朝,路面にまだ雪が残っていた。深夜からかなり強い雨になったけど,それでも残っていたのだから,実はかなり積もっていたのではないだろうか。21時すぎに飲み物を買いに出たら,路面が白くなっていて,踏むと厚みが感じられた。その後0時すこし前まで職場にしまわれていたので外の状況はわからなかったのだけど,帰宅時は強い雨脚の中でまだシャーベットの雪がかなり残っていた。よく降るね,ことしは。
カルロス・サストレってどっかで見たような顔だなあとずっと思っていたけど,泡坂妻夫さんに似ているんだ……。20代のはじめ,アタシのスターだったひと。
直木賞以降の作品はすきではなくなって,小説への興味はすっかり失ってしまったけど,奇術の本は書き続けていたのだろうか。もしそれがあるなら,読みたいと思う。あのセコくてぶっとんだ発想や,黄昏のさびしさを背負ったような世界観は,いまもすきだ。
職場のそばのスーパーで,栄太楼(飴やさん)ののど飴を見つけた。ここの飴やさんは,梅ぼ志飴という有平糖が有名だと思う。こはく色と赤色の,三角のやつね。のど飴も有平糖と書いてあるので買ってみたら,きつくない薄荷とはちみつのやさしい味の飴だった。この時期,アタシは花粉症から来る咳がつらいのだけど,甘いのにすっきりしてうれしかった。
袋の裏側をよく見てみたら,50年ぶりの新製品だそうだ。50年間新製品出さずにやっていける食品会社というのは,すごい話であります。ちなみに梅ぼ志飴は,1857年発売でありますよ。
刺激はないけどおいしい飴。そうか,ごく普通の飴ってこういうものなのか,と思った。アタシはかたい飴が好きでいろいろ買うけど,香料とクエン酸でできたドロップなんかは,要は刺激をくっていただけなのだ。ぜんぜん,レベルが違う。お砂糖っておいしいんだなあ……。ハマってしまった。
数式の組版が悩ましい。大量の数式をMathMagicで組む余裕(時間的にも経済的にも)がないので,数式入りの原稿(word)のフォーマットに合わせてインデの環境設定をしておいて,wordファイルを画像書きだし(結局pdfになったが)して,フォトショで数式部分を切りだして画像として貼る,という便法を考え出した。組版やさんと打ち合わせをしていけるよね,という結論になったので発注をかけたのだけど,ぜんぜんダメ。現場のオペレータに指示が通っていないようだ。wordのテキストそのまま貼ってきているから,数式が全部文字化けしていて校正にならない。あげくに文字指定(イタリック,ボールド,ゴシック)すっとばしているし,フォーマット設定して渡したドキュメントを使ってないらしくて添え字の位置やサイズが画像と異なってしまっているし,画像の文字サイズも間違っているし。
話にならないから指定通りに組み直して持ってこい,ってつっかえしたゲラもほとんど直ってない! 最初から内製すればよかった。著者には迷惑かけるし。
著者がつくってくれる数式がきれいな場合には,このやり方でコストダウンできるから,単価も上げないですむ。それがうまくいかないなら,今後,この手の仕事はここには頼めないと思う。
結局,学部以上のレベルの専門書は内製するしかないのだろう。できる組版やさんの単価は高い(数式1本の単価が1ページの組版単価より高い。でもキレイ)が,製品の単価を上げるのもムリ。
グラフのトレースにしても,「デザイン」の仕事が主な人がやるものだから,軸の目盛りの間隔が等間隔でなかったり(対数軸とかではないのだが)とか,ちょっとアレなことが増えてきている。昔の常識が通じない。
たぶん,そういう仕事の数が減っているので,教育の機会も減っているということなのだろう。
なんかこんなのみつけた。
在来植物に対するテストはしているみたいだけど,ムシの進化速度を甘く見ないほうが……。