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椋神社秋の例大祭 伝統行事「龍勢祭り」(埼玉県秩父市)

2017-10-09 15:18:07 | お祭り
10月8日(日)、日本武尊の創建と伝えられる椋神社(埼玉県秩父市下吉田)の秋の例大祭に付祭りとして「龍勢」が奉納されます。

「龍勢」は、1997年に埼玉県の無形民俗文化財に指定され、最近は超平和バスターズのアニメ「あの花」ファンの願いを込めた龍勢も打ち上げられます。龍勢の起源は地元に幾つかの説があるようですが、秋の実りを喜び、龍に託して天の神に豊作の感謝を伝えてもらおうと奉納されるようです。
また、龍勢は「農民ロケット」とも呼ばれ、昔は吉田地区の各耕地で作られてそれぞれに流派があり、現在の流派に引き継がれているようです。

昨年は午前中雨に降られましたが、今年は青空(午後から曇り)に恵まれ素晴らしい祭り日和となりました。
打上は、一番が朝8時40分開始、途中1時間程例大祭の祭典が行われますが、16時45分迄15分おきに30本の龍勢が打上げられ奉納されます。

私は、第5番目9時40分の打上から13時30分の17番目迄お祭りを楽しみました。
超平和バスターズが奉納する龍名「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」は城峰瑞雲流が製造し見事な奉納となりました。

打上場所は、椋神社の北方にある芦田山の南斜面に作られた高さ20mの櫓に立てられ点火されます。
観客席から見る芦田山の南斜面。

また、観客席近くに口上櫓が建てられ、一本一本の龍勢毎に独特の節回しで打上げる龍勢の特徴、製造流派、奉納の趣旨などが読み上げられます。
この口上が、祭りの楽しさや愉快さを作り出す大きな要素となっています。

龍勢の発射。




背負物が開き始めます。






見事、大成功。














でも、櫓から発射せず破裂する事も。


椋神社は、明治17年にこの地方で蜂起した「秩父事件」のゆかりの地でもあります。










歴史にも触れ、農民ロケット「龍勢」も楽しみ、満足する秋の一日となりました。

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