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千年の古都のタイムトンネル
京都の歴史 その375
とても広大な寺内町だった山科本願寺ですが
「天文法華の乱」により焼け落ちてしまいます。
その後、宗門の中心は大坂の石山本願寺に移され、
一向宗はさらに勢力を強めるが、
織田信長との１１年にもわたる戦いに実質上敗れて、
時の門主・第十一世顕如は、
天正８年 ( 1580 ) に大坂を明け渡し和歌山へ退転する。
これによって全国の一向一揆は幕を閉じましたが、
信長の死後、顕如は豊臣秀吉にによって呼び戻され、
天正１９年 ( 1591 ) 京都の六条堀川に
東西三百間、南北二百八十間の寺地を与えられ、本願寺を再興した。
これが現在の西本願寺の基となるのですが、
顕如は翌年に亡くなり長男の教如が門主を継承する。
しかし、
秀吉の不興を買った教如はすぐさま隠居し、
弟の准如にその地位を譲るが、
信長の石山攻めに最後まで抵抗した、
教如に対する一門の畏敬の念は強く、
教如は隠居後も隠然たる力を持っていたらしいようです。
今回はここまで・・
続きは次回に・・ 
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