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降り組社会の出現。

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 ればキョトンCがスマイルSに変わります!!
過日、小泉首相および猪口邦子特命担当大臣は、ニートやフリーターを、
挑戦しないで待っている人々という意味で「待ち組」と称した。果たして本
当であろうか。挑戦しないで待っていると彼らがいう場合、その「待ってい
る」とは何を指していると理解すればよいのか。
 
 小生は、ニートやフリーターを『降り組』であると考える。ニートやフリータ
ーは、勝った負けたとか、成功した失敗したといった、アチーブメント・パラ
ダイム(勝負モード)から、降りたグループであると言ってよい。決して何か
を待っているのではなく、そのアリーナ(達成価値の世界)から「降りている
のである」。待っていると解釈するのではなく、降りているという現実を直視
しなければならない。加えて、ニートやフリーターはモラトリアムでもない。
モラトリアムは、いつか時期が来れば、達成価値のアリーナに上がるから
である。ただし、モラトリアムも、こうした未来志向のモラトリアンだけでな
く、降り組モラトリアンも広く存在するので、注意が必要だ。

 降り組社会とは、降り組の層が厚くなる社会であり、またそうしたメンタリ
ティーが蔓延する社会でもある。

 キョトンCはそう思う。因みに、小生はこのランキングから降りる気はない。
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コメント
 
 
 
ニート (t)
2006-02-20 20:49:21
先生のおっしゃること、痛感いたします。

現在、大学院に在学していますが、

大学院にモラトリアム的入ってくる学生が近年増えているように感じます。

がんばっている学生も多いのですが、

そのモラトリアム的学生に足を引っ張られ、引っ張られ、いつの間にか彼も・・・

というのをまじかで見ています。
 
 
 
Unknown (t)
2006-02-20 20:51:49
先生の意見とはちょっと違ったかもしれません。申し訳ありません。



私はモラトリアムも先生のおっしゃる

『降り組』に思えて仕方がありません。
 
 
 
拝啓、ダブル t さんへ (kyotonC)
2006-02-21 10:55:35
 初めまして、ですね?小生の意見と違っても問題ないです。見解が異なると、興奮する、ダダコネル、敵意をむき出しにするなど過剰反応する同業者がいるかもしれませんが、小生は、大丈夫です。福澤諭吉先生も、多事争論こそ素晴らしいとおしゃってます。

 で、大学院生のモラトリアンですが、tさんのおっしゃる通り、降り組モラトリアンもいれば、未来を見据えた伝統的な頑張っているモラトリアンもいると思います。ご指摘のように、降りモラが前向きモラを駆逐するムードも強くなっていますね。我が社も例外ではないのですが、そのような動機で入ってくる院生も拒否しない風潮が全国の院で蔓延していると言えます。
 
 
 
Unknown (t)
2006-02-21 12:33:44
すっかり挨拶を忘れていました。

改めは、はじめましてです。



先生の言葉に、いま少し悩んでいる状況などが重なりあい、思わず投稿をしてしまいました。大学院はどうしても個人研究だと感じています。グループの場合もありますが、結局は一人で論文をかいて、発表をし、攻撃(質問)されるのは一人です。

なのですが、なかなか結果だけでなく、

人間関係もゴロゴロとしていて。

『これも人生!』とわけの分からない解釈を日々していますがw



私もスウェーデンに関しての研究をすこーししており、先生のブログに行き着きました。

今後も楽しく拝見させていただきます。





 
 
 
tさんへ (kyotonC)
2006-02-24 11:20:21
 スウェーデンの研究をなさっているとのこと。どちらの大学院ですかあ?是非情報交換したいですね。我が社の小生宛にご研究の成果をお送りください。楽しみにしています。
 
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