自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

登場人物紹介

ゆかり:長女。アルミの入門車。52-42-30×13-25。ひたむきでまじめな性格。2009年8月29日,失踪。誘拐されたものと見られる。引き続き情報求む。荻の葉:次女。スチールのオーダー車。50-34×12-25。自分を甘やかすバイク。といいつつ脚使わされる。外面如菩薩内心如夜叉。ダフネ:三女。養女にきたスチール車。ラグつき。44×13-28。見た目は派手だけど実直なよい子。じつはいろいろマニアック。犬君:四女。量産型小径車。Giant escape miniってやつです。養女に出したので,今はいないよ。roadman:廃車にされかけていた30年近く前のフレームを拾ってきてレストア。いろいろ問題はあるけど,基本いいですよこのフレーム。びっくり。おじょうさま:筆者の雇用主。しっぽのあるメカニック。基本的に何もしない。2017年8月18日,ご逝去。享年19ちゃい。コネコ:ねこ3代目。まだキャラクターがはっきりしていない。チュウネコくらいになったら名称が変わるかも。……もうコネコというサイズではないけど,いまのところまだコネコで行く。ひたすらノーテンキで,やってることはまだまだコドモ。筆者:動力発生器。燃費,性能とも悪い。最近坂が登れない。

本日操業。

2011-04-26 00:39:09 | 泡沫
このところ週末にちゃんとおそうじができていてうれしい。ガラスがきれいだとお部屋が明るく見える。

ぼけたりんごが2個あったので,アップルバターをつくった。お砂糖を焦がしてカラメルを作って,りんごとレモン汁とバターを入れて煮る。最後にメイプルシロップで甘みを調節。……ヴァニラアイスクリームが必要だ。レンジで温めて乗っけてたべたい。

髪を切りにいったら,頭皮マッサージというのを始めたから受けてみないかといわれたので,やってもらった。やってもらってる間に,胃が動くのがわかった。すごく凝っていて,頭皮がほとんど動かない,といわれた。そのときはさほど感じなかったのだけど,あとで気持ちが軽くなっているのがわかった。偏頭痛の原因って,これだったのかも……。しかし10分2100円は高い。あとマッサージクリームのにおいがすきじゃない……。ラヴェンダーとかの精油を使えばいいと思うけどなあ。

ずっと気になっていた,英数字の混在する縦組み中で,'90という略記の縦中横設定を自動化する方法は,正規表現を段落スタイル中に埋め込むことでできそうな気がする。ちょっと手を空けられないからすぐに試すのは難しいけど……来週末とか何とかやってみたい。学名中のvar. とかssp.とかからイタリックをはずす作業も,このやり方で対応できるだろう。うまくいけば,索引の書き出しがかなり便利になるはず。

ひさびさにCS2のデータをいじっているのだけど,索引の書き出しってこんなにまぬけだっただろうか? 変なオプションを触ってしまったかしら。

偏頭痛がとれて頭が軽くなったので,きょうはミニヴェロで出勤した。脚は回る。120は無理だけど,100くらいは取れたと思う。でもそしたら腰からフッキンからばりばり。感覚は忘れてなかったけど,筋肉がついてこなくなってた。目もダメ。20インチのミニヴェロでケイデンス100なんて,出たって25km/h弱がいいところだろうだけど,それを「速い」と感じた。ロードも頻繁に使ってた頃は,120まであげてものろくさいと思っていたのに。へたに脚が動く割に目がダメというのは,停まれない早さで走りかねないからまずい。本格的にリハビリせねば。
また八ヶ岳のぼりたいな-。

『ねこあきない』の4巻を自炊。カバーなんかのカラー部分の再現性はあまりよろしくない。 PPやモニタのせいもあるかもしれないけど,しっかり色の乗っている部分は濃いめに上がる。逆に,白地にパステルの色文字は薄く上がる。これは難しい。
A3サイズの補助シートを使った取り込みはいまいちうまくいかない。ガイドバーの部分なんかプログラム的にカットできるだろうに,ちゃんと検出できないのかな? 大きいサイズで取り込んで,Acrobat上でトリミングした。
いろいろ設定をいじってみればいいのだろうけどな。

本体はモノクロだけど,グラデーションや薄網野部分がきれいに出ない。格子状のモアレが出てしまう。でもって,この作家さんは薄アミをよく使っているので,どうも結果が気に入らない。……グレイスケールで撮ってみるか。ファイルサイズはでかくなるだろうけど。
これは,紙の問題もからんでいそうだ。今回撮ったのは,嵩高ではないのだろうけど,さほど目の詰んでいない,画用紙のような感じの紙。最初に実験した『ニッポニア・ニッポン』はちくま文庫で,塗工紙ではないにせよ,わりとつるっとした質感の紙。この本はスミと朱の2色刷りだったけど,どちらもよく出ていた。もっとも,杉浦日向子さんはあまり薄網は使わないかと思う。
あと『ねこあきない』の紙はとても切りにくかった。解体するのもうやだ。この手のものは断裁やさんに頼む方がよいだろう。『くるねこ』はもう読まなくなっちゃってるし,厚いから解体するのも面倒。おかあさまかかりつけのお医者さんの待合室に寄贈するか。

お部屋の家具の配置をちょっといじったら,おじょうさまがチェックにみえた。机(位置変わってない)の片開き戸を開けたり,たんすにのぼって新しくおいたスチールラックのにおいをかいだり。あと,天袋を開けろと要求なさり,L-B-Lの中継が始まる頃までこもっておられた。
テレビ見てたら,とん,と天袋から降りる音がして,あと階段をぽとぽと下りていらした。

ねこの音はかわいい。あんなにちっちゃいのにどうしてあんな足音が,と思うようなどたどた音も,ぷすぷすいう寝息もかわいい。
ねこ最高。

本日休業。

2011-04-22 05:02:18 | 泡沫
アタシはもうダメになるのかもしれない……。自転車に乗る気がしない……。

最近電車が混んでいます。こんなところでiPadひらいて本は読めない。iPod touchは画面がちいさすぎるし,readerのちいさいほう(文庫本サイズ)がいちばんよい。それに電子ペイパーを使っていて,目にもやさしそうだと思う。だけど,Mac OSに対応してないんだわこれが。自炊したPDFを取り込むことはできそうだけど,アップデートとかreader用の本屋から本を買うのがめんどくさい。それに,いまのところここのコンテンツは全く魅力がない。

アタシのお目当ては,じつはe-BOOKにはいっている平凡社の東洋文庫のシリーズなのです。このシリーズは品切れも多いし,上製本だから自炊するのもやっかい。こわしたくないような堅牢な装丁だし。その,『甲子夜話』とかそろえておきたいのだ。むろんPCではよめるのだが,『甲子夜話』は短編集みたいなもので,寝しなに一つ二つつまむとか,通勤電車の中で暇つぶしに読むとかにちょうどいい。デスクトップPCで読む気はしないけど,これを全巻ポケットに入れておかれるって,なんて魅力的なことか。紙の本をもってても,追加で買う。実際,使い勝手のいいリーダーもってないのに,買っちゃったりしてるし。

電子本やさんは,ハード側もソフト側も,活字中毒者を取り込む努力を,もうすこししてはどうか。そりゃ電子本は活字じゃないけど,字を読むのはいっしょだ。きのうネットのニュースで,アメリカで電子本が紙の本を逆転したというのが出ていたけど,コンテンツの数も質も,比較にならないくらいあるわけだから。
娯楽本は,ラノベやまんが,エッセイと称する作文とかだけじゃない。ある層にとっては,東洋文庫も和歌集もごりごりの専門書も,娯楽小説とかわらない。要は慣れの問題なんで,アタシはラヒリだのエーコだのの小説を読む方が,よっぽど疲れる。神経を使う。小説は手品っていうのはほんとで,手の動きの効果まで気をつけてみればおもしろさはひとしおなのだけど,そんなに観察するのは疲れるわけだ。観察自体に慣れることはできるけど,どこを観察するかはその都度かわって,慣れることはできない。

てなわけで,読み方の決まっているもののほうが,読むのは楽なのだ。色眼鏡で見ることってけっこう大事なんだよ。
だから,鎌倉遺文とか平安遺文,国歌大鑑みたいなコアなものを,本を読み慣れてる層向けにつくるってのは大いにありだ。アタシは中世の文書は読めないけど,読める人は狂ったように読みたいだろう。もとが高いんだから,数百円なんて値段じゃなくてまったくかまわない。数万円となると敷居が高いけどさ。いま戦国ブームだから,大名家の記録集みたいなのもけっこう売れるんじゃね? 活字本のあるものからやったらいいのに。
生物分野だったら,それこそ菊沢さんや日浦勇さんたちの本なんか,いまだって光を放つと思う。
講談社学術文庫とか文芸文庫の初期のものは,けっこう読めなくなってるし。いちじ吉田健一がブームとか言われていたことがあったけど,あれどうなったんだろう。あまり恩恵はなかった気がするんだけど。
青空文庫が絶大な支持を集めているのは,タダだってこともあるだろうけど,本マニアが選んだコンテンツだからだろう。宝の山だよ,あれ。マニアのことはマニアに聞くのだ。
「復刊コム」の,投票数がぎりぎり足りないようなものを選んでコンテンツにしていけば,かなり喜ばれると思うのだけどね。ていうか,やってくれたらアタシはうれしいよ。

iPod touchは選択肢にならないかと思ってiphoneさわらしてもらったけど,モニタがダメだな。目が疲れる。明るさの調整とかはできないらしい。

コンビニで売ってるスタバのインスタントコーヒーの,コロンビアというほうが苦くてちゃんと香りがあってうまいです。高いけど。

ここは検索キーワードというものが見られるのだけど……ホワイトビネガーで酢豚をつくるのはやめた方がいいと思いますよ……。ようするにアルコールから造ったお酢なので,アミノ酸とか糖とか,不純物がほとんどないから,ただすっぱいだけ。味に深みがないよー。おそうじに使うのにはいいんだけど。

週末は引きこもってシゴトをしたかったのだけど,髪を切りに行かなければ……。なんで髪なんて伸びるんだよう。どうもいすに座るのがいやでね。ああうっとうしい。

本日休業。

2011-04-21 06:15:32 | 泡沫
自転車サボってばっかり。疲れがとれないし,いまいち体力に自信が持てない。なんかふらふらする。職場の引き出しにプルーン常備して,日に3~5粒くらいはくってるから,鉄不足→貧血,はないと思うんだけどな-。
ロードなら多少風邪気味でも小貝川往復は楽勝なのだけど(そして風邪も治る),いまはエスケープ・ミニを5キロ転がして駐めてカイシャ行ってシゴトして夜中に乗って帰るのは辛い気がする。楽しくないからなんだろう。筋肉って痩せるときにも痛みが出るのかな。脚だけじゃなく上腕も痛くなってきたのだけど。
出勤前に吐き気とか頭痛とかが出るようになってるのが怖い。おべんと作ってる間は大丈夫なんだけど。まだ動けなくなるほどじゃないから,早く発散できるようにしないと。ロードだロード。

とはいえ荻の葉を常用すると他のバイクに乗れなくなりそうで怖い。ダフネもそりゃよいバイクだけど,とてもまっとうなので安心感がある。おてんばだけど,こっちの調子が悪いときは自重するし(荻の葉はしない。こっちの調子お構いなしにあおりやがる)。フロントリング交換,しっぽのないメカニックにお願いするつもりだったのだけど,なかなかお戻りにならない。ロードマンのレストアお願いしてるお店に持ち込んじゃおうかな。よそで作ったバイクのお世話をお願いするのは気が引ける……。

あじの干物を焼いたのに手をつけずにこたつで寝落ちしてしまった。最近こういうことが多いな……。で気がついたらおじょうさまがふんふん鼻を鳴らしておられた。ふだん干物なんか見向きもしないのに,こたつ板に手(前足な)をかけて,もう一方でちゃいちゃい引き寄せようとする。さすがに,人がいるときはこたつに乗ったりはしないようだ。
ねこに干物はいけないのでお皿を片付けたけど,お皿がなくなったあともしばらく前足を振り回していてかわいかった。見てる前で片付けたのに。少しばかなんじゃないのかこのねこ。においが残っているせいだろうか?
ねこの前足はかわいい。完璧な形をしていると思う。ていうか,ねこはどこをとっても完璧な形なのかもしれない。耳とか。

本日休業。

2011-04-19 00:45:39 | 泡沫
週末はおそうじ! お窓がようやくキレイになったのでうれしかった。絞ったぞうきんをもつ必要がなくなって,から拭きだけですむから時間も短縮。あ,でも換気扇洗うのは忘れたわ。

カバーのない,ふるい岩波文庫と新書を中心に自炊中。iPad2いつでるんだよう。端末どうしようねえ。カメラいらないよ-。
紙が焼けたものは,モノクロでスキャニングするのがよいようだ。焼けのひどいところはノイズを拾うけど。
少女の頃にココロときめかせて読んでいた本の用紙がだいぶ劣化していて,開くと背がばりっと割れたりするのを見るのは,胸に迫るものがある。しかし,自炊もできないくらい劣化する前に処理できたことを言祝ぐべきか。

奥付を見ていて,1980年代の後半に製本技術が少し変わっていたのだな,と思った。このころから,意外に劣化していなくて,解体を少しためらうものが出始めるのです。出てすぐ買ったワケじゃない本もあるので,保存状態の影響ではないと思う。のりの質が変わったのかな?
Acrobat9のOCR認識は,岩波の活字にはあまり効果はない模様。詩の本など,DB化しておくと楽そう(アタシはワンフレーズしか覚えられないのだ)なものにかけてみたけど,精度が低くてものの役に立たない。濁点を半濁点に認識するなんてのはかわいらしいほうで,ルビでもつこうものならもうぐじゃぐじゃ。
こういう自社用の活字を使ってる本の自炊用に,OCRのサブルーチンみたいなものをどこか作ってくれないかなー。まず行送りを読み取って親文字を認識,加えて行間のルビ文字を認識,みたいなやり方はできないだろうか。画質が悪ければ精度は落ちるとしても,それなりに売れるんじゃないかと思う。読み込み間もかかるだろうけどさ。

新書,文庫はだいたい様子がわかったので,あと四六とかA5のまんがとかやってみよう。『ねこあきない』はすきな作品だけど,2巻よりあとは質が落ちていると思う。紙の本でとっておくほどの執着はないから,その辺からかな-。まんがはだいぶ売り払ったけど,自炊しなかったことを後悔するものはとりあえずないかな。すきな作家の本はとってあるし。ひらのあゆさんは……『迷宮書架』だけでいいや。

グリビンの本とか,もうすっかり古くなった科学ネタの上製本をどうするかな-。もはやもっててもしょうがないようなものもあるのだけど,上製本って本の形であることがけっこううれしかったりするのよねえ。
科学ネタの本といえば,菊沢喜八郎さんの『植物の繁殖生態学』が行方不明よ? 絶対買ったはずなんだけどなー。ネイチャーライティングスなんて事を考えて,再読したくなったのでした。小説読みにとっては,マクロ系の生きものの科学本は小説以外のなにものでもないのです。読んでみそ? おもしろいから。手軽に読めるのは,日浦勇さんの『海を渡る蝶』かしら。たしか,どこぞが文庫にしているはず(しかし,なぜ『蝶の来た道』じゃないのだ? いささか見識を疑うものでありますよ?)。でまあ,菊沢さんの『北の国の雑木林』も,そういう本です。これが読めないのは,損失だと思う。
『フィンチの嘴』にあるように,生きものは短時間に変わるけれど,そうそうは変わらない。マクロ系の生きもの本は,あまり古くはならないのだと思う。

土・日2日は,ちょっと(2キロくらい)荻の葉をちょっと転がした。こんなの走ったうちに入らない。けど,腰が痛い。アウター使ったから? 自転車のせいじゃないような。にしても,やっぱりこのこは麻薬だ。ポジションも感触も。何でこんなにしっくり来るのだろう。あああ,てろてろと坂をのぼりたい! 乗鞍にエントリできるような体調じゃないけど,時間無制限でだーらだら長い坂を上りたいです。
栄村はどうなっているのだろう……。しんぱいです。

調子悪いです。頭痛がする。電車の中で脚が震えていた。血糖値があがんないような状態。貧血治ってないのかなあ。自転車に乗りたい気がしないのもそのせいか。季節はよし,乗れば気持ちいいんだけどねえ。ちゃんと血を回さないとダメなんだろうと思う。

どいくんが落車でけっこうなけがをしているらしい。フレシュ・ワロンヌ,DNSなのかな。けがに泣かされるお子だな。楽しみにしてたのに。ToTもだめなの?

宮澤くんの『自転車ゴハン』が届いた。油脂を控え,お野菜が多くて,おじょうさま家向きの料理本。レモンクリームソースのパスタなどというものは,いわゆるパスタ料理の本のレシピを見るとつくれたものではない。生クリームの量を見ただけで胸焼けがするのだが,このレシピならいけるかなと思う。……たべないだろうけど。
そのほかは,似たようなことをすでにやっていたっていうのが多い。おかあさまが脂肪カット生活をしなくちゃならなかったとき,いろいろ考えたから。意外に豆腐を使ってないのは,イタリア生活のためか。豆腐はよく水を切ってつぶして,何か香りものを添えて火を通して青臭さをとばしたら,クリーム的に使えるかもしれないけどな(やってみたことはない)。あとお魚が少ないのもイタリア由来かな。これは,扱いにくいからかもしれないけど。

調理のステップ数が少ないのは実用的。「疲れていてもつくれる」というコンセプトはいい。手順3行で終わりってのが,手抜き……じゃなくて日常料理の基本だ。あと手に入りにくい食材を使ってないのもいい。
ただ,プロセス写真はほとんどない。実用的な料理本的な作りではない。なので,あまり料理をしない人にどのくらい参考になるのかよくわからない。
あと,一人分のカロリー量が表示されていないのは,料理本として斬新。悪いといっているわけではないのですよ(どっちかというとプラス評価だ。トレーニング強度とか個体差とかでどのくらいたべるかに差があるわけだし)。しかし,いかにもエイ出版の本らしい配慮のなさだとは思う。

精進料理の本というのもいくつかもっているのだけど,油を多用しているのが気になる。たぶん,動物性の食品を使わなくて,脂肪分が大幅に不足するからだろう。ごまをいっぱい使うのも,くるみを重用するのも,香りがいいのと,油に富んでこくがでるからなのではないだろうか。油を味の一種として扱ってる感じがする。揚げものも,揚げてから煮るとか,揚げものとしてたべない調理法も多い。これは,「油をくってる」って意識が希薄になるだろう。フツーになまぐさをくう在家の者は気をつけて取り入れる必要がある。冬場はいいのだけどね。

おうちの滞在時間が増えているので,料理のする時間も長くなっていて楽しい。今日のおべんとのメインはいり鶏ですよ-。花粉症対策と称するレンコンを入れたけど,効くのかなこれ。

花粉症といえば,今ヨーグルトが手に入りにくくなっていて困っている。たべなくなったら,症状がひどくなってきた。あたたかくなって花粉量が増えたからかもしれないけど,震災前より明らかにひどい。あ,頭痛ってそのせい? このところ探し回って,とりあえず1週間分,2パックは確保できた。クリーミーな感じのヨーグルトは嫌いなので,酸味の強い銘柄を選んでいるのもいけないのだけど。最近,脂肪分をカットしたやつでさっぱりした感じのが見つかったので,両賭けできて少し楽になってきた。いったん出てしまった症状が治まるのには,少し時間がかかるのだろうな。



あたたかくなったせいか,おじょうさまが元気。ブラッシングで抜けた毛を丸めた自毛のボールを追い回して遊ぶ。夕方から寝てしまうのだけど,11時すぎくらいに起きてきてご飯を食べて,ひとしきり遊んで12時すぎにまた寝に行く。これは寒いときも暑いときも変わらないようだ。ねこの時間割があるのだな。寒いときは遊ぶというより,ケーブルテレビのセットトップボックスの上に座っているだけなのだが。
ねこは習慣の動物だと思う。

ねこはよいものだ。みてよしさわってよし。つるつるふわふわの毛皮の下に温かいおにくがあるのよー。

本日休業。

2011-04-14 23:44:36 | 泡沫
酔生夢死。ビール飲みすぎ~。月をつかまえに,川に落ちますかねえ。昇天できずにドザエモンになるだけだけど。

少し中断してしまっていた『歌が権力の象徴となるとき』を続けて読む。ちゃんと読めばおもしろい。小説を書くスキルがあればなーと思う。ファンタジィとか幻想小説とかはすきだったことがないので,そういう世界を描く技術についての感覚が全くないのだな。webの技術書についてのカンが働かないのと同じように,ファンタジィを記述するテクニックについてのカンも働かない。アタシが詩人ではない由縁だ。

ネイチャーライティングス,というカテゴリがあるけれども,自然科学的な目線とはすこしちがうような気がする。自然科学者の目線からのネイチャーライティングスは不可能だろうか。
ローレンツとか寺田寅彦とかが考えていたようなネイチャーライティングスは,自然科学者が自然科学のための記述テクニックをテクニックとして習熟してからつくられるのではないかという気がしている。
読者がいるかどうかは別として。
読者がいないなら,版元はやらない。しかしいまは,ほとんどコストをかけずに電子本は作れるのだよな。

アタシが知っているネイチャーライティングスといわれるものは,『森の生活』とかだ。あと『苦海浄土』とか。石牟礼道子さんは若い頃心酔した書き手ではあるのだけど,その作品が今考えるネイチャーライティングスにちかいかというと,必ずしもそうではない。「ネイチャーライティングス」というくくり方が間違っているのかもしれない。
さてどうするか。

丸谷才一が,小説の文章は手品みたいなもの,ということを書いていた。「みたいなもの」じゃない。あれは魔法だと思う。丸谷は小説家だから,自分が魔術師であることをかくしているのだろう。魔術師ではなくてニンゲンによるネイチャーライティングスはありでは中と思うのだけどね。

そーかー,一週間後のレースにどいくんがうつる可能性があるのね-。それまではなんとかがんばりましょう-。

CS5.5

2011-04-13 21:59:18 | たまにはしごとだって
案内が来た。

きのうePubって使えるのだろうかとか考えていたのだけど,インデの5.5はこの形式の書き出しが強化されている模様。5だといまいち,という話もあったよう(xmlとかかけないとだめっぽいとか)だけど,5.5はどうなのでしょうか。htmlのタグはなんとなくわかるのだけど,それ以上のことはわかんないから手を出しかねておりましたのです。ちゃんと勉強しとかないとダメかな-。この手のものは自分にあった本を見つける勘が働かなくて,どうも非効率的になってしまう。実は人見知りなので,人に聞くとかセミナーに行くとかの敷居がすごく高いのがまずいんだよな-。
文庫とか新書サイズのものならともかく,図表の多いA5判以上の本ってどういう端末つかって読むことになるんだろう。そういうものだったら,リフローって必ずしもいらないんじゃないだろうか。ハードのほうの事情がよくわからん。

アタシは,一目で目に入ってくる文字の数がけっこう大事なんじゃないかと思う。実は,大活字本って目が疲れてしまってダメなのですよ。目の動きと入ってくる情報量のバランスに適正値があるという感じ。電子版だと,その感覚がちょっと変わるんじゃないかと思う。
あと明るさかな-。iPadの画面は輝度が高すぎてアタシは少し辛いけど,ダイジョブだっていうひとも多いし,pdfリーダーとしてならkindleが目にやさしいという話も聞く。
……自分で買うのはkindleがいいのかなあ。モノクロだけど。あと日本語対応はどうなのだろうか。

電子図書用に書き出したpdfを電子本屋さんに見てもらったらなかなかよろしいということでひと安心です。いろいろおまけをつけたりしていない,インデのデータから書き出したものだったけど,索引と目次のリンクは好評だった。
目次で何ができるかはもうちょっと考えないとダメだけど,索引のほうは構造化とか相互参照とかいろいろやれることはある。少し考えてみる。

タグ打ちずみの責了データを全部つなげたブックを作って,トータルの索引を作ることはできるのだろうか。くっつけるドキュメントのスタイルが統一されてないとダメかな? レイアウトの自由度を下げない範囲で,まったく独立に作った別々の単行本の相互参照とか書けたらおもしろいと思う。セクションを使って,本のまとまりごとにノンブルを1からふり直すことはできると思う。というか,ブックの自動番号設定をはずしてやればいけそうな気がする。
図鑑類とか,ゆるいまとまりのある専門書とか,やってみたらけっこうおもしろいものができるのではないだろうか。
テストするにも時間がいるのが難だけどな。

この間停滞していた文字ものを動かし始めている。やっぱりこういう仕事すきだ。しかしいつまで続けられることやら。総務畑に片足突っ込んでるし。


本日休業。

2011-04-13 01:22:06 | 泡沫
なんか疲れてしまってダメダメ。偏頭痛がとれないしだるいし寒いし。貧血気味なんだろうなあ。
自転車復活して,一時お酒をのまなくてもよくなっていたのに,またのむようになってしまっている。これも筋肉落とすもとだし,花粉症悪化の原因なのかもな。
いろいろと判断ができない。無気力生活から脱せてない。だるいからお医者に行きたい気もするけど,へたに受診したら鬱診断されちゃうような気がする。年齢的なこともあるし。こういうのは,定期的にカラダを動かしてりゃたぶん軽減していく。やっぱりニンゲンって動物,ウゴクモノ,カラダ使ってエサとって生きる生物なんだろう。筋肉つけねばな。花粉おさまるまでロングライドはきついが。

ここのところ,毎日ぐらぐらよく揺れる(アタシは関東モン)。なんか千葉県沖震源ってのが増えているような。
余震の頻度が落ちてきて,すこし油断していた。土曜日は来客で出勤したのだけど,スカートに革靴を履いて,かばんもバックパックではなくてショルダーバッグだった。きのうも,バックパックは使ったけど,足元は長距離歩くのにはあまり適さない形のフラット靴。そしたら,あの揺れ。まだ気を抜いてはいけません。
Park & Rideの自転車通勤とはいえ,予備の乾電池とライト(マグライトの小さいの)はかばんに入っている。
そういえば一時懐中電灯が買えないっていう話があったけど,自転車用のLEDライトが品薄になってるっていう話は聞かなかった。どうしてもなければ自転車売り場をのぞくといいかも。おかあさまにも,使ってない前照灯をハンドライトとしてお渡しした。ちいさい割に明るい(輝度が高いだけだけど)。
ニンゲンはともかく,おじょうさまをどうするかな-。まだねこキャリー買ってないよ。

このところAmazonさんにおかねを吸い上げられまくっている。スキャナとか本をまとめ買いとか。
これで撮ったpdfをacrobatのOCRにかけてやると,けっこうな精度でテキスト検索ができるようになる。本を吸い込んでる暇はあまりないのだけど,日曜日にがんばって,いただいた別刷りをどんどんpdf化した。
で,端末どうしよう。iPad2っていつ出るんだろう。現行版はアタシにはちょっと重いのですよ。
ほんとをいえば,iPadはでかすぎる。といって,iPod touchとかではちいさすぎる。文庫本を読むのにはよいけど,四六とかA5サイズの本を読むのはきつい。別刷りはレターサイズが中心だし。こういうものは図表があるから,ePubの形式でも,ちいさい端末では読みにくいと思う。帯に短したすきに長し。でもってベースがMacなのもきついですわ。いまさらwin機に乗り換えるのもめんどくさいし。

Amazonさんのおすすめはマヌケで,字の本だとおすすめくださるのの8割くらいはもっているのだけど,たまにあたるものがある。今回そういうヒットが多くて,そっからたぐって関連本を立て続けに買ってしまいました。
おすすめは,情報の抽出に出版年も使うようにして,新しいものから勧めるとかしてくれると楽になるのにな。

宮澤の本は週末に届くようだ。週末は自転車ゴハンだ。

本日休業。

2011-04-06 22:22:08 | 泡沫
ふるいCDのデータを開く必要があり,昔の「ラップトップ」機をすててなかったはず,と思ったらわりとかんたんに見つかった。でも電源ケーブルが見つからない。なぜいっしょに箱に入れておかないんだ……。だらしがないのがこういうところに出る。しかたないので,職場に同型のケーブルがあったと思って背負っていった。なので自転車お休み。結局,職場のケーブルも部品が不足していて使えなかった。重かったのに。
いろいろやってデータはコピーできたのだけど,いまのPCに持ち込んだらへんなファイルに化けてしまって開けない。同時期に作った別のディスクのは大丈夫なんだけどな-。何がちがうんだろう……。

自転車屋さんにレストアのようすを問い合わせたら,結局ハブは使えなくて別注になっているとのこと。震災の影響でいろいろたいへんだろうに申し訳ない。
なかなかあったかくなんないし,荻の葉で通うか。
たまに乗ると,大きい輪っかを回すのがうれしく感じる。

バックパック買い換えたいけど,今使ってるのと同等に使えそうなのが見つからない。

本日操業。

2011-04-05 23:31:37 | 泡沫
現金なもので,あったかくなってきたからミニヴェロも辛くない。
今週は夜桜ウィークだな。

有斐閣という版元さんが「法学教室」という雑誌を出している。
えらい学者さんの随筆みたいなのが載っていて,そこに「何か理解したと思ったら,その分野には関心のない恋人に理解できるように説明してみろ」みたいなことを書いてる人がいた。なぜ「恋人」なのかというと,恋人なら,自分に興味はなくてもあなたの話をまじめに聞いてくれるだろう,そういう人に理解させることができないなら,ちゃんと理解できていないのだ,ということだった。ちょうど同じ頃に読んでいた『猫のゆりかご』に似たような(こっちは3歳児だけど)ことが書いてあって,おかしかったので覚えている。

ちょっと前の話だけど,気象学会が原発の放射性物質の拡散予測を公開するな,と会員に要請した,という記事を見かけた。科学者のやることかよそれが,とすごくがっかりして,上の話を思い出したのでした。

アタシは自然科学者を尊敬しています。敬愛しているといってもいい。机上の空論をもてあそぶのではなく,どこかで必ず,ごまかしのきかない自然現象と切り結ぶ人々。だからすごく悲しかったよ。
情報を公開することでパニックを引き起こすというのなら,そしてそれが意図とちがうというのなら,情報の出し方が悪い。わかってもらえてないんだ。

放射線被曝についてリスクって,報道ではほとんど見かけてない。何が起こるか分からなくて,ただ「カラダニワルイモノ」がばんばん垂れ流されていて,ここのお水で出た,ここのお野菜がこうだった,だから赤ちゃんにお水をあげたらダメ,お野菜は出荷停止,なんて言っている。まるで即効性の毒物みたい。
たぶん,アタシたちは影響が「ある」か「ない」かしか聞こうとしていない。それは,最悪を避けようとするからなんだろう。「なし」なら最悪は絶対に避けられるってことはわかりやすい。ただ,「ある」はそうじゃなくて,「最悪」かもしれないし,「けっこう困るレベルで悪い」かもしれないし,「悪いんだけどほとんどわかんない」ですむかもしれない,って幅があって,しかもそれぞれが同じ可能性で起こるわけではない,というのは伝わりにくい。報道する人,説明する人は,まずこのへんを理解してほしい。
そのうえで,予測される危険の範囲とそれを避ける方法を考えて,どうするか判断するための材料を示してほしい。自分の健康や生命に関わることなんだから,「恋人の話」どころじゃないくらい,耳を傾けられると思うのだけど。

「ただちに影響はない」って,「将来的には不具合がおこる(たとえばガンとか白血病とかを発症する)可能性が上がる可能性がある」って感じなのかな。いまは影響ないけど,将来起こりえる可能性は0じゃないというような。でもこれって,ふつうに生きていても同じでしょ。ただ,これまでの環境でふつうに生きてた状態より,その可能性が上がることが問題なのでしょ。

なのに,じゃあどのくらい上がるのかみたいな話は全然ない。どういうメカニズムで上がるのかについての説明もない。要は,突然変異誘発物質にふれるっていうことなんでしょ? で,触れたからといって必ず変異は起こるわけなくて,でも起こる確率は線量に応じて上昇する,っていう理解でいいのよね。だったら,ほかの変異源との比較で話はできると思うんだけど。同じくらい確率を上げるものを示して,これと同じくらいやばいですって。そういえば,自然線量がどのくらいかっていうのも,あんまり見なくなったねえ。もっとも,ナマの数字を示されても,なんかよくわかんない。単位もわかりやすいとはいえないし。
メカニズムについては進化系の研究者呼んできて分子時計の話してもらったらどうだろう。自然被爆ってどういうものかの説明にもなりそうだし。
お医者さんには日常的な例ではなしてもらったらわかりやすい。いまはガンは早期に発見できれば治る病気だっていう話も聞く。検診の大切さを説く健康情報はあふれているのに,それに関連づける説明すらない。

データに基づいて,起こりうることを予測して,起きてしまったときに対処する方策を提案するのも,科学者の仕事だと思う。
なのに,そういう情報は一切なくして「ほーらこういうふうにここまで拡がるんだよ-」って言われたら,触ったら死ぬ毒物を恐れるようなことになるのは当然でしょう。何のための予測なのかを考えればわかりそうなものだけど。予測のための予測,じゃないのでしょ?
放射線のリスクを説明するのは気象学会の役割ではない? じゃ,説明できる人といっしょにやればいいだけのこと。
情報を隠すのは疑心暗鬼をあおるだけ。後出しでわかってることを全部出しても,「まだ何かかくしてるんじゃない?」っていわれ続けるよ。狼少年になりたいのかな。

本をつくれないかしらと思ったけど,これは今すぐやんなきゃならない。原稿作って校正して,なんてのんきなことやってられる話じゃない。できるだけ敷居が低い方がいい。テレビでもラジオでも,専門の人を集めていいコーディネイターといっしょにはなしを聞くような企画をしたらどうなんだろう。科学番組作りのノウハウをうまく生かせるのではないかと思う。バラエティとかも。

気象学会の対応も悲しいけど,文系のアタシとしては,1000年とかそれ以上続いてきた地域の歴史がぶっつりと絶たれてしまった,っていうことも,すごくすごく悲しい。たぶん,だんだんにその痛みが強くなるような気がしている。

QX6.5→8

2011-04-05 15:11:30 | たまにはしごとだって
自分でオペレーションをしていないので症状ははっきりしないのだけど,ちょっと挙動不審。
同じ階層にあるフォルダの読み込みを間違えるのじゃないか,という気がする。

4→6.1→6.5と遍歴を重ねてきたデータを8で開いたら,配置した画像の一部が別のものに置き換わってしまった。どうも,別のフォルダ内の同じ名前の画像を貼っているようだ。じゃあそのドキュメント内のすべてがそうなるかというと,そうでもない。どうもよくわからない。
あと,たぶんフォントの問題なのだけど,イラレのフォント検索→置換を使ってCIDをOTFに置き換えた画像の貼り込み位置がビミョウにずれる。

作業環境なんて変わらなければ変わらない方がいい。
DTP業界の人には,重版とか改訂版とかいうものが理解できていないのかもしれないと思ったりする。
インデって使い勝手はいいしこっちがほしいと思う機能があるし好きなソフトだけど,バージョン間の互換性の悪さには泣かされるな。