オヤジのひとり言

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「京都、したはりますか??」

2005年01月30日 | オヤジのひとり言

「DO YOU KYOTO ・・・??」
 





一家団らん、

一室集中。

炬燵の求心力と省エネの力???

今は何処でも有るエアコンと言う便利な冷暖房装置が無かった頃、

住まいの暖房器具は

火鉢か練炭火鉢、

あるいは炬燵ぐらいで、

その火鉢や炬燵に炭や炭団の火を入れる日が「火入れ」。

旧暦亥の月の亥の日で

現在では11月の最初の亥の日。

京では

今も

この日まで

電気炬燵のスイッチさえ入れないというお年寄りが大勢います。

火入れの日には

猪の子を象った「猪子餅」を食べるのが習わしで、

この日から

家族は何となく炬燵に集まり、

宿題をする子ども、

編物をするお母さん、

ごろ寝をするお父さんといった風で、

団欒というほどでもない冬の家庭の風景で、

炬燵の上には

番茶やみかんを盛った籠などが置かれていて、

其々がみかんを食べたり、

お茶を飲んだり、

時には誰かの足が邪魔になるなどと、

小さな諍いなどもしながら・・

夕食後のひと時を過ごしていました。

思えば

炬燵は、

家族の身体を暖めただけではなく、

心も温め、

さらにはエネルギーを一室に集中して

省エネにも大いに検討していたのです。