オヤジのひとり言

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月の不死再生

2015年04月28日 | オヤジのひとり言

月相の変化は、

「誕生 → 成長 → 老化 → 死滅 」 「 再生 」という

カイロス時間の円環構造を示しています。

その様子から、月神は古代人にほぼ共通の認識として、

不死再生や輪廻転生の象徴とされ、

夜の冥界の支配者と考えられていた。

月の満ち欠けが啓示する死と復活のイメージは、

色々な民族の「死の起源説話」に盛り込まれています。

また、

形の変化が日を数えるのに大変わかりやすく都合がよい為、

多くの民族が暦をつかさどる神としています。

暦とは日読 (かよみ)が語源だろうといわれています。

日本の月神 (ツクヨミ)もまた「月読」ですから、

冥界の支配者であるとともに、

暦を司る神さまでもあったようです。

 


月の満ち欠け

2015年04月25日 | オヤジのひとり言

太陽は見かけの形は変わらないが、

月はいつも満ち欠けを繰り返しています。

ある日、西の空に細い三日月として誕生した月は

日ごと成長して天空を移動していき、

やがて東の空で満月を迎える。

ここで力が最高潮に達すると、

今度は年老いてやせ衰えていき、

ついには姿を消してしまいます。

そしてその三日後、

死んだはずの月は再び三日月として西の空に甦ります。


古代のストーンヘンジ

2015年04月23日 | オヤジのひとり言

カイロス時間においては、

あるサイクルの終焉は次のサイクルの始まりでもあります。

冬至を境にして、太陽は再び

高度をじわじわと取り返し、

世界は再生へと向かいます。

冬至は太陽が復活する日でもあり、

世界各地で太陽の復活を祝う

冬至にまつわるお祭りが行われています。

こうしたことから、

人類が最初に認識した方角は

夏至と冬至の太陽の出没方位だったと思われ、

それを端的に示す遺跡が

世界中に数多く残されている。

 例えば

イギリスの新石器時代の

巨石遺跡ストーンヘンジは、

遺跡の主軸が

夏至の太陽が昇る方角と正確に一致している

夏至の日の朝、

昇ったばかりの太陽の光は、

80メートルほど離れたところにある

ヒールストーンの上を通過して、

巨石の環の中心に射し込むのです。

中央に馬蹄形に配置された五基の巨石は、

まるでその光を受け止めるキャッチミットのようなカンジです。

おそらくストーンヘンジは、

この世で最も神聖な光とされた

夏至のご来迎のエネルギーを捕捉しようとして

建造されたものなのでしょうねぇ~

 この他にも、

アイルランドの巨石遺構 ニューグレインジでは、

冬至の朝日だけが石室に射し込みます。

現在では歳差の影響で太陽の光が

最奥部まで達しなくなってしまったが、

かっては最奥部の石に刻まれた

三重螺旋模様を照らしたといわれています。

 

 

 


太陽の聖なる力

2015年04月21日 | オヤジのひとり言

太陽は毎朝決まって東の空で誕生し、

まばゆいばかりの光を放ちながら天空を移動して

世界に昼をもたらし、

夕方には西の空へ沈んで死んでゆきます。。

そして、

例えば古代エジプトでは、

夜の太陽は死の世界を西から東へ巡ると信じられていました。

 太陽はまた、

一年の季節変化の周期をもたらします。

夏になると次第に活力を増して空高く昇るようになり、

灼熱の日々がやってきます。

とりわけ夏至の日は、

太陽の聖なる力が絶好調に達する特別な日です。

冬には太陽の力が衰え、

自然界の流れが滞るようになります。

冬至は太陽の力が最も衰える日で、

多くの民族が、

当時の太陽が沈んでいく先に冥界があると考えていたようです。

 


太陽と月の神話

2015年04月19日 | オヤジのひとり言

「時間」という概念に対する我々人間の認識には、

相矛盾する二面性があります。

それは、

歴史や年代記に記されている時間(クロノス)は、

世界全体に一様に流れ、

例えば、

砂時計のように過去から未来へと

直線的に進んでいきます。

 それに対して、

「昼と夜」 「月の満ち欠け」 「春夏秋冬」

といった自然界のリズムは、

日時計のように延々と環境運動を繰り返しています。

この永劫回帰する運動(カイロス)は、

神話や儀礼などに普遍的に現われる心理的時間で、

人の一生と同じく「 誕生 → 成長 → 老化 → 死滅 」 を

一つのサイクルとして、

次のサイクルと結合することによって

「 死滅 → 再生 」という円環構造を形成している。

 現代では時間といえば

常識的にクロノスを指しますが、

自然界を住処とした太古の人々にとっては、

カイロス時間こそが普遍的な時間の概念だったのでしょうね。

人々は太陽の出没によって

「一日」というカイロス周期を知り、

月の満ち欠けによって「一月」という周期を知りました。

天空を動く太陽と月は、

回帰する時間の単位を知らせてくれる、

きわめて神聖な存在だったんでしょうなぁ~

* 先日「哲学の道」の桜並木の散歩の影響かも??

 

 

 


バビロニア神話

2015年04月18日 | オヤジのひとり言

一方、

バビロニア神話では、

神々の戦いに勝ったマルドゥークが敵対した

ティアマトの死体を2つに切り裂いて、

その一方を天として張り巡らして、

もう一方を下界の水にかぶせて国土にしたという。

天地創造したマルドゥークは、

天に星を貼り付け、

神々の姿に似せて星座を置きました。

また、

太陽神シャマシュと月神シンを天に配置して、

月ごとの運行を定めました。

天球の概念を含む、先進的な世界観であることがわかります。

このように、

荒唐無稽ななかにも

よく似たモチーフが随所にみられるということは、

太古の昔から人間の考えることはみな同じで、

根底には何かしら共感できるふ部分が多く含まれているとも言えそうですね。

人類の心の深層には、

共通の宇宙が横たわっているのでしょうなぁ~

 

 

 

 


世界の神話

2015年04月17日 | オヤジのひとり言

一例の

フィンランドの抒情詩カレワラのように、

卵から世界が生まれたとする神話も多くあります。

ギリシャ神話や

マオリ神話などでは、

原初の混沌としたなかで天の神と地の神が生まれ、

その交わりから世界が生み出されたとされています。

 先にあげたバビロニア神話や

日本でのイザナギ、イザナミによる、

国産みの神話もまた、

同じような話だと言えるのでは。

 中国では、

原初の混沌が卵の形となって

盤古という巨人が生まれます。

盤古の成長とともに天と地は分離していき、

やがて盤古が死ぬと、

左の目は太陽に、

右の目は月に、

手足と身体は山々に、

流れた血は河川に、

歯や骨は岩石と鉱物に、

といったように、

盤古の死体から世界が出来上がったとされています。

 何かを造るときには

当然その材料が必要になりますが、

中国の人々が天地創造の材料として考え出したのは、

巨人の死体だったというわけです。

 また、

創造神が、

対立する悪神の死体を材料にして

天地を造るという話も数多く伝えられています。

 

 


神話のはじまり

2015年04月15日 | オヤジのひとり言

多くの神話は、

先ずはじめに・・

世界のはじまりについて説明しています。

 バビロニアでは、

原初の混沌とした霧の中で

淡水の神 アブスー と、

塩水の女神 ティアマトが交わり、

多くの神々が誕生します。

これは、チグリス・ユーフラテス川の

河口付近のデルタ地帯を思い起こさせる情景です。

 北欧 エッダ神話では、

霧に包まれた巨大な裂け目の底で、

原初の牛が水をなめて飢えをしのいでいると・・

水のなかから最初の神 ブーリ が出現します。

これもまた、

氷雪に閉ざされた極寒の地をイメージさせるものです。

 このように創世神話の多くは、

其々の民族の特質や世界観を

色濃く反映しているのですが、

その一方で、

神話のなかには似かよったモチーフもあり、

いくつかの典型的なパターンが随所に見られます。

 

 


民族の神話

2015年04月13日 | オヤジのひとり言

前回のような

万物の根源に関わる問題は

「卵が先か? ニワトリが先か」という問題に似ていますよねぇ

考えれば考えるほど頭がこんがらかってしまいます。

人間の合理的な思考能力の限界を超えてしまってます。

しかし、

民族や部族の指導者としては、

権威を持ってその問いに答えなければならない。

知恵を絞って、

いろいろな説明が試みられたんでしょうね。

それらは、

解かるはずの無いことを

無理やりに言いくるめようとするものだから、

荒唐無稽な話だったり、

何だかつじつまの合わない話だったり、

されでも、

世代を越えて語り継がれていくうちに自然と淘汰され、

やがてその民族にとって納得がいく話だけが生き残り、

神に捧げる聖なる物語へと昇華していきます。

このようにして、

神話は必然的に生み出されたのでしょうね・・・

 

 


古代の宇宙観・

2015年04月11日 | オヤジのひとり言

世界中の殆んどの民族が、

其々の神話を今に伝えています。

それらは遠い原初の時代の出来事を物語った

聖なる物語で、この世界や人間が

どのようにして生まれたのかを語っています。

 その出来事を実際に目撃した人間など

誰もいないはずですが・・

それにも拘らず、

神話はある種の真実として人々に信じられ、

幾世代にもわたって語り継がれてきました。

それは、

神話と云うものが、

「世界はどのようにしてはじまったのか」

「世界の果ての向こう側はどうなっているのか」

「最初の人間は誰から生まれたのか」

「人は死んだらどこへ行くのか」

といった、

誰でもが

大いに悩まされる

根源的な疑問に答えてくれるものだったからでしょう。ね

 


137億光年

2015年04月09日 | オヤジのひとり言

137億年前に生まれた宇宙

光の速度は有限ですから、

137億光年より向こうから来る光は、

まだ私たちのところへは到着していません。

137億光年より遠い世界は見たくても見ることが出来ません。

ただ宇宙のはじまりの火の玉が見えるだけです。

これが本当の限界なのだそうです。

この限界を「宇宙の地平線」と呼ばれています。

宇宙のしくみが人間世界とチョット似ている感じですね。

地球上でもたくさんの国々がありますが、

地平線の向こう側の国、

地球の裏側の国は決して見ることが出来ません。

「宇宙の地平線」というのは、

そういった比ゆから来ているそうです。


宇宙の地平線

2015年04月07日 | オヤジのひとり言

宇宙には多くの銀河があります。

銀河の運動を調べていた天文学者は

不思議なことを発見しました。

大多数の銀河は私達から遠ざかっているのだと。

どの方向を見ても・・・

たいていの銀河は遠ざかっているのだと。

コレは実に不思議なことです。

この運動を研究していた、

エドウィン・ハッブル(1889ー1953)は、

銀河の遠ざかるスピードが、

銀河までの距離に比例して増えることを発見しました。

宇宙が現在も膨張しているということは・・

遠い過去には宇宙は今より縮んでいたことになる。

現在の膨張の割合から逆算すると・・

およそ137億年前には、

宇宙は殆んど一点に集まっていたことになる。

宇宙は昔は縮んでいて高温で高密度の火の塊で、

その火の玉から膨張し、現在の状態になったそうです。

 

 


銀河/

2015年04月05日 | オヤジのひとり言

それぞれの市や町村が県や府といった単位をつくるように

たくさんの星団や散らばった星★

星雲などがごちゃ混ぜになって

大きな集団をつくっています。

この集団を銀河と呼んでいる。

私たちが暮らす太陽系も一つの銀河の中にあります。

私たちの銀河はおよそ2千億の星やガスの集団で、

それらは渦巻いていて

大雑把に言うと・・約10万光年にも及ぶ。

 宇宙には銀河がいっぱいあって、

銀河の群れ、または、

銀河団と呼ばれる集団つくっている。

都道府県がいっぱい集まって

一つの国をつくっているのとなんだか似ていますよねぇ~

空を見上げると、

私たちの銀河の近くにある別の銀河が見つかります。

このお隣さんの銀河として、

アンドロメダ座にある銀河。

私たちの銀河もアンドロメダ銀河と同じように・・

さぞ美しい銀河なんでしょうねぇ~

しかし、太陽系は銀河の渦の中にあるので、

私たちの銀河の全体像は

アンドロメダ銀河のように見ることはできません。

その代わり・・

2千億の星の集団「天の川」として見えています。

 

 

 


星雲の正体は?・・・

2015年04月04日 | オヤジのひとり言

秋や冬の山間部や

人工の光が少ない場所で

茫洋とした光は肉眼で見えるが、

星雲はどれも非常に淡い光なので、

その姿を肉眼で見たことのある人は少ないと思います。

望遠鏡を使えば比較的よく見えますが。

でも、写真で見る星雲はとても「芸術的」です。

宇宙空間に漂っているように見える気体(ガス)は

密度が薄く、

ほとんど真空のようなものですが、

ところどころ密度が高くなって

雲のような塊を作っている部分があります。

これが周りの星からの光に照らされたり、

自ら発光現象をしたりして星雲として見えます。

このような気体が万有引力によって、

たがいに引き合って集まると新しい星になります。

ですから、

このような気体は星の材料物質になるのです。

 


星団と星雲・・

2015年04月02日 | オヤジのひとり言

地球は?

太陽系という家族の一員です。

太陽系はちょうど一つの世帯のようなカンジ。

太陽と同じような星(すなわち 恒星)が

たくさん集まって集団を作っている。

特に、星が密集したところは星団と呼ばれ、

団地やニュータウンといったところでしょうか。

一方、

散開星団と呼ばれる星団があります。

これは当にニュータウンで、

最近誕生した星たちの集まりです。

つまり新しい世帯の集まりですね。

太陽は実は団地ではなくて、

散村の一軒家です

つまり、

星団のなかの星ではありません。

宇宙にはたくさんの星がありますが、

星雲という物もあります。

星が光る点に見えるのとは対照的に、

星空はぼーうっと広がったように光る星です。

皆さんご存知の「オリオン座の大星雲」