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ファースト・フードのハシゴ。(その2)

先生との2時間40分にわたるお話の中で、幾つかの研究上の指針を得ることができた。

これまでの先生とのお話しは、全て居酒屋であったが、今回はファーストフード店。

環境の違いはあるが、いつも先生のお話しに触発されることは、変わりない。

 

私は、この9月にフィンランドに上陸する。

フィンランドの勉強はこれから始めなければならない。

スウェーデンやデンマークよりも、フィンランドの高齢者ケアを研究する方は、さらに少ない。

現在もフィンランド研究を継続しているかどうかはまだよく分からないが、私の理解では、たった4名しかいない。

現在もフィンランド研究を継続しておやりになっている方は、その半分の2名ぐらいしかいらっしゃらない。

私がスウェーデンについて行っているような、高齢者ケアの質に関する情報公開の研究は皆無のようだ。

そもそもフィンランド政府が、スウェーデンと同じように、高齢者ケアの質に関する情報公開を実施しているかどうかも定かではない。

 

そのフィンランド。

先生によれば、フィンランドは北欧の中で特殊な位置を占める。

フィンランドはロシア(旧ソ連)との戦争に敗れ、長期間にわたり賠償金を。比較的最近まで払い続けてきた。 

 先生曰く、フィンランドの原子力潜水艦も原子力発電所もロシア製であり、旧式であると。

フィンランドは摩擦を避けるために、そうした高い商品をいやいや買っているのだと。

 

事の真偽の確認はこれからの課題であるが、とにかく、ロシアとの歴史的な関係、現在の関係を抜きに、フィンランドの社会政策、社会サービスのありようは、語ることができないことが良く理解できた。

 

先生は、2か月後をめどに、スウェーデンに移住されると。先生は、スウェーデンにもご自宅があるので(ストックホルム市内)、何の心配もなさっていない。

 

ストックホルムでお目にかかりたいですとお願いしながら握手をし、小生は高島駅に向かった。

 

 

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