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私も大学で特殊講義として、中国の政治と経済について学びましたが、そこで分かったのは、社会主義の残滓のみならず、中国の広大な領土と人民、他民族、多言語のために統合がうまくいかないということが分かりました。

やはりそういうことが要因になって、中国の前途はまだ多難だな、ということが印象として残ってます。

この本で書かれている中国社会主義の市場経済化への難しさを物語った内容は、以下です。

他社とは競争をせずただものを作ればいいという社会主義を採用していたがために、中国の郷鎮企業が依然として立ち遅れている。

集団農場制も生産請負制にしましたが成長のスピードが遅い。

こういった改革を進めていても、犯罪が多発していてその改革をさらに遅らせてしまっている。

公安警察、人民警察の強化をしてもそれほど意味のない状況であったようです。

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のみならず、社会主義国のつねとして官僚天国であったがために、三角債が9000億元もあったのです。

それだけでなく、中国は人治国家であるがために、いきなり法が変わり、いきなりものに税金がかけられる、ということにもなっていたようです。

このように法の規範が中国では緩いために、法を犯したらいけない、ということが西洋諸国の国民のように内面化されていないがために、平気で契約を不履行にする会社も多くあるようです。

『中国現代化の落とし穴』という本を読んだことがあるのですが、そこには中国の契約履行率は60%だそうです。

商品の売買契約を結んでお金を渡す、あるいは振り込むもきちんと商品が届くのは60%前後ということです。

これでは健全な経済発展は望めませんね。 また労働争議が多発して50%もの賃上げを要求なんていうこともあり、こういう争議もまた順調な発展を妨げている、ということです。

それにお金のほしさに、娘を農村に売るなんていうことも公然とおこなわれていたというから驚きです。

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上海のような経済特区は潤っていたが、中国本土は農業人口が全体の80%を占めていて、工業生産が遅れてしまっている。

それに、外交の企業が中国にきて、技術の移転を合弁でしても、中国の会社はその内容について理解できるようになると、「もうやり方が分かった。だから合弁契約は解消しよう!」というようなことを平然と言ってくるのだそうです。

自動車が国の中を走るようになると、その自動車を買い、そのためのガソリンを買い使うというプロセスの中で、経済は潤うことになりますが、そのためには、道路、ガソリンスタンド、街路灯、交通標識、法規があって初めて意味があるのですが、当時の中国はまだ砂漠状態だったのです。

しかも、環境対策がなされないまま産業化工業化が進んでしまったがために、毎年10%の国土が砂漠化していったようです。

当時、江沢民が国家主席と党書記長を兼ねていましたが、当時も中国は、党がどう考えているかによってすべてが決定されてしまう、という状況であったようです。

また首相批判の本や新聞を国家のれっきとした出版社は出せていない状況でした。

これでは、民主主義を満たすことはできないのは明白です。

また中嶋嶺雄氏が、人民解放運を、アメリカの軍産複合体になぞらえて「軍商複合体」というように書いていますが、その人民解放軍による圧制が行われていて、軍医システムの膨張化(ミサイル、核開発)が野放図的になされている、ということです。

こういったマイナス要素が中国にはいっぱい横たわっていましたが、それとは対比的に台湾では順調に経済が上向きになっていたようです。 その様子は以下です。

李統輝が首相の時に農地改革が成功しました。 小作料を、50%から37.5%に引き下げたことにより、農業水準を上げたのです。

日本、台湾、韓国は貧富の差が小さく、富の再配分が平等に行われている国でした。 そして開発独裁から、民主主義政治へ移行できた国だったのです。

日本は、十河信三総裁の英断で世界最高速の鉄道である東海道新幹線を敷設することができました。

韓国は、首長を選挙で選ぶのです。

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95年当時、韓国の成長率は実に8.4%でした。

三星自動車は日産と提携し、その役員は全員一級整備士の資格を取っているというのですから素晴らしいですね。

現場第一主義なのです。

その他、ミャンマーは台風がないから耕作の大地としては適切で、この地の特産物であるモモやアンズの加工工場が日本から進出していたようです。

また、タイも経済開放で工業国家化に成功。

またインドも三権分立と民主主義の浸透が見られ、慣習を重んじ、契約を重んじる文化に活路を見出されるとしていました。

不安材料が横たわる中国に対して、こういったアジア諸国には順調な活路を見出されるとう対比の関係で描写がされているように私は感じました。

そのような中国に対して、日本はアジアのために中国を牽制し、それに対する積極的な外交をしていくべし、ということが書かれていました。

しかし、その後の経緯を見てみればわかるように、中国は経済的に飛躍を果たし、今や世界2位の経済的地位を獲得しました。

そのターニングポイントとなるのが、やはり朱鎔基が主席になったときでしょう。

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朱鎔基

朱鎔基は1200人中300人のリストラを断行しました。

「部」や「委員会」も40から29にまで減らしました。 のみならず、浦東開発計画を成功させ、中国版の不良債権である三角債問題も解決、97年にアジアをおそった金融危機の際に朱鎔基は「中国は断じて元の切り下げはしない!」と毅然とした態度を示し、その結果インフレは鎮静化し経済発展の軟着陸に成功したのです。

これは莫邦富という中国人ジャーナリストの書いた『アジア覇権の行方』という本に詳しいので、参考図書としてお勧めしたいです。

しかし、喜んでばかりはいられなく、中国は依然として犯罪大国、人治国家であり、そのために、経済大国になっても依然として治安の悪い国であることはいうを待ちません。

それは、中国という国が何百年、いや千年以上もかかってつみ重ねてきた文化の結果であり、西洋諸国に倣ってこうしたほうがいい、こうすべしということを規範として提示してもなかなか変わるものではないことが明白です。

同じく莫邦富という人の書いた本である『蛇頭』という密入国斡旋業者のドキュメントについて書いた本を読むと、とにかく中国人は自分が生きていくためになら法を犯してもかまわない、人が犠牲になってもかまわない、というような気風を持っている、ということが分かります。 それが公然とおこなわれるのであれば、健全な人間関係を他国の人たちと結べるわけはありません。

先にも書いたように、『中国現代化の落とし穴』という本には、「中国での契約履行率は60%」ということからもわかるように、こういうことも公然とおこなわれるようであれば、これから先健全な発展を果たし、健全な関係を外交と結ぶのは難しいでしょう。

天児慧という、私が大学時代に読んだ中国研究者として有名な学者の本を読むと、「中国人は平然と約束を破る」ということが書かれています。

ここを読んで私は、「そんなことはないでしょう。たとえそういうことがあってもきちんと人間関係を結んでいけば中国人もきちんと心の交流をしていくでしょう。」と思いましたが、やはり天児氏のいうことのほうが正しかったようです。

今の職場にはたくさん中国人がいます。

その人たちといろいろ話して、お茶をあげたりジュースをあげたり、お菓子をあげたりしましたが、彼らは「ありがとう!」ときちんと言います。

それで安心していました。

しかし、それ以外の礼儀がまるでなっていません。

「最近あの中国人見ないなあ」と思い、その中国人はどうしたのかと思い、訊いてみるとやめたのだといいます。

私は、「何で?あんなに世話したのに何にも言わないで辞めちゃったの?」と不思議でした。

日本人ならお茶をあげたりジュースをあげたり、お菓子をあげたりしたら、辞める時に「今日で辞めます。これまでありがとうございました。」というようなことを言うのが当たり前です。

その中国人のみならず、そういうことを平然としている中国人は多くいました。

一緒にお酒を飲みにいったにもかかわらず、何にも言わずに辞めていった人もいるから驚きです。

こういったことは中国が1000年以上も積み上げてきた文化の結果であるから仕方ない、というような意見が出そうですがコメントに困ります。

礼儀や義理、人情を教えた孟子、孔子といった人をうみだした中国であるから、中国人はみな礼儀にたけているかと思いきや全然逆ですからおどろかざるを得ません。

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こういうことが平然とおこなわれるならば、これから先ビジネスをするに際し、中国人と提携するわけにはいきません。

こういったことを考慮すると、今世界2位の経済大国の地位を手に入れたといっても、そのまま無批判でいるわけにはいきません。

その改善を、中国がまた中国人が改善していく姿勢を見せてくれることを期待しています。

この本のみならず、『アジア覇権の行方』『蛇頭』『中国現代化の落とし穴』といった本はもちろん、それに関係する本をふせて読むと面白いと思います。

●この本は以下よりどうぞ!

アジアの世紀は本当か―ポスト〓@68B0@小平をズバリ読む!

 

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★その他おススメ本

アジア覇権の行方―日本を脅かす中国その実力と正体

蛇頭(スネークヘッド) (新潮文庫)

中国現代化の落とし穴―噴火口上の中国


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