オヤジのひとり言

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「京都、したはりますか??」

2005年10月01日 | オヤジのひとり言

「DO YOU KYOTO ・・・??」 

「京都、したはりますか??」

シリーズ1 

先ずは住まい編

暖房装置でもあった「おくどさん」。

科学された「はしり」の床暖房

「うなぎの寝床」とも、呼ばれている京町家は、

間口割の税金対策で究極の節税策です。

この京町家は、

表から裏まで、家の片方が土間になっています。


この土間の一部が「はしり」と呼ばれる台所。

ここは大屋根までの吹き抜けで

明かりを家の中まで引き込む知恵なんですが、

いかにも冬は寒そうな空間です、

しかし、

「おくどさん」を実際使っていた頃は、

実は

家の中では一番暖かい場所でした。

「おくどさん」とは竈(くど)つまりカマドのことで、

その家の家族構成や規模によって、

五つ竈や七つ竈等と数に違いは有ったものの、

御飯も味噌汁も

竈に槇を焚いての作業で、

調理中は勿論、火が消えた後も

「はしり」は、

ほのぼのと暖かい場所でした。

というのも床の石やレンガに有ったようです。

熱を蓄える性質の石が敷き詰められた

「はしり」は、

おくどさん式床暖房が施された空間でもあった訳です。

現在でもレンガや石を蓄熱材として室内に取り入れる

現在のパッシブソーラーシステムと同じ原理が、

「はしり」の床が

「かまど」の熱を蓄積していたという訳です。

また、

調理と暖房だけではなく、

紙屑などの焼却装置でもあった「おくどさん」は、

一石三鳥のとっても優れた省エネ装置でもあったようです。


そう言えば・・


家のおばあちゃんも・・

紙屑はおくどさんの焚き付けやお風呂の焚き付け用に、

別に取って置いていたなぁ~

キャラメルの空き箱や割り箸だって、

決して無駄にしない。

「もったいない・モッタイナイ」が口癖だった。

昔の人は、

確かに無駄はしなかったですねぇ~

特に・京都の女の人は・・w w w w ??