オヴェ.コースゴー 『政治思想家としてのグルントヴィ』

2017-01-14 10:54:29 | 哲学、思想

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これから日本が少子高齢化に向かい、そのための高福祉社会を見習うためという目的と、人類の危急存亡の時代を迎えているということで、環境政策を見習うため、その両方において先進国になっている国々として、スカンジナヴィア諸国の地域研究の勃興が90年代後半からなされていました。

そのための良書を提供している出版社として私は新評論をお勧めしたいですということで、この出版社から出た本をこのブログで沢山紹介してきました。 高福祉社会や環境政策のみならず、政治思想においても日本が見習うべき思想家がいたということで、今回はデンマークグルントヴィについての本を紹介したいです。

フルネームはニコライ.フレゼリク.グルントヴィです。

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グルントヴィ

グルントヴィ18世紀後半において、教育と社会の哲学に関する数限りない著作を出した人だということです。

この本を書いたオヴェ氏は、デンマークにおいて、グルントヴィの名前は国民形成者としてある程度は知られている。 しかし他の国で、グルントヴィに匹敵する人を見出すのは難しい」 と看過しています。

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こういう自己主張をしている箇所を読むと、それ以降を読み進めたくなりますね。

その主張の是非は読んだ人に任せますが。

日本のように、島国で国境=海岸線という国に住んでいると、ユーラシア大陸のように、国境が道路等で引かれ、しかもその国境を容易に行き来できる大陸に住み、しかもその他国と言語が違う場合や、また同じ国内でも複数の言語がある国の政策に対して100%の同情を寄せる、ということが、なかなか理解できないですし、もし100%できるという人がいたらその人は傲慢そのものでしょう(笑)。

こういったことについて書かれた本をたくさん読んでも、それは観念的で終わってしまうでしょう。

やはり他国の理解、あるいは国際政治を理解するためには、自らがそういう具体的な経験を積むことで初めて可能になるのだと思います。

本を読むのは大切ですが、経験を自ら積んでいこうという気概が必要ですね。

デンマークもそういう国として例外ではなく、やはり周囲が他の国に囲まれている国です。

その際の国民形成に関し、グルントヴィは、「新しい社会は共通の信仰に基づいて作られるものではなく、共通の歴史、共通の言語をもったデンマークの市民であるという共通の経験に基づいて作られるべきである。」という言を残し、それが後世に多大な影響を残したようです。

この本の著者であるオヴェ氏は、デンマークの国民形成において最大級に重要な人物として、正当にみなされている。」とまで書いています。

こんにち、われわれは国民国家、民主主義、そして憲法体制をあらゆる政治理論の基礎とみなしているが、これらはグルントヴィの時代には当てはまらなかったのだそうです。

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その先駆をなし、それを形成するに際し、影響を残すことは非常に偉業的なことであるのはいうを待たないですね。

19世紀初期のナショナルなロマン主義がやってくると、民衆の概念は有機体として理解されたようです。

共通の言語、共通の歴史、共通の文化によって結び付けられたものになった、ということですね。

身分はその土台を失い、民衆の概念がとって代わったようです。

その際に、グルントヴィが主要なリーダーになったのです。

その原動力ですが、グルントヴィの場合、モンテスキューと同様に愛を国民形成につながる推進力とみなしたのだそうです。

「共通にもつ者への愛」

ということですね。

まさに社会科学を学ぶ人にとってはこういうものを推進力にすべきだと思ったのです。 地球全体に対する、人類全体に対する愛、ですね。

学びそこで学んだことを生活に移す、これは何の栄誉もつくわけでもなく、金銭的な見返りがあるわけではないです。

しかし、そういう愛の推進力があることで、人は人を惹きつけることになるのではないでしょうか、そんな気がするのです。

それに共感した人は、グルントヴィの思想を学んでみる必要があるのではないでしょうか?

グルントヴィが活躍した時代には、まだ国王が政治を司っていた時代ですが、その国王の絶対的な権力は、「人民からの贈り物であり、共通善を促進するために彼の権力において、すべてをなすことが国王の義務である」としたのです。

やはりこれは民主主義を考えるに際し、熟考に値する事柄でしょう。

国王による統治…これは現代の常識では異端とされていますが、それについては、グルントヴィは全面から反対はしなかったのです。

それは、教育の施されていない民衆たちによる政治については良い目では見ていなかったのです。

それは民衆を馬鹿にしていたのかというのではなく、教育の施されていない民衆による政治はやはり衆愚に通じるということです。

前に紹介した佐伯啓思氏の本によれば、吉野作造の言が引用されていますが、そこで、

「具体的な事象についての人民多数の民意などというものはあまりに雑然としており、日々刻々と動揺するものである。 しかし、この動揺にも中心があって左右に振れながらも何かある中心にむかって動いているものである。 そういう見えざる意思の主体を認識できるものが少数賢者ではないのか。」

非常にこれは至言であり反論の余地のない言葉ですね。

そういう見えざる意思の主体が輿論ということです。

「その少数賢者に課された課題が、社会の日々の変動や情緒が渦巻く時間と空間を相対化し、過去や未来という長い時間のうちに現在を置き、世界という広い視野に立ち、ある程度、状況から身を引き離して眺めることができる時間と能力で、人民が何を求めているかを解釈することである。」 といいます。

そのことについて書いた佐伯啓思氏の本は以下です!

 ↓

http://72405615.at.webry.info/201612/article_1.html

もっともらしい意見があると、それに付和雷同してしまう、それが教育を施されていない民衆であるのですから、そうではなく社会全体の把握、それをできているのがやはり少数賢者なのです。

そういう少数賢者を育成していくのが教育であるとすれば、それが施されていない当時のデンマークではやはり民衆に政治を任せるのではなく、国王という選択肢しかなかったのだ、ということが言えるでしょう。

そのために必要なものとして、グルントヴィはホイスコーレを設立したのです。

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ホイスコーレ

その機動力的な要因はやはり先に挙げた、「共通にもつ者への愛」であることは間違いないでしょう。

その教育機関によってどれだけのレベルになったら民衆による政治が可能かはわかりかねますが、とにかく教育は欠かせないのは言うまでもないことですね。 私は、そのことを大学在学中にも思ってました。

そしてその意見に変わりはないですし、この本を読んでその思いが強化されました。

その理念について深く書いた本として、新評論から『デンマークに生まれたホイスコーレの世界-グルントヴィと民衆の大学』という本がでて、それが改訂されて『生のための学校』という名になって刊行されています。

その本もおすすめしたいですね。

政治を行うのは、少数賢者でありエリートでなければならない、というのは社会科学の先端をいっている学者たちの意見と私は同じです。 社会全体、歴史全体を見渡した知識や知恵を蓄積して、最良と思われるものを選択できる人間である、ということです。

ですから、この人が政治家になったらいいじゃない!と思われる学者は多くいます。

しかし政治家にならない学者さんがほとんどいないのは不思議ですね(笑)。

理念を実行するのが科学の理念です。

その理念を実際に人生で行動したグルントヴィ氏は偉大ですね。

グルントヴィの教育論で印象に残ったのは、フランス革命に対する認識ですね。

グルントヴィはフランス革命について、「テロリズムの支配で終わった失敗例」としているのです。

非常にユニークですが、非常に考えさせられる言ですね。

フランス革命は称賛の意見がアカデミズムでは多い中、「失敗例」としているのですから驚きです。

その詳細については、本書を読み解くと非常に読み込んでしまいますので、是非とも読むことをお勧めしますね。

またファシズやナチについても瞠目すべき言葉を残しています。

あれらについて、グルントヴィは、 民主主義があまりに少なかったから生まれたのではなく、民衆をコントロールすることがあまりに少なかったから生まれた、ということです。

非常に瞠目ですね。

その一環として教育の果たす役割は非常に大きいと言わざるを得ないのですがどうでしょうか?

グルントヴィは、教育と社会の哲学に関する数限りない著作を出したのみならず、詩を残したことでそれを読んだ人が、感銘を受け、多くの人の人生の指針にした、ということもこの本の中で書かれています。

どれだけの人を感動させたかは、正確な数値は書かれていませんが、意義深いことは間違いないでしょう。

「こうしてわれわれは豊かになった。豊かすぎる者は少なく、貧しすぎる者はさらに少なく。」

という詩が引用されています。

学術に加え、芸術的な特徴も備えていたということは、非常に憧れる存在ですね。

このグルントヴィについて学びたいかたは以下よりどうぞ!

  ↓

政治思想家としてのグルントヴィ

モバイル

政治思想家としてのグルントヴィ

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その他、おすすめの本は以下です。

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