自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

本日休業。

2011-04-14 23:44:36 | 泡沫
酔生夢死。ビール飲みすぎ~。月をつかまえに,川に落ちますかねえ。昇天できずにドザエモンになるだけだけど。

少し中断してしまっていた『歌が権力の象徴となるとき』を続けて読む。ちゃんと読めばおもしろい。小説を書くスキルがあればなーと思う。ファンタジィとか幻想小説とかはすきだったことがないので,そういう世界を描く技術についての感覚が全くないのだな。webの技術書についてのカンが働かないのと同じように,ファンタジィを記述するテクニックについてのカンも働かない。アタシが詩人ではない由縁だ。

ネイチャーライティングス,というカテゴリがあるけれども,自然科学的な目線とはすこしちがうような気がする。自然科学者の目線からのネイチャーライティングスは不可能だろうか。
ローレンツとか寺田寅彦とかが考えていたようなネイチャーライティングスは,自然科学者が自然科学のための記述テクニックをテクニックとして習熟してからつくられるのではないかという気がしている。
読者がいるかどうかは別として。
読者がいないなら,版元はやらない。しかしいまは,ほとんどコストをかけずに電子本は作れるのだよな。

アタシが知っているネイチャーライティングスといわれるものは,『森の生活』とかだ。あと『苦海浄土』とか。石牟礼道子さんは若い頃心酔した書き手ではあるのだけど,その作品が今考えるネイチャーライティングスにちかいかというと,必ずしもそうではない。「ネイチャーライティングス」というくくり方が間違っているのかもしれない。
さてどうするか。

丸谷才一が,小説の文章は手品みたいなもの,ということを書いていた。「みたいなもの」じゃない。あれは魔法だと思う。丸谷は小説家だから,自分が魔術師であることをかくしているのだろう。魔術師ではなくてニンゲンによるネイチャーライティングスはありでは中と思うのだけどね。

そーかー,一週間後のレースにどいくんがうつる可能性があるのね-。それまではなんとかがんばりましょう-。

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