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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
<一色鰻もどぎ>と<飛騨牛もどき>(その2)
昨日書こうとした段階では、飛騨牛卸食品会社『丸明』の飛騨牛等級偽装を問題にしようと思っていた。
偽装疑惑は、5等級から1等級まで分かれる食肉ランクのうち、飛騨牛の規定に入らない2等級の肉を3等級として販売していたというものだ。子供の通知表と同じく、5が上位で1が下位という表示の仕方である。
飛騨牛として販売されていた肉の固体識別番号をトレースしてみると、2等級であることが分かり、飛騨牛の定義からはみ出た肉であることが判明。
しかし、1日経過した段階で、広がる、拡がる。
偽装疑惑のフルコース!
偽装その2・・・産地偽装。岐阜県内で14か月育てられた黒毛和牛(=飛騨牛)以外の牛肉を、例えば、愛知県産あるいは国内産の牛肉を、飛騨牛として販売。
偽装その3・・・消費期限偽装。消費期限を4~5日先に設定して販売。
偽装その4・・・消費期限切れの肉の再利用。傷んだ肉をミンチにして、傷んでない肉に、混ぜ混ぜ。腐った肉の臭いは分からないが、従業員によれば、腐った肉を触ると、一日中臭いが取れないとのこと。
今回の社長も、北海道のミート・ホープの社長同様、従業員が勝手にやったこととして、自らの指示を全面完全否定!
元従業員や従業員は、社長の指示があったと大激怒。
そりゃあーそうだ。従業員は偽装することで何の得にもならない、つまりインセンティヴがないから、自発的に偽装するわけがない。
丸明の社長!あなたの態度は、丸ではなく×。法律違反を全て<明らかに>!
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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食の安全はどこへやら…。
丸明の社長は、役人に対しては、偽装を指示したことを認めたようですが、マスコミに対しては、指示を認めていません。
往生際が悪すぎます。
ガッチャピン様のおっしゃる通り、多くの業者は真面目であり、偽装など全くしていないことでしょう。
極一部の不届き者の悪行で、飛騨牛業界全体のイメージがダウンしてしまいます。
社長たるもの、道徳的にも、倫理的にも、オサに相応しい人間性を持っていなければなりませんね。