Quark6の索引機能はだめみたいだ

こんどはQuark6.5の索引機能と格闘中。

一見したところ，こいつはかなりバカ。
基本的にはドキュメント単位でページ番号を抽出するツールと踏んだ方がよいようだ。ドキュメントごとに書きだしてテキスト抽出して，excelにでも貼り込んでソートするというわけ。

なぜかというと，ドキュメント間の相互参照の指定が出来ない構造だから。ブック全体の索引書き出しは出来るのだが，ブックに登録されたドキュメント間での項目の相互参照，ネスティングなんかはできないみたい（インデはブック全体を対象にした索引指定ができるし，空項目を作れるから，本文中にでてこない単語を親項目にして，その下に関連項目を並べることも可能だ）。

Quarkの索引機能って，索引を作ったことがないひとがデザインしたんじゃないかという気がする。少なくともこの機能では，日本の学術書で標準的な索引をつくることは，ある程度以上のあつみのある本では現実的ではない。ヘルプ見ると，「索引は専門家や編集者が作る」って書いてあるから，このソフトは組版の専門家だけに特化したものと考えるべきなのかもしれない。

とはいえ。
いま引っかかっているのは，それ以前の問題。
１このドキュメントで索引を指定して，１回閉じてまた開くと，指定した索引がみんななくなっている！　セーブ忘れたのかと思って，何回かやり直しちゃったよ。
ねんのため，wordのテキストをただたんに流し込んて，全部同じフォントに変更した，軽い軽いドキュメントをつくって，同じ作業をしてみました。
同じことが起きました。

仕方ないのでユーザサポートに電話しましたさ（無償電話サポートは１回しか受け付けてくれないんだそうだ）。そしたら，すぐには答えてくれない……。

数式とかの文字や段落のスタイルつくっちゃったのってけっこうムダだったかも。
使い物にならないもんねえ，これじゃあ。

ちなみに，妾とこの環境はIMac G5＋OS10.4にOTFと通常の欧文フォント。アプリは6.1を6.5にアップデートして使っておりますですよ。
何がいけないのかなあ……。
そんなに壮大な要求をしているとは思えんのだが。
スタイルシートだのフォントセットだのをつくり放題につくったのがいけないの？　メモリ不足とか？（1gbのRAM積んでるんで，それはないと思うけど……）

パレットの操作性はそんなに悪くないので，階層をとわずわーっと指定してしまって，そのあとぺこぺこと編集するという使い方が現実的かもしれない。ブック全体を対象にして書きだしたあとこの作業ができる，という可能性はあるが，とりあえずドキュメントを閉じると指定した項目が飛んじゃうので，まだ試せていない。
今日は徒労の一日でした。